今回は専業主婦やパート主婦などの主婦でも作れるクレジットカードの中から、専門家おすすめのカードをわかりやすくまとめてみました。
『どのクレジットカードを作っていいのかわからない…』という主婦の方は是非、この記事を参考にお得な1枚を見つけてみてくださいね(※クレジットカードの仕組みがよくわかっていない方はその仕組みを解説した記事からどうぞ)。
専業主婦のカード作成について:
はじめに、専業主婦のクレジットカード作成に関する実情を紹介。
現時点でパート収入がある女性の方や、正社員として働いている方などは読み飛ばしてしまってOKです。
専業主婦と家事手伝いは違う:
まず、専業主婦と家事手伝いをしている女性はどちらも無収入な点では同じですが、クレジットカードの入会審査においては全く性質が異なります。
事実、家事手伝いの女性はどのクレジットカードを申し込んでも審査に落とされてしまいがち。
それに対して専業主婦は…というと、よほど上位のクレジットカードを申し込まない限りはラクラク審査を通過可能となります。
- 家事手伝い:
どのクレジットカードを申し込んでも審査に落ちやすい - 専業主婦:
年会費無料のクレジットカードであれば審査に落ちることは稀
入手のハードルは決して高くはありません。
養ってくれる人がいるかどうかの違い:
では専業主婦と家事手伝いではなにが違うのか、これは単純な話、養ってくれる人がいるかどうか。
専業主婦だと配偶者である夫が生計を維持してくれる安心感がありますが、自称 家事手伝いは養ってくれる人がいるかどうか不透明な状況があるんです。
- 家事手伝い…親が養ってくれてるかどうか不明
- 専業主婦…旦那さんがいるだけで返済は安心
まぁ中には『私は家事手伝いだけど、裕福な両親がしっかり養ってくれてるよ!』って方もいるかもしれません。
しかし、クレジットカード会社側からはそれがわからない以上、判断し難いのが実情といったところ。
厳しいようですけど家事手伝い=無職として扱われることは仕方ないのです(ほんとうに親に養ってもらえるなら親にクレジットカード発行をお願いし、家族カードを作ってもらえば良いだけとなる)。
専業主婦はクレジットカードを作りやすい:
次に、昔は専業主婦だとクレジットカードを作りにくい時代もありましたが、2024年現在では専業主婦でも大抵のクレジットカードを申込可能。
楽天カード、ライフカード、三井住友カードといった年会費の安いクレジットカードはもちろん、ステータスが高いと言われているアメリカン・エキスプレス・カードであっても入手できる可能性があります。
そのくらい今や専業主婦は、自由にクレジットカードを申し込める状況あり。
審査対象に専業主婦を含めてくれているカードであれば、何も気にせず申込してしまって問題ありません。
どのカードが専業主婦対象なのか?
ただここがちょっと難しいんですが、どのクレジットカードが専業主婦でも申込可能で、どのカードだと作るのが難しいのか…は、カード初心者だとなかなかわからないもの。
だからこそ当記事が役立つので、是非、後ほど紹介するおすすめカード一覧から、あなた好みの1枚を見つけてもらえればと思います。
専業主婦のキャッシングは難しい:
専業主婦のクレジットカード審査はそれほど難しくなくなった…と説明をさせていただきましたが、近年、逆に難しくなってしまったのが専業主婦のキャッシング。
- クレジットカード入手:比較的カンタンになった
- キャッシング利用:かなりハードルが上がった
こちらは貸金業法という法律が改正され、配偶者である夫の承諾が必要になってしまったので、キャッシング目的でクレジットカードを作ろうと思っている方はご注意ください(リボ払いや分割払いは従来通り、利用可能)。
専業主婦におすすめのクレカ集:
ここで本題の、専業主婦でも作れるおすすめのクレジットカードの一覧リストです。
クレジットカード審査は常に100%通過できるものではありませんが、これらのカードであれば比較的入手がしやすいはず。
だいたい15分もあれば申込は完了するので、自分名義のクレジットカードが欲しい方はこの機会にパソコンやスマートフォンから申込に挑戦ください。
楽天ピンクカード:
楽天カード発行の女性向けクレジットカード「楽天ピンクカード」は、専業主婦でも作れるおすすめのカード。
しかも年会費無料で作れる&入会特典として5,000円分以上のポイントが貰えるクレジットカードゆえ、自分名義ではじめてクレジットカードを作ろうと思っている方にも安心しておすすめできる1枚になっています。
申し込みして損することがありません。
顧客満足度が非常に高い:
楽天PINKカードの基本性能は、テレビCMで話題になってる楽天カードとほぼ同一。
違うのは女性向けサービスや優待が強化されてる点だけなので、楽天カードを申し込むくらいなら女性向けの楽天PINKカードを申し込みしたほうがお得となります(下記のような女性向けクーポンが豊富に用意されてる)。
ライフスタイル応援サービス『RAKUTEN PINKY LIFE』
女性向けクーポンが充実!飲食店や映画チケット等、110,000以上の多彩なジャンルの割引・優待特典をプレゼント
加えて楽天カードは14年連続で顧客満足度調査No.1を達成中(詳細はこちら)。とにかく専業主婦がカード選びで迷ったら楽天PINKカード、一択です。
JCB CARD W Plus L):
知名度の高いクレジットカードではないけれど、JCBカード発行のJCB CARD W Plus Lというクレジットカードは専業主婦にとっておすすめの1枚。
残念ながら18歳以上39歳以下の方ではないと申し込みはできませんが、どこで利用しても常にポイントが2倍貯まる特徴があるので、電気代にガス代に高速料金に…と、もうなんでもこのカードで払ってしまってください。
それだけポイントがザクザクと貯まります。
特定のお店でポイントがもっと貯まる:
更にJCB CARD W Plus Lはセブン‐イレブンやスターバックスといったお店でポイントが上乗せされることも大きなメリット(下記はその代表例)。
- セブン‐イレブン:ポイント4倍
- スターバックス:ポイント11倍
- Amazon:ポイント4倍
特に普段からAmazonを利用しているという専業主婦の方は多いはずなので、これらのお店&通販モールを使っている方ならもう必携ですよ。
日々の日用品購入でポイントがどんどん貯まります。
イオンカード:
テレビCMでおなじみの『20日30日は5%オフ♪』で有名なイオンカードも、専業主婦が作れるクレジットカードのひとつ。
イオンカードがあればイオン系のスーパーマーケットだけでなく、イオンモールに入っている専門店街でも様々な割引が受けられるので、お近くにイオン系施設があるなら持たない理由のないクレジットカードなのではないでしょうか?
1枚あるだけで家計の節約効果が段違いです。
ミニストップやまいばすけっとでもお得:
また、意外な盲点かもしれませんが、ミニストップやまいばすけっとといったお店でもイオンカードはお得。
- ミニストップ…お得
- まいばすけっと…お得
これらのお店はイオン系の店舗ゆえに、イオンカード利用時の特典がしっかり用意されているのですね。
自宅近くや職場近辺にそれらの店舗がある方は、あわせてご検討ください。
エポスカード:
丸井デパート系のクレジットカードである「エポスカード(EPOS CARD)」も専業主婦におすすめのクレジットカード。
このクレジットカードは率直言ってポイントが貯まりやすいカード…というわけではないんですが、丸井デパートで10%割引が受けられたり、カラオケボックスで30%の室料割引が受けられたりなどなど、優待が豊富に用意されているのがその魅力になっています。
対面で相談できるのが強み:
また、クレジットカードの使い方がわからない時に、対面であれこれ相談可能なエポスカードセンターがあるのもエポスカードの大きな魅力。
クレジットカードに対して不安がある専業主婦の方なら、この安心感は絶大でしょう。困ったことがあればなんでも相談してしまってください。
お得なクレジットカード節約術:
続いて専業主婦のみなさんが覚えておくと便利な、クレジットカードを使った節約術についても紹介しておきます。
家計簿への記帳がラクになる:
専業主婦の方であれば付けている方も多い家計簿。
しかし真面目につけようと思えば思うほど、この家計簿ってやつはほんと面倒な作業なんですよね。
そういう時にもクレジットカードは大活躍。
現金払いとは異なり店舗でクレジットカード払いをすればその支払履歴は自動的にデータに変換されるため、それをインターネット上で作れる「クラウド家計簿」と連動させることで楽々と家計簿を完成させることが出来るんです。
- 現金払いをした場合:
もらったレシートを元に手書き、もしくは手入力で家計簿を付ける - カード払いをした場合:
クラウド家計簿を使えば自動的に家計簿ができあがる
…と書いてもよくわからないと思うので、わかりやすくもう一度、その流れを解説してみますね。
クレジットカードで支払いをするとデータが出来る:
まず、クレジットカードで支払いをすると、いつ、どこで、いくらの買い物をしたか…というデータが利用明細書に記録されます。
- 利用した日時
- 利用した金額
- 利用した場所やお店
これを下記のクラウド家計簿サービスを組み合わせると、あら不思議、クレジットカード払いをしただけで家計簿が自動的にできあがっていきます。
例をあげると東京電力の支払いにクレジットカードを使えば水道光熱費として、スーパーマーケットの西友でクレジットカードを利用すれば食費として記帳されるといった感じですね。
みなさんがすべきなのは、その仕訳であっているかを確認する作業だけとなります。
家計の収入と支出管理も可能:
加えてクラウド家計簿を利用すれば自動で家計簿を付けられるだけでなく、下記のような家計の収入と支出をグラフ化してくれる機能も利用可能。
これを使えば家計においてどの費用が無駄かが一目瞭然になるため、効果的な家計の節約ができると思いますよ(銀行口座残高とも連動可能なので、収入と支出の推移も記録できる)。
結果、現金払いをするよりもクレジットカード払いをしたほうが、家計簿への記帳が楽になる分だけおすすめ。
専業主婦なら出来る限りカード払いを使って、日々の負担を減らしてしまいましょう(旦那さんへのちゃんと家事やってるアピールにもなります)。
公共料金はカード払いで支払う:
電気代、ガス代、NHK受信料などの公共料金。
これらの費用って1個1個をみるとそこまで高額にならないものではあるんですが、携帯料金や有料放送代などまで含めて考えると、どの家庭でも月に2~3万円は使っているものなんですよね。
中でも携帯料金は夫婦分だけで2万円近くする、そんな家庭も少なくないのではないでしょうか?ほんと大きな出費です。
カード払いするだけでポイントが貯まる:
それゆえ、公共料金等の固定費は、銀行口座引き落としではなくクレジットカードで支払ってしまうのがおすすめ。
そうすれば下記のように年間数千円以上のポイント獲得に繋がるため、結構バカに出来ない節約になります。
利用金額 | 年間利用額 | ポイント獲得(1%還元) |
---|---|---|
月額2万円 | 年間24万円 | 2,400円のポイント獲得 |
月額3万円 | 年間36万円 | 3,600円のポイント獲得 |
月額5万円 | 年間60万円 | 6,000円のポイント獲得 |
月額8万円 | 年間96万円 | 9,600円のポイント獲得 |
クレジットカードなら一旦設定してしまえば、3年、5年とポイント貰い続けることが可能です(長期で考えると数万円~10万円程度の節約に繋がる)。
※残念ながら楽天カードは公共料金の支払いに不向き。JCBカードWなどの他カードを使ったほうがお得となります。
クラウド家計簿との相性もバッチリ:
ついでにいうと公共料金をクレジットカード払いすることは、前述のクラウド家計簿との相性もバツグン。
コンビニ払いなどで公共料金を払ってしまうとそれだけ家計簿への入力作業を増やしてしまうことになるので、専業主婦の方はクレジットカード払いを積極的に活用してみてください。
- コンビニ払い:家計簿に付けるのが面倒、ポイントも貯まらない
- 銀行振替:自動記帳にはなるが、ポイントが貯まらない
- カード払い:ポイントも貯まる&家計簿も自動で記帳される
カード払いを設定しておくだけで、勝手に家計簿が出来上がっていくようになります。
※電気代やガス代の支払いについては、クレジットカード払いを敢えて使わないほうがお得な場合もあります。詳しくは下記記事を参考にどうぞ。
夫婦それぞれ入会特典で得する:
最後が入会キャンペーンで得をしよう…というもの。
たとえば楽天カードの場合、夫名義で作成して家族カードを作った場合には入会特典は合計で6000円分になりますが、専業主婦名義でも楽天カードを申し込みすれば合計1万円分になるメリットがあります。
- 家族カードを作ってもらった場合:
5,000円の入会ポイント+家族カード作成ボーナス1,000円分 - 楽天カードを夫婦で作成した場合:
5,000円の入会ポイント×2で1万ポイント獲得
このように、魅力的な入会キャンペーンを実施してくれている場合には、あえて家族カードを作らずに専業主婦名義でクレジットカードを作ってしまうほうがお得になる場合も。
ついつい旦那のクレジットカードで家族カードを作りたくなってしまうものですが、是非、総合的にお得かどうかを考えた上で申込するようにしてください。
家族カードを選択するとキャンペーン分、損してしまう場合も多いですよ(キャンペーン実施中のカードは下記記事も参考に)。
海外旅行保険の強化も期待できる:
夫名義のクレジットカードだけでなく、専業主婦名義のクレジットカードを作っておくと、海外旅行などの際の補償を強化できるメリットあり。
- 夫のみカード保有:補償は夫に対してのみ
- 妻もカード保有:補償は夫&妻になる
まぁ最近では家族カードを発行することで専業主婦である妻にも補償を適用させることは出来ますが、自分名義のクレジットカードを作っておくと補償強化が期待できるので、万が一のときに役立ちます。
よくある質問とその答え:
ここで参考までに、専業主婦がクレジットカードを作る上で抱えがちな疑問に対するその答えをまとめておこうと思います。
まだまだクレジットカード作成には不安がいっぱいだ…という方は、こちらもしっかり熟読をどうぞ。
Q.内職してるんだけど専業主婦で申込すべき?
自宅で内職作業をしているとか、今流行のクラウドワークでお金を稼いでいるとか、そういう収入がある方は、専業主婦としてクレジットカードを申し込んでOKなんでしょうか?
これについては個人事業者登録を税務署に提出していないのであれば専業主婦で申込OK。
- 個人事業者登録あり:自営業として申込を
- 個人事業者登録なし:専業主婦で申込OK
クレジットカード会社が知りたいのはあなたが内職しているかどうか…ではなく、クレジットカードを使わせた場合にきちんとその利用額を払ってくれるかどうかのほうです。
下手な自営業より専業主婦のほうが有利:
ついでにいうと、年収が30万円未満しかない自営業者よりも、専業主婦としてクレジットカードを申し込んだほうが審査上で有利なこともありますね。
- 専業主婦:審査に強いことが多い
- 自宅作業の自営業者:審査に厳しいことが多い
ゴールドカードやプラチナカード等、専業主婦の身分で申込ができないクレジットカードが欲しいなら別ですが、それ以外の専業主婦申込OKな年会費無料カードなら、気にせず専業主婦の身分で申し込んでしまって大丈夫でしょう。
とにかく個人事業主登録をしてないなら、専業主婦で問題なしです。
Q.自分名義でクレカを作るメリットは?
専業主婦としてクレジットカードを申し込むのではなく、配偶者である夫に家族カードを作ってもらったほうがお得なのではないか?
確かにそのほうが年会費の節約になることも多いですし、ゴールドカードやプラチナカード、更にはブラックカードといったハイステータスなクレジットカードを夫婦で共有できるメリットは魅力的ですよね。
しかし、主婦名義でクレジットカードを作ると下記のようなメリットがあるのもまた事実。
- 旦那に利用履歴がバレない
- 入会特典がまた貰える
- 利用キャンペーン等の当選確率があがる
- 家族全体の利用枠合計が増える
それゆえ、必要なのであれば専業主婦だって自分名義のクレジットカードを作ってOKかと私は思います。
その他にも自分名義のメリットは多い:
これ以外にもクレジットカード嫌いな夫に代わってお金の管理をしたり、カッコ悪くて年会費無料カードを作りたがらない男性もいる…などなど、専業主婦の方が自分名義のカードを作らなくてはいけないケースは無数に存在。
すべてのケースで家族カードのほうがお得&便利とは限らないので、自分名義のクレジットカードが欲しい方は検討ください(家族カードならではの利用メリットは下記記事参照)。
Q.引き落としを旦那名義の銀行口座にできる?
自分名義のクレジットカードは欲しいけれども、クレジットカード利用代金の引き落としは旦那名義の銀行口座から引き落とし可能なのか…というと、これは可能といえば可能です。
ただすべてのクレジットカードでそのような引き落としが可能ではなく、一部のクレジットカードでのみ利用可能なのでその点は注意が必要ですね(下記はその一例)。
他のクレジットカード、たとえば楽天カードやPayPayカード等では家族名義の銀行口座は設定できません。
自分名義の銀行口座のみが利用可能です。
Q.在籍確認の電話はどこにかかってくる?
専業主婦がクレジットカードを申し込んだ場合の在籍確認は、申込み時に記載した携帯電話番号にかかってくることがほとんど。
大手消費者金融などのように配偶者の許可なく専業主婦が借入できないところでお金を借りない限りは、旦那の勤務先に電話が行くことはありません。
- 主婦が自分で申し込めるカード:配偶者への連絡なし
- 配偶者の許可が必要な借入:配偶者への連絡があるかも?
それに最近では書かされることが増えてはいますが、昔は「専業主婦」という職業欄をチェックするだけで、その後は特に旦那の職業、勤務先、連絡先を書かなくてもクレジットカードを作れたくらいなんですよね。
そう考えるとクレジットカード審査で重要視されているのは旦那の職業うんぬんではなく、専業主婦であるみなさんの信用力のほう。
それが十分であれば、配偶者の勤務先に連絡がいくようなことは無いと思われます。
夫の勤務先に連絡が行くことはあるのか?
ここで『おいおい、さっきから旦那の勤務先に連絡が行くことはないと思われるなど、曖昧な表現が多いけど、正確にはどっちなんだ?』と思われた方もいるかも…ですが、これについては100%確実に大丈夫だという確約が難しいんですよね。
なにせ日本には100を軽く超えるクレジットカード会社が存在。
大手のカード会社であれば旦那さんの会社に在籍確認をする場合には事前に申込者の同意を取るのが普通なんですけど、中小のカード会社だと旦那さんの会社に直接、在籍確認をかけてしまうところがあってもおかしくはありません。
- 大手カード会社:申込者に同意を取る可能性大
- 中小カード会社:直接、電話をしちゃうかも?
たぶん、確率にして0.1%くらいは「地雷」を踏んでしまう可能性があると思われます。
余程のことがない限り電話はいかない:
とはいえ、カード会社としても意味なく旦那さんに在籍確認をし、カード申込者の心象を損ねることはしないもの。
旦那さんの勤務先や年収に疑わしい点がある場合や、すでに離婚済みなのに旦那さんがいると嘘を付くようなケース等、申込そのものに疑義があった場合だけ在籍確認をかけてくるものと思われます(下記のような極端なケースが多い)。
- ほんとは未婚なのに既婚者のふりをする
- 離婚してるのに既婚者のふりをする
- 旦那が無職なのに勤務先有りと記載する
要するに嘘偽り無くクレジットカードを申込さえすれば、自分宛ての在籍確認のみで終了するってこと。
旦那さんに黙ってクレジットカードを申込するのであれば尚更、正しい情報を記載するよう心がけてもらえればと思います。
Q.配偶者の個人信用情報は確認されるの?
『うちの旦那は過去に自己破産をしちゃってるので、CICやJICCなどの個人信用情報機関に照会をされると困るのだけど…』
そんな悩みをお持ちの方は多いかと思いますが、こちらについてもカード会社に対応が異なるため一概にこうだとは言えないものです。
たとえば三井住友カードは下記のように「申込者本人だけでなく、配偶者の個人信用情報照会もしっかりやりますよ」と明記(赤字は当サイトによる装飾)。
個人信用情報機関への登録・利用
本会員及びPA‐TYPEカード会員(本会員及びPA‐TYPEカード会員の予定者を含む。以下総称して「本会員等」という)は、当社が、本規約に係る取引上の判断にあたり、当社が加盟する下記の個人信用情報機関(個人の支払能力に関する情報の収集及び当該機関の加盟会員に当該情報を提供することを業とする者。以下「加盟信用情報機関」という)及び加盟信用情報機関と提携する下記の個人信用情報機関(以下「提携信用情報機関」という)に照会し、本会員等及びその配偶者の個人情報が登録されている場合には当該配偶者の情報(当該各機関の加盟会員によって登録される契約内容、返済状況等の情報の他、当該各機関によって登録される破産等の官報情報等を含む)を本会員等の支払能力の調査の目的に限り、利用することに同意します。
同様に楽天カードにも同じような記述があります(公式サイトはこちら)。
第3条(指定信用情報機関への登録・利用)
当社が加盟する個人信用情報機関(個人の支払能力・返済能力に関する情報の収集及び加盟会員に対する当該情報の提供を業とする者)及び当該機関と提携する個人信用情報機関に照会し、会員(家族会員は除く)及び当該会員の配偶者の個人情報が登録されている場合には、会員(家族会員は除く)の支払能力・返済能力の調査のために、当社がそれを利用することに同意します。
それに対して関連記述がないカード会社も多いので、どのカードが配偶者の信用照会を行っているのかは不明なんです。
事故情報があると厳しい:
とはいえ、やはり専業主婦のクレジットカード作成は配偶者である夫の収入頼み。
そのため、旦那さんがここ最近に自己破産したり、クレジットカード会社や消費者金融への返済をストップさせてる状況があるのであれば、クレジットカード審査に通る可能性はかなり低いといえますよ。
それでもどうしてもクレジットカードが欲しいなら、配偶者の信用力不要で申し込みできるよう自分で個人事業を立ち上げるか、パート勤務などで仕事をはじめてもらえればと思います(収入があれば自分の信用力だけでクレジットカードが作れる)。
詳しくは下記記事も参考にどうぞ。
Q.離婚や死別したらカードはどうなるの?
縁起でもない話ですが、離婚や死別等によって配偶者がいなくなってしまった場合、専業主婦が保有中のクレジットカードはどうなるのでしょうか?
こちらについてはしばらく「保留」される可能性大。
離婚したからといって即座にクレジットカードが没収されることはないので安心してください。
- 多額の慰謝料がある場合:資産がある旨を伝える
- 遺族年金が貰える場合:安定収入がある旨を伝える
- それ以外の場合:仕事を見つける旨を伝える
保留期間中に新しい仕事を見つけるか、慰謝料や遺族年金等をもらって生活が安定している旨をカード会社に伝えればOKです。
カード会社は払えなくなった時が怖い:
それじゃカード発行会社がクレジットカードを没収する可能性があるのはどういうタイミングなのかというと、これはあなたがクレジットカード代金の支払いを遅延させてしまった時。
要は生活に困ってきたなぁ…という時にこそ没収されがちなので、離婚 or 死別後も専業主婦名義のクレジットカードを使い続けたいのであれば、絶対に支払い遅延だけは起こさないようにしてください。
- 支払い遅延あり:没収の可能性が高まる
- 支払い遅延なし:没収される可能性は稀
毎月、きちんと払い続けてる限りには没収される可能性は稀です。
たまにはクレジットカードを整理しよう:
専業主婦の方の中にはクレジットカード作成に慣れすぎて、あれやこれやと10枚、20枚とクレジットカードを作ってしまう方もいるんですが、さすがに10枚を超えるカード保有は危険と隣り合わせ。
管理出来ないクレジットカードが増えれば増えるほどに不正利用される可能性が高まってしまうので、しばらく利用していないクレジットカードがあるなら早めに解約するようにしてください。
それが自分自身のためですよ(管理できないクレジットカードが増えると、不正利用されたとしてもそれに気付くことが出来ません)。
さぁ、クレジットカードを作ろう:
ここまで主婦はなぜクレジットカードを作りにくいのかといった基礎知識から、主婦向けのおすすめカードまでをいくつか紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
クレジットカードは誤って使うと怖い存在になるものですが、きちんと理解して使えば家計の節約において絶大な効果を発揮してくれる有り難い支払手段。
キャッシュレスに抵抗感がないのなら持たない理由がありませんよ。
是非、この機会に自分名義のカード作成をどうぞ。
以上、専業主婦でも作れる、おすすめクレジットカード(2024年版)!お得なカードの使いこなしテクニックから、専業主婦への審査基準を解説…という話題でした。
参考リンク:
クレジットカードを持ったことがない初心者が、犯してしまいがちな重大ミスは下記記事を参考に。初歩的なミスほど、失敗してしまった時の損失が大きくなりがちです。