クレジットカードの読みもの

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デビットカード入門ガイド(2019年版)!デビットカードの基礎知識から、J-Debitとブランドデビットの違いまでをわかりやすく解説。

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今回は『デビットカードってよく聞くけど、どんなカードのことかわからない…』という方のために、デビットカードの基礎知識から日本国内で流通している主なデビットカードまでを幅広く紹介してみようと思います。

これを読めばデビットカードの基本がわかるのはもちろん、クレジットカードとデビットカードの違いからどんなデビットカードを使うのがお得か…などなどの情報まで、今、話題のデビットカードが丸ごとわかるようになるはず。

まぁ知ってしまえば難しいことなどまったくないのがデビットカードなので、後払いのクレジットカードが苦手だ…という方は、この記事を参考にしてもらえればなと思います。

デビットカードの基礎知識:

デビットカードとは?

まず、語弊を恐れずに言ってしまえば、デビットカードとはみなさんがお持ちの銀行キャッシュカードそのもののことです。

こう書くと『へっ、なにを言ってんの?』と思われるかもしれませんが、実はメガバンクや地方銀行、信用金庫などのキャッシュカードは、家電量販店や書店などのお店でそのまま支払いに利用可能(下記はデビットカード払いが使えるお店の一例)。

  • ヤマダ電機
  • ビックカメラ
  • ヨドバシカメラ
  • 阪急百貨店
  • 紀伊國屋書店
  • イエローハット

ごくごく一部の銀行を除き、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、横浜銀行、京都銀行、千葉銀行などなど、ほとんどの銀行が発行しているキャッシュカードを支払いにも使うことができます(下記は使えないキャッシュカード例)。

2016年時点で三菱東京UFJ銀行はセキュリティタイプICカードおよびディズニーデザイン以外は利用可能、三菱UFJ信託銀行とあおぞら銀行は利用不可。

また、一部の県域全体における農業協同組合や小規模な漁業協同組合、職域信用協同組合、2000年以降設立された新たな銀行(ネット系や流通系)で利用できない機関が多い)。

そのため、試しに「デビットカードを使ってみたい!」という方はお手持ちのキャッシュカードを使って支払いに挑戦してみてください。

前述のビックカメラやヤマダ電機などであればデビットカードを使うお客さんも多いので、スムーズに支払いが出来るはずです。

デビットカードの支払い方法も簡単:

また、気になるデビットカード払いの利用方法も簡単そのもの。

  1. デビットカード払いをしたい旨を伝える
  2. 店員さんにキャッシュカードを渡す
  3. 4桁の暗証番号入力を求められるので入力する
  4. 支払いが完了

上記のように4桁の暗証番号を入力する以外は特に難しいことはないので、まるでクレジットカード払いをするように支払いをすることが出来ます。

ちなみに4桁の暗証番号は、銀行ATMで入力するキャッシュカードの暗証番号とまったく同じ。

デビットカード用に別に暗証番号が用意されているわけではないので、銀行ATMをお金を引き出す感覚でデビットカード払いが利用可能です。

知ってる方が少ないのは当然:

ここまでデビットカードとはなにか…といった基礎知識からその使い方までを解説させていただきましたが、たぶんほとんどの方が『そんなキャッシュカードを支払いに使う方法があったなんて、今まで知らなかったけど?』と思われたはず。

それもそのはず、デビットカード払いは今から15年以上前の2000年頃に開始された方法なんですが、正直、使えるお店が限られていたことや、その知名度が低かったせいで、あまり普及してこなかったためです。

年々デビットカード利用件数は減少中:

実際、2015年の利用実績で言うと年間利用金額が4,285億円、利用件数でいうと1,059万回の利用しかないため、1日あたり10億円ちょっとしか利用されていない状況…。

まぁ、これだと少ないか多いのかわからない…という方もいると思うので、参考までにクレジットカードの年間利用額をお伝えすると、こちらは50兆円以上はあるので、その違いは歴然…といったところでしょうか(詳しくはこちらの記事を参照)。

  • デビットカード利用金額:年間5,000億弱
  • クレジットカード利用金額:年間50兆円以上

そのくらい今ではデビットカード払いを利用する方は稀であり、下記記事のように、認知度はだいたい10~15%程度しかない状況に落ち込んでしまっている形です。

結果、デビットカードを持っていてもお店で使う人が増えず、デビットカードは年々利用件数が減少中となります。

news.cardmics.com

デビットカードには2種類存在:

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そんな知名度も低く、利用金額や件数が落ち込みつつあるデビットカードが今、なぜに話題になってきているのか…というと、これは新しいタイプのデビットカードが誕生したため。

要するに従来のデビットカードの弱点を補えるような新しいデビットカードが登場してきたことによって、再度、デビットカードが見直されつつあるんです。

そこでここからは2種類のデビットカードをわかりやすく解説。それぞれどのような特徴があるのかを含め、この機会に知ってもらえればと思います。

J-Debit(Jデビット):

まず1種類目はここまで解説してきた、銀行のキャッシュカードをそのまま支払いに使えるJ-Debit(ジェイデビット)と呼ばれるデビットカードです。

こちらは2011年時点での発行枚数が4億枚以上と、日本国民の99%は保有しているであろうカードなのに、誰も支払いに使えることを知らない…という残念な存在になりつつある感じ。

J-Debitが使えるお店に掲示されているロゴマーク

J-Debitが使えるお店に掲示されているロゴマーク

前述のように利用金額や利用件数も落ち込みつつあるので、この調子だとそのうち、完全に忘れられた存在になってしまうかもしれません。

私たち消費者側の主なメリットは現金を持ち歩かなくてもキャッシュカードさえあれば支払いに使えるという程度です。

ブランドデビットカード:

次に最近…というわけでもないのですが、ここのところ、急速に発行枚数を伸ばしてきているのがブランドデビットカード、もしくはブランドデビットと呼ばれるデビットカードです。

代表的なのがテレビCM等でも放送されているVISAデビットカード。

J-Debitが加盟店(J-Debit払いが使えるお店のこと)のみでしか利用できないのに対し、VISAデビットカードはVISAカードが使えるお店であればどこでも利用可能なので、使えるお店が多い…というメリットがあります。

他、JCBデビットカードなども日本では発行が盛ん。

  • VISAデビットカード:VISA払いが使えるお店で利用可能
  • JCBデビットカード:JCB払いが使えるお店で利用可能

こちらはVISA加盟店ではなくJCBカード加盟店で支払いに使えるので、VISAデビットカード同様に使えるお店が多いのが魅力です。

ポイントも貯まる:

加えてVISAデビットカードやJCBデビットカードは、利用額に応じてポイントがしっかり貯まるのもJ-Debitにはないメリット。

  • ブランドデビットカード払い:ポイントが貯まる
  • J-Debit払い:ポイントは貯まらない

つまり家計の節約を考えるのであれば、J-debit払いを使うよりもブランドデビット払いを利用したほうがお得であると言えます。

2種類のデビットカードを比較:

少し長くなってきたので、このあたりで2種類のデビットカードを比較した表を作ってみました。J-Debitとブランドデビットにはどのような違いがあるのか把握をどうぞ。

比較項目 Jデビット ブランドデビット
発行状況 4億枚以上 不明だがあっても1,000万枚程度
加盟店端末数 45万台 173万台(VISA)
利用可能な場所 J-Debit加盟店 VISAやJCB加盟店
支払い可能回数 1回払いのみ 1回払いのみ
発行会社 銀行 銀行
利用限度額 預金残高の範囲内 預金残高の範囲内
引き落とし 即時引き落とし 即時引き落とし
入会審査 無し 無し(稀に存在)
年齢制限 無し 主に中学生を除く15歳以上
使える時間帯 銀行によっては夜間使えない場合がある 基本的に365日24時間利用可能

これを見ていただければいかにJデビットが使いにくく、ブランドデビットが使いやすいデビットカードなのか…ということがおわかりいただけるはず。

利用可能な店舗数も圧倒的にブランドデビットのほうが多いので、これからデビットカードを使おうと思っている方は、VISAデビットカードやJCBデビットカードを作るのがおすすめです。

海外でも一応使えるブランドデビット:

J-Debitは残念ながら日本独自のデビットカードゆえに海外での利用はできません。

しかし、VISAデビットカード等のブランドデビットであれば、アメリカや韓国、台湾といった海外でも一応利用可能。

  • J-Debit:日本国内でのみ利用可能
  • ブランドデビット:海外でも利用可能

海外旅行や出張でも活躍してくれます。

ただ残念ながらクレジットカードの使い勝手にはかなわないので、ホテルに宿泊したり、レンタカーを利用する予定等があるのであれば、やはりクレジットカードを持っていくほうがおすすめですよ。

詳しくは海外旅行向けのクレジットカード特集をお読みください。

おすすめのデビットカード紹介:

最後に、おすすめのデビットカードをいくつか紹介させていただきます。

どのデビットカードを作っていいのかわからない…という方は是非、参考にしてもらえればと思います。

楽天銀行デビットカード(JCB):

楽天銀行の口座開設者であれば作ることが出来るデビットカードが、「楽天銀行デビットカード(JCB)」。

このカードはなんとデビットカードにも関わらず、100円利用あたり1円分の楽天ポイントが貯まる高還元率さが魅力となっているので、デビットカードでもしっかりポイントを貯めたい…という方におすすめ。

また、楽天銀行は預金残高などによって振込手数料が無料になるなどのメリットもあるので、総合的な家計の節約メリットがありますよ。

楽天銀行デビットカード(JCB)|楽天銀行楽天銀行デビットカード(JCB)|楽天銀行 

三菱UFJ-VISAデビット:

メガバンク最大手の三菱UFJ銀行が発行しているVISAデビットカードが、三菱UFJ-VISAデビット。

こちらは正直、年会費がかかるデビットカードゆえ、お得感はさほどありませんが、大手発行のVISAデビットカードというところに強みあり。

『クレジットカードやデビットカードは、ポイント獲得うんぬんよりも安心さで選びたい!』という方は、こういった超大手が発行しているものを選ぶと安心でしょう。

ポイントもわずかではありますが、しっかり貯まりますよ。

デビットカードなら三菱UFJ-VISAデビット | 三菱東京UFJ銀行デビットカードなら三菱UFJ-VISAデビット | 三菱UFJ銀行 

JNB Visaデビット:

ジャパンネット銀行で発行可能なVISAデビットカードであるJNB Visaデビットには、コンビニ大手のファミマと提携をしたデビットカードが存在。

こちらをファミマ特定の日付に利用すると200円利用あたり5円分のTポイントを貯めることができるので、自宅や勤務先近くにファミマがあるという方は、こちらも選択肢にいれてみてください。

  • ファミマの通常利用:200円あたり2ポイント
  • ファミマ カードの日:200円あたり5ポイント

使い方次第でTポイントの大量獲得が可能です。

JNB Visaデビット|ジャパンネット銀行JNB Visaデビット|ジャパンネット銀行 

お店の負担が少ないJ-Debit:

時代の流れとともに衰退しつつあるJ-Debitですが、J-Debitはお店の経営者にとって非常にありがたい支払い方法。

お店側が負担する手数料がクレジットカードやブランドデビットと比べると非常に少ないため、ビックカメラやヤマダ電機等のお店では「現金払いと同等のポイント付与」をしているくらいです。

まぁ、それゆえにJ-Debit利用時にはポイント獲得がないという背景も。結果、ポイント好きな日本人にはあまり普及しなかったようです。

さぁ、デビットカードを作ろう:

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ここまでデビットカードの基礎知識から2種類のデビットカード解説、そしておすすめのブランドデビットまでを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

デビットカードはどうしてもクレジットカードにアレルギーがある方や、理由あってクレジットカードが作れない…という方に適した支払いツールなので、デビットカードを作りたい方はこの機会にまずは1枚、作成してみてくださいね。

以上、デビットカード入門ガイド(2019年版)!デビットカードの基礎知識から、J-Debitとブランドデビットの違いまでをわかりやすく解説…という話題でした。

参考リンク:

個人的にはデビットカードよりもクレジットカードのほうがポイントが貯まりやすく、補償がしっかりしているのでおすすめ。

どうしてもデビットカードが良い…という方ではないのなら、是非、クレジットカードもあわせて候補にしてもらえればと思います(下記は専門家である私がおすすめするクレジットカードを紹介した記事)。

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