プラチナの輝きを放つプラチナカード。
今やゴールドカードよりも上のグレードを持つこのカードですが、そのサービス概要や保有メリットなどを詳しく知っている方は、まだまだ少ないのが現状なんじゃないんでしょうか?
そこで今回はそんなプラチナカードを徹底解説。
おすすめのカードからお得な使い方などなど、プラチナカードに関する知識を徹底的に紹介していくので、プラチナカードが欲しいという方は是非、この機会にじっくりと目を通してみてください。
きっと読み終えた頃にはプラチナカードに関するすべてが理解できるはずですよ。
プラチナカードの基礎知識:
プラチナカードとは?
まず、プラチナカードとはどのようなカードなのか…というと、これはクレジットカードの階級ランクに対するひとつの呼び名です。
たとえば有名なランクにはゴールドカードがありますが、プラチナカードはそのゴールドカードよりも更に上。
- プラチナカードはゴールドカードよりも品格が上
黄金に輝くカードよりも上のランクを持つクレジットカード、それがプラチナカードなのですね。
なぜプラチナがゴールドより上なのか?
ではなぜプラチナカードはゴールドカードよりも上に位置するのかというと、これは黄金の価値よりもプラチナ(白金)のほうが上だと言われているから。
まぁ、現状の商品相場では金の価格が白金を上回る逆転現象が起きてしまっていますが、本来は白金のほうが希少性が高いため、ゴールドよりも価値あるカードということでプラチナカードが誕生した形となります(引用元はこちら)。
有史以来、世界中で精錬された金の量が約18.6万トン(2015年末GFMS調べ)なのに対し、プラチナは4,500~5,000トンと言われており、金の40分の1以下しか地上に存在していません。
プラチナカードよりも上もある:
ただ、それじゃプラチナカードが現時点で国内最高峰のクレジットカードランクかといえばそうではなくて、実はもうひとつ上の階級ランク「ブラックカード(Black Card)」が別に存在。
現状だとプラチナカードはゴールドカードとブラックカードの間に位置する階級ランクなんだ…と覚えておいてください(下記図のようなイメージ)。
最高級ではあるけれど最高峰ではない、そんな感じですね。
プラチナカードの年会費:
次に気になるプラチナカード年会費ですが、これはピンきり。
年会費2万円程度の負担で持てるプラチナカードもあれば、下記のように年会費が13万円もするアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードのようなカードもあります。
そのため、単純にプラチナカードを持ちたいだけであれば年会費の安いカードで充分。
今や年会費2万円前後のプラチナカードも多いので、月割で考えれば2,000円弱で持てるメリットがありますよ。
比較項目 | 年会費 | 解説 |
---|---|---|
年会費の安いプラチナカード | 2万円程度 | 三菱UFJニコスやクレディセゾンなどが年会費2万円前後で持てるプラチナカードを発行中。 |
一般的なプラチナカード | 3~5万円前後 | JCBや三井住友カードが発行しているプラチナカードはごくごく一般的な年会費。 |
最高峰プラチナカード | 10万円以上 | アメリカン・エキスプレス発行のプラチナカードはダントツ年会費が高い。 |
サービスまで求めるなら年5万円は必要:
反面、プラチナカードを持つんだったら優待やサービスが充実しているほうが良い…というのであれば、せめて年会費が5万円以上するようなカードを選ぶのが無難。
- 年会費が安いプラチナカード:サービス内容は少なめ
- 年会費が高いプラチナカード:サービス内容がとにかく多い
年会費の安いプラチナカードは当然ながら、サービス内容や優待がそれほど充実してはいません。
プラチナカードの入手方法:
そんなプラチナカードは過去、インビテーションと呼ばれる招待状を入手しないと申込ができないクレジットカードでしたが、現在では状況がだいぶ変化。
今やどのプラチナカードも直接申込可能なものばかりになっているので、欲しいプラチナカードがあればそのまま申込してしまってOKです。
- 過去:プラチナカード入手には招待状が必要
- 現在:プラチナカードは直接申込可能
インビテーションを待つ必要性も、ゴールドカードを作成して利用実績を積む必要性もありません。
アメックスプラチナも直接申込可能:
ちなみに。
インビテーションが必要なプラチナカードの代表格だったアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードも、2019年にその方針を転換し、現在では直接申込可能なプラチナカードとなりました。
同様にステータス性の高いプラチナカードとして人気の三井住友カード プラチナも、約10年前にインビテーション不要のプラチナカードに変更済み(公式サイトはこちら)。
もはやインビテーションが必要なプラチナカードは、銀行系や百貨店系の一部のカードのみになってしまったように思います。
庶民向けになりつつあるプラチナカード:
過去、ブラックカードが誕生するまでプラチナカードはクレジットカードのステータス性において最高峰のランクでしたが、ブラックカードが出来た今となってはその地位が年々低下中。
年会費が数万円程度で入手可能なプラチナカードが続々登場しただけでなく、なんと2019年には年会費3,000円+税の爆安なプラチナカードまで誕生してしまいました(苦笑)
これらを考えるともはやプラチナカードは庶民でも作れるクレジットカードになってしまったかもしれませんね。階級ランクとはなにかを深く考えさせられます。
プラチナカードのサービス解説:
ある程度、プラチナカードのことがわかってきてもらえたところで、プラチナカードのサービスをざっくりと解説。
どのサービスや特典でも、多くの場合はゴールドカードのそれよりも手厚い内容になっているので、比較してご確認いただければと思います。
尚、解説が非常に長くなってしまったので、旅行や飛行機関係のサービスと、それ以外に分けました。
これ以外にもプラチナカードにはたくさんの保有メリットが用意されているので、晴れて入手できたらマニュアルガイドにしっかりと目を通してみてください(すべてのプラチナカードに下記表のサービスが付帯しているわけではありません)。
プラチナカードの主要サービス:
最初はプラチナカードの主要なサービスまとめです。
サービス内容 | 概要 |
---|---|
コンシェルジュサービス | プラチナカードといえばコンシェルジュサービス…というくらいに、役立つ無料の秘書サービスです。残念ながら年会費の安いプラチナカードには付いていないこともありますが、招待制のプラチナカードであれば必ずと言っていいほどついてますね。なにかの調べ物をしてもらったり、レストランの予約などをお願いするのに便利です。 |
ショッピング保険 | プラチナカードを使って買い物をした商品が、購入直後に壊れてしまったり、盗まれてしまったという場合に対応してくれる保険です。適用商品は限られていますが、万が一の時の安心がありますよ。 |
ポイント制度の優遇 | プラチナカードの中には、通常のクレジットカードよりもポイントが貯まりやすい制度をもったカードが多く存在します。年会費分のポイントを稼ぐのは理論上、難しいのですが、それでもポイントを多く貰えるのは嬉しいと思います。 |
レストランの優待 | 高級レストランや料亭といった場所での外食費が安くなるサービスを提供しているプラチナカードも増えてきました(2人で行くと1人分の食事代が無料になるなど)。グルメな方には嬉しい特典だと思います。 |
医療相談 | 病気になった時の相談ダイヤルを用意しているプラチナカードも多くなっています。ちょっと病気かも?と思うけれども、病院にいく時間がないという場合などに役立つサービスです。 |
ホテルに優待価格で宿泊 | ホテルに優待価格で宿泊できるサービスもプラチナカードならでは。ただこういったサービスの多くは、楽天トラベルや一休などと比べて安さを感じないので、それほどお得ではありません。 |
会員専門誌 | プラチナカード保有者のみに郵送される、専門誌のようなものも用意されている場合が多いです(中にはプラチナ独自の専門誌を用意している場合も)。とはいえ、中身はほとんど広告の固まりなので、別段、魅力的なサービスではありません。 |
ホテルのアップグレード | 同様にホテルのアップグレードサービスに対応しているプラチナカードもあります。一番安い部屋を取ったつもりが、クラブラウンジが使える部屋に案内されるなどのケースもありますね(想像しているよりも、そういう機会はあまりありません)。 |
プラチナカードのトラベル系サービス:
続いては海外旅行や出張時に役立つ、プラチナカードのトラベル系サービスの解説です。
サービス内容 | 概要 |
---|---|
コンシェルジュサービス | プラチナカードといえばコンシェルジュサービス…というくらいに、役立つ無料の秘書サービスです。残念ながら年会費の安いプラチナカードには付いていないこともありますが、招待制のプラチナカードであれば必ずと言っていいほどついてますね。なにかの調べ物をしてもらったり、レストランの予約などをお願いするのに便利です。 |
海外旅行傷害保険 | 海外旅行時のトラブルに対応してくれる保険のこと。万が一、飛行機が落ちてしまった場合から、ホテルで水漏れ騒動を起こしてしまった場合まで、幅広く保険がカバーしてくれます。急病などにも対応してます。プラチナカードの場合にはその多くが、1億円を上限とした補償内容になっています。 |
国内旅行傷害保険 | 国内旅行時のトラブルに対応してくれる保険のこと。海外旅行傷害保険と比べてそのカバー範囲は狭いんですが、それでも旅行時のトラブルに対応してくれる点では有り難い保険です。 |
航空機遅延保険 | 搭乗予定の飛行機が大幅に遅延してしまった場合などの、宿泊費などをカバーしてくれる保険です。飛行機による出張が多い方には便利な保険ですね。 |
空港ラウンジ無料利用 | 羽田空港や伊丹空港といった、国内主要空港の空港ラウンジが無料利用できるサービスは、プラチナカードであれば必ずといっていいほど付いているサービスです。飛行機の出張が多い方にはこれだけでもお得です。 |
プライオリティパス | 日本国内の主要空港だけでなく、仁川国際空港、シャルルドゴール空港、ロサンゼルス国際空港といった海外の主要空港でもビジネスラウンジが使えるプライオリティパスが利用できるプラチナカードは多いです。無料発行&無料ラウンジ利用ができる場合には、海外出張時の快適さが違いますよ。 |
飛行機のアップグレード | エコノミークラスの飛行機を取得したらビジネスクラスに変更、ビジネスクラスを予約したらファーストクラスに変更…といったように、飛行機のアップグレードに対応してくれるプラチナカードもあります。特定航空会社のみですが、利用出来るときはかなりお得です。 |
コンシェルジュがプラチナの象徴:
全部のプラチナカード保有者が使えるわけではありませんが、ゴールドカードには無く、プラチナカードに存在する代表的なサービスといえばコンシェルジュサービスが挙げられます。
コンシェルジュサービスとはざっくり言えば、あなたの代わりにいろいろと調べ物をしてくれたり、予約を代行してくれる秘書サービスのこと(下記は三井住友カード プラチナのコンシェルジュサービス概要)。
必要な情報のご提供やご旅行のサポートなどをお届けするコンシェルジュサービスをご用意しております。
個人的な嗜好や要求に合う旅行を選ぶお手伝いや航空券・ホテル・レストランなどの予約案内を24時間・年中無休で対応いたします。
例をあげると『来月○日に北海道にいくから、飛行機チケットを取っておいてくれたまえ』とか、『来週、4人で料亭を使いたいと思っているんだが、お薦めはどこだい?』なんてことを気軽にお願いすることが出来るサービス=コンシェルジュサービスなのですね。
忙しいビジネスマンや経営者には必須サービス:
このコンシェルジュサービスは、特に忙しいビジネスパーソンに最適なサービス。
依頼すれば自宅やオフィスといった場所にチケットを郵送してくれたり、代行して料亭やレストランの予約をしてくれるので、多忙ゆえにあれこれ対処できない時に活躍してくれます。
もちろんプラチナカード保有者なら利用料は常に無料。さらにチケットの郵送代なども無料で対応してくれるため、プラチナカードを持ったら気軽に利用してみてください。
一度使うともう、プラチナカードが手放せなくなるはずですよ。
人気のお店を予約するのにも使えるコンシェルジュ:
ミシュランガイド掲載のレストランなど、なかなか電話がつながらないお店を予約する際にもコンシェルジュデスクは有益。
これを自分で予約しようとすると来る日も来る日も電話をしつづけなくてはいけませんが、コンシェルジュサービスであれば嫌な顔ひとつせずに応じてくれるので助かります。
加えてお店によっては「○月○日から予約受け付け開始!」といった、日付を決めて予約を受け付けているレストランでも柔軟に対応してくれるのはコンシェルジュならでは。
- 電話が繋がりにくい店:対応してくれる
- 特定日時のみ予約受付する店:対応してくれる
美味しい料理が食べたい方は上手に活用ください。
年会費が安いプラチナカード:
ここからは私がおすすめするプラチナカードを、年会費が安いものとステータス性が高いものの2種類にわけて紹介。
どちらもインビテーション不要で直接申込できるプラチナカードのみなので、年会費負担を重視するのか、それともステータス性を重視するのかを決めた上でお選びいただければなと思います。
JCBプラチナカード:
JCBカードが発行しているJCBプラチナカードは、コストパフォーマンス最強のお得なプラチナカード。
その年会費はわずか2万5,000円(税別)と割安にも関わらず、コンシェルジュサービスに海外ラウンジが無料利用できるプライオリティパス付き…と、サービス内容に文句の付けどころがありません。
言わばコスパが良いのに格付けまで高いプラチナカードとしての代表格。高い年会費は負担したくないけどサービスもちゃんと求めたい方に向いていますね。
JCB THE CLASSも狙える:
また、JCBプラチナカードを保有&利用すれば、ブラックカード級に相当するJCB THE CLASSというクレジットカードの招待状が得られるメリットも。
こちらはアメックスやダイナースクラブのブラックカードほどは知名度はありませんが、年会費負担が少ないブラックカードを求めている方には最適な1枚になると思いますよ。
ディズニーランドやUSJでの優待もお見逃しなく。
MUFGカードのプラチナカード:
日本最大級のクレジットカード会社のひとつである、三菱UFJニコスカード発行の「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(通称:MUFGプラチナアメックス)」も低年会費なのにお得な1枚。
こちらも年会費負担の割にサービスが充実していることに加え、アメックス提携のプラチナカードというステータス性の高さも魅力です。
家族揃って海外ラウンジが使える:
また、MUFGカード プラチナの場合には、家族カード保有者にもプライオリティパスを発行できる点も強み。
- 他の年会費が安いプラチナカード:
カード保有者のみしか空港ラウンジが使えないことが多い
- MUFGカード プラチナアメックス:
カード保有者のみだけでなく、家族カードでも海外ラウンジが使える
それゆえ、夫婦や子供、両親と海外に行くことが多い…という方は、こちらのプラチナカードがコスパ面で最強になることでしょう。
ダイナースクラブカード:
ゴールドカードやプラチナカードといった分類が存在しないダイナースクラブカードも、一般的にはプラチナカード級のクレジットカードであると言われています。
特徴としてはダイナースクラブ独自のトラベルサービスが豊富なこと、レストラン割引やスポーツクラブ優待がある点など。
特にダイナースクラブは食事に関するサービスに力を入れているので、外食で美味しいものを食べるのが好きだ…という方はダイナースクラブカード一択ですね。
ブラックカードへの足がかりになるのが魅力:
『いやいや、そうはいってもダイナースクラブカードなんて嫌だよ。私は誰がどう見てもプラチナカードに見えるカードが欲しいんだ!』という方もいるかもですが、ダイナースクラブカードがおすすめなのは、保有したその先にブラックカード入手が見えてくる点。
たぶん、多くの方にとってプラチナカードは終着点ではないはずなので、将来、ブラックカードを持ちたいと思っている方はダイナースクラブカード保有がおすすめ。
- ブラックカードに興味なし:他のプラチナカードを
- ブラックカードが欲しい人:ダイナースクラブカード
うまくいけば入手から1年程度でブラックカード保有者になることも夢ではありませんよ*1。
年会費負担少なくプラチナカードを持ちたいなら::
年会費の負担を極力少なくしてプラチナカードを持ちたい…という方は、エポスカードが発行しているエポスプラチナカードがひとつの選択肢。
こちらは直接申込ができるプラチナカードではあるものの、エポスカード側からインビテーションを貰うことができれば年会費が1万円ほど割引になるため、年わずか1万円+税のみでプラチナカード保有者になることができます(エポスゴールドカードの入手方法は下記記事も参照)。
しかし、サービス内容も正直そこまで充実しているわけでもなく、流通系カードゆえにステータス性もそこまで高くないので、過度な期待は禁物。
とりあえずプラチナカードが欲しい方や、せっかくプラチナカードを持つならポイントを稼ぎたい方向けといった感じです。
高ステータスなプラチナカード:
続いて年会費は高いけどステータス性が高いプラチナカードを紹介しています。年会費を負担してでも社会的ステータスを手に入れたい方はどうぞ。
三井住友カード プラチナ:
インビテーション不要で申し込めるプラチナカードの代表格といえば、三井住友カード プラチナがやはり人気。
世界で使えるVISAカードである点と、世界で信頼されているプラチナカードが組み合わさった1枚なので、海外旅行や出張時に利用で困ることがまずありません。
とにかく安定のステータス性と、見た目のカッコよさをプラチナカードに求めるのであれば、この三井住友カード プラチナがおすすめですね。
付帯保険、付帯サービスにも安定さがあります。
デメリットは尖ったところがないところ:
対するデメリットは…というと、王道なプラチナカードゆえに尖った部分が少なめだという点。
要はポイント、優待内容、付帯保険、セキュリティなどなどが一通り充実しているけれども、他のプラチナカードよりも著しく魅力的なサービスがあるわけでもないということですね。
- 良く言えば:王道のプラチナカード
- 悪く言えば:平均的なプラチナカード
プラチナカードにはお得さを求めたいとか、コスパを重視したいという方にはやや不向きな1枚だとも言えそうです。
アメックスプラチナ:
せっかくなら誰しもが認める国内最高峰のプラチナカードが欲しい…という方は、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(通称:アメックスプラチナ)がおすすめです。
こちらは従来、インビテーションが必要な招待制のプラチナカードでしたが、その方針が2019年4月に180度転換。
現在では直接申込可能なプラチナカードとなっているので、13万円+税の年会費だって払えちゃうぞ…という方はこちらの申込を検討してみてください。サービスや優待等、年会費相応にすごいものが揃っています。
2018年冬から金属製のカードに:
加えてアメックスプラチナは2018年冬から金属製のメタルカードに変更になったため、持っているだけで目立てるプラチナカードになったのもひとつのメリット。
従来のプラスチック製のカードは今ひとつ見た目が弱かったので、アメックスプラチナにステータス性を求めている方にとっては大きな改善になったと言えますよ。
詳しくは下記公式サイトにてどうぞ。
ラグジュアリーカード:
正確にはプラチナカードに属するクレジットカードではなく、その上のブラックカードに属するグレードのクレジットカードですが、LUXURY CARD(ラグジュアリーカード)のBLACK CARDもおすすめカードの1枚。
こちらアメックスプラチナ同様に金属でできたクレジットカードなので、保有しているだけで「凄いカードを持ってるな!」と周りの方に驚かれること間違いなしです。
- 通常のプラチナカード:プラスチック製
- ラグジュアリーカード:金属製
リムジンの無料利用も可能:
あと、LUXURY CARDにはラグジュアリー リムジンというサービスがあり、こちらを利用すれば指定レストランまでリムジンを無料で利用することが出来る…と、その名の通り、贅沢な時間を手に入れられるカードとしての魅力も。
比較的お金に余裕がある方なら、こういったクレジットカードで周りに差をつけてみてくださいね。
楽天ブラックカードはプラチナカード:
楽天カードが発行している「楽天ブラックカード」は、名称こそブラックカードに属するクレジットカードですが実態はプラチナカード級。
なぜ名称をブラックカードにしたかはわかりませんが、入手難易度は数多くあるプラチナカードの中でも一番難しい部類にあるので、そういった意味ではブラックカード扱いなのかもしれません(入手に挑戦してみたい方は、審査についてまとめたこちらの記事も参考に)。
よくある質問とその答え:
プラチナカードに関するよくある質問とその答えをQ&A形式で作成してみました。プラチナカードの知識をより深めたい…という方は、是非、じっくりと読んでみてくださいね。
Q.プラチナカードを審査って難しいの?
プラチナカードの審査基準は正直なところピンキリ。
難しいプラチナカードもあれば、年収300万円といったごくごく一般的な社会人でも作れてしまうプラチナカードも存在します。
そのため、とりあえずプラチナカードを入手したい…というだけの方は、セゾンのプラチナカードなど、比較的作りやすいと言われているプラチナカードを狙ってみるのが無難かも。
逆に三井住友カード プラチナなどの格式の高いプラチナカードは入手が難しいので、年収や会社内での役職などなど、自分の属性に自信が付くまでは我慢することも大事かもしれませんね。
Q.プラチナカードは何歳から作れるの?
プラチナカードは何歳から作成可能なのか?という点についても同様です。
こちらもピンキリなので、なんとも言えませんが、20代だからプラチナカードが作れない…なんてことは全くありません。最高級のプラチナカードと言われる、アメックスのプラチナカードも20代から作れます。
そのため、自分の属性に自信がある方であれば、20代でも問題なく申込をしてOK。
審査落ちしても問題ないわけですから、どんどんチャレンジしましょう(審査落ちの情報は約6ヶ月で自動的に個人信用情報機関から削除されます)。
年齢制限がある場合には従うしかない:
尚、中には30代以上ではないと申込資格のないプラチナカードも存在。
そういったカードを作成したいのであれば、残念ながら30代になるまでグッと我慢するしかありません。
しかし、三井住友カード プラチナのように20代でも入手する裏技のようなルートがある場合もあるので、どうしてもプラチナカード保有者になりたい20代の方は、下記記事などを参考にしてもらえればと思います。
Q.年収がどのくらいあれば作れるの?
年収がどのくらいあれば作成可能か?
明確な審査基準はプラチナカードを発行している会社ごとに異なりますが、少なくとも300万円以上ないと、門前払いされてしまう可能性は高いですね。
しかし、ではプラチナカードの審査突破に1,000万円、1,500万円といった年収が必要なのかといえばそんなこともありません。どんなプラチナカードでも、直接申込可能なものであれば年収500万円もあれば審査対象になると思って間違いないでしょう。
個人事業主ならもっと低くてもOK:
また、個人事業主などで年商は多いけれども黒字が少ない場合などには、所得が100万円くらいしかなくても作成できるケースもあり。
こういった事例を含めると、もう年収の多い少ないだけでプラチナカード申込を諦める必要性はないと思われます。とにかく挑戦あるのみです。
Q.プラチナカードの保有率はどのくらい?
プラチナカードを持っている人の比率は、クレジットカード保有者に対してどのくらいなのか?というと、これはだいたい1%前後であると言われています。
ゴールドカードはもはや、誰でも持てるクレジットカードになりつつありますが、プラチナカードともなると保有率がグンと下がるので、持ってるだけで目立てるかもしれませんね。
プラチナカードにステータス性を求めるという方は、是非、この機会にプラチナカード作成を考えてみてください。
Q.デザインが格好良いプラチナカードはどれ?
個人的に一番デザインがカッコ良いなーと思うのは、三井住友カード プラチナです。
まるでブラックカードのような仕上がりのある重厚なデザインとなっているので、持っているだけで周りからの見る目が変わることでしょう(下記画像)。
パルテノン神殿のほうが格好良かった:
ただ、三井住友カード プラチナに関していうと、2020年まで利用されていたパルテノン神殿付きの券面デザインのほうが渋みがあって好きだった私。
現行のデザインは確かにカッコいいものの、シンプルすぎる券面デザインになってしまったと思うので、次回のデザイン変更に期待を寄せたいなと思います。
Q.海外でも使えるプラチナカードはある?
海外でも使えるプラチナカードはどれか?というと、これは当然、どのプラチナカードでも問題なく利用できます。
アメリカでもカナダでもアルゼンチンでも、インドネシアでもシンガポールでも、フランスやイタリアであっても快適に使えるのでご安心ください(VISAやMasterCard提携なら当たり前ですね)。
- VISA付きプラチナカード:世界中で使える
- MasterCard付きプラチナカード:世界中で使える
特にVISA提携のプラチナカードを保有すれば、もう使う場所で困ることなんてほぼ、ないでしょう。
全世界にあるクレジットカードが使えるお店のほとんどで利用可能なので、安心して海外旅行を楽しんでもらえればと思います。
Q.コンシェルジュサービスって便利なの?
コンシェルジュサービス(執事サービス)は便利なのかといえば、個人的にはYESです。いつも大変お世話になっているので、もはや手放せない存在です。
しかし人によってはコンシェルジュサービスを一切利用しないとか、使ってみたもののあまりメリットを感じなかった…という方もいらっしゃるので、このあたりは人それぞれでしょうね。
仕事が忙しい方、旅行に出かけることが多い方などにはメリットがあるサービスだと思いますよ(コンシェルジュの活用事例はこちらの記事参照)。
会社によっては魅力がない場合も:
ちなみに、ひとことにプラチナカードのコンシェルジュデスクといっても、三井住友カード プラチナのコンシェルジュデスクとアメックスプラチナのコンシェルジュデスクは別ものです。
- アメックスプラチナ:アメックス自前のコンシェルジュ
- 三井住友カード プラチナ:VPCC(VISAプラチナコンシェルジュ)
- JCB THE CLASS*2:JCB自前のコンシェルジュデスク
それぞれ運営している会社によってコンシェルジュデスクにも色があるので、全てのコンシェルジュが使いやすいかといえばそんなことはありませんし、人によって合う、合わないもあるだろうと思います。
そのため、自分ぴったりのコンシェルジュデスクを見つけたいのであれば、理想は2~3種類のプラチナカードやブラックカードを保有して試してみるのがベスト。
少なくとも最初の1社を利用しただけで『コンシェルジュサービスは使えない…』なんて思わないようにしてくださいね。詳しくは下記記事も参考に。
Q.ポイント獲得で年会費の元は取れるのか?
プラチナカードで獲得できるポイントで、年会費の元を取ることは出来るのか?といえば、これはほぼほぼ無理だと思います。
なにせ仮にポイント還元率1%のプラチナカードで、年会費5万円分の元を取ろうとすると500万円の利用が必要になるわけですからね。常人には不可能な話です。
そのため、プラチナカードを利用したいのであれば、ポイント獲得以外の部分にどのくらいの価値を感じるかで作成するかどうかを悩むべき。
もし付帯サービスを一切つかう予定がないのであれば、プラチナカードを作成するだけ勿体無いので、下位のゴールドカードや年会費無料クレジットカードを作るようにしてください。
こちらなら入会キャンペーン等でお得にポイントや商品券が貰えますよ(キャンペーン実施中のカードについては下記記事にて)。
Q.プラチナカードのデメリットは?
個人的にプラチナカードを利用してみた感想として一番大きいのは、『プラチナカードがどうみてもシルバーカードにしか見えない』という点です。
特にセゾンのプラチナアメックスあたりは、白金の輝きが少なめなので年会費の安いカードと勘違いされそうな感じ(苦笑)
せっかくのプラチナカードなのに、この辺は勿体無いなぁと思います。
金属製のカードはそれだけで目立つ:
反面、アメックスプラチナやLUXURY CARDなどのような、金属で出来たクレジットカードを利用すれば年会費の安いカードと勘違いされる可能性はゼロ。
誰がどうみても「金持ちが持っているクレジットカード」にしか見えないので、自分の社会的ステータスの高さを周りに誇示したいならこういうカードを選ぶようにしてください。
それだけで気分良く支払いが出来るようになります。
その他のデメリットは特に感じない:
その他、見た目以外のデメリットについては正直、あまり感じたことはありません。
年会費が高いというのがデメリットいえばデメリットですが、これについては覚悟の上で入手しているので特に不満に思ったことはありませんね。
それに1年つかってみて不要に感じる箇所があるのであれば、プラチナカードであっても解約してしまえばOKですよ。これで翌年から年会費の負担はありません。
プラチナカード周りの商標は複雑:
プラチナカード周りの商標については複雑そのもの。
下記のように言葉によって商標の保有者が異なる状況があるようです(こちらの「クレジットカード完全比較」さんより教えていただきました)。
- プラチナカード:三菱UFJニコス
- プラチナ・カード:アメックス
- PLATINUM CARD:アメックス
まぁ一般的な感覚でいうと「プラチナカード」と「プラチナ・カード」は一緒なんじゃないのか?と思うところですが、中黒があるのとないのとでは別の商標として登録されているとのことなので、私も記事を書く時などには気をつけたいなと思います。
さぁ、プラチナカードを作ろう:
ここまでプラチナカードについてこれでもかっ…と解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
記事中でも紹介させていただいた通り、プラチナカードはもはや超お金持ちのためのクレジットカードではありません。
現に最高峰のプラチナカードと呼ばれているアメックスのプラチナカードが、いつの間にか誰でも作りやすいプラチナカードになってしまったように、時代の流れとともにその審査基準も変化しつつあります*3。
そのため、是非、みなさんも『どうせ審査が難しいから自分には作れそうもない』と思わずに、この機会にプラチナカード入手に挑戦してみてください。きっと驚くほど簡単にプラチナカード入手が出来ると思いますよ。
- 三井住友カード プラチナ…ステータス重視
- JCBプラチナカード…コスパ重視
- LUXURY CARD…抜群の注目度
以上、専門家がプラチナカードをわかりやすく解説(2020年版)!年会費や審査難易度などの基礎知識から、おすすめプラチナカードの紹介も…という話題でした。
参考リンク:
プラチナカードよりも更に上の、ブラックカードを入手したい…という方は、下記記事も参考に。日本国内で入手可能なブラックカードを紹介しています。
*1:最近ではダイナースクラブのブラックカード入手難易度がやや下がってきている感があるので、ごくごく普通の社会人の方でも狙える可能性は十分にあります。私も個人事業主ですが、ダイナースクラブで利用履歴を積み、現在では晴れてダイナースクラブプレミアムカード保有者ですよ(ダイナースクラブ プレミアムカードの入手方法についてはこちらの記事を参考に)。
*2:私はいつもプラチナカードではなく、ブラックカードとして紹介しているカードです。
*3:背景にはセンチュリオンカードと呼ばれるブラックカードが出来た…ということも大きいと思います。センチュリオンカードの審査を厳しくした結果、プラチナカードの審査が引き下げられてしまったのですね。