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専門家がデビットカードをわかりやすく解説(2024年版)!デビットカードの基礎知識から、J-Debitとブランドデビットの違いまで。

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複数枚ならぶキャッシュカードの券面画像

今回は『デビットカードってよく聞くけど、どんなカードのことかわからない…』という方のために、デビットカードの基礎知識から日本国内で流通している主なデビットカードをわかりやすく解説してみようと思います。

これを読めばデビットカードの基本はもちろん、クレジットカードとデビットカードの違いからどんなデビットカードを使うのがお得かまでわかようになるはず。

まぁ知ってしまえば難しいことなどまったくないのがデビットカードなので、後払いのクレジットカードが苦手な方は、この記事を是非、熟読してもらえればなと思います。

デビットカードの基礎知識:

デビットカードとは?

まず、語弊を恐れずに言ってしまえば、デビットカードとはみなさんがお持ちの銀行キャッシュカードそのもののことです。

こう書くと『へっ、なにを言ってんの?』と思われるかもしれませんが、実はメガバンク、地方銀行、信用金庫などのキャッシュカードは、家電量販店や書店などのお店でそのまま支払いに利用可能(下記はデビットカード払いが使えるお店の一例)。

  • ヤマダ電機
  • ビックカメラ
  • ヨドバシカメラ
  • 阪急百貨店
  • 紀伊國屋書店
  • イエローハット

ごくごく一部の銀行を除き、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、横浜銀行、京都銀行、千葉銀行などなど、ほとんどの銀行が発行しているキャッシュカードでそのまま支払いができてしまうんです(下記は使えないキャッシュカード例)。

2016年時点で三菱東京UFJ銀行はセキュリティタイプICカードおよびディズニーデザイン以外は利用可能、三菱UFJ信託銀行とあおぞら銀行は利用不可。

また、一部の県域全体における農業協同組合や小規模な漁業協同組合、職域信用協同組合、2000年以降設立された新たな銀行(ネット系や流通系)で利用できない機関が多い)。

そのため、試しに「デビットカードを使ってみたい!」と思われた方はお手持ちのキャッシュカードを使って支払いに挑戦してみてください。

前述のビックカメラやヤマダ電機などであればデビットカードを使うお客さんも多いので、スムーズに支払いできるはずです。

デビットカードの支払い方法も簡単:

また、気になるデビットカード払いの利用方法も簡単そのもの。

  1. デビットカード払いをしたい旨を伝える
  2. 店員さんにキャッシュカードを渡す
  3. 4桁の暗証番号入力を求められるので入力する
  4. 支払いが完了

上記のように4桁の暗証番号を入力する以外は特に難しいことはないので、まるでクレジットカード払いをするように支払いをすることが出来ます。

この際、利用する4桁の暗証番号も銀行ATMで入力するキャッシュカードの暗証番号とまったく同じ。

デビットカード用に別の暗証番号が用意されているわけではないので、銀行ATMからお金を引き出す感覚でデビットカード払いをご利用ください。

知ってる方が少ないのは当然:

ここまでデビットカードとはなにか…といった基礎知識からその使い方までを解説させていただきましたが、たぶんほとんどの方が『そんなキャッシュカードを支払いに使う方法があったなんて、今まで知らなかったけど?』と思われたはず。

それもそのはず、デビットカード払いは今から約20年前の2000年頃に開始された方法なんですが、正直、使えるお店が限られていたことや、その知名度が低かったせいで、あまり普及してこなかったためです。

年々デビットカード利用件数は減少中:

実際、2015年の利用実績で言うと年間利用金額が4,285億円、利用件数でいうと1,059万回の利用しかないため、1日あたり10億円ちょっとしか利用されていない状況。

まぁ、これだと少ないか多いのかわからないと思うので参考までにクレジットカードの年間利用額をお伝えすると、こちらは実に50兆円以上。

その違いは歴然といったところでしょうか。

  • デビットカード利用金額:年間5,000億弱
  • クレジットカード利用金額:年間50兆円以上

そのくらい今ではデビットカード払いを利用する方は稀。

そしてそれは統計データにも現れていて、JCBの調査によると「デビットカードを保有していると自覚している人」はだいたい25%程度しかいないそうです(苦笑)

デビットカードを保有していると自覚してる人は25%程度

デビットカードを保有していると自覚してる人は25%程度

中でも女性の認知度は低いですね。

年代にかかわらず、女性はデビットカードを保有している自覚が乏しい

年代にかかわらず、女性はデビットカードを保有している自覚が乏しい

ざっくり男性の2/3程度しかデビットカードが認知されていない状況では、デビットカードが忘れ去られてしまうのも当然なのかもしれません。

実際のデビットカード保有率は9割を超える:

この記事で解説させていただいたように、デビットカードとはあなたが持っているキャッシュカードそのもの。

それゆえ、デビットカードを持っているかどうかのアンケートを実施すれば、本来なら9割以上の方がYESと回答するはずなんですよね。

  • 間違い:デビットカード保有率は25%程度
  • 正解:デビットカード保有率は90%以上

しかし、多くの方がデビットカードを認知していないか、それとも自分のキャッシュカードにデビットカード機能が付いているかを把握していないのかわかりませんが、デビットカードを持っていないと回答してしまう状況あり。

いくらデビットカードの認知度が低いとはいえ、この状況にはやや不安を覚えてしまう私です(日本人の金融リテラシーが低めである証拠)。

デビットカードには2種類存在:

店頭に置かれているATM対応銀行の画像

そんな知名度も低く、利用金額や件数が落ち込みつつあるデビットカードが今、なぜに話題になってきているのか…というと、これは新しいタイプのデビットカードが誕生したため。

要するに従来のデビットカードの弱点を補えるようなデビットカードが新登場したことによって、再度、デビットカードが見直されつつあるんです。

そこでここからは2種類のデビットカードをわかりやすく解説。それぞれどのような特徴があるのかを含め、この機会に知ってもらえればと思います。

J-Debit(Jデビット):

まず1種類目はここまで解説してきた、銀行のキャッシュカードをそのまま支払いに使えるJ-Debit(ジェイデビット)と呼ばれるデビットカードです。

こちらは2011年時点での発行枚数が4億枚以上と、日本国民の9割以上は保有しているであろうカードなのに、誰も支払いに使えることを知らない残念な存在になりつつある感じ。

J-Debitが使えるお店に掲示されているロゴマーク

J-Debitが使えるお店に掲示されているロゴマーク

前述のように利用金額や利用件数も落ち込みつつあるので、この調子だとそのうち、完全に忘れられた存在になってしまうかもしれません。

私たち消費者側の主なメリットは現金を持ち歩かなくてもキャッシュカードさえあれば支払いに使えるって程度です。

ブランドデビットカード:

次に最近…というわけでもないのですが、ここのところ、急速に発行枚数を伸ばしてきているのがブランドデビットカード、もしくはブランドデビットと呼ばれるデビットカードです。

代表的なのがテレビCM等でも放送されているVisaデビットカード。

J-Debitが加盟店(J-Debit払いが使えるお店のこと)のみでしか利用できないのに対し、VisaデビットカードはVisaカードが使えるお店であればどこでも利用可能なので、使えるお店が多いメリットがあります。

他、JCBデビットカードなども日本では発行が盛ん。

  • Visaデビットカード:Visa払いが使えるお店で利用可能
  • JCBデビットカード:JCB払いが使えるお店で利用可能

こちらもJCBカード加盟店で支払いに使えるので、Visaデビットカード同様に使えるお店が多いのが魅力です。

ポイントも貯まる:

加えてVisaデビットカードやJCBデビットカードは、利用額に応じてポイントがしっかり貯まるのもJ-Debitにはないメリット。

  • ブランドデビットカード払い:ポイントが貯まる
  • J-Debit払い:ポイントは貯まらない

つまり家計の節約を考えるのであれば、J-debit払いを使うよりもブランドデビット払いを利用したほうがお得であると言えます。

2種類のデビットカードの違いを比較:

少し長くなってきたので、このあたりで2種類のデビットカードを比較した表を作ってみました。

J-Debitとブランドデビットにはどのような違いがあるのか把握をどうぞ。

比較項目 Jデビット ブランドデビット
発行状況 4億枚以上 Visaデビットのみで1,890万枚(2022年6月時点)
加盟店端末数 45万台 173万台(Visa)
利用可能な場所 J-Debit加盟店 Visa、Mastercard、JCB加盟店
支払い可能回数 1回払いのみ 1回払いのみ
発行会社 銀行 銀行
利用限度額 預金残高の範囲内 預金残高の範囲内
引き落とし 即時引き落とし 即時引き落とし
入会審査 無し 無し(稀に存在)
年齢制限 無し 主に中学生を除く15歳以上
使える時間帯 銀行によっては夜間使えない時間帯がある 基本的に365日24時間利用可能

これを見ていただければいかにJデビットが使いにくく、ブランドデビットのほうが使いやすいことがおわかりいただけるはず。

利用可能な店舗数も圧倒的にブランドデビットのほうが多いので、これからデビットカードを使おうと思っている方は、VisaデビットカードやJCBデビットカード作成がおすすめとなります(Mastercardブランドのデビットカードもあるが国内ではまだ発行数が少ない)。

海外でも一応使えるブランドデビット:

J-Debitは残念ながら日本独自のデビットカードゆえに海外での利用はできません。

しかし、Visaデビットカード等のブランドデビットであれば、アメリカ、韓国、台湾といった海外でも一応利用可能。

  • J-Debit:日本国内でのみ利用可能
  • ブランドデビット:海外でも利用可能

海外旅行や出張でも活躍してくれます。

ただそうはいってもクレジットカードの使い勝手にはかなわないので、ホテルに宿泊したり、レンタカーを利用する予定があるのならクレジットカード持参がおすすめですよ。

詳しくは海外旅行向けのクレジットカード特集をお読みください。

おすすめのデビットカード紹介:

店頭に張り出されている対応キャッシュカードの画像

参考までに当サイト『クレジットカードの読みもの』がおすすめするデビットカードをいくつか紹介。

どのデビットカードを作っていいのかわからない方は是非、参考にしてもらえればと思います。

楽天銀行デビットカード:

楽天銀行の口座開設者であれば作れるデビットカードが「楽天銀行デビットカード」。

このカードはなんとデビットカードにも関わらず、100円利用あたり1円分の楽天ポイントが貯まる高還元率さが魅力となっているので、デビットカードでもしっかりポイントを貯めたい方におすすめ。

また、楽天銀行は預金残高等で振込手数料が無料になるなどのメリットも存在。それゆえ、活用すれば総合的な家計の節約メリットがありますよ。

三菱UFJデビット:

メガバンク最大手の三菱UFJ銀行が発行しているデビットカードが、三菱UFJデビット。

こちらはポイント面でのお得感はさほどありませんが、大手発行のVisaデビットカードである点に大きな強みあり。

特に『クレジットカードやデビットカードは、ポイント獲得うんぬんよりも安心さで選びたい!』、そんな希望をお持ちの方はこういった超大手が発行しているものを選ぶと安心でしょう。

JCBブランドを選択すればお得感あり:

また、三菱UFJ銀行ではJCBブランド付きの三菱UFJデビットも発行を開始。

こちらはVisa付帯の三菱UFJデビットよりもお得なデビットカードに仕上がっているので、安心さだけでなくお得感も欲しい欲張りな方におすすめですよ。

GMOあおぞらネット銀行デビットカード:

GMOあおぞら銀行で発行可能なVisaデビットカードは、デビットカード利用時に獲得可能な還元率が最大1.2%にもなるカードです。

ただ最高還元率である1.2%分を獲得するのはお金にある程度余裕のある富裕層のみで、現実的には還元率0.8%を狙うのがやっと…といったところ。

それ以上を狙うにはデビットカードの利用額を増やすか、外貨預金にまとまったお金を預けるなどしなくてはなりません。

キャッシュバックされるのは魅力:

では、還元率が最初からお得な楽天銀行デビットカードを使ったほうがお得なのかというと、GMOあおぞらネット銀行デビットカードは現金でキャッシュバックされる点に大きな魅力あり。

  • 楽天銀行のデビットカード:ポイント還元
  • GMOあおぞらネット銀行のデビットカード:キャッシュバック

現金でのお買い物と比べて、メリットが高いのがキャッシュバック特典があること。 ポイントではないので、商品と交換する手間や、ポイントの利用上限などを気にする心配はありません。

それゆえ、ポイントではなく現金でそのままキャッシュバックしてほしい方であればこちらを選ぶのも手でしょう。使えば使うほどにお得となります。

お店の負担が少ないJ-Debit:

時代の流れとともに衰退しつつあるJ-Debitですが、J-Debitはお店の経営者にとって非常にありがたい支払い方法。

お店側が負担する手数料がクレジットカードやブランドデビットと比べると非常に少ないため、ビックカメラやヤマダ電機等のお店では「現金払いと同等のポイント付与」をしているくらいです。

  • 現金払い:満額ポイント付与
  • クレカ払い:ポイント付与率2%減額
  • デビット払い:満額ポイント付与

まぁ、それゆえにJ-Debit利用時にはポイント獲得がない背景も。

結果、ポイント好きな日本人にはあまり普及しなかったようです(クレカやブランドデビット払いでポイントが貰える理由はこちらの記事参照)。

デビットカードのデメリット:

上野動物園にあった注意書きを撮影した画像

参考までにデビットカードを使う上でのデメリットをいくつか紹介。

デビットカードならではのメリットが逆にデメリットになってしまう場合もあるので、あわせてお読みください。

即時引き落としは防犯面ではマイナス:

Visaデビットカード等のブランドデビットを支払いで利用すると、即、銀行口座からお金がマイナスされる仕組みはすでに解説した通り。

そのため、人によってはこの点に魅力を感じ、デビットカードを愛用している方も多いのですが、実はこれ、防犯面で考えると「ちょっと怖い落とし穴」になったりもするんですよね。

不正利用されたら即座にお金が抜かれる:

ではなぜ即時引き落としが問題になるのか?

これはデビットカードを悪意のある誰かに不正利用されても、即、銀行口座からお金が引き出されてしまうから。

それに対しクレジットカードなら利用から引き落としまで30日前後の猶予期間が存在するため、不正利用されても引き落としがかかる前に請求を止めることができるのです。

  • デビットカードが不正利用:
    不正利用されると即座にお金が抜かれる(請求を止めてもお金が引き落とされた後となる)
  • クレジットカードが不正利用:
    20~60日後にお金が振替される(その間に請求を止めれば引き落としがかからない)

即時引き落としは防犯面で弱い

即時引き落としは防犯面で弱い

まぁデビットカードにも不正利用に対する補償制度はしっかり存在。

それゆえ、不正利用されてもそこまで怖いことはないんですが、一旦でもお金が引き出されてしまうと困る方も多いのではないでしょうか。

とりわけ銀行口座残高が少なめの場合にはそこから数ヶ月くらい資金繰りに困ってしまう可能性大。

それゆえ、ブランドデビットカードの管理にはなにとぞご注意いただければと思います(不正利用に対する返金手続きにはどうしても時間がかかる)。

不正利用された時の補償が限定的な場合も:

デビットカードのデメリット、2つ目は不正利用された際の補償が限定的な場合があることです。

たとえば三菱UFJ銀行が発行しているVisaデビットカードには、下記のような補償制度が存在(こちらより引用)。

不正利用補償

最大:年間100万円

※偽造・盗難カード等が第三者によって不正利用された場合、当行が連絡を受けた日から60日前まで遡り、その日以降に発生した損害について補償します。

ざっくり言えば、Visaデビットカードが不正利用されても銀行で補償しますよ…という有り難い補償なわけですが、問題なのはこの補償に年間100万円の限度額が設定されていることなんですよね*1

要は年100万円までの不正利用は補償してくれるけど、それ以上は補償しません…そう読み取ることも出来るわけです。

100万円以上の不正利用は自腹:

実際、銀行口座残高が300万円ある方が、Visaデビットカードを不正利用されて300万円まるごと使われてしまったら補償対象となるのは100万円のみ。

残りの200万円は自腹となります。

  • 銀行側が補償:100万円
  • 自腹で負担:200万円

もちろん自分に過失があれば自己責任と納得もできますが、通販サイトの情報漏えいや財布の盗難など、自分に落ち度がなかった場合にも補償上限があるのはちょっと心もとない感じ。

仮に銀行口座に1,000万円、2,000万円といった大金を預けている方は、Visaデビットカードの紛失で資産すべてを失ってしまう可能性もゼロではありません。

クレジットカードでは補償上限なし:

では、VisaデビットカードではなくクレジットカードのVisaカードではどうなのか…というと、こちらは補償上限なしで不正利用の被害額を負担してくれる契約。

  • Visaデビットカード:補償に上限がある場合も
  • Visaクレジットカード:基本的に補償に上限がない

たとえ300万円不正利用されても1億円不正利用されても上限は設定されていないので、自己負担は0円で済みますよ。

詳しくは補償制度を解説したこちらの記事を参考にどうぞ。

不正利用を完全に防ぐことは難しい:

ちなみに。

『Visaデビットカードの盗難補償に上限があることはわかったけど、Visaデビットカードを通販サイトで使ったりしなければ情報漏えいもないし大丈夫なんじゃない?』

なんて思われる方もいるかも…ですが、VisaデビットカードはVisaカード同様、様々なルートで不正利用される可能性あり。

たとえば店頭で利用した時に店員が番号を盗み見てしまったり、カード番号等をまるごと盗めるスキミング装置によってカード情報が漏洩してしまうこともありえます。

また、クレジットマスターと呼ばれるカード番号を自動作成するプログラムが使われてしまうと、一度も持ち歩いたことがない&使ったことがないVisaデビットカードでも不正被害にあう可能性も(詳しくはこちら)。

  • 間違い:
    自己防衛さえすれば不正被害は抑えられる
  • 正しくは:
    自己防衛しても不正被害を100%防ぐことは不可能

要するにどんなに防衛しても不正利用される可能性をゼロにすることは出来ないのです。

それにも関わらず、不正補償の上限が100万円ってちょっとハイリスク。

まぁ口座残高が100万円未満の方なら安心かも…ですが、それ以上の方にとっては危険性を含む支払手段となってしまいそうです。

デビットカードを使うなら利用上限を設定しよう:

Visaデビットカードを安心&安全に使いたいなら1日あたりの利用限度額を設定したり、1回あたりの支払い金額を変更するのがおすすめ。

そうすれば被害を最小限に抑えられますし、仮に不正被害にあってしまったとしても補償制度で補填してもらえる可能性が高くなるためです。

  • 限度額等を設定しない:
    青天井に不正利用されてしまう可能性があるので危険。
  • 限度額等を設定する:
    不正利用されても補償制度で補填してもらいやすい

加えてタッチ決済をカード本体で行わず、iPhoneやAndroidなどのスマホ経由で行うのも防犯対策としておすすめ。

これならロックを解除しないと支払いに使えないので、不正被害にあう頻度を減らせるものと思いますよ。

よくある質問とその答え:

よくある質問とその答えの画像

さらにデビットカードへの知識を深めてもらうために、Q&A形式でよくある質問とその答えを作成してみました。細かい疑問が残っている方はこちらを参考にどうぞ。

Q.クレジットカードとどっちがおすすめ?

デビットカードを作るべきか、それともクレジットカードを作るべきか…については、もう『後払いがイヤかどうか』で判別すればそれでOKかも。

ご存知のようにクレジットカードは支払いで利用してから口座引落がかかるまでに20~60日程度かかるため、家計を管理する上でそのズレが気持ちわるい…と思うのであればVisaデビットカードなどのブランドデビットを作ると良いでしょう。

  • クレジットカード:利用から引き落としまで20~60日程度
  • ブランドデビット:利用直後に口座から引き落とし

そうすれば即座に支払いを完了させてしまうことが可能です。

支払いを先延ばしするメリットも:

ただ、支払いが先延ばしされるということは、その間、家計の貯金にゆとりが出来ることでもあるので、お金をうまく運用したい、住宅ローンなどの返済にすこしでもお金をまわしたい方であればクレジットカードのほうが圧倒的に有利。

さらにクレジットカードだと分割払いやリボ払い、そして金利手数料のかからないボーナス払いなんてのも利用可能…と、家計にゆとりがない方であればあるほどクレジットカードのほうが使い勝手は良いことでしょう。

  • クレジットカード:分割払いやリボ払いが使える
  • ブランドデビット:1回払いのみしか使えない

賢くお金を貯めていきたいのであれば、家計管理が大変でもクレジットカード一択です(その他の違いについては下記記事を参考に)。

news.cardmics.com

Q.ブランドデビットには審査があるの?

VisaデビットカードやJCBデビットカード作成時には、入会審査があるのかどうか…というとこちらは全くなし。

作成に年齢制限が設けられていることこそあれど、発行を希望すればほぼ100%の確率で入手できると思って間違いありません(J-Debitも入会審査不要)。

  • クレジットカード:入会審査が必要
  • デビットカード:入会審査なし

必要なのは身分証明書くらいなもんです。

ブラック属性でも作れる:

それゆえ、諸事情あってクレジットカードを作ることができない、いわゆるブラック属性な方でもブランドデビットカードは狙い目。

  • クレジットカード:ブラック属性は作れない
  • デビットカード:ブラック属性でも作れる

1枚作っておけば楽天市場やAmazon等のネット通販サイトでも支払いに使えるようになるので、『過去に自己破産をしちゃって…』とか、『クレジットカードは利用歴が悪くて没収されちゃったんだよね…』といった方も安心して申込をどうぞ。

Q.デビットカードでETCカードは作れる?

VisaデビットカードやJCBデビットカードを発行すれば、高速道路の通行で利用できるETCカードが発行できるのかどうか…というと、これは現時点ではほぼ無理。

メガバンク発行のデビットカードでも、地方銀行やネット銀行発行のものであってもETCカードには発行していないので諦めるしかない状況です(唯一、北國銀行が対応中)。

ETCカード普及のためには対応してほしい:

ではなぜETCカード発行に対応してくれないのか、それは高速道路に設置されているETCゲートに銀行口座の利用残高を確認するための機能がないため(専門用語でいうと「ETCゲートには利用承認がない」となる)。

つまりデビットカード保有者にETCカードを使わせてしまうと、銀行口座残高以上にETCカードを使われてしまうリスクがあるので、どこの銀行でも発行をしていない状況があるんです。

結果、ETCゲート側の仕組みが変わるか、銀行側が「口座残高以上にETCカードを使わせてもいい」といった方針に変更でもしない限り、この先もETCカード発行には対応してくれないことでしょう。

詳しくはETCカードを解説したこちらの記事を参照ください。

Q.デビットカードでクレヒスは出来る?

デビットカードを利用するとクレジットヒストリー(通称:クレヒス)が出来るのか?

これは残念ながらVisaデビットカードやJCBデビットカードを含め、どんなデビットカードを利用しても個人信用情報は構築されません。

  • Visaデビットカード…クレヒス構築なし
  • Mastercardデビットカード…クレヒス構築なし
  • JCBデビットカード…クレヒス構築なし
  • J-Debit…クレヒス構築なし

なぜならデビットカードはあなたの銀行口座残高を使った支払手段に過ぎないため、銀行やカード会社からお金を借りた履歴であるクレヒスが作られるはずもないのです。

住宅ローンやカードローン借入に影響はあるかも?

デビットカード利用でクレヒスが構築されることはありませんが、デビットカードを活用すると銀行の信用力が高まる可能性あり。

たとえば三菱UFJ銀行のデビットカードを日々の支払いに使えば、三菱UFJ銀行の住宅ローンやカードローン審査に置いて有利に働くことは充分に考えられるので、完全に意味がないことはありません。

  • 構築されない:個人信用情報
  • 構築されるかも:銀行内の信用力

いやいや、どうしてもクレヒスを作りたいんだって方は下記記事を参考にどうぞ。

news.cardmics.com

さぁ、デビットカードを作ろう:

三井住友カードのキャッシュカードと現金の画像

ここまでデビットカードの基礎知識から2種類のデビットカード解説、そしておすすめのブランドデビットまでを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

デビットカードはどうしてもクレジットカードにアレルギーがある方や、理由あってクレジットカードが作れない方にも適した支払いツールなので、デビットカードを作りたい方はこの機会にまずは1枚、作成してみてください。

多少の不便こそあれど、クレジットカードと同等に活用できるものと思いますよ。

以上、専門家がデビットカードをわかりやすく解説(2024年版)!デビットカードの基礎知識から、J-Debitとブランドデビットの違いまで…という話題でした。

参考リンク:

個人的にはデビットカードよりもクレジットカードのほうがポイントが貯まりやすく、補償がしっかりしているのでおすすめ。

どうしてもデビットカードじゃなきゃ…と思われる方でもないなら、是非、クレジットカードもあわせて検討してもらえればと思います(下記は専門家である私がおすすめするクレジットカードを紹介した記事)。

news.cardmics.com

*1:PayPay銀行は不正補償を1口座あたり500万円までとするなど、Visaデビットカードによって補償内容はバラバラ。詳しくは各公式サイトにてご確認ください。

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