クレジットカードの読みもの

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貧乏から脱出するために必要な、6つのアイデア&考え方(2023年版)!お金の知識を身につけて、お金に困らない生活を手に入れよう。

1万円札や千円札の画像

『もうこれ以上、貧乏は嫌だ!』

そんなふうに叫んでみても、一度、家計が苦しくなってしまうとそこから抜け出すのは難しいもの。

迫りくるクレジットカード代金や携帯料金の支払い、甘い考えで借りてしまった消費者金融への返済、付き合いのお酒、吸いたくてたまらないタバコ…等々。

気づけば給料日直後にもかかわらず自由に使えるお金は消え、日々、どうすれば次の給料日まで乗り切れるかで頭がいっぱい…。

そんな方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は現状に苦しんでいる方のために、貧乏から脱出するためのアイデア&考え方を紹介してみたいと思います。

『苦しい生活から抜け出したい!』と願う方は是非、参考にしてみてくださいね。

お金の知識を手に入れる

まず、貧困から抜け出すためにもっとも重要だなぁ…と思うのが、お金に関する知識をつけること。

こう書くと『へっ?お金の知識をつけることと、貧乏から抜け出すことってどんな関係があるの?』と思われる方も多いかもしれませんが、これってほんと重要なんですよ。

お金持ちほどお金に詳しい:

論より証拠。

金融広報中央委員会が行った金融リテラシー(お金に関する理解があるかどうか)の調査では、年収が高い人ほどお金に詳しいとか、貯金をたくさん持っている人ほどお金の知識が豊富である結果が出たほど。

下記グラフをご覧いただければ、それが一目瞭然でわかるはずです(グラフ上の数字が正答率となる)。

年収が高い人ほどお金の知識が豊富な傾向あり

年収が高い人ほどお金の知識が豊富な傾向あり

金融資産が多い人ほどお金の知識が豊富な傾向あり

金融資産が多い人ほどお金の知識が豊富な傾向あり

これは逆にいうと、お金に困っている人ほどお金の知識が不足しているってこと。

  • 年収が高い人:お金に詳しい
  • 年収が低い人:お金の知識が乏しい
  • 資産が多い人:お金に詳しい
  • 資産が少ない人:お金の知識が乏しい

事実、2つ目のグラフにおける「資産なし」、つまり貯金も土地もなにも持っていない方の問題正答率は41.5%とかなり低めですからね(借金の返済で困っている人も資産なしに含まれる)。

資産を保有している人と比べると、お金の知識が圧倒的に不足していることがわかります。

お金の知識をつける重要性:

もちろん、お金の知識をつけたからといっていきなりお金持ちになるわけでもありませんし、年収がグンと増えるわけでもありません。

しかし、ゴルフが上手になりたい人がレッスン本を買うように、お金がもっとほしいならお金の知識をつけたほうが良いのは当然の理屈。

  • ゴルフがうまくなりたい:レッスンに通う、書籍を買う
  • 英語を話したい:レッスンに通う、書籍を買う
  • ゲームがうまくなりたい:攻略本や攻略サイトを読む
  • パチンコで稼ぎたい:パチンコ攻略本を読む、良い店を探す
  • おしゃれになりたい:ファッション誌などで知識をつける
  • お金がもっとほしい:お金に関する本やサイトを読む(知識をつける)

それをせず、なんとなくお金がほしいと願うだけの状況下では、宝くじや高額馬券にでも当たらない限りは貧困からの脱出なんて難しいのです。

お金に詳しくなればお金は溜まりやすくなる

お金に詳しくなればお金は溜まりやすくなる

それゆえ、貧乏から脱出したいなら、お金の勉強が必要不可欠。

ここをサボっては生活にゆとりなど持てません(どこから勉強していいかわからない方は下記記事を参考に)。

news.cardmics.com

お金の知識がつくとうまい話にも騙されにくくなる:

お金の知識がつくと、うまい話に騙されにくくなる隠れメリットも。

たとえばセレブの奥様の付き人になれば1日5万円貰えるけど付き人登録料に30万円かかるとか、「私にお金にあずければ3ヶ月で20%の金利をつけて返すよ」とか、そういった類の詐欺話がきても金融知識があれば自己防衛が可能(下記の名義貸し詐欺などに引っかかる学生も多い)。

こんな風に自分自身の身を守るためにもお金の勉強をしておくのがおすすめです。

お金はあったほうが幸せだと認知する:

おしゃれな洗面台の画像

貧乏から脱出するためのアイデア2つ目は、世の中、お金がすべてじゃないとか、お金じゃ幸せは買えない…といった、キレイ事を言わないようにすること。

『いやいや、お金がなくても幸せなことだってあるだろ!?』

そんなふうに思う方もいらっしゃるかもですが、それは確かにその通りであって否定はしません。

しかし、お金がないよりもお金があったほうが手に入るシアワセの数は圧倒的多数。ためしに事例をあげてみるとこんな感じとなります。

  • 食事…食費を切り詰めるよりも使ったほうが幸せ
  • 電気…空調なしの生活よりもエアコンが使える生活のほうが幸せ
  • 住居…寒くて古い家よりも、温かい新しい家のほうが幸せ
  • 衣類…安い服よりも高い服のほうが高機能&おしゃれで幸せ
  • 趣味…買いたいものを我慢するよりも買えるほうが幸せ
  • 恋愛…行きたいところに好きなだけ行けるデートのほうが幸せ
  • 育児…子供に我慢させるよりも好きなものを与えられるほうが幸せ
  • お酒…発泡酒でも十分だけど、ビールが飲めたら幸せ

わざわざお金がない状態でシアワセを探すほど非効率なものもないのです。それは無理やりお金がない状況を肯定しているだけに過ぎません。

お金に対する欲がなければお金は貯まらない:

ではなぜ、お金はあったほうが幸せだと認知する必要性があるのか、これは「欲があるかないか」で意識が変わってくるため。

例をあげるとサッカーがうまくなりたいと思っている子供は、日々、練習に前向きになれますが、サッカーなんて別にうまくなれなくてもいいや…と思っていたら上達も限定的。

むしろ練習をサボることばかりを考えるようになってしまいます。

つまり「お金なんてなくていい」と思ってる方はもちろん、「今の収入でもどうにかなる」と思ってしまっている方はなかなか現状を変えられないので、貧乏から脱出したいならお金持ちになりたいと願う必要があるんです。

  • お金なんてなくていい→現状はなかなか変わらない
  • 今の収入でも満足→収入アップは難しい
  • もっとお金がほしい→現状を変える原動力になる

そうじゃないと余裕をもった生活など夢のまた夢でしょう。

お金の勉強にも前向きになれる:

それにお金持ちになりたい!貧困から脱出したい!といった強い願望があれば、お金に関する勉強にもすすんで取り組める可能性大。

たとえるなら中学生や高校生の時、興味のある教科や好きな先生の授業で良い点数が取れたアレと一緒です。とにかくお金に興味を持つことこそが重要なので、「世の中、お金がすべてじゃない」なんて思わないようにしてください。

少なくとも、お金があればお金で解決できる悩みはすべて解消できますよ。

  • お金がある:
    お金で解決できる悩みはすべて解消できる
  • お金がない:
    お金で解決できる悩みが解決できない

本を購入して勉強するのはちょっと…と思われた方は、当サイト『クレジットカードの読みもの』がまとめた、下記のクレジットカードの基礎知識集から読んでみてください。クレジットカードを理解できれば世の中のお金の流れがわかるようになります。

news.cardmics.com

お金で解決できる悩みってどんなもの?

ちなみに。

「お金があればお金で解決できる悩みがなくなる…ってことだけど、それってどんなもの?」と思われた方のために、わかりやすく事例をあげるとこんな感じ。

項目 お金がない場合 お金がある場合
借金 借金の返済がなかなか終わらず、利子を負担するばかり。さらに頭が返済でいっぱいになる。 ローンや奨学金を返済してスッキリ。借金で悩まされなくて済むのでストレスフリー。
近隣トラブル 近所に嫌な人がいても引っ越しは難しい。自分でトラブル解決するしかない。 トラブルに巻き込まれそうになったら、費用を気にせず引っ越しができる。
地域のつながり 町内会、消防団、青年会議所、商工会、祭りの手伝いなど、地域のつながりから逃げられない。 町内会や消防団といった地域の役割&負担に疲れてしまったら、引っ越しで逃げられる。
仕事 勤務先に嫌な上司や同僚がいたり、仕事内容に不満でも辞めることができない。 お金に困っていないのでいつでも退職できる。やりたくない仕事を続けなくて済む。
夫婦関係 離婚した後の生活を考えるとなかなか別れ話を切り出せない(浮気や酒癖の悪さを許すしかない)。 離婚してもお金に困らないので、夫婦仲が悪化したら離婚を視野にいれることができる。
育児 学習や体験に費やせるお金が不足するため、育児トラブルが発生しやすい。進学先も限定される。 子供が学力不足や体力不足になったら、専門家の力を借りて解消できる(学習塾やスポーツクラブなど)。
掃除 疲れていても自分でやるしかない。掃除が追いつかずカビやダニ等による衛生的なトラブルも発生しがち。 ダスキンなどの家事代行サービスを気軽に使える。キッチン、トイレ、お風呂を清潔に保てる。
料理 どんなに疲れていても自分でやるしかない&食費が足りずに単純なメニューのみになりやすい。 疲れたら外食や出前が選択肢に。また、食費が十分にあるため、献立の幅が広がる。
洗濯 疲れていても自分でやるしかない&洗濯物を干すタイミングが大変。天気に左右される(住居次第では近所への騒音対策も必要)。 全自動洗濯乾燥機を買えるので、好きな時間に洗濯&乾燥ができる。また、汚れが気になったらクリーニングも利用可能。
介護 ヘルパーが使える時以外は自分で対応するしかない。介護疲れや老々介護が問題になりやすい。 ヘルパーの利用時間を増やしたり、老人ホームが選択肢に入る。要介護者が希望する施設への入居も可能。
老後 子供に迷惑でも老人ホームに入れない。バリアフリー住宅じゃないと不自由さを味わうことも。 子供に迷惑をかけず、好きな施設に入居できる。十分な医療体制のもと、悠々自適に余生を過ごせる。
相続 相続で揉めやすい。少しのお金を争って、兄弟や親族と不仲になってしまうことも。 相続する必要がないので、相続で揉める必要がなくなる。兄弟や親族と良好な関係を保てる。
揉め事 知人や友人と金銭トラブルが発生しても、自己解決するしかない。専門的な知識が足りず、言いくるめられてしまいがち。 金銭トラブルなどの揉め事が発生したら、弁護士にお任せすることが可能。心理的ストレスがかなり軽減される。
病気 保険診療の範囲内でしか対処できない。場合によっては病気になっても医療機関を診察できない場合すらありえる。 保険診療の範囲内だけでなく、高度医療が受けられる。加えて人間ドックなどの予防にお金をかけられるメリットも。

こんな風に、お金があれば家庭や人間関係の悩みのほとんどが解消可能。人生における幸福度があがるのは間違いありません。

貧乏だと卑屈になりやすい:

ついでにいうと、貧乏な時ってどうしても自己評価が低くなりがち。

『どうせ私なんて…』と卑屈になってしまうのも貧乏ならではのデメリットだと言えるので、是非、お金持ちになりたいというポジティブな考えを持ってもらえればと思います(自己肯定感が低い方は下記書籍がおすすめ)。

お金があれば選択肢が減らない:

お金があるとお金で解決できる悩みがすべて解決可能。

そんな説明の仕方をすると、いやいや貧乏でも工夫をすれば幸せになれるよ…みたいな反論をされることがまぁまぁあるのですが、そういった意見をお持ちの方は「お金を持つ=選択肢を減らさないこと」だと考えるようにしてください。

たとえば高校生になる自分の子供が将来、どこに向かうのかを考える時、お金があるなしでは下記のような違いがうまれます。

  • お金がない場合:
    大学や専門学校に行きたいと言われても行かせる余裕がない。行ける場合でも国立大学や奨学金制度が整った専門学校など、学費の安い学校が中心となる(選択肢がかなり限定されてしまう)。
  • お金がある場合:
    子供に好きな未来を選ばせることができる。医学部や薬学部などの学費が高い学部はもちろん、芸術大学、音楽大学、体育大学、海外留学も選択肢となる(進路が限定されない)

他にも歯が悪い時にインプラントを選択できないとか、飼ってる猫や犬が病気になってもなかなか獣医に連れていけないとか、就職先はやりたい職業よりも給料で選ぶしかないなどなど、お金に余裕がないと様々なところで選択肢が限定されてしまうもの。

その点、手元に十分なお金さえあれば選択肢が限定されないので、自分を含め、大切な誰かの選択肢を減らさなくて済むメリットがあるといえます。

支出の中身をしっかり把握する:

マクドナルドで売られているフライドポテトの画像

貧乏から脱出するための考え方、3つ目は「支出の中身」をきちんと把握すること。

収入についてはだいたいみなさん正しく把握できてるんですが、「毎月、いくら自分がお金を使っているのか?」という支出は把握すらできてないことが多いんですよね。

  • 収入:しっかり把握している方が多い
  • 支出:まったく把握していない方が多い

こう説明をすると『おいおい、俺はちゃんと支出を把握しているぞ!』と言えるしっかりさんも中にはいるのですが、そういった方も「だいたい今月は10万円使ったな」といった金額の把握だけで、食費、光熱費、通信費、交際費などの内訳までは認識できていないはず。

これではどうして生活が苦しくなってしまっているのかの原因がわからないので、貧困からの離脱を考えるならくどいようですが「支出の内訳」をしっかり把握する必要性があるのです。

キャッシュレス決済と家計簿で内訳を可視化:

しかし、いくら支出の内訳を把握するためといっても、毎日コツコツと紙の家計簿を付けるのは現実的ではありません。

ではどうすればラクに家計の支出を管理できるか…というと、これはクレジットカードや電子マネーを普段遣いするのが一番(まだ1枚も持っていない方は下記記事にて)。

コンビニ、スーパーマーケット、本屋、ゲームセンターに至るまで、極力、これらの支払い方法を活用すれば、1ヶ月が終わった時に自分がいつどこで、いくらの支出をしたのかが履歴として残るようになります。

更に余裕がある方は前述の家計簿アプリ(マネーフォワード等)を組み合わせることで、下記のように支出をグラフ化することが可能。

クレジットカードと家計簿アプリを組み合わせれば支出の把握はバッチリ

クレジットカードと家計簿アプリを組み合わせれば支出の把握はバッチリ

これで1ヶ月の支出がだいたい把握できるようになるので、なににどれだけ費用をかけているのかを可視化できます。

借金から発生する金利を把握する:

その上で調べておいてほしいのが、クレジットカード、消費者金融、銀行カードローンなどから毎月、どのくらい金利が発生してるかについて。

だいたいお金に困っている方というのは、この金利負担だけで生活費がまわらなくなってしまっている場合が多いので、この機会に「自分がいくら金利を払っているのか」を確認するようにしてください。

  • 金利を正しく把握:家計の改善案が出やすい
  • 金利を把握しない:生活がなぜ苦しいか追求不可能

きっと借金がどれだけ家計を苦しめているのか、それが明確にわかることでしょう。

家族利用分もしっかり把握する:

あと、配偶者、両親、子供などと家計が一緒な方は、それらの家族が使ったお金もしっかり把握するのがおすすめ。

やり方はカンタン。

あなたが保有しているクレジットカードで家族カードと呼ばれるカードを作り、それを家族に利用させるだけで支出管理ができるようになります(家族カードの詳細は下記記事参照)。

家族カードを渡せば家族の支出管理がしやすくなる

家族カードを渡せば家族の支出管理がしやすくなる

これで配偶者がスーパーマーケットでいくら利用しているのかとか、両親が電気代をいくら払っているのかといった全体把握が可能となるので、家計の苦しめている原因を見つけやすくなるはず。

さらに子供への仕送りもクレジットカード経由で行えば、子供の無駄遣いや問題行動の発見がしやすくなるメリット有りです。

節約のためにも自分の時給を計算する:

アルバイトやパート勤務をしている方であればそれほど難しいことはないんですが、正社員として働いている方も「自分の時給」をしっかり把握してみてください。

計算方法はカンタン、月給を1ヶ月あたりの労働時間(1日8時間+残業時間)で割ればOKです。

この時給を把握した後は、その金額を自分の私生活に当てはめてみることが重要。

そうすると遠くのスーパーマーケットに買い出しにいくべきか、それとも自宅で仕事や勉強をすべきかの判断が容易にできるようになりますよ(下記のように比較するとわかりやすいはず)。

  • 1時間かけて遠くのスーパーまで買い出し:500円節約
  • 30分かけて安いガソリンスタンドに行く:300円の節約
  • 自宅で1時間ほど仕事:1,500円の収入増
  • パート勤務時間を1時間伸ばす:1,000円の収入増

支出を減らすことだけが節約だけではありません。

借金の返済金額を減らす:

現金紙幣の画像

3番目の「支出の中身」をしっかり把握すると、見えてくるのが借金の存在。

消費者金融や銀行カードローンからの借入が0円だったとしても、クレジットカードでリボ払いや分割払いを使っていたり、自動車ローン等で高めの金利を払っている方は少なくないのではないでしょうか?(借入なんて0円だよって方は5番目の項目へ)

よくある借金の例:

  1. 消費者金融からの借入
  2. 銀行カードローン
  3. クレジットカードのリボ払いや分割払い
  4. 自動車ローン
  5. 奨学金
  6. 住宅ローン

金利が低いローンは後回し:

このうち、奨学金や住宅ローンの返済は、金利負担がそこまで重くないので優先順位は後回し。

その他の消費者金融、銀行カードローン、クレジットカードのリボ払いや分割払い、自動車ローンの返済が毎月どのくらいあるか、そして未払いの残高があといくら残っているかを確認してみてください。

  • 後回しでOK:
    住宅ローン、奨学金などの低金利ローン
  • 優先して返済:
    消費者金融、リボ払いや分割払い、自動車ローンなどの金利が高いローン

仮にそれらの返済&金利発生がある状況なら、貧困から脱出するためにもこれらを0円してしまう必要性があります。

どうすれば借金を減らせるのか?

ではどうすれば借金の返済を減らせるのか?

現時点でクレジットカードのショッピング枠に余裕がある方は、下記記事を参考にしてみてください。

普段からリボ払いを利用しているという方はそれをすべてやめ、ボーナス一括払いを利用した後にリボ払いに変更すれば、最大8ヶ月程度の金利手数料を減らせるようになります。

引用部分にも書かせていただいた通り、クレジットカードの支払い方法を少し工夫するだけで余剰資金を消費者金融やカードローン返済に回すことが可能。

これを繰り返せば金利発生を少しずつ減らしていくけるので、生活が月を追うごとに楽になることでしょう。

新規に作れる方はビューカード作成を:

また、新規にクレジットカードを作れる信用力がある方は、下記記事を参考にビューカードを作るのもおすすめ。

こちらはなんとAmazonギフト券やSuicaチャージすらボーナス払いで支払い可能なクレジットカードなので、日々の支払いをボーナス時期まで強制的に先延ばせるメリットがあります。

つまりビューカードを活用すればその分だけ金利を抑えられるってこと。これだけで金利で苦しくなった家計が一気に改善されます。

自己破産は人生の終わりじゃない:

『いやいや、自分の場合はクレジットカードのショッピング枠もほとんど残っていないし、新規にクレジットカードを作ることも出来ないんだよ。』という場合には、もはや最後の選択肢、「自己破産」を選ぶのもひとつの手。

世間的なイメージだと自己破産=この世の終わりとか、自己破産=就職できなくなる…などなどの印象がありますが、実際にはこの制度ほど私たちをピンチから救ってくれるものはありません。

むしろ自己破産=人生を一度、リセットできる有り難い制度であると私は思うくらいです。

  • 世間のイメージ:自己破産=人生の終わり
  • 本当の姿:自己破産=人生の再スタート

自己破産は人生の終わりではなく、人生の再スタート

自己破産は人生の終わりではなく、人生の再スタート
自己破産者は驚くほどに多い:

実際、自己破産を経験する人は年間で約7万人。

満員の東京ドームよりも1万人以上も多い方が、自己破産を経験していることになります(下記は2018年の自己破産者数)。

最高裁がこのほどまとめた2018年の個人の自己破産申立件数(速報値)は、前年比6・2%増の7万3084件だった。

さらにこれを10年間単位で考えると100万人前後の方が自己破産を経験しているくらいなので、自己破産者は珍しいどころかその辺にゴロゴロいる状況です。

自己破産は繰り返さなければOK:

それに自己破産すれば日々、悩まされていた借金の取り立てや、お金を返済するだけの人生から脱出可能…と、「次こそは借金で失敗しない!」って強く思える方なら過度に恐れず活用してOK。

とりわけ街金やヤミ金からもお金を借りてしまっている方は、もはや自分1人で借金をゼロにすることは無理なので、素直に法律の専門家に相談をしてみてください(こちらの専門家など)。

それでお金の悩みから開放されるわけですから、悩む必要はありませんよ。

借金の減らし方は下記記事も参考に。どんなに返済に行き詰まったとしても、闇金からお金を借りてはいけません。

news.cardmics.com

低金利ローンは借りっぱなしでも問題ない:

住宅ローン、奨学金などの低金利ローンは、無理に返済をせずに借り続けてもまったく問題なし。

重要なのは手元にあるお金を「死に金」にしないことが重要なので、ローン返済よりも自分への投資に回すほうが得策な場合にはそちらにお金を割り振るようにしてください。

  • お金が余ってる場合:低金利ローンを返済してもOK
  • 自己投資したい先がある場合:ローン返済を優先しなくてもOK

そのほうが結果的に稼げるお金が増え、ローン返済が早まるメリットがありますよ(目先の返済よりも、返済をいかに早められるかが重要)。

節約よりも収入を増やす:

節約よりも収入を増やす

貧困から抜け出す方法その5としては、節約よりも収入アップを重視しようというもの。

これ、一般的にはまったく逆で、生活が苦しい状態になると電気代やガス代の節約を考えたり、食費を減らしたり…などなどの対策を取ることが多いのですが、個人的に言わせてもらうなら必要以上の節約はまったくの無駄だと思えるほど。

全くやるべきではない、そう思うくらいです。

節約に努力しても削減効果は小さい:

ではなぜ節約をしてはいけないのか?それは努力のわりに得られるお金が少ないため。

たとえば電気をこまめに消したり、冷蔵庫の開け締めを気をつけたり、寒くてもエアコンを使わないようにしたとしても、月間に節約できるのは1,000円程度…と、努力のわりに得られるリターンが少なすぎると思いませんか?

  • 電気代:
    電気をこまめに消したり、エアコンを使うのを控えたり、待機電力を減らす努力をしても節約できるのはせいぜい月1,000円程度。
  • ガス代:
    お風呂の温度を下げたり、シャワー時間を減らしたり、調理時間を減らしたとしてもせいぜい月数百円程度の節約。
  • 水道代:
    お風呂の残り湯を使って洗濯をしたり、お風呂の水量を少なめにして湯船に浸かっても、節約できるのは月間数百円程度。

それに電気代やガス代の節約を頑張りすぎると生活がどんどん荒んでいき、人生の幸福度を下げてしまうだけ(暑いのにエアコンが使えない、冷蔵庫の中の飲み物がぬるい、お風呂の水量が少なくて入った感じがしない…などなど)。

だったら節約を頑張りすぎるよりも週に1時間多く働いたほうが得られるお金は多いので、節約への比重を落とすことが貧乏脱出へとつながるのです。

家計の節約を頑張っても節約できる費用は乏しい

家計の節約を頑張っても節約できる費用は乏しい
食費の節約も限界がある:

同様に食費の節約にも限界あり。

こちらも無理やり食費を削ろうとすると、毎日、もやしや豆腐ばかりを食べるような献立メニューになってしまい、食事を摂取したことによる満足感が得られません。

  • 食費を節約する:
    美味しくない料理が相対的に増えて満足度が下がる
  • 食費を節約しない:
    好きなものを食べられるので、満足度が高い

なにせ食欲は人間の三大欲求のひとつ

食費を削減してしまうとその欲求を満たせなくなってしまうので、どんなに生活に困っても食費だけは削減しないようにしてください。

そのほうが生きる活力が増し、家計の収入アップにつながるものと思います。

家計全体の節約につながるテクニックは下記記事参照。

etc.cardmics.com

収入を増やす努力をする:

ここまでで過度な節約にはデメリットや落とし穴がある…ということがお分かりいただけたかと思いますが、では、どうすれば収入を増やせるのでしょうか?

これについては残念ながらケースバイケース。

副業OKな企業に勤務されている方であれば自宅でなんらかのビジネス(シュフティなどの在宅ワークを受注)を行うでもいいですし、私同様にブログを書いて広告収入を得るなど収入を増やす方法は無限に存在します。

しかし、副業が禁止されている会社にいる場合には、社内における昇給を狙うか、もしくは残業時間を伸ばすくらいしか方法はないのかも。

  • 副業OK:空き時間に副業をして収入増を目指す
  • 掛け持ちOK:他のバイトを入れて収入増を目指す
  • 副業禁止:社内での昇給を目指すしかない?

まぁ副業禁止でも夫や妻の仕事を手伝うとか、そういう間接的なサポートであれば問題視されないと思うので、家族全体の収入アップを狙う手はありますよ。

いっそのこと副業OKの会社に転職したってOKです(副業の種類は下記書籍などを参考に)。

昇給のために頑張らない:

ちなみに。

『うちの会社には昇給制度があって、○○の社内試験に合格すると月給で6,000円あがるんだ』とか、『リーダークラスに昇格すると時給が50円アップするんだ』という場合もあるかもしれませんが、そのままその企業に骨を埋めるつもりがあるならともかく、それ以外の場合にはあまり頑張らないほうがいいかもしれません。

これは単純な話、その昇給に必要な努力と得られる金額が見合わないため。

それに会社固有の資格や役職は仕事を辞めてしまえば使えなくなってしまうものばかりなので、自分自身のキャリアアップや国家資格の獲得にでも繋がらない限りは、そんな時間はもっと他の収入アップのために使ってしまってください。

  • 社内の昇給を狙う:努力の割に得られるリターンが少ない
  • 転職後も使える技術を見つける:努力に対するリターンが大きい

そのほうが生活がグンと楽になることでしょう。

どこでも働ける能力を身につける:

収入アップを狙う上で大切なのは、今、この瞬間に勤務先が倒産したとしても、次の仕事を見つけられる能力を身に着けておくこと。

そうすればいつでも転職を選択肢に入れられるので、良い条件のオファーがあった時はもちろんのこと、仕事が嫌になったらいつでも職場から逃げることが出来ます。

  • その会社でしか通用しない人:
    転職が難しいからその会社にしがみつくしかない(仕事上のストレスから逃げられない、人間関係で揉めてもその場にいるしかない)
  • その会社以外でも通用する人:
    仕事が嫌になったら転職を検討できるし、転職サイトに登録しておけば良い条件のオファーが届くこともある(いつでもその場から逃げられる)

さらにどこの会社でも通じる能力があれば、退職されたくない会社側が昇給を提示してくる可能性あり…と良いこと尽くめです。

すこしだけ欲をガマンしよう:

すこしだけ欲をガマンしよう(コロナビールの画像)

貧乏から脱出する方法、最後は欲望をすこしだけガマンすること。

これはあくまでそういう傾向にある…ってだけの話なんですが、お金に困っている方は総じて欲にたいして正直なことが多いんですよね。

例をあげるとこんな感じ。

  • 食事…食べたいものをガマンできずに食べてしまう
  • 煙草…吸いたい気持ちをガマンできずに禁煙ができない
  • お酒…飲みたい気持ちを抑えられずに1日中飲酒
  • 睡眠…休日は気が向くままに昼過ぎまで寝てしまう
  • ゲーム…やりたい気持ちをガマン出来ずに徹夜でプレー
  • 漫画…読み始めたら止まらずに夜ふかし&翌日眠い
  • 買い物…ほしいと思ったら後先を考えずに買ってしまう

実際、所得が高くなればなるほど肥満率や喫煙率は下がり、所得が低くなればなるほど肥満率や喫煙率が上がる統計データも存在するほど(引用元はサイト削除済み)。

厚生労働省が2010年に実施した国民健康・栄養調査によると、所得が比較的低い人ほど喫煙率が高く、女性では肥満の割合が高いことがわかりました。(中略)

習慣的に喫煙している人の割合は、男性では200万円未満の世帯で高く、女性では200万円未満と200~600万円未満の世帯で高いという結果が出ています。

わかりやすくいうと「○○したい!」という衝動に駆られた時にその衝動を抑えられるかどうかが収入に現れている可能性が高いので、生活を楽にしたいなら欲望をすこし抑える努力をしてください。

ガマンできない人は総じて収入が少ない

ガマンできない人は総じて収入が少ない

口でいうほどカンタンなものじゃないこともわかっていますが、煙草やお酒をやめるだけで生活はだいぶ楽になります。

自分を律することが苦手な方が多い:

加えてガマンするのが苦手な方は、自分を律するのもちょっと苦手。こちらもわかりやすく例をあげると下記のようになります。

  • 運動…体を動かしたほうが良いのはわかるけど面倒
  • 病気…病院にいったほうが良いのはわかるけど面倒
  • 掃除…片付けしたほうが良いのはわかるけど面倒
  • 散髪…髪の毛を切ったほうが良いのはわかるけど面倒
  • お洒落…洋服を買ったほうが良いのはわかるけど面倒
  • 勉強…勉強したほうが良いのはわかるけど面倒

まぁほんと、耳が痛い方は多いのではないでしょうか?

こんな感じでほんとうは勉強をしなくちゃいけないのはわかっているんだけど後回しにして早3年とか、痩せないとモテないのはわかってるんだけどついつい食べちゃう…みたいな方は、ほんのすこしで構わないので自分の欲求を抑える訓練をすることが重要。

そうして出来た時間を使ってお金の勉強をすれば、生活がガラリと激変するものと思います。

1つでいいからルールを決める:

『そうはいっても欲望を抑えるのは難しいんだよなぁ…』と思われた方は、1つで良いので絶対にまもるべきマイルールを設けるようにするのがおすすめ。

たとえば家では絶対にお酒を飲まないとか、煙草は1日10本までとか、もう些細なことでほんとうに構いません。

ただそのルールを決めたらどんな場合もそれだけは守ること。

そうすれば「私はルールを決めたら守れる人間だ!」という自信が付くので、その後は厳しめのルールもどんどん守れるようになりますよ(ガマンが苦手な方は下記の本がおすすめ)。

やらない理由を考えるのが人間である:

『ダイエットのために毎日、走ろう!』、そう決めたとしても様々な理由をつけてやらないのが人間というもの。

「今日はちょっと膝が痛いから、悪化させてしまうといけないので今日はなし!」とか、「今夜は雨の予報だったから、走ると転んで怪我をしてしまうかもしれないな。体のために止めておこう!」などなど、つい、やらない自分を正当化しようとするのが人間と言えます。

  • 頭では:
    継続する重要性を理解している(やったほうがいいことは理解している)
  • 実際は:
    やらない理由を探して楽なほうを選択する(やらない自分を正当化する)

お金を増やすための努力もまったく同じ。

なかなか最初は前向きに取り組めないかもしれませんが、前述のように1日5分でも構わないので、お金の勉強をしてみてください。

その1歩があなたの未来を大きく変えますよ。

お金にゆとりのある生活を手に入れよう:

お金にゆとりある生活を手に入れよう

最後に。

『なんだか偉そうに貧乏から脱出する方法を書いてるけど、お前に貧乏のなにがわかるの?』と思われてそうなので、念のため、私のことを少しだけ。

私も実は20歳ごろにクレジットカードのリボ払いで大学の学費を払うという極めてアホなことをしてまして、最終的にリボ払いの未払い残高を200万近くまで増やした経験があるんです(しかも今と違って金利は26.6%だった)。

この時、近所のコンビニ働いた時に得られる時給が630円。

仮に1ヶ月まるまる働いても20万に届かないことを計算した私は、お金に関するさまざまな書籍を読んで知識を手に入れ、自分で起業する道を選びました。

  • 近所でバイト:月に12~13万しか稼げない
  • 知識を付けて起業:稼げるお金の上限なし

今思うとあの時、お金に困った経験があったからこそお金の重要性に気付き、結果、お金の情報サイトとも言える『クレジットカードの読みもの』を運営しているわけですから面白いものですよね。

お金に詳しくなって人生の大逆転を:

こんな感じで金融の正しい知識を手に入れれば人生の大逆転は誰にだって訪れるので、是非、急がば回れに感じるかもしれませんが、まずはお金の知識をつけるところから始めてみてください。

書籍を買う余裕がないなら、近所の図書館や書店併設型のTSUTAYAなどで立ち読みをする手だってありますよ。

必要なのは現状を変えたい強い気持ち、ただそれだけです。

以上、貧乏から脱出するために必要な、6つのアイデア&考え方(2023年版)!お金の知識を身につけて、お金に困らない生活を手に入れよう…という話題でした。

参考リンク:

クレジットカードの未払い残高をどうにか減らしたい方は、リボ残高を減らす方法をまとめた下記記事も参考に。

借金の総額を減らし、稼いだお金を自分のために使える状況を目指しましょう。

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