『せっかくクレジットカードを申し込むなら、入会特典としてポイントやギフト券が欲しい!』という方のために、今回は現時点でおすすめの、クレジットカードの入会キャンペーン情報をまとめてみました。
これらのクレジットカードは申込するだけで大量のお小遣いを獲得できるものばかりなので、少しでも家計の足しが欲しいという方はこの機会に是非、入会申込を検討してみてください。
うまく活用すれば、それだけで1万円以上の収入となりますよ。
- 今、狙い目の入会キャンペーン:
- 入会特典に関する基礎知識まとめ:
- カード解約をしたい場合の注意点:
- 入会キャンペーンが活況な理由まとめ:
- 入会キャンペーンに関するQ&A:
- 入会特典付きのクレジットカードを作ろう:
今、狙い目の入会キャンペーン:
早速、お得で利用しやすい入会キャンペーン情報を紹介していきます。
楽天カード:
今、一番おすすめなクレジットカードの入会キャンペーンといえば、テレビCMでもご存知の楽天カードのキャンペーンです。
こちらは入会金+年会費無料のクレジットカードにも関わらず、作成後に利用するだけで5,000円以上の楽天ポイントが貰えるという太っ腹ぶり。
非常に敷居の低いキャンペーンとなっているため、まだ貰っていない…という方は早めに申込をしてください。
非常にお得です(入会ポイントを確実に貰う方法はこちらを参照)。
夫婦&家族で申込すればもっとお得:
尚、楽天カードは自分1人で申し込むと5,000円分の獲得のみ…となりますが、夫婦や両親とともに申込をすれば1万ポイント、1万5,000ポイントと獲得数を増やすことが可能。
そのため、配偶者や家族がまだ楽天カードを持っていない…という場合は、一緒に申込をすると更に効率よくポイントを貰うことができますよ(但し、くれぐれも家族の同意を得た上で申込を!)。
- 自分1人で申込:5,000ポイント
- 夫婦2人で申込:1万ポイント
あわせてご検討ください。
ライフカード:
楽天カードと比べるとやや入手のハードルはあがりますが、ライフカードも入会特典がお得なクレジットカードの筆頭格。
こちらはなんと、入手後3ヶ月以内に10万円を利用すると7,000円分のポイントが貰えるキャンペーンとなっているため、ある程度、クレジットカードの利用額を増やすことが出来る方ならライフカードの入会特典のほうがお得です。
項目 | 貰えるポイント |
---|---|
入会特典 | 1,000円相当のポイント |
入会後5万円利用 | 3,000円相当のポイント |
入会後10万円利用 | 3,000円相当のポイント |
合計 | 最大7,000ポイント |
他にも家族や友人にライフカードをすすめると追加ポイントの獲得が可能なので、合算すると1万円分のポイントが貰える計算になりますね(家族もライフカードを保有すると誕生月ポイント3倍を活用しやすくなる)。
すでに楽天カードの入会キャンペーンは取得済みな方などにおすすめです。
オリコカード ザポイント:
オリコカードが発行しているオリコカード・ザ・ポイントというクレジットカードでは、現在、入会+登録+利用などで最大8,000円分のポイントが貰えるキャンペーンを実施中。
残念ながらすべての特典をもらうことは難しいかも…ですが、工夫次第で5,000円分程度のポイントなら貰えるはずなので、是非、上手に入会キャンペーンを攻略してもらえればな…と思います。
尚、オリコカード・ザ・ポイントも楽天カード同様に年会費無料+発行費無料で作れるクレジットカード。
当然、ポイント獲得目当ての申込だって、なんの問題はありません。
VIASOカード:
三菱UFJニコスが発行しているVIASOカードは、年会費無料で作成できるカードにも関わらず魅力的な入会キャンペーンを実施しているカード。
今なら最大10,000円分のキャッシュバックに相当するポイント獲得が可能なので、無料で大量のキャッシュバックが欲しい方にとっては狙い目な1枚になるのではないでしょうか。
また、ふなっしー柄、マイメロディ柄など、選べるカードデザイン数が多いのもVIASOカードの魅力。
大手カード会社発行のクレジットカードが欲しい方はどうぞ。
いきなり入会プレゼントをやめたヤフーカード:
Yahoo! JAPANの子会社が発行していた『Yahoo! JAPANカード』では、過去、入会+利用で8,000円分のポイントがもらえる入会プレゼントが実施されていたのですが、この特典が2019年に急遽終了。
こういった動きを見ると、現時点で継続的にキャンペーンを繰り返している楽天カードの入会特典もいつ終了してしまうかわからないので、まだ貰ったことがない…という方は早めに申し込んでおくのが吉ですよ。
- 間違い:入会キャンペーンは継続的に続く
- 正解:入会特典が急遽廃止されることも
いつ終わるかはクレジットカード会社社内の人間のみぞ知る話となります。
入会特典に関する基礎知識まとめ:
次にクレジットカードをあまり作り慣れていない…という方のため、入会特典に関連する基礎知識をまとめてみたいと思います。
入会特典目当てで作って問題なし:
まず、多くの方が気になるのは『入会ポイントや特典目当てでクレジットカードを作っても良いのだろうか?』という点ですよね。これについては結論から先にいってしまえば全く問題ありません。
そもそも入会特典というのはクレジットカード会社側が設定したみなさんに対する「餌(エサ)」ようなもの。
思惑通り申込者を集めることができれば自社クレジットカードを多くの方に持ってもらえるため、彼らにとっても入会特典を付与するメリットがあるのです。
- みなさんのメリット:ポイントや商品券が貰える
- カード会社のメリット:申込者を多く集められる
要は双方にとってメリットがある、そういうこととなります。
解約されるのはカード会社の努力不足:
その後、入会特典目当てで集まってきた人たちに自社カードを使い続けてもらえるかどうかはクレジットカード発行会社の努力次第。
みなさんとしても実際に使ってみて魅力を感じるカードであれば解約などせずにそのまま使い続けるわけですから、仮に『このカードは特典だけ貰って解約しよう』と思うのであれば所詮、それだけのカードなのです。
- あなたがカードを解約する:
当該クレジットカードを使い続けるだけの魅力がなかったということ
- 引き続きカードを使い続ける:
当該クレジットカードを使い続けるだけの魅力があったということ
事実、テレビCMでも話題の楽天カードではほぼ入会特典のみをアピールして申込者をかき集めていますが、保有メリットが豊富なので解約率は低い模様。
その証拠にJCSI日本版顧客満足度指数調査という顧客満足度調査において、1位常連のクレジットカードにもなっていますよ(詳しくはこちらの記事などにて。入会特典目当ての申込者に継続してカードを持ってもらえているという証拠)。
つまりカード申込者は入会特典目当てだろうがなかろうが、気にせずカードを申しこめばそれでOK。
私たちがカード会社の経営を考えてあげる必要はありません。
家族で申込すれば特典がもっと貰える:
クレジットカードの入会特典は、残念ながら1人1回しかもらうことが出来ない特別なプレゼント。
でもそれってひっくり返せば、自分以外の人間なら入会特典をもらうことが出来るという意味でもあるので、両親、配偶者、兄弟など、あなたに近い人が申込をしても特典をもらうことが出来ます。
- 自分だけ申込:特典は1人分
- 夫婦で申込:特典は2人分
- 両親と申込:特典は3人分
特に魅力的な入会特典をプレゼントしてくれているクレジットカードであれば、これだけで3~4万円の世帯収入アップです。
年会費無料カードは家族カードを申込しない:
また、年会費無料のクレジットカードなら自分1人で保有しても家族みんなで保有しても年会費負担は0円のまま。
だったら入会特典がもらえない家族カードを作って家族に渡すよりも、家族それぞれがクレジットカードを申込して入手するほうがお得というものですよね。
是非、家族みんなで話し合いをして家計の足しにしてもらえればと思います(逆に家族カードを使うメリットについては下記記事を参考に)。
なぜ無料カードで特典が貰えるのか:
次に、なぜ年会費無料クレジットカードなど、入会でお金が1円もかからないクレジットカードであっても入会特典が貰えるのか…というと、これは単純に、そうしてでもみなさんにクレジットカードを持ってもらいたいから。
そもそもの話、年会費無料でクレジットカードを発行する行為だって、カード会社からすれば発行費や事務手数料がかかる分だけ赤字。
それでも無料でクレジットカードを発行するのは、みなさんにそのカードを使ってもらい、利益を出したいという思惑があるために他なりません。
- 無料でもカードを持ってもらう:
カードさえ持ってもらえればカード発行会社の利益になる可能性あり
- カードを持ってもらえない:
持ってもらえなければカード発行会社にとって1円の利益にもならない
どのように儲けを出してるのか?
では、クレジットカード発行会社は無料でクレジットカードを発行してどのように利益を出しているのか…というと、こちらは説明すると長くなるので下記記事を参考に。
クレジットカード利用でポイントが貰える仕組みを理解すれば、なぜ無料カード発行でも入会特典が貰えるのかの理由がわかるようになりますよ。
お金の勉強にもなるのでおすすめです。
時期によってキャンペーン内容は異なる:
各クレジットカードで実施されている入会キャンペーンは、1年を通してほぼ同じ…ということもありますが、時期にあわせて少しずつ変更になることのほうが多いもの。
中でも1年でもっともクレジットカード会社が広告費を使う、3~4月の新入生&新社会人シーズンにはキャンペーンが魅力的になる傾向があるので、その時期に集中的に申込をするというのもひとつ手だと言えます。
- 3~4月:新入生や新社会人獲得のために広告費投入
- 9~10月:引っ越しシーズンを睨んで広告費投入
同様に引っ越しが多くなる9月~10月シーズンも狙い目です。
2021年はすこし変化あり?
とはいえ、それはあくまで例年の話。
2019年10月からはじまった日本政府によるキャッシュレス消費者還元事業のおかげで、カード会社の広告予算にズレが生じてる可能性は高いため、2021年3月を待ったところで大きな変化がないところか、予算枯渇によるキャンペーン終了もありそうな感じです。
過度な期待は禁物…といったところですね。
同時申し込みしていい上限枚数について:
いくら入会特典が欲しいからといって、一度に10枚も20枚もクレジットカードを申し込むのはおすすめしません。
なぜならあなたがクレジットカードを申し込みした履歴というのはカード会社間で共有されているため。
- クレジットカードの保有枚数
- リボ払い等の未払い残高
- 支払い遅延の有無
- 保有カードの利用限度額
- クレジットカードの申込履歴
それゆえ、入会特典欲しさに多数のカードを申し込んでしまうと、『こいつはクレジットカードが欲しいわけじゃなく入会特典だけ欲しがってる人だな』と認識されてしまい、申し込みをしたすべてのクレジットカードで審査落ち…なんてこともありえます。
何枚まで同時申し込みが可能なのか?:
では、同時申し込みは何枚くらいまでなら許されるのかというと、これはケースバイケース。
そもそもクレジットカードを大量に申し込んだ時に審査に通りにくくなる理由は、前述のように『入会特典目当てなんじゃないか?』と思われてしまうから…というのもありますが、カード会社がそれ以上に疑うのが申込者がお金に困っているんじゃないかという点のほう。
実際、お金に困った人というのは手当り次第にクレジットカードを申し込んでしまう傾向にあるので、入会審査落ちする可能性がグンと高まります。
- お金に困ってる人:焦って複数枚申し込む
- お金に困ってない人:欲しいカードのみを申し込む
1ヶ月以内に申し込むのは2枚程度まで:
そのため、複数のクレジットカードで魅力的な入会キャンペーンが実施されていたとしても、申し込みは月2枚程度にするのがおすすめ。
そして信用力が低い方は1度に1枚程度まで、逆に信用力が高い方でも3枚くらいの申し込みに抑えておいたほうが無難かもですね。
比較項目 | 申込可能枚数 | 解説 |
---|---|---|
信用力が低い人 | 月1枚程度 | 過去にクレジットカードの返済遅延を起こしてしまった方や、アルバイトやパート主婦の方は月1枚くらいまでが限界かも。 |
信用力が普通の人 | 月2枚程度 | 過去のクレジットカード利用歴が普通の方で、個人事業主や契約社員などやや不安定な職種の方は月2枚くらいまでが無難。 |
信用力が高い人 | 月3枚程度 | 過去のクレジットカード利用歴が普通の方で、正社員や公務員、経営者などの方なら月3枚くらいまでいける可能性大。 |
これ以上の申し込みをすると多重申込として扱われ、本来であれば審査に通るはずの方でも審査に落とされてしまうことになりますよ(多重申込状態について詳しくは下記記事にて)。
キャンペーンが突然変わることも:
入会キャンペーンの中には、あまりにもお得すぎて早期終了してしまう…なんて事例も存在。
例をあげるとアメリカン・エキスプレス社が2016年に実施した通称「アメックス祭り」が有名で、こちらは5ちゃんねる等の掲示板で攻略方法が共有され、人によっては20~30万円分ものポイントを獲得したと言われています。
こうなるとカード会社としてみれば損失以外のなにものでもなし。結果、キャンペーン終了予定日よりも早く終了してしまったというわけです。
カード解約をしたい場合の注意点:
ここで入会特典をもらったクレジットカードを解約したい…という場合の注意点についてもわかりやすくまとめておきます。
1.即解約は出来る限り避ける:
『入会特典も貰ったし、もうこのクレジットカードは使わないな…』と思った場合でも、そのクレジットカードを解約するのはもう少し待ってみてください。
理由は単純で、即解約だとクレジットカードを発行している側からの心象が最悪になってしまうためです。
なにせクレジットカード会社からしてみれば、あなたにクレジットカードを発行するためにはそれなりの費用がかかるもの。
入会特典として付与したポイントや商品券、クレジットカードそのものの発行費用、クレジットカードをあなたに届けるための郵送代などなど、ざっくり1枚のクレジットカードを発行するには1万円以上の費用がかかっていると言われているので、それに対するあなたの行動が即解約だとさすがにモラルが問われてしまう…というわけです。
せめて半年は使ってあげよう:
そのため、どんなに不要だな…と思ったとしても、せめて半年はそのクレジットカードを使ってあげるようにしてください。
それが入会特典をもらった私達にできる恩返しです。
- 問題かも?:入会後、3ヶ月未満での解約
- 大丈夫:入会後、半年以上経過した後に解約
その後については自由に解約してOK。
クレジットカード会社側としても解約は致し方なしと判断してもらえるようになるので、不要なクレジットカードはカード会社にためにも解約してしまうようにしてくださいね*1。
2.入会特典をもらえているかを確認:
解約時の注意2つ目は、入会特典をきちんともらっているかどうかの確認が必要という点。
いくら加入後に半年が経過し、もうそのクレジットカードを使う予定がないと判断した場合でも、入会特典をまだもらっていないのならそれは「勿体ない解約」になってしまうだけ。
- カード保有中:入会特典をもらう権利アリ
- カード解約:入会特典をもらう権利を喪失
せっかくなら入会特典をもらってから解約しても遅くはないので、翌年の年会費が発生のタイミングを見極めながら、解約時期を模索してもらえればと思います(2年目の年経費が発生する前に解約するのが理想的です)。
3.カード解約=ポイント喪失にならないようにする:
せっかく入会特典としてポイントをもらったとしても、そのポイントを使わずにクレジットカードを解約してしまった場合には、ポイント価値が0円になってしまうケースがあります。
- カード保有中:ポイント利用可能&有効
- カード解約:ポイント使用不可になり失効
それゆえ、クレジットカードを解約するのであれば事前にカードポイントを使いきってから解約するのが基本。
現在、どのくらいのポイントがクレジットカード内に残っているかを確認したうえで解約するようにしてください。
クレジットカードの解約はものの3分で出来る:
銀行口座や証券口座を連想するとなかなか理解しがたいものがあるかもしれませんが、クレジットカードの解約はだいたい3~5分程度あれば即可能なもの。
カード裏面にかかれている電話番号に連絡をし、『解約をしたいんだけど?』といえばそれで解約が可能です。
ついでにいうと、解約時に解約しないでほしいと頼まることも非常に稀。
一部のクレジットカード会社以外では、はいそうですか…という形で解約を受け入れてくれるのでご安心ください(慰留される場合も解約の意思を伝えれば解約可能)。
入会キャンペーンが活況な理由まとめ:
参考までに、ここ最近、魅力的な入会キャンペーンを実施するカード会社が増えてきた理由についてもまとめておきます。
まぁ「本当の理由」というのはカード会社社内の人間にしかわかりえないものではありますが、予測するに、これから解説する3つの背景があるんじゃないかな…と睨んでる私です。
1.楽天カードの成功を受けて:
カード会社の入会キャンペーンが活況になってきている理由、1番目はやはり楽天カードの販促成功がありますね。
事実、楽天カードが入会+利用で5,000円というポイント付与を始める前は、そんな大盤振る舞いなキャンペーンを実施するカード会社は皆無だったんですが、楽天カードが成功してからは一気にその数が急増。
現在では多くのクレジットカードで5,000~1万円前後の特典が用意される状況になっています。一昔前ならせいぜい1,000~2,000円が普通だったのに…です。
楽天カードをベンチマークにしてるカード会社も:
余談ですが、セゾンカードを発行しているクレディセゾンは楽天カードをベンチマークにしている…という話もあるくらいですし、三井住友カードやMUFGカードといった大手クレジットカード会社も楽天カードの急成長を無視できなくなっているほど。
それゆえ、今後も楽天カードに類似した入会キャンペーンが実施される可能性は高いですし、テレビCMで入会キャンペーンがアピールされることもあるかもですね。
私たち消費者側としては、こんな感じでキャンペーン合戦が盛り上がってくれることに期待しましょう(楽天カードの入会特典については下記記事参照)。
2.過払い金返還請求金額の減少:
クレジットカードの入会キャンペーンが活況な背景、その2としてはカード会社が2006年以降、過払い金返還請求という訴訟にどこも悩まされてきた事情もありそうな感じ。
ご存じない方のために簡単に説明すると、過払い金返還請求とはカード会社が過去に利用者から取り過ぎてしまったと指摘された金利を返す訴訟のことです(払いすぎてしまった分は利子をつけて返してね…と訴えれば、カード会社からお金を取り戻すことができた)。
この訴訟を全国各地で起こされてしまった結果、ほぼすべてのカード会社が経営危機に陥ってしまったので、2015年頃までは新規会員獲得どころじゃなかった…という側面は間違いなくあります。
要するに訴訟対応にお金を取られすぎて、入会キャンペーンにお金を回すことができなかったということです。
2016年以降は落ち着いてきた:
それが最近ではだいぶこの過払い金返還請求が減ってきたので、カード会社にもある程度の余裕が発生。
そのために魅力的なキャンペーンを開始したのではないか?という流れです。
- 最近まで:お金がなかったのでキャンペーン控えめ
- これから:余裕が出てきたので入会キャンペーンで勝負
詳しくは下記記事も参考にどうぞ。
3.インターネットを重視しはじめた:
最後がこれ。
あくまで推測にすぎませんが、インターネット経由のクレジットカード会員獲得が効率が良いことに、やっと気づいたという点も大きそうな感じです。
従来は駅や空港で人員を使って『クレジットカードを作りませんか!』と呼びかけをしたり、スーパーマーケットやデパートで『今なら1,000円分の商品券をプレゼントしてます!』といった人海戦術を好んでいたクレジットカード会社ですが、やはりこういう地上戦というのは成功もすれば失敗もある世界。
うまくいけば1人の勧誘スタッフが30名のクレジットカード会員を確保するなんてこともあるわけですが、失敗すれば1人も獲得できずに人件費だけがかかってしまうこともザラなんですよね。
ネットによる会員獲得は予算を立てやすい:
その点、インターネット経由のクレジットカード会員獲得では1件あたり○円で獲得してくれ…という予算がたてやすいというメリットあり。
つまり大きな成功はあまり期待できませんが、大ハズレもなく予算を立てやすいのがネット経由の会員獲得なのです。
- 駅前や商業施設での販促:
人員を大量に投下してカード会員を獲得する。当たれば大きいが投下した人件費すら回収できないハズレもありえる。
- ネット上での販促:
ネット上なら1件あたり○円で1名のカード会員獲得…といった予算が立てやすい。予算をかければ成果が出やすいメリットも。
結果、大量に入会特典を付与したとしても販促費を一定の範囲内に納めやすくなったんじゃないかと推測します(1件獲得のための予算のうち、○円を広告費に回し、○円を入会キャンペーンに投入する…などといった調整がしやすくなったということ)。
なんにせよ、私たち消費者としては嬉しい限りですね。
キャッシュバック系のキャンペーンが増加中:
クレジットカードの入会特典として最近人気なのが、利用額に対して10~20%分のキャッシュバックをする入会キャンペーン。
これは2019年10月から実施された日本政府によるキャッシュレス消費者還元事業がキャッシュバック型だったことによる影響と思われますが、カード会社側としても、新規発行したカードを確実に使ってもらえるメリットがあるので継続して展開しているようです。
- 利用キャンペーン無し:
新規発行後に使ってもらいにくいため、そのままタンスや机の引き出しにしまわれてしまうことも。
- 利用キャンペーン有り:
新規発行後に確実に利用してもらえるため、その後も継続したクレジットカード利用に繋がりやすい。
今後も同様のキャンペーンには期待が持てそうです。
入会キャンペーンに関するQ&A:
その他、クレジットカードの入会キャンペーンに関するQ&Aを作ってみました。入会特典欲しさにクレジットカードを作るという場合の参考にしてもらえれば幸いです。
Q.解約したら特典を返さないとダメ?
クレジットカードを解約したら、入会時にもらった商品券やギフトカードは返さなくてはダメかというと、これはもちろん返却の必要性はありません。
たとえ3ヶ月しか利用していなかったとしても、1回も支払いで使っていなかったとしても、特典の返却を求められることは無いので安心してもらえればと思います。
入会特典をもらう前に解約した場合は別:
但し、まだ入会特典をもらっていないのに当該クレジットカードを解約してしまった場合にはその限りではありません。
- 特典をもらった後解約:返却義務なし
- 特典をもらう前に解約:特典を貰える権利を喪失
つまり付与されて手元に届いたのであれば返却義務はありませんが、届いてもないものを『貰えるはずだ!』とゴネたところで貰うことは出来ないので、その点はくれぐれも注意が必要です。
また、入会特典がクレジットカード固有のポイントとして付与される場合には、カード解約と同時に入手したポイントも失効してしまう場合があるのであわせてご注意いただければと思います(楽天カードなどのように解約しても楽天会員の資格は喪失しないカードの場合には、ポイントが残るケースもあり)。
Q.特典が貰えるまでには、なぜ時間がかかる?
クレジットカード会社も最近では、早く商品券やギフトカードをプレゼントしてしまうと即解約されてしまう…ということをよく理解しています。
- 早く特典をプレゼント:すぐに解約されてしまう
- 遅く特典をプレゼント:その間は少なくとも保有してくれる
そのため、入会特典付与までに半年~8ヶ月程度の期間がかかる場合も増加中。
こういった『入会から特典付与までの期間』を引き伸ばすことによって、その間にカードの魅力を感じてもらい、恒久的にお客さんになってもらおうとしているのですね。
特典プレゼントまでに1年かかるカードも:
ちなみに稀な例ではありますが、過去には『入会後12ヶ月以内に100万円以上利用したら、5万ポイントプレゼント』といった、1年間使ってはじめてポイントが貰える…なんて事例もあったほど。
このように時代の流れは間違いなく、入会キャンペーンのみでは稼ぎにくい状況になりつつある感じ。
そのため、仮に特典目当てでカードを作ろうと思うのであれば、いつ特典が付与されるのか&特典をもらうための状況等をきちんと確認した上で申し込むようにするのがおすすめですね。
Q.入会特典は何度でも貰えるの?
特典をもらった後に解約したクレジットカードを、また申込しなおした場合には、入会特典を2回、3回と貰うことは出来るのでしょうか?
これについては残念ながらもちろんNO。
複数回、同じ特典を貰うことは出来ないので素直に諦めるようにしてください。
たとえ5年、10年といった期間を空けたとしても、クレジットカード発行会社の社内にはあなたの利用履歴が残っているので、特典を貰えません(特典は貰えないが、カードに再度入会することは可能)。
- 過去に保有したことがある:入会特典を貰うことは出来ない
- 過去に申込したが審査落ちした:入会特典を貰う資格アリ
- 過去に申込もしたことがない:入会特典を貰う資格アリ
※カード会社が買収&統合されるなどした場合には社内履歴がリセットされ、再度、入会特典がもらえるケースはあります。
クレジットカードの切り替えでもダメ:
同様に楽天カードを楽天PINKカードに切り替えてみたり、イオンカードをディズニーデザインに切り替えたりしても入会特典は貰えません。
まぁほんと、こんな注意書きをしなくちゃいけないほどに、みなさん、試行錯誤して何度か入会特典を貰おうとしてるようですが、結婚等で名字が変わったりなどの特異な条件でも揃わない限り、入会特典を複数回貰うことは難しいと思ったほうが良いでしょう。
ご了承ください。
初年度年会費無料キャンペーンも実はお得:
クレジットカードの年会費が1年分無料になる初年度年会費無料キャンペーンも、使い方次第では非常にお得になるキャンペーン。
たとえば海外旅行前に初年度年会費無料のゴールドカードを入手しておけば海外旅行保険代や空港ラウンジ代の節約に繋がるので、商品券やポイントを貰うよりも高い価値を得ることができますよ。
他にも美味しいご飯を安く食べたい場合などなどに活用ください。
入会特典付きのクレジットカードを作ろう:
ここまで読んでもらったように、入会特典付きのクレジットカードを作成してその特典を貰うことはなにも問題なし。
『この入会キャンペーン、お得だなぁ…』と思ったらそのままクレジットカードを申し込んでしまってOKです。
それだけで家計の足しになりえるポイントや商品券が貰えますよ。
以上、激得な入会キャンペーン実施中のクレジットカード(2021年1月最新)!商品券やギフト券などの、驚きの特典付きカードを申込しよう…という話題でした。
参考リンク:
クレジットカード作成がはじめてだという方は下記ページも参考に。クレジットカードの専門家がその基礎知識をわかりやすく解説しています。
あと、当サイト『クレジットカードの読みもの』がおすすめするクレジットカードは下記記事にてどうぞ。どのクレジットカードを作っていいかわからないという方におすすめです。
*1:クレジットカードには利用明細書の郵送費用、不正対策にかける費用、個人情報流出時の対応…などなど、たとえそのカードが買い物等で使われない場合でも様々な経費がかかっているため、使う予定がないなら解約してあげるのが優しさです。