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専門家がアメックスゴールドを徹底解説(2023年版)!そのメリットやデメリットを始め、使い勝手やサービスをわかりやすく解説します。

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アメックスゴールドの券面画像

最高峰のゴールドカードとして人気のアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(通称:アメックスゴールド)。

このゴールドカードにはどのような利用メリットやデメリットがあるのか、今回はその点をわかりやすく解説してみたいと思います。

いつかはアメックスゴールドを持ちたい!そう思ってる方は是非、参考にしてみてくださいね。アメックスゴールドの価値がわかります。

アメックスゴールドの基礎知識:

早速、アメックスゴールドの基礎知識から解説していきます。

最高峰のゴールドカード:

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード最大の特徴といえばそのステータス性の高さ。

日本国内にはJCBゴールドや三井住友カード ゴールドなどの他のゴールドカードが多数存在しますが、その中でもアメックスゴールドのステータス性はズバ抜けて高いものがあると言えます。

  • 他のゴールドカード:ステータスは高いが普通
  • アメックスゴールド:ステータスが非常に高い

たぶん日本一といっても過言ではありません。

バブル世代からすると別格のステータス性:

実際、40代、50代、60代といったバブル当時を知っている世代からすると、アメックスゴールドに対する印象は別格みたいですね。

アメックスゴールドを持てる人は超がつくほどのお金持ち…といったイメージが強く残っている方も多いのではないでしょうか?

  • 他のゴールドカード:普通の社会人でも持てる
  • アメックスゴールド:お金持ちではないと持てない

これぞまさに最高峰のゴールドカードであると言えます。

周りからの印象が良いカード:

また、アメックスゴールドを保有すれば男性&女性を問わず、相手に良い印象を与えられる副産物も。

恋人との食事の際はもちろん、部下に食事をおごる時にもアメックスゴールドを使うだけで一目を置かれるようになるので、そういったステータス性を周りにアピールしたい方にもおすすめとなります。

保有にかかる費用一覧:

では、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードを保有するためには、どのようなお金がかかるのでしょうか?わかりやすくまとめてみました。

手数料費用 費用 解説
入会金 無料 入会に必要な費用は不要。
発行費 無料 カード発行にお金はかかりません。
事務手続き 不要 事務手続きなどの手数料も不要です。
年会費 31,900円(税込) 1年間、保有するためには31,900円(税込)の費用が必要です。
解約手数料 不要 カード解約にお金はかかりません。

ご覧のようにアメックスゴールドを保有するためには31,900円(税込)もの年会費負担が必要です。

これはごくごく一般的なゴールドカードの年会費が1万円前後であることを考えると、負担額は実に3倍程度。

  • 一般的なゴールドカード:年会費は1万円前後
  • アメックスゴールド:年会費は約3万円

この金額負担だけで『うーん、私にはちょっとアメックスゴールドは持てないかも?』と尻込みしてしまう方も多いと思います。

月額負担で考えるとそこまで高くない:

ただこの年会費も考え方次第。なぜなら年額を12ヶ月で割り算してみると1ヶ月に必要になるお金は税込でも2,600円程度なためです。

  • 1ヶ月の負担額:約2,600円(税込)

これを高いと考えるか安いと考えるかは…まぁみなさん次第ですが、このくらいの月額負担であれば払えないこともと思えた方もきっと多いはず。

また、後述するようにアメックスゴールドには豊富なサービスや優待が備わっているので、年会費が高くなるか安くなるかはそれらの特典をどれだけ使うか次第ですね。

うまく使えばこの程度の年会費負担は安く感じられることでしょう。

一括払いを使えば金利もかからない:

あと、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードで一括払いを利用する限り、金利手数料等がかかることはありません(下記図を参照)。

1回払いを使う限りは手数料はかからない

1回払いを使う限りは手数料はかからない

つまり金利等の手数料を払いたくない方なら、常に一括払いを利用することで手数料発生を0円にすることが可能。

これなら100万円使っても、1,000万円使っても大丈夫です。

一括払い
締め日までのカードご利用代金を、所定のお支払い日に一括でお支払いいただくお支払い方法です。手数料はかかりません。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードでは、2回払いは利用不可&ボーナス払いや分割払いを使うためには別途審査が必要になります。

アメックスゴールドの審査基準:

そんな最高峰のゴールドカードとして名高いアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、どのような年収や年代の方であれば作れるのかというと、実は2023年現在だと基準が大幅に引き下げられてきています。

たとえばバブル当時は年収1,500万円以上で持ち家を保有しているエリート外資系サラリーマンじゃないとアメックスゴールドは作れない…なんて時代もありましたが、現在ではごくごく一般的な正社員の方であれば作成に問題なし。

  • バブル当時:エリートサラリーマンのみが作れたカード
  • 現在:ごくごく平均的な正社員でも作れるカード

勤務先は外資系じゃなくても大丈夫ですし、さらにいうなら名の知れた大企業ではなく町工場や小規模小売店などの中小企業だって大丈夫です。

年収も300万円あれば充分かも:

気になる年収も300万円あれば入手できる可能性大。

年収300万円ということは、手取りの月収にして20万円以上ある方ならアメックスゴールドを作れる資格があることを意味するので、このゴールドカードが欲しい方は臆せず挑戦してみてください。

  • 年収300万円:作れる可能性あり
  • 年収400万円:作れる可能性が高い
  • 年収500万円以上:審査上での不安なし

たぶん、驚くほどすんなりと作れてしまうものと思います。

年齢は20歳以上なら問題なし:

同様に年齢についても審査基準は緩和されていて、現在だと20歳以上の成人であれば作れる可能性大。

  • 20歳未満:作れません
  • 20歳以上:作れる可能性

つまり20歳以上で正社員として働いている方なら、審査上での心配をせずに申し込みをしてしまってOKです。

そのくらい現時点での審査基準はバブル当時と比べて変化しています。

職業別の審査難易度まとめ:

参考までにアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの審査難易度を、職業別にまとめてみました。

あくまで当サイト『クレジットカードの読みもの』による予測となりますが、自分に審査が通るのかどうか心配な方は参考にしてみてください。

対象 審査 対象 審査
会社経営者 大企業経営者 公務員 国家公務員
大企業役員 地方公務員
中小企業経営者 団体職員
中小企業役員 士業
正社員 上場企業勤務 個人事業主 医療関係
大企業勤務 不動産収入
中堅企業勤務 店舗経営
小規模企業勤務 自由業
非正規雇用 契約社員 学生 大学院生 ×
期間工 大学生 ×
派遣社員 専門学校生 ×
アルバイト 短大生 ×
パート 高校生 ×
家内労働者 中学生以下 ×
年金受給者 無職 資産あり
専業主婦(主夫) 資産なし ×
生活保護 × 家事手伝い ×

他、アメックスゴールドの審査に関しては下記記事にて徹底解説中。

これ以上の審査情報はそちらを参考にしてもらえればなと思います(個人事業主や年金生活者でも作れるかどうかを解説)。

news.cardmics.com

安心の盗難補償付き:

アメックスゴールドの基礎知識、最後は盗難&紛失時の補償について。

下記引用部分のように、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードでは原則、不正利用された時の損害を補償してくれる制度が整っているため、仮に落としてしまったり盗まれてしまったとしても安心です(引用はこちら)。

不正使用による損害を補償

(中略)不正使用と判明したカード取引については、原則として損害が補償されます。カード会員様に重大な過失があると判断された場合を除き、ご利用金額を負担いただくことはありません。

世界中どこからでも、安心してカードをご利用ください。

ネット通販等の情報漏えいも問題なし:

加えてアメックスゴールドにはオンライン・プロテクションといって、Amazonや楽天市場といったネット通販サイト利用時にカード情報が悪用されたり、情報漏えい等で不正利用されてしまった場合の補償も存在。

インターネットでのお買物も安心

オンライン・ショッピングで「カード番号を入力するのは少し不安」という方も、アメリカン・エキスプレスのカードなら心配はご無用です。

万一、第三者によるインターネット上での不正使用と判明したカード取引については、原則としてご利用金額を負担いただくことはありません。安心してオンライン・ショッピングをお楽しみいただけます。

これならアメリカン・エキスプレス・カードを誰かに不正利用されてしまったとしても安心なので、不正利用を心配することなく通販サイトが利用できるメリットがありますよ(まとめると下記図のようになる)。

アメックスゴールドには不正利用に対する補償が備わっている

アメックスゴールドには不正利用に対する補償が備わっている
アメックスは強気に交渉してくれる:

ついでにいうと、アメリカン・エキスプレス・カードは他のクレジットカード会社よりも、不正利用に対して強気に交渉してくれるカード会社だといわれています。

要するに他社だと『この不正利用分はカード保有者にも落ち度があるんだから、自己負担してよ?』とされてしまう利用についても、アメックスならカード保有者を守ってくれる傾向にあるってこと。

まぁこれはあくまでそういう傾向がある…ってだけの話となりますが、こういったカード保有者の保護に積極的なところが、アメックスがステータスカードたる所以(ゆえん)なのかもしれません。

クレジットカード利用で不安になりたくない。そんな方に向いていると言えそうです。

節約に繋がるアメリカン・エキスプレス・コネクト:

アメリカン・エキスプレス・カードを保有していると地味に役立つのが、アメリカン・エキスプレス・コネクトという優待サービスが使えること。

こちらのサイトを利用すると海外ホテル等の予約ができるExpedia(エクスペディア)が最大8%引きで利用できたり、セブン-イレブンやローソンといったコンビニで20%分のキャッシュバックを受けられたりと節約効果は抜群なので、アメックスゴールドを保有できたら是非、活用してみてください。

新型コロナによる緊急事態宣言下ではスーパーマーケットや家電量販店で20%還元されるなど、魅力的な特典が数多くありました。

アメックスゴールドのメリット:

キューブ型のアメックスロゴと現金の画像

続いてアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードを保有するとどのようなメリットがあるのかについてもまとめていきます。

ステータス性が高いのが最大の特徴:

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード最大の保有メリットは、やはりそのステータス性の高さ。

持っているだけで周りに自慢できるそのステータス性に価値を感じるのであれば、それだけで持つ価値のあるゴールドカードであると言えます。

ゴールドカードは自分の魅力を高める:

実際、国際ブランドのVisaが飲食店で実施したゴールドカードに関する調査では、部下が上司の支払い手段をチラリと確認(詳しくは下記記事を参照)。

その際に楽天カード等の年会費無料クレジットカードを使うのか、それともアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードでカッコよく支払いをするのかでは与える印象が大違いなので、部下から信頼してもらえる上司になりたいと思うのであればステータス性の高いゴールドカードは必要不可欠かもしれません。

たとえるならアメックスゴールドを作ることはビシッと決まったスーツを一着、新調するみたいなものとなります(清潔で格好いいスーツを来ていると信頼性がアップするのと同じ)。

空港ラウンジが無料で使える:

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの魅力はハイステータスだけではありません。

アメックスは旅行関連のサービスや優待に強いクレジットカードなため、仕事の出張で飛行機を使う機会が多い方や、海外出張によく出かける方にとっても使えるクレジットカードだと言えます。

空港ラウンジが同伴者まで無料:

代表的なトラベルサービスが、国内主要空港で使えるカードラウンジが無料になる点(カードラウンジの解説はこちら)。

これだけだとほとんどのゴールドカードに備わっているサービスになるんですが、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの場合にはカード保有者本人だけでなく、同伴者1名まで無料利用になることに強みがあります。

  • 他のカード:カード保有者のみが無料
  • アメックスゴールド:同伴者1名も無料

ご同伴の1名様もご一緒に<空港ラウンジ>

お手持ちのアメリカン・エキスプレスのカードと、ご利用当日の搭乗券をご呈示いただくと、国内28空港・海外2空港の空港ラウンジを、カード会員様ご本人はもちろんご同伴の方1名様も無料でご利用いただけます。

そのため、たとえば恋人と2人で旅行に出かける時や、部下同伴の出張の際などにスッとゴールドカードを出し、『よかったら空港ラウンジ、寄ってく?』と提案すればあなたの評価がグンと高まる可能性大。

旅慣れしている格好いい印象をもたせることが出来るでしょう。

海外の空港ラウンジも年2回無料:

アメックスゴールドで使えるラウンジは国内だけではありません。

海外の主要国際空港内にある空港ラウンジも、プライオリティパスというサービスを経由させることで年2回まで無料利用可能(プライオリティパスの解説はこちら)。

空港VIPラウンジ年会費が無料<プライオリティ・パス>

国内外1,000ヶ所以上の空港VIPラウンジをご利用いただける「プライオリティ・パス・メンバーシップ」に、基本カード会員様と家族カード会員様は年会費無料(通常99米ドル)でご登録いただけます。

さらに、1回32米ドルの利用料が年間2回まで無料になります。

残念ながら年2回という限度はありますが、そう頻繁に海外旅行や出張に行かない方ならこれでも充分なのではないでしょうか?

  • 国内の国際空港:アメックスゴールド提示でラウンジ利用
  • 海外の国際空港:プライオリティパス提示でラウンジ利用(年2回まで)

国内空港ではプライオリティパスを使わず、アメックスゴールド提示でカードラウンジを活用すればOKです。

海外旅行時の手荷物配送が無料:

アメックスゴールドの保有メリット、3つ目は海外旅行&出張時の手荷物配送が無料でできる点。

ざっくりいうと自宅から空港、そして帰国時に空港から自宅宛に手荷物を1個、無料で配送してくれるサービスなので、重たいスーツケースを持って空港に向かいたくない…という方などには使えるものになると思います。

  • 自宅から空港に荷物を送る:無料
  • 空港から自宅に荷物を送る:無料

スーツケース1個を無料で配送<手荷物無料宅配サービス>

海外旅行の際、ご出発・ご帰国時(自宅ー空港間)に、カード会員1名様につきスーツケース1個を無料で配送いたします。

※羽田空港(国際線利用のみ)、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港

混雑する時間帯に空港に向かう場合などに:

それでは、どういった場合に手荷物無料宅配サービスを使うと効果的なのかというと、車で空港に向かうのではなく、電車やバス等で空港に向かう予定の方。

  • 車で移動:荷物が重くてもストレスは少ない
  • バスで移動:バス停まで歩くのが大変など
  • 電車で移動:混雑時には大きなストレスになる

とりわけ朝の混雑時間帯や帰宅ラッシュの時間帯に空港に向かわざるを得ない場合には、大きな手荷物が1つあるのとないのとでは移動時のストレスが段違いなので、手荷物無料宅配サービスを使って荷物を空港まで送りつけてしまうに限ります。

また、帰国した直後に重たい荷物を持って移動したくない方にもこのサービスは最適。重たい荷物はそのまま宅配業者に丸投げして、後日、自宅宛に届けてもらいましょう。

1枚目の家族カードが無料:

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの保有メリット、4つ目は家族カードが年会費無料で利用できる点(1枚目のみ年会費無料、2枚目からは有料)。

前述の通り、このゴールドカードの年会費は約3万円と高額ですが、既婚者の方であれば妻や夫に家族カードを発行することで、下記図の通り、実質年会費を半分として考えることも可能となります。

家族カードを発行すれば年会費を実質半分にできる

家族カードを発行すれば年会費を実質半分にできる
家族カードでも空港ラウンジが使える:

更に家族カードを作るメリットはこれだけではありません。

たとえばすでに子供が1~2人いる妻子持ちの方が家族3~4人で旅行をする場合、アメックスゴールド1枚では家族のうち2人だけしか空港ラウンジが使えないんですよね(同伴者は1名だけ無料)。

しかし、妻や夫などの配偶者に家族カードを発行すれば、それぞれのアメックスゴールドで空港ラウンジに入場が可能に。

  • 本カードのみ:同伴者1名まで利用可(最大2名無料)
  • 本カード+家族カード:同伴者2名まで利用可(最大4名利用)

結果、夫+子供、妻+子供で合計4名まで空港ラウンジが無料利用できるようになるので、子供がいる方は家族カードを発行しておくとなにかとメリットが大きいと言えます。

海外旅行保険にも加入できる:

もうひとつ、家族カードを配偶者に発行しておくと、海外で万が一の事故や病気になってしまった場合にも安心。

ツアー代金等の支払いをしないといけないなどの条件付きではありますが、家族カード保有者に対する海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険の補償内容が強化されるのでおすすめですよ。

家族がいるならとにかく1枚は家族カード発行です(家族カードの活用方法は下記記事も参考に)。

news.cardmics.com

高級レストランが最大半額になる:

アメックスゴールドのメリット、5つ目は高級レストランや料亭が最大半額で堪能できる「ゴールド・ダイニング by 招待日和」が使える点。

このサービスを利用すれば下記のように2名分のコース料金のうち1名分が無料になるために、お酒等を一切飲まなければ…という前提は必要になりますが、コース料理を実質半額で楽しむことができるようになります(お酒等の割引はないので、お酒を飲んだ場合には追加料金が必要になる)。

ゴールド・ダイニング by 招待日和

国内外約250店舗の厳選されたレストランのコース料理が、2名様以上のご予約で1名様分無料に。

誕生日や結婚記念日など、特別な日のご利用に最適なサービスです。

掲載店は高級なレストランばかり:

しかも「ゴールド・ダイニング by 招待日和」に掲載されているお店は、フレンチレストラン、料亭、高級寿司店などコース料金だけで1人あたり1万円以上するお店ばかり。

つまり月1回以上は高級レストランで食事をしている方だと、このサービスを介してレストランを利用するだけで年間12万円以上の節約に。

お店によっては3万円のコースが1人分無料になる…なんてこともあるので、使い方次第だと20万円分、30万円分もの節約につなげることもできますよ。

  • 1万5,000円コースを2人で利用:1万5,000円の割引
  • 3万円コースを2人で利用:3万円の割引

こうなるとアメックスゴールドの年会費なんて、気にならなくなるくらいの安さです。

家族カードは戸籍上の家族以外にも発行できる:

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードで発行可能な家族カードは、戸籍上の配偶者や両親、子供といった家族以外にも発行可能。

それゆえ、結婚して名字を変えたくない事実婚をしている方や、日本ではまだ難しい同性婚でも家族カードが発行ができるのは大きな魅力ですね(詳しくは下記記事を参照)。

他にもこれから結婚を予定している婚約者に対して、『俺の家族になってよ!』とアメックスの家族カードとともにプロポーズをする…なんていうのもオシャレかも。

婚約指輪とともにどうぞ。

アメックスゴールドのデメリット:

草木に埋もれる立入禁止の標識

一通りアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの保有メリットを解説したところで、今度はその反対であるデメリットもまとめていこうと思います。

申込前にデメリットもしっかり把握しておきたい方はどうぞ。

ちゃんと使わないと年会費が高い:

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード最大のデメリットは、言うまでもありませんが年会費が高めなこと。

まぁフィットネスクラブや他の習い事よりかは安い負担ではありますが、クレジットカードはただ保有していても年会費がかかるので、あまり使う予定が無いのならアメックスゴールドを作るのはあまりおすすめしません。

  • 使う予定あり:作ってもOK
  • 使う予定があまりない:作ると損かも

それにただゴールドカードが欲しいだけなら年会費の安いゴールドカードを作ったほうが圧倒的にお得(三井住友カード ゴールド(NL)など)。

そっちを作るほうがコスパが高いことでしょう。

活用すれば年会費はむしろ安め:

反面、海外旅行に年1回以上は行く予定がある方や、国内を飛行機で移動することが多いビジネスパーソンの方にはアメックスゴールドはかなりおすすめ。

これらに加え、1回の食事で1万円以上するような高級レストランを利用する機会が多いグルメな方であれば、もはや持たない理由はないクレジットカードになると思われます。

きっと利用の仕方次第では、年会費負担なんて安く思えてしまうはずですよ(他のゴールドカードを比較したい方は下記記事を参照)。

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お金に詳しい男性には評価が低いことも:

アメックスゴールドの2つ目のデメリットは、お金に詳しい方による評価があまり高くない点。

これはもう単純な話ですね。

この記事で解説させていただいたように、今やアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは正社員の方であれば比較的にカンタンに作れるゴールドカード。

そのため、見る人が見るとそこまでステータス性が高いクレジットカードとして扱われない可能性があるんです。

  • 一部の詳しい人:アメックスゴールドへの評価が低め
  • 大多数の一般人:アメックスゴールドへの評価が高い

水戸黄門の印籠のような使い方はできません。

評価が低いのは一部の情報通くらい:

ただそんな風にアメックスゴールドを見るのは一部のクレジットカードマニアや情報通くらい。

その他の90%はアメックスゴールドに対して高いステータス性を感じてくれるはずなので、それほど神経質に気にする内容でもありません。

また、アメックスゴールドよりも階級ランクが上のカードにアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードがありますが、こちらは一般的な知名度が低すぎるゆえか、世間一般にはあまり評価されないことも多い印象あり。

  • ゴールド:カードマニアの評価は低いが大衆受けが良い
  • プラチナ:カードマニアの評価は高いが大衆受けが悪い

むしろ年会費が安いアメックスゴールドのほうが大衆受けが良い場合すらあるので、自分のステータス性をアピールしたい方はゴールドカードでも十分かもしれません(優待やサービスを使いたいならプラチナカードのほうがおすすめ)。

頻繁に海外に行くなら物足りない:

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのデメリット3つ目は、海外旅行や出張に頻繁に行く方にとってはやや物足りないサービス内容になってしまっている点です。

たとえばアメックスゴールド保有者であれば使えるプライオリティパスも年2回までという制限付きですし、家族以外の恋人と海外旅行に行く場合には有料ではないと使えないなどの弊害があります。

だったらもっと年会費の高い、他のプラチナカードのほうが頻繁に日本と海外を行き来している方には良いかも(詳しくは下記記事を参照)。

前述のようにアメックスゴールドではやや不十分なのです。

アメックスプラチナを狙うのも手:

尚、アメックスゴールドの上位カードであるアメックスプラチナでは、プライオリティパスに利用制限は一切なし。

それに加えて同伴者1名まで無料利用できるので、海外での滞在が長い方にとってはこちらのプラチナカード保有を検討いただければな…と思います。

家族カード活用で、家族4人で海外ラウンジを利用…なんてこともできますよ。

比較項目 アメックスゴールド アメックスプラチナ
プライオリティパス 年2回まで無料利用可 回数制限なしに利用可
同伴者 プライオリティパスで使える空港ラウンジの場合、同伴者は有料 プライオリティパスで使えるラウンジの場合でも同伴者1名まで無料

プライオリティパスの活用方法は下記記事を参考にどうぞ。

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ポイント制度は使い方次第:

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのデメリット、最後はポイント制度が飛行機のマイルを貯めているマイラー寄りになっている点。

要するに航空会社のマイルに交換する分にはお得になんですが、それ以外のTポイントや楽天ポイントに交換したり、商品券やギフト券の類と交換すると交換効率があまりお得ではありません。

  • マイルへのポイント交換:お得
  • マイル以外へのポイント交換:還元率0.5%が基本

ゆえに『ポイントを貯めるために私はクレジットカードを作りたいんだ!』って方には不向きなゴールドカードであると言えますね(下記のように楽天ポイントやTポイントへの交換効率は悪い)。

楽天ポイントやTポイントへの交換効率は悪い

楽天ポイントやTポイントへの交換効率は悪い
ポイント還元率は普通だけど損じゃない:

とはいえ、それじゃアメックスゴールドがまったく損なクレジットカードかといえばそんなことはありません。

仮にアメックスのポイントを航空マイルと交換しなくても、100円あたり1円分の価値になるような使い方もやろうと思えば実現可能。

幸い、ポイントで交換可能なアイテムや商品券は多数取り揃えられているので、ポイント還元率はそれほど大きなデメリットにはなりえないように思いますよ(それでもポイント重視な方は下記記事を参照)。

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ネット通販等ではやや使いにくいことも:

一般的なクレジットカードのカード番号はどれも16桁。

それゆえに多くの通販サイトやネット申込フォームには4桁のマスが4つ用意され、合計16個の数字を入力するようにできていることが多いのですが、アメリカン・エキスプレス・カードの番号は15桁。よく説明を読まないと入力しにくいことも多いですね。

  • 一般的なクレカ:16桁
  • アメックス:15桁

しかしながら最近ではネット業界も進化をし、カード入力時にアメリカン・エキスプレス・カードだとわかると15桁の入力フォームを用意してくれることも。

こんな感じでカード番号入力時に困るケースは減少傾向にあるので、それほど心配しなくても良いデメリットなのかもしれません。

その他の情報まとめ:

書棚に並ぶ本の画像

アメックスゴールドに関連するその他の情報もまとめておきます。

詳しいところまで細部を知りたい方はご覧ください。

入手時の利用限度額について:

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの利用限度額は総じて低め。

下手すると初期与信(クレジットカードを最初に作る際の審査のこと)の結果、利用限度額が20万とか30万円に設定されてしまうことも多いので、高い限度額目当てでアメックスゴールドを作るのは正直、おすすめしません。

同様に社会的地位が高かったり、信用力が高い方でも最初は70~100万円程度しか貰えないと思っておいたほうが良いでしょう。

利用限度額が高いイメージがあるんだけど?

こう書くと、『えっ?アメックスって高い買い物をするのにも使えるって友達も言ってたし、利用限度額は高めなイメージがあるんだけど?』と思われるかもしれませんが、これはアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードを作成し、利用を継続していったあとの話。

要するに普段からアメックスゴールドを買い物や支払いで使っていくと年々、使える金額が増えていき、その結果として高い買い物も自由にできるような限度額が貰えるというだけです。

  • アメックスを作ったばかりの時:利用限度額はかなり低め
  • アメックスを使い続けた結果:利用限度額はかなり高くなる

実際、継続的にアメックスを利用している方の場合には、限度額にして200万、300万といった金額に変化。うまく使いこなせば500万円以上の利用限度枠を貰えることも珍しくありません。

限度額以上に支払いで使うことも:

そんな初期の利用限度額が低めなアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードですが、アメリカン・エキスプレスでは事前にデポジット金(預入金)を入れることで利用限度額以上に支払いで使うことは可能。

この場合は100万だろうが1,000万だろうが、1億円であってもアメックスゴールドを支払いで使えるので、お金に余裕があるけど利用限度額が低くて困っている…という方などには効果的な支払い方法になるのかもしれません。

デポジットを預けることで限度額以上の支払いに使えるアメックス

デポジットを預けることで限度額以上の支払いに使えるアメックス

もちろんクレジットカード払いした分はしっかりポイントも貯まるため、高額支払いや商品仕入れ等でクレジットカード払いを使う機会がある方は是非、活用してもらえればなと思います。

スーパーホワイトの方などは10万円覚悟も:

あと、過去に債務整理をしたことがある方とか、他のクレジットカード会社の利用歴が悪い方、他社でリボ払いやキャッシングを使いまくってる方の場合には、仮にアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの審査に通った場合でも利用限度額10万円に設定される場合も。

まぁさすがにここまで低いケースは稀みたいですが、クレジットヒストリー(クレジットカードの利用履歴)を作る目的でアメックスゴールドを作る予定である方であれば、この程度の限度額を最初から覚悟しておいたほうがいいかもしれませんね。

高望みは禁物です。

ホテルでのアップグレードについて:

アメックスゴールドに関する逸話のひとつに、『アメックスゴールドをホテルの支払いにつかうと、部屋をアップグレードしてくれる』というものがあります。

これ、理屈としてはアメックスのゴールドカードを持っているような利用者はお金持ちに違いないので、今後のリピーターになってもらうためにも良い部屋を提供するんじゃないか…というもの。

確かにお金持ちの利用満足度を高めればホテルのリピーターになってもらえる可能性は充分にあるので、一理ありそうな話ですよね。

率直、あまり関係性は無さそう:

しかし正直なところ、ホテル代の支払いで使うクレジットカードがどんなカードなのかは、あまり関係がないのかもしれません。

実際、私はいろいろなホテルでアメックスゴールドよりも格付けの高いブラックカードやプラチナカードを利用していますが、そういったカードを提示してもアップグレードしてくれない場合もありますし、逆に楽天カードで払っているにもかかわらずアップグレードしてくれる場合すら存在。

ブラックカードとはゴールドカードよりも上の最高峰カード

ブラックカードとはゴールドカードよりも上の最高峰カード

つまり年会費の高いカードで支払っているからアップグレードしてくれる確率が高い…といった感じは受けないんですよね。

要はたまたまゴールドカードを提示した時に部屋のアップグレードしてもらった方が、それを都合よく脳内変換して『アメックスのゴールドカードを出したから、アップグレードしてくれた』となり、先程の逸話に繋がったのではないか…。

  • 正解?:たまたまアップグレードしてくれただけ
  • 間違い?:ゴールドカードだからアップグレードをしてくれた

そう私は予測します。

アメックス優待のあるホテルは別:

尚、アメックスゴールド保有者はアメリカン・エキスプレス・トラベル・オンラインというアメックス独自の予約サイトを利用可能。

カード会員様専用旅行予約サイト【アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン】

国内外のホテル、国内・海外航空券、レンタカーのオンライン予約が可能なカード会員様専用旅行予約サイト。

アメリカン・エキスプレスが持つグローバルネットワークならではの充実した商品で、幅広い選択肢から自由に旅のアレンジができます。

こちらに特別なオファーが登録されているホテルや旅館では優待が受けらるので、アメックスゴールドを保有したらチェックしてみると良いでしょう。

  • 間違い:アメックスゴールド提示でどこでもアップグレード
  • 正解:アメックス対象の優待があるホテルでアップグレード

使い方次第で年会費以上のお得さを感じられるものと思います。

よくある質問とその答え:

よくある質問とその答えの画像

ここで『まだまだアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードに関する不明点があるんだけど?』という方向けに、Q&A形式でよくある質問とその答えを作っておきます。

使い勝手や海外利用などに関する疑問はこちらで解消ください。

Q.審査基準はどうして緩和されたの?

『アメックスゴールドといえば年収1,000万円以上の富裕層向けゴールドカードだったのに、なぜ最近では普通の社会人なら作れるようになっちゃったの?』と疑問をお持ちの方も多いかもしれませんが、これは単純に、アメックスゴールドよりも上のランクのクレジットカードができただけの話。

現在では最高峰のクレジットカードと言われているアメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードが、バブル当時に憧れたアメックスゴールドの役目を果たしているので、『男ならいつかはアメックス!』と思っていた方はセンチュリオンカード保有を目指してみてください。

  • 過去:アメックスゴールドが最高峰だった
  • 現在:センチュリオンカードが最高峰になった

ただその入手難易度はバブル当時のアメックスゴールドとは比にならないくらい難しい&年会費も40万円近くと高額なので、生半可な小金持ちが狙っても入手は無理ですよ。

年収は最低でも3,000万円くらいは必要となります。

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Q.日本国内で使えるお店は多いの?

『アメックスを作りたいなと思ってるんだけど、そもそも支払いに使えるお店やレストランって多いの?』

そんな風にアメックスの使い勝手を心配される方は多いですが、現在では過去と比べてもだいぶ使いやすいクレジットカードに変化。

日本国内のクレジットカードが使えるお店でいえば、その90%くらいで使えると思って間違いないのではないでしょうか?

JCBと提携して使えるお店が増えた:

ではなぜアメリカン・エキスプレス・カードが使えるお店が一気に増えたのかというと、これは国内ブランドJCBとアメリカン・エキスプレス社が提携をし、JCBが使えるお店でもアメックスが使えるようになったため。

これによってアメックスが使えないお店は劇的に減少したので、『どうせ使えるお店が少ないんじゃないの?』と心配している方も安心して申し込みいただければと思います。

詳しくは下記記事を参考にどうぞ。

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Q.海外でアメックスって使えるの?

日本国内では使いやすくなったアメリカン・エキスプレス・カードですが、海外では使いやすくなっているかというと、こちらは渡航先の国や地域次第。

アメックス発祥の地であるアメリカ合衆国やカナダといった地域では利用しやすいものの、他のアジア&アフリカ各国だと使いにくい国があるのも事実なので、海外旅行や出張に行く際にはアメリカン・エキスプレス・カードだけでなく、Visaブランドのクレジットカードとともに渡航するのがおすすめかもしれません。

  • おすすめしない:アメックス1枚持って海外へ
  • おすすめ:アメックスに加え、Visaカードを持って海外へ

これなら仮にアメックスが使えない場合でも安心ですよ(おすすめのVisaカードは下記記事を参考に)。

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Q.セゾンのアメックスとはどう違う?

『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードといえば、セゾンカードでも同様のカードを発行しているんだけど中身はどう違うの?』と疑問に思われてる方もいるかもですが、これは下記図のように発行会社の違いによるもの。

アメックスは自社発行と提携会社発行の種類がある

アメックスは自社発行と提携会社発行の種類がある

あくまでセゾンカードが発行しているゴールドカードは、アメリカン・エキスプレスとセゾンカードが提携して発行している「提携アメックス」と呼ばれる種類のクレジットカードなので、純粋にはアメックスゴールドではありません。

バブル当時のあの、ステータス性の高さを手に入れたいなら本家アメックス一択です。

セゾンゴールドアメックスにも魅力あり:

ただそれじゃセゾン発行のアメックスゴールドにはなんの魅力もないのか…といえばそんなこともなし。

比較項目 本家アメックス セゾン・アメックス
正式名 アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費 3万1,900円(税込) 1万1,000円(税込)
主な特徴 本家ならではの重厚感があるが、年会費が高め。この先、プラチナカードやブラックカードに切り替えたいなら。 本家よりも年会費が格段に安い。この先、プラチナカードやブラックカードに切り替える予定がないならこちらでも十分。
独自サービス 国内主要空港のラウンジが同伴者も無料で利用できる、家族カード1枚年会費無料、JAL以外へのマイル交換に強いなど コナミスポーツの法人会員になれる、JALマイルが貯まりやすい、海外でポイント2倍、西友などのスーパーで割引など
お得さ 年会費は高いが家族がいる方なら年会費の元は取りやすい。手厚い保険や手厚い旅行サービスを使いたいなら本家がおすすめ。 年会費が安い分だけ、本家アメックスにあるような手厚いサービスはない。しかし、セゾンならではの割引が豊富にある。
家族カード 1枚目は年会費無料。2枚目以降は有料。 1枚目から有料だが、年会費が税込1,100円のみ。
公式サイト 公式サイト 公式サイト

むしろコストパフォーマンスだけを考えるのであれば、セゾン発行のアメックスゴールドのほうが年会費が安い分だけお得といえるので、『別に本家発行のアメックスゴールドじゃなくてもいいや』と思う方はそちらを検討いただければなと思います。

  • 本家アメックス:高いステータス性と手厚い旅行サービスが魅力
  • セゾン提携:年会費が安い割にサービスが豊富

本家アメックスほどではありませんが、高いステータス性を周りにアピール出来るはずですよ。

Q.アメックスグリーンとはどっちが良い?

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(通称:アメックスゴールド)と、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード(通称:アメックスグリーン)では、どちらのクレジットカードを持つべきなのか?

これはもうみなさんの考え方次第。

私は男性なので持つならアメックスグリーンよりもアメックスゴールドのほうが見栄えが良いですし、サービス面でも充実しているなぁと思いますが、20代の男性や女性の方だと『ギラギラとしたゴールドカードはちょっと持ちにくい…』と思うところもあるはずなので、最終的にはみなさん自身で決めるしかないのかなと思います。

家族持ちや海外に行く方なら:

但し、海外旅行や出張に行く機会がある方や、すでに結婚をして家庭を持っている方であればアメックスゴールド一択。

アメックスグリーンは海外で空港ラウンジが有料でしか使えないなどのデメリットがあるので、多少年会費が高くてもアメックスゴールドを作ったほうが良いでしょう。

家族カードが無料発行できる点も大きな強みですよ。

海外でアメックスを使うメリットは別にあり:

海外でクレジットカードを利用すると、利用したお店の名前が英語で利用明細書に掲載されてしまうのですが、アメリカン・エキスプレス・カードの場合には英語での店名に加え、その業種についても印字されるメリットがあり。

  • 他のカード:海外の店名のみ
  • アメックス:店名+業種名

この何がメリットなのかというと、仕事で海外に行った場合などでも経費の詳細がわかりやすい点。

『ああ、ここはレストランだったな』と後日、明細書をチェックするだけで経費区分がわかるので、アメックスがあれば会社への経費申請がラクになりますよ(詳しくはこちらの記事を参照)。

アメックスゴールドの詳細データ表:

アメックスゴールドの券面画像

アメックスゴールドの券面画像

年会費や申込資格などの詳細データを表まとめました。他クレジットカードとの比較に活用ください。

基本情報:

年会費 1年目 税込31,900円
2年目以降 税込31,900円
-
国際ブランド Amex
申込資格 カード発行に際しては、アメリカン・エキスプレス所定の審査があります。ご希望に添えない場合もありますので、あらかじめご了承ください。
発行期間 申込後1~3週間程度
支払い方法 1回払い
2回払い -
分割払い
リボ払い -
ボーナス一括払い
リボ払いはペイフレックスを申込後に利用可能(支払い後にリボ払いへの切り替えが必要)
キャッシング機能 キャッシング可能
締め日&振替日 利用代金明細書に記載あり
追加発行できるカード ETCカード、家族カード
ETCカード 1年目 年会費無料
2年目以降 年会費無料
新規発行時に発行手数料として税込935円税込が必要
家族カード 1年目 年会費無料
2年目以降 年会費無料
家族カード発行は1枚まで年会費無料、2枚目以降は年会費有料となる
スマホ決済 Apple Pay 対応可
Google Pay -
タッチ決済 タッチ決済対応(American Express Contactless)

発行会社:

発行会社 アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド(American Express International, Inc.)
発行会社住所 東京都港区虎ノ門4-1-1
設立年月日 1954年11月

ポイント詳細:

ポイント名称 メンバーシップ・リワード
基本付与率 100円利用ごとに1ポイント
ポイント還元率 マイル以外 0.3~1.0%
マイル交換 1ポイント=最大1マイル
有効期限 最長3年だがポイント交換すると無期限となる
ポイントモール ボーナスポイント・パートナーズ
ポイントの特徴 有料のメンバーシップ・リワード・プラスに加入をするとポイント還元率が上昇。ポイントはマイルに交換するか、年会費に充当するのが効率的となる。
獲得ポイント例 年5万利用 150~500円相当
年10万利用 300~1,000円相当
年30万利用 900~3,000円相当
年50万利用 1,500~5,000円相当
年100万利用 3,000~1万円相当
年300万利用 9,000~3万円相当
年500万利用 1万5,000~5万円相当

付帯保険:

盗難補償 カードの紛失、盗難またはカード情報の漏えい等などについて本条第1項の届出がなされた場合においては、その届出を当社が受け取った日から遡って60日目以降に生じたカードの不正使用については、基本カード会員は、支払責任を負わず、既に支払った不正使用によるカード利用代金等相当額は当社が補てんするものとします(例外事項は規約参照)。
海外旅行傷害保険 死亡・後遺障害 最高1億円
傷害・疾病治療 300万円限度
賠償責任 4,000万円限度
携行品損害 1回の旅行につき50万円限度
救援者費用 400万円限度
付帯条件 旅行代金の支払いが付帯条件
家族カードで旅行代金の支払いをすれば家族カード保有者にも傷害死亡・後遺障害保険金最高5,000万円の海外旅行傷害保険が付帯。
国内旅行傷害保険 死亡・後遺障害 最高5,000万円
付帯条件 旅行代金の支払いが付帯条件
家族カードで旅行代金の支払いをすれば家族カード保有者にも最高5,000万円の国内旅行傷害保険が付帯。
ショッピング保険 年間500万円
航空機遅延保険 乗継遅延/出航遅延/欠航/搭乗不能費用として最高2万円、受託手荷物紛失費用で最高4万円
その他の付帯保険 リターン・プロテクション、キャンセル・プロテクション、スマートフォン・プロテクションなど多彩に存在

優待&サービス:

旅行系サービス 国内空港ラウンジ 同伴者1名を含め利用可能
海外空港ラウンジ 年間2回まで無料で使えるプライオリティパスを利用可能
手荷物配送

海外旅行の際、ご出発・ご帰国時(自宅ー空港間)に、カード会員1名様につきスーツケース1個を無料配送。

対象空港:
羽田空港(第3ターミナル)、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港

アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン経由でホテル宿泊やパッケージツアーの予約が可能
グルメサービス

ゴールド・ダイニングby招待日和
国内外約200店舗のレストランにて、所定のコースメニューを2名以上で予約すると1名分のコース料理代が無料になる。

その他サービス ザ・ホテル・コレクション・国内クーポン
2年目以降もカードを継続利用すると、ゴールドカード会員向け旅行予約サイト「ザ・ホテル・コレクション」で使える国内対象ホテル15,000円クーポンがもらえる(2泊以上で利用可能)。

当記事内に記載した情報はできるかぎり最新のものになるよう確認していますが、クレジットカード発行会社による制度改定等によって変更となっている場合があります。あらかじめご了承ください。

さぁアメックスゴールドを作ろう:

高級感あふれるアメックスのロゴマーク画像

ここまでアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードについて詳しく解説をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

このようにアメックスゴールドは使い方次第で年会費以上に価値ある1枚になるゴールドカード。その高いステータス性を味わうことができれば年会費くらい安く感じられるものと思います。

入会キャンペーンも要注目:

あと、アメックスゴールドでは現在、入会キャンペーンを実施中(詳細は下記公式サイトにて)。

これらの特典を得ることが出来れば年会費負担を安くすることも可能なため、是非、上手にキャンペーンを活用してみてください。非常にお得です。

以上、専門家がアメックスゴールドを徹底解説(2023年版)!そのメリットやデメリットを始め、使い勝手やサービスをわかりやすく解説します…という話題でした。

参考リンク:

アメックスゴールドのほかにも、ステータス性が高いクレジットカードをもっと知りたい方は下記記事も参考に。

ダイナースクラブカード以外にも、最近ではラグジュアリーカードというクレジットカードも存在します。

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