Visaカードやマスターカードと比べて、海外での使い勝手がやや悪いアメリカン・エキスプレス・カード(通称:アメックス)。
正直なところアメックス1枚を持って海外旅行や出張に出かけるのはおすすめしませんが、すでにVisaカードやマスターカードを保有している方が、2枚目のカードとしてアメックスを海外に持っていくことには大きなメリットあるんですよね。
そこで今回はそんなアメリカン・エキスプレス・カードの隠れた利用メリットを紹介。海外出張にアメックスは不要だ…と思ってる方は是非、ご覧ください。
海外でアメックスを使うメリットについて:
海外での利用店舗がまるわかり:
まず、アメリカン・エキスプレス・カードを海外で使うメリットとして私があげたいのは、アメックスを海外店舗で利用すると、その業種名まできちんと利用明細書に書いてくれる点。
これ、JCBカードを含め、Visaカードやマスターカードを海外で利用すると、利用明細書チェックの時にどこのお店で使ったのかわからなくなってしまうことが多いんですよね。
- VisaやJCBなど:
店舗名のみの記載なので、どこで使ったか思い出せない - アメックス:
店舗名に加えて、業種名が記載されているので思い出しやすい
なにせ当然ながら、海外でクレジットカードを利用した時に記載される店舗名はすべて英語表記。
○○レストランといった名前であれば日本人でもすぐにどんなお店かの判別が可能ですが、それ以外の読んだだけではわかりにくい店名のお店では、1件1件、本当に利用したのかどうかを含めたチェックが必要になってしまうわけです。
反面、アメックスで支払いをすれば店名+業種が利用明細書に記載されるので、「ああ、あのときの支払いか」ということがわかりやすいメリットあり。
比較的カンタンに記憶をたどれることでしょう。
アメックス払いを使えば経費申請がラクに:
こう書くと「お店の業種がわかって何になるの?」と思われるかもしれません。
しかし、ビジネスでクレジットカード決済を利用している方であれば、経費申請のために何に利用したか確認できるのは大きいんですよね。
実際、私も個人事業主なので、海外では極力アメリカン・エキスプレス・カードを利用し、どこでどんな支払をしたのかの確認に使っているくらい。
たったこれだけで経理処理がかなり楽になるので、経営者には特におすすめなんです。VisaカードやJCBカードではこうはいきません。
不正利用対策にもなる:
同様に飲食店なのに5万円、6万円といった金額が請求されていたり、安ホテルに泊まったはずが10万円以上の費用を請求されていたりする不正利用にもアメックスの業種記載は大活躍。
- 業種記載あり:だいたいの利用金額が推測できる
- 業種記載なし:利用金額の推測が難しい
業種が載っているだけでだいたいの利用金額が思い出せるはずなので、仮に過大な請求がされている場合はそのままアメックスに相談をどうぞ。
アメックスは欲しいけど自分にも作れるの?
アメリカン・エキスプレス・カードが海外利用で便利なことはわかったけれども、自分は年収が低くて作れない可能性が高いな…と思っている方、実は現在ではそんなこともありません。
詳しくは下記記事を参考にしてもらえればなと思いますが、アメリカン・エキスプレス・カードの審査難易度はかなり引き下げられてきているので、正社員として働いている方であれば大抵、作れちゃうと思います。
「いつかはアメックス」と思っているならこの機会に是非、作成ください。
日本でのカード利用にも便利:
最後に。
アメリカン・エキスプレス・カードで支払いをすると業種名まで明細書に印字されるメリットについては、海外利用分だけでなく日本での利用についてもかなり便利。
たとえば楽天市場などの通信販売でアメックスを利用すると、専門店/通信販売/ECという記載が利用明細書上に記録されるのでわかりやすいのですが、これがないと見覚えないの店舗記載になって『もしかして不正利用!?』と慌てることになりますよ。
以上、アメックスを海外で使うメリットは、利用店舗の業種まで書いてくれる点。業種がわかると経費申請や記帳作業がラクになります…という話題でした。
個人的にはVisaやJCBといったクレジットカードでも、こういうサービスを早く導入してほしいなと思います。
参考リンク:
海外におけるクレジットカード事情をもっと知りたい方は、下記記事も参考に。
日本と同じ感覚でクレジットカードを利用しようとすると、海外では思わぬトラブルに巻き込まれることもありますよ。