クレジットカードの読みもの

専門家がクレジットカードや電子マネーをわかりやすく解説していくサイトです。

貧乏から脱出するために必要な、6つのアイデア&考え方(2024年版)!お金の知識を身につけて、お金に困らない生活を手に入れよう。

[PR] 運営維持のため一部広告リンクを設置(詳細

1万円札や千円札の画像

『もうこれ以上、貧乏はイヤだ!』

そんなふうに叫んでみても、一度、家計が苦しくなってしまうとそこから抜け出すのは難しいもの。

迫りくるクレジットカード代金や携帯料金の支払い、甘い考えで借りてしまったキャッシングの返済、付き合いのお酒、吸いたくてたまらないタバコなどなど。

気づけば給料日直後にもかかわらず自由に使えるお金は消え、日々、どうすれば次の給料日まで乗り切れるかで頭がいっぱい…。

そんな方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は現状に苦しんでいる方のために、貧乏から脱出するためのアイデア&考え方を6つほど紹介してみたいと思います。

『苦しい生活から抜け出したい!』と願う方は是非、参考にしてみてくださいね。

お金の知識を手に入れる

まず、貧困から抜け出すためにもっとも重要だなぁ…と思うのが、お金に関する知識をつけること。

こう書くと『へっ?お金の知識をつけることと、貧乏から抜け出すことってどんな関係があるの?』と思われる方も多いかもしれませんが、これってほんと重要なんですよ。

お金持ちほどお金に詳しい:

論より証拠。

金融広報中央委員会が行った金融リテラシー(お金に関する理解があるかどうか)の調査では、高年収の人や貯金をたくさん持っている人ほどお金の知識が豊富である結果が出たほど。

下記グラフをご覧いただければ、それが一目瞭然でわかってもらえるはずです(グラフ上の数字が正答率となる)。

年収が高い人ほどお金の知識が豊富な傾向あり

年収が高い人ほどお金の知識が豊富な傾向あり

金融資産が多い人ほどお金の知識が豊富な傾向あり

金融資産が多い人ほどお金の知識が豊富な傾向あり

これは逆にいうと、お金に困っている人ほどお金の知識が不足してるってこと。

  • 年収が高い人:お金に詳しい
  • 年収が低い人:お金の知識が乏しい
  • 資産が多い人:お金に詳しい
  • 資産が少ない人:お金の知識が乏しい

事実、2つ目のグラフにおける「資産なし」、つまり貯金も土地もなにも持っていない方の問題正答率は41.5%とかなり低めですからね(借金の返済で困っている人も資産なしに含まれる)。

資産を保有している人と比べると、お金の知識が圧倒的に不足していることがわかります。

お金の知識をつける重要性:

もちろん、お金の知識をつけたからといっていきなりお金持ちになれるわけでもありませんし、いきなり年収がグンと増えるわけでもありません。

しかし、ゴルフが上手になりたい人がレッスン本を買うように、お金がもっとほしいならお金の知識をつけたほうが良いのは当然の理屈。

項目 対処法
ゴルフがうまくなりたい レッスンに通う、書籍を買う、練習頻度を増やす
英語を話したい レッスンに通う、書籍を買う、話す機会を増やす
ゲームがうまくなりたい 書籍を買う、攻略サイトを読む、反復練習をする
将棋が強くなりたい 書籍を買う、詰将棋をやる、対戦アプリで練習をする
パチンコで稼ぎたい 攻略本を読む、データを集める、良い店を探す
おしゃれになりたい ファッション誌購入、他人のコーデを参考にする
お金がもっとほしい お金の本を買う、お金のサイトを読む(お金の知識をつける)

それをせず、なんとなくお金がほしいなぁ…と願うだけの状況下では、宝くじや高額馬券にでも当たらない限り、貧困からの脱出なんて難しいのです。

お金に詳しくなればお金は溜まりやすくなる

お金に詳しくなればお金は溜まりやすくなる

それゆえ、貧乏から脱出したいなら、お金の勉強が必要不可欠。

これをサボっては生活にゆとりなど持てるはずもありません(どこから勉強していいかわからない方はこちらの記事を参考に)。

お金の知識をつけるメリット:

参考までに、お金の知識がない場合と知識がある場合を比較した表を作ってみました。お金の知識をつけるメリットがよくわからない方はご覧ください。

項目 知識なし 知識あり
税金 よくわからないので、本来、払う必要のない税金まで払ってしまう(納税額が多くなりやすい)。 年末調整や確定申告の知識があれば控除額を増やせるため、納税額を大きく減らせる。
支払い クレカやQRコード決済がよくわからないので、国や自治体の還元キャンペーンや利用ポイントが得られない。 ポイントがもらえる支払い方法がわかるため、支払いの度に得をする。国や自治体による生活支援や還元も得られる。
ATM ATMを使うたびにATM手数料がかかる。昼間のATM行列に並ぶしかない。 銀行ごとの特徴を理解することで、ATMの出金手数料がかからずに利用できる。
預金 とりあえず預金にお金をいれているだけなので、利息がほとんどつかない(お金が増えない)。 ネット銀行の定期預金や外貨預金などを活用して賢く利息を得ることができる(お金が増えやすい)。
保険 保険のおばちゃん(保険外交員)に言われるがまま、不必要な保険やオプションに加入してしまう。 必要な保険に必要な分だけ加入できる。明らかに損な保険に加入することもなくなる。
手当や給付金 どんなものがあるのか理解していないので、受け取れるはずのものも受け取れない。 どんな手当や給付金があるかを理解しているため、必要に応じてお金がもらえる。
賃貸契約 よくわからないため仲介手数料の負担が多くなったり、退去時に敷金が戻ってきにくい(原状回復費用が高くなりやすい)。 仲介手数料を減らしたり、交渉で家賃を下げることも。また退去時に敷金が戻りやすい(原状回復費用がかかりにくい)。

こんな感じで知識があるだけで得られるお金、減らせる出費は盛りだくさん。

逆にいえば知識がない人は「常にポケットからお金がこぼれ落ちてる状況」とも言えます。ほんと勿体ないです。

お金の知識がつくとうまい話にも騙されにくくなる:

お金の知識がつくと、うまい話に騙されにくくなる隠れメリットも。

たとえばセレブの奥様の付き人になれば1日5万円貰えるけど付き人登録料に30万円かかるとか、「私にお金にあずければ3ヶ月で20%の金利をつけて返すよ」とか、そういった類の詐欺話がきても自己防衛が可能(下記の名義貸し詐欺などに引っかかる学生も多い)。

こんなふうに自分自身の身を守るためにも、お金の勉強をしておくのがおすすめ。資本主義社会の中で行きていくなら、役立つことしかありません。

お金はあったほうが幸せだと認知する:

ゴールドカードを受け取る女性店員の画像

貧乏から脱出するためのアイデア2つ目は、世の中、お金がすべてじゃないとか、お金じゃ幸せは買えない…といった、キレイ事を言わないようにすること。

『いやいや、お金がなくても幸せなことだってあるだろ!?』

そんなふうに思う方もいらっしゃるかも…ですが、それは確かにその通りであって否定はしません。

しかし、お金がないよりもお金があったほうが手に入るシアワセの数は圧倒的多数。ためしに事例をあげてみるとこんな感じとなります。

比較項目 お金がある場合
食事 食費を切り詰めるよりも使ったほうが幸せ
電気 空調なしの生活よりエアコンが使える生活のほうが幸せ
ガス お風呂を我慢するよりも、好きな時に入れるほうが幸せ
通信 パケット代を気にせず使えるほうが幸せ
住居 寒くて古い家よりも、温かい新しい家のほうが幸せ
衣類 安い服よりも高い服のほうが高機能&おしゃれで幸せ
趣味 買いたいものを我慢するよりも買えるほうが幸せ
恋愛 行きたいところに好きなだけ行けるデートのほうが幸せ
育児 子供に我慢させるよりも好きなものを与えられるほうが幸せ
お酒 発泡酒でも十分だけど、ビールが飲めたら幸せ

わざわざお金がない状態でシアワセを探すほど非効率なものもないのです。それは無理やりお金がない状況を肯定しているだけに過ぎません。

お金に対する欲がなければお金は貯まらない:

ではなぜ、お金はあったほうが幸せだと認知する必要性があるのか?それは「欲があるかないか」で意識が変わってくるためです。

例をあげるとサッカーがうまくなりたいと願っている子供は、日々、厳しい練習にも前向きに取り組めますが、サッカーなんて別にうまくなれなくてもいいや…と思っていたら上達も限定的。

むしろ練習をサボることばかりを考えるようになってしまいます。

つまり「お金なんてなくていい」と思ってる方はもちろん、「今の収入でもどうにかなる」と考えている方はなかなか現状を変えられないので、貧乏から脱出したいならお金持ちになりたいと願う必要があるんです。

  • お金なんてなくていい→現状はなかなか変わらない
  • 今の収入でも満足→収入アップは難しい
  • もっとお金がほしい→現状を変える原動力になる

そうじゃないと余裕をもった生活など夢のまた夢でしょう。

お金の勉強にも前向きになれる:

それにお金持ちになりたい!貧困から脱出したい!といった強い願望があれば、お金に関する勉強にもすすんで取り組める可能性大。

たとえるなら中学生や高校生の時、興味のある教科や好きな先生の授業で良い点数が取れたアレと一緒です。

とにかくお金に興味を持つことこそが重要なので、「世の中、お金がすべてじゃない」なんて思わないようにしてください。

少なくとも、お金があればお金で解決できる悩みはすべて解消できますよ。

  • お金がある:
    お金で解決できる悩みはすべて解消できる
  • お金がない:
    お金で解決できる悩みであっても解決できない

本を購入して勉強するのはちょっと…と思われた方は、当サイト『クレジットカードの読みもの』がまとめた、下記のクレジットカードの基礎知識集から読んでみてください。クレジットカードを理解できれば世の中のお金の流れがわかるようになります。

news.cardmics.com

お金で解決できる悩みってどんなもの?

ちなみに。

「お金があればお金で解決できる悩みがなくなる…ってことだけど、それってどんなもの?」と思われた方のために、わかりやすく事例をあげるとこんな感じ。

項目 お金がない場合 お金がある場合
借金 借金の返済がなかなか終わらず、利子を負担するばかり。さらに頭が返済でいっぱいになる。 ローンや奨学金を返済してスッキリ。借金返済に悩まされなくて済むのでストレスフリー。
近隣トラブル 近所に危ない人や嫌いな人がいても引っ越しは難しい。騒音、いやがらせ等のトラブルは自分で解決するしかない。 トラブルに巻き込まれそうになったら、費用を気にせず引っ越しができる。トラブル発生時は弁護士に頼ることも。
地域のつながり 町内会、消防団、青年会議所、商工会、祭りの手伝いなど、地域のつながりから逃げられない。 町内会や消防団といった地域の役割&負担に疲れてしまったら、引っ越しで逃げられる。
仕事 勤務先に嫌な上司や同僚がいたり、仕事内容に不満でも辞めることができない。嫌な上司命令でも聞くしかない。 お金に困っていないのでいつでも退職できる。やりたくない仕事を続けなくて済むし、嫌な上司命令は拒否できる。
夫婦関係 離婚した後の生活を考えるとなかなか別れ話を切り出せない(配偶者の浮気や酒癖の悪さを許すしかない)。 離婚してもお金に困らないので、夫婦仲が悪化したら離婚を視野にいれて協議できる。財産分与でも揉めない。
育児 学習や体験に費やせるお金が不足するため、育児トラブルが発生しやすい。進学先の選択肢もかなり限定される。 子供が学力不足や体力不足になったら、専門家の力を借りて解消できる(学習塾やスポーツクラブ等)。進学先も自由となる。
掃除 疲れていても自分でやるしかない。掃除が追いつかずカビやダニ等による衛生的なトラブルも発生しがち。 ダスキンなどの家事代行サービスを気軽に使える。キッチン、トイレ、お風呂を清潔に保てる。
料理 どんなに疲れていても自分でやるしかない。食費が足りずに単純なメニューのみになりやすく、調理器具も最低限のものだけになる。 疲れたら外食や出前が選択肢に。また、食費が十分にあるため、献立の幅が広がるし、調理器具も多彩に取り揃えられる。
洗濯 疲れていても自分でやるしかない&洗濯物を干すタイミングが大変。天気に左右される(住居次第では近所への騒音対策も必要)。 全自動洗濯乾燥機を買えるので、好きな時間に洗濯&乾燥ができる。また、汚れが気になったらクリーニングも利用可能。
介護 ヘルパーが使える時以外は自分で対応するしかない。介護疲れや老々介護が問題になりやすい。また、仕事を退職せざるを得ない場合も。 ヘルパーの利用時間を増やしたり、老人ホームが選択肢に入る。要介護者が希望する施設への入居も可能。今の仕事も続けられる。
老後 子供に迷惑でも老人ホームに入れない。バリアフリー住宅じゃないと不自由さを味わうことも。 子供に迷惑をかけず、好きな施設に入居できる。十分な医療体制のもと、悠々自適に余生を過ごせる。
相続 相続で揉めやすい。少しのお金を争って、兄弟や親族と不仲 or 絶縁になってしまうことも。 相続をせずとも充分なお金があるので、相続で揉める必要がなくなる。兄弟や親族と良好な関係を保てる。
揉め事 知人や友人と金銭トラブルが発生しても、自己解決するしかない。専門的な知識が足りず、言いくるめられてしまいがち。 金銭トラブルなどの揉め事が発生したら、弁護士に任せすることが可能。心理的ストレスがかなり軽減される。
病気 保険診療の範囲内でしか対処できない。場合によっては病気になっても医療機関を診察できない場合もある(保険診療のお金すら払えない)。 保険診療の範囲内だけでなく、自費診療となる高度医療も受けられる。加えて人間ドックなどの予防にお金をかけられるメリットも。

こんな風に、お金があれば家庭や人間関係の悩みのほとんどが解消可能。人生における幸福度があがるのは間違いありません。

貧乏だと卑屈になりやすい:

ついでにいうと、貧乏な時ってどうしても自己評価が低くなりがち。

『どうせ私なんて…』と卑屈になってしまうのも貧乏ならではのデメリットだと言えるので、是非、お金持ちになりたいというポジティブな考えを持ってもらえればと思います(自己肯定感が低い方は下記書籍がおすすめ)。

お金があれば選択肢が減らない:

お金があるとお金で解決できる悩みがすべて解決可能。

そんな説明の仕方をすると、いやいや貧乏でも工夫をすれば幸せになれるよ…みたいな反論をされることがまぁまぁあるのですが、そういった意見をお持ちの方はお金を持つ=選択肢を減らさないことだと考えるようにしてください。

たとえば高校生になる自分の子供が将来、どこに向かうのかを考える時、お金があるなしでは下記のような違いがうまれます。

  • お金がない場合:
    大学や専門学校に行きたいと言われても行かせる余裕がない。行ける場合でも国立大学や奨学金制度が整った専門学校など、学費の安い学校が中心となる(選択肢がかなり限定されてしまう)。
  • お金がある場合:
    子供に好きな未来を選ばせることができる。医学部や薬学部などの学費が高い学部はもちろん、芸術大学、音楽大学、体育大学、海外留学も選択肢となる(進路が限定されない)

他にも歯が悪い時にインプラントを選択できないとか、飼ってる猫や犬が病気になってもなかなか獣医に連れていけないとか、就職先はやりたい職業よりも給料で選ぶしかないなどなど、お金に余裕がないと様々なところで選択肢が限定されてしまうもの。

その点、手元に十分なお金さえあれば選択肢が限定されないので、自分を含め、大切な誰かの選択肢を減らさなくて済むメリットがあるといえます。

支出の中身をしっかり把握する:

支出の内容を確認するカップルの画像

貧乏から脱出するための考え方、3つ目は「支出の中身」をきちんと把握すること。

収入についてはだいたいみなさん正しく把握できてるんですが、「毎月、いくら自分がお金を使っているのか?」という支出は把握すらできてないことが多いんですよね。

  • 収入:しっかり把握している方が多い
  • 支出:まったく把握していない方が多い

こう説明をすると『おいおい、俺はちゃんと支出を把握しているぞ!』と言えるしっかりさんも中にはいるのですが、そういった方も「だいたい今月は10万円使ったな」といった金額の把握だけで、食費、光熱費、通信費、交際費などの内訳までは認識できていないはず。

これではどうして生活が苦しくなってしまっているのかの原因がわからないので、貧困からの離脱を考えるならくどいようですが「支出の内訳」をしっかり把握する必要性があるのです。

キャッシュレス決済と家計簿で内訳を可視化:

しかし、いくら支出の内訳を把握するためといっても、毎日コツコツと紙の家計簿を付けるのは現実的ではありません。

ではどうすればラクに家計の支出を管理できるか…というと、これはクレジットカードや電子マネーを普段遣いするのが一番(まだ1枚も持っていない方は下記記事にて)。

コンビニ、スーパーマーケット、本屋、ゲームセンターに至るまで、極力、これらの支払い方法を活用すれば、1ヶ月が終わった時に自分がいつどこで、いくらの支出をしたのかが履歴として残るようになります。

更に余裕がある方は前述の家計簿アプリ(マネーフォワード等)を組み合わせることで、下記のように支出をグラフ化することが可能。

クレジットカードと家計簿アプリを組み合わせれば支出の把握はバッチリ

クレジットカードと家計簿アプリを組み合わせれば支出の把握はバッチリ

これで1ヶ月の支出がだいたい把握できるようになるので、なににどれだけ費用をかけているのかを可視化できます。

借金から発生する金利を把握する:

その上で調べておいてほしいのが、クレジットカード、消費者金融、銀行カードローンなどから毎月、どのくらい金利が発生してるかについて。

だいたいお金に困っている方というのは、この金利負担だけで生活費がまわらなくなってしまっている場合が多いので、この機会に「自分がいくら金利を払っているのか」を確認するようにしてください。

  • 金利を正しく把握:家計の改善案が出やすい
  • 金利を把握しない:生活がなぜ苦しいか追求不可能

きっと借金がどれだけ家計を苦しめているのか、それが明確にわかることでしょう。

家族利用分もしっかり把握する:

あと、配偶者、両親、子供などと家計が一緒な方は、それらの家族が使ったお金もしっかり把握するのがおすすめ。

やり方はカンタン。

あなたが保有しているクレジットカードで家族カードと呼ばれるカードを作り、それを家族に利用させるだけで支出管理ができるようになります(家族カードの詳細は下記記事参照)。

家族カードを渡せば家族の支出管理がしやすくなる

家族カードを渡せば家族の支出管理がしやすくなる

これで配偶者がスーパーマーケットでいくら利用しているのかとか、両親が電気代をいくら払っているのかといった全体把握が可能となるので、家計の苦しめている原因を見つけやすくなるはず。

さらに子供への仕送りもクレジットカード経由で行えば、子供の無駄遣いや問題行動の発見がしやすくなるメリット有りです。

節約のためにも自分の時給を計算する:

アルバイトやパート勤務をしている方であればそれほど難しいことはないんですが、正社員として働いている方も「自分の時給」をしっかり把握してみてください。

計算方法はカンタン。月給を1ヶ月あたりの労働時間(1日8時間+残業時間)で割ればOKです。

この時給を把握した後は、その金額を自分の私生活に当てはめてみることが重要。

そうすると遠くのスーパーマーケットに買い出しにいくべきか、それとも自宅で仕事や勉強をすべきかの判断が容易にできるようになりますよ(下記のように比較するとわかりやすいはず)。

  • 1時間かけて遠くのスーパーまで買い出し:500円節約
  • 30分かけて安いガソリンスタンドに行く:300円の節約
  • 自宅で1時間ほど仕事:1,500円の収入増
  • パート勤務時間を1時間伸ばす:1,000円の収入増

支出を減らすことだけが節約だけではありません。

借金の返済金額を減らす:

現金紙幣の画像

3番目の「支出の中身」をしっかり把握すると、見えてくるのが借金の存在。

消費者金融や銀行カードローンからの借入が0円だったとしても、クレジットカードでリボ払いや分割払いを使っていたり、自動車ローン等で高めの金利を払っている方は少なくないのではないでしょうか?(借入なんて0円だよって方は5番目の項目へ)

よくある借金の例:

  1. 消費者金融からの借入
  2. 銀行カードローン
  3. クレジットカードのリボ払いや分割払い
  4. 自動車ローン
  5. 奨学金
  6. 住宅ローン

金利が低いローンは後回し:

このうち、奨学金や住宅ローンの返済は、金利負担がそこまで重くないので優先順位は後回し。

その他の消費者金融、銀行カードローン、クレジットカードのリボ払いや分割払い、自動車ローンの返済が毎月どのくらいあるか、そして未払いの残高があといくら残っているかを確認してみてください。

  • 後回しでOK:
    住宅ローン、奨学金などの低金利ローン
  • 優先して返済:
    消費者金融、リボ払いや分割払い、自動車ローンなどの金利が高いローン

仮にそれらの返済&金利発生がある状況なら、貧困から脱出するためにも残高を0円してしまう必要性があります。

どうすれば借金を減らせるのか?

ではどうすれば借金の返済を減らせるのか?

現時点でクレジットカードのショッピング枠に余裕がある方は、下記記事を参考にしてみてください。

普段からリボ払いを利用しているという方はそれをすべてやめ、ボーナス一括払いを利用した後にリボ払いに変更すれば、最大8ヶ月程度の金利手数料を減らせるようになります。

引用部分にも書かせていただいた通り、クレジットカードの支払い方法を少し工夫するだけで余剰資金を消費者金融やカードローン返済に回すことが可能。

これを繰り返せば金利発生を少しずつ減らせるので、月を追うごとに生活が楽になることでしょう。

新規に作れる方はビューカード作成を:

また、新規にクレジットカードを作れる信用力がある方は、下記記事を参考にビューカードを作るのもおすすめ。

こちらはなんとAmazonギフト券やSuicaチャージすらボーナス払いで支払い可能なクレジットカードなので、日々の支払いをボーナス時期まで強制的に先延ばせるメリットがあります。

つまりビューカードを活用すればその分だけ金利を抑えられるってこと。これだけで金利で苦しくなった家計が一気に改善されます。

怖くても低金利ローンの返済は後回し:

ここまででお金の返済には順序を付けることが重要だ…ということがわかってもらえたかと思いますが、現実的にはその通りにならない場合が多いんですね。

それは取り立てが怖い場合。

たとえばA社からは督促電話などなくハガキ1枚で返済を求められている状況で、B社は督促電話が1度あり女性による丁寧な対応。そしてC社はオラオラ系の男性からの電話が3回あったとする。

  • A社(年利20%):ハガキによる督促(支払い催促)
  • B社(年利18%):女性からの事務的な電話が1回
  • C社(年利8%):怖そうな男性による電話が3回

この時、理屈だとA社やB社への返済を優先されるはずが、実際は『A社やB社はまだ返済をしなくても怒られなそうだ。取り立てが怖いC社から優先してお金を返そう』とC社への返済が優先されてしまいがちなんです。

取り立ての人が怖い理由はこれ:

だからクレジットカード会社にしろ消費者金融にしろ、督促電話をかけてくる人は女性よりも男性が多く、そのほとんどが不機嫌だったり粗暴な方が大多数。

  • 手紙での督促:怖くないので返済が優先されない
  • 丁寧な口調の督促電話:怖くないので返済が優先されない
  • 怒鳴り口調の督促電話:怖いので返済が優先されがち

金融業者側も「人は怖いところから優先的にお金を返済すること」を理解しているため、違法にならないギリギリの強度で怖がらせてくるのです。

人は金利が高いところよりも怖いところから先に返済をする

人は金利が高いところよりも怖いところから先に返済をする
返済の意図を告げると態度が急変する:

しかし、今日すぐにでも返済する旨を相手側に伝えると、相手側の態度は急変。

いきなり敬語に変化し、『ありがとうございます。では銀行口座番号をお伝えしますので、そちらに振り込んでもらえますか?』といった感じに変わるのですね。

  • 返済をするかわからない相手には:
    粗暴、不機嫌、大声、タメ口を使って威圧感を与える(相手に怖さを与えて返済を優先させる)
  • 返済をすることがわかった相手には:
    敬語、丁寧な口調で対応し、手厚く感謝を伝える(もはや怖さを与える必要がないので丁寧に対応する)

あの七変化は何度聞いても凄いなぁ…と思います(苦笑)

強い意志をもって高金利ローン返済を優先する:

すこし話は逸れましたが、こんなふうに金利が高いところから返済したほうがいいと理解していても行動が伴わない方は多め。

しかし、借金で苦しむ人生から抜け出したいのであれば強い意志をもって高金利ローンから返済していくべきなので、怖い取り立てには返済の意思を伝えつつ、優先順位を維持したまま返済計画を立ててください。

  • 低金利なのに怖い取り立て:返済の意思を伝えつつ、のらりくらりと交わす
  • 高金利×怖い取り立て:優先して返済していこう

それが完済への近道となります。

自己破産は人生の終わりじゃない:

『いやいや、自分の場合はクレジットカードのショッピング枠もほとんど残っていないし、新規にクレジットカードを作ることも消費者金融と契約も出来ないんだよ。』

そんな場合には、もはや最後の選択肢、「自己破産」を選ぶのもひとつの手。

世間的なイメージだと自己破産=この世の終わりとか、自己破産=就職できなくなる…などなどの印象がありますが、実際にはこの制度ほど私たちをピンチから救ってくれるものはありません。

むしろ自己破産=人生を一度、リセットできる有り難い制度であると私は思うくらいです。

  • 世間のイメージ:自己破産=人生の終わり
  • 本当の姿:自己破産=人生の再スタート

自己破産は人生の終わりではなく、人生の再スタート

自己破産は人生の終わりではなく、人生の再スタート
自己破産者は驚くほどに多い:

実際、自己破産を経験する人は年間で約7万人。

満員の東京ドームよりも1万人以上も多い方が、自己破産を経験していることになります(下記は2018年の自己破産者数)。

最高裁がこのほどまとめた2018年の個人の自己破産申立件数(速報値)は、前年比6・2%増の7万3084件だった。

増加は3年連続で、件数は12年以来6年ぶりの多さ。

さらにこれを10年間単位で考えると100万人前後の方が自己破産を経験しているくらいなので、自己破産者は珍しいどころかその辺にゴロゴロいる状況です。

自己破産は繰り返さなければOK:

それに自己破産すれば日々、悩まされていた借金の取り立てや、お金を返済するだけの人生から脱出可能…と、「次こそは借金で失敗しない!」って強く思える方なら過度に恐れず活用してOK。

とりわけ街金やヤミ金からもお金を借りてしまっている方は、もはや自分1人で借金をゼロにすることは無理なので、素直に法律の専門家に相談をしてみてください(こちらの専門家など)。

それでお金の悩みから開放されるわけですから、悩む必要はありませんよ。

借金の減らし方は下記記事も参考に。どんなに返済に行き詰まったとしても、闇金からお金を借りてはいけません。

news.cardmics.com

低金利ローンしかないなら借りっぱなしでも問題なし:

住宅ローン、奨学金などの低金利ローンしか借りていない方は、無理に繰り上げ返済をせずともまったく問題なし。

重要なのは手元にあるお金を「死に金」にしないことが重要なので、ローン返済よりも自分への投資に回すほうが得策な場合には、そちらにお金を割り振ってださい。

  • お金が余ってる場合:低金利ローンを返済してもOK
  • 自己投資したい先がある場合:ローン返済を優先しなくてもOK

そのほうが稼げるお金が増え、ローン返済が早まるメリットがありますよ(無理に返済を早めるよりも、結果的に返済が早まるほうが重要)。

節約よりも収入を増やす:

計算機とクレジットカードを写した画像

貧困から抜け出す方法その5としては、節約よりも収入アップを重視しようというもの。

これ、一般的にはまったく逆で、生活が苦しい状態になると電気代やガス代の節約を考えたり、食費を減らしたり…などなどの対策を取ることが多いのですが、個人的に言わせてもらうなら必要以上の節約はまったくの無駄だと思えるほど。

全くやるべきではない、そう思うくらいです。

節約に努力しても削減効果は小さい:

ではなぜ必要以上の節約をしちゃダメなのか?それは努力のわりに得られるお金が少ないため。

たとえば電気をこまめに消したり、冷蔵庫の開け締めを気をつけたり、寒くてもエアコンを使わないようにしたとしても、月間に節約できるのは1,000円程度…と、努力のわりに得られるリターンが少なすぎると思いませんか?

  • 電気代:
    電気をこまめに消したり、エアコンを使うのを控えたり、待機電力を減らす努力をしても節約できるのはせいぜい月1,000円程度。
  • ガス代:
    お風呂の温度を下げたり、シャワー時間を減らしたり、調理時間を減らしたとしてもせいぜい月数百円程度の節約。
  • 水道代:
    お風呂の残り湯を使って洗濯をしたり、お風呂の水量を少なめにして湯船に浸かっても、節約できるのは月間数百円程度。

それに電気代やガス代の節約を頑張りすぎると生活がどんどん荒んでいき、人生の幸福度を下げてしまうだけ。例をあげると暑いのにエアコンが使えない、冷蔵庫の中の飲み物がぬるくて美味しくない、お風呂の水量が少なくて爽快感ゼロ…などなど。

だったら節約を頑張りすぎるよりも週に1時間多く働いたほうが得られるお金は多いので、節約への比重を落とすことが貧乏脱出へとつながるのです。

家計の節約を頑張っても節約できる費用は乏しい

家計の節約を頑張っても節約できる費用は乏しい
食費の節約も限界がある:

同様に食費の節約にも限界あり。

こちらも無理やり食費を削ろうとすると、毎日、もやしや豆腐ばかりを食べるような献立メニューになってしまい、食事の摂取による満足感が得られません。

  • 食費を節約する:
    美味しくない料理が相対的に増えて満足度が下がる(同じようなメニューばかりになり楽しめない&食べた感じがしない)
  • 食費を節約しない:
    好きなものを食べられるので、満足度が高い(いろいろなメニューを堪能できるので食べる喜びが得られる)

なにせ食欲は人間の三大欲求のひとつ

食費を削減してしまうとその欲求を満たせなくなってしまうので、どんなに生活に困っても食費の削減はほどほどにしてください。

そのほうが生きる活力が増し、家計の収入アップにつながります。

収入を増やす努力をする:

ここまでで過度な節約にはデメリットや落とし穴がある…ということがお分かりいただけたかと思いますが、では、どうすれば収入を増やせるのでしょうか?

これについては残念ながらケースバイケース。

副業OKな企業に勤務されている方であれば自宅でなんらかのビジネス(シュフティなどの在宅ワークを受注)を行うでもいいですし、私同様にブログを書いて広告費を稼ぐなど収入を増やす方法は無限に存在します。

しかし、副業が禁止されている会社にいる場合には、社内における昇給を狙うか、もしくは残業時間を伸ばすくらいしか方法はないのかも。

  • 副業OK:空き時間に副業をして収入増を目指す
  • 掛け持ちOK:他のバイトを入れて収入増を目指す
  • 副業禁止:社内での昇給を目指すしかない?

まぁ副業禁止でも夫や妻の仕事を手伝うとか、そういう間接的なサポートであれば問題視されないと思うので、家族全体の収入アップを狙う手はありますよ。

いっそのこと副業OKの会社に転職したってOKです(副業の種類は下記書籍などを参考に)。

昇給のために頑張らない:

ちなみに。

『うちの会社には昇給制度があって、○○の社内試験に合格すると月給で6,000円あがるんだ』とか、『リーダークラスに昇格すると時給が50円アップするんだ』という場合もあるかもしれませんが、そのままその企業に骨を埋めるつもりがあるならともかく、それ以外の場合にはあまり頑張らないほうがいいかもしれません。

これは単純な話、その昇給に必要な努力と得られる金額が見合わないため。

それに会社固有の資格や役職は仕事を辞めてしまえば使えなくなってしまうものばかりなので、自分自身のキャリアアップや国家資格の獲得にでも繋がらない限りは、そんな時間はもっと他の収入アップのために使ってしまってください。

  • 社内の昇給を狙う:努力の割に得られるリターンが少ない
  • 転職後も使える技術を見つける:努力に対するリターンが大きい

そのほうが生活がグンと楽になることでしょう。

どこでも働ける能力を身につける:

収入アップを狙う上で大切なのは、今、この瞬間に勤務先が倒産したとしても、次の仕事を見つけられる能力を身に着けておくこと。

そうすればいつでも転職を選択肢に入れられるので、良い条件のオファーがあった時はもちろんのこと、仕事が嫌になったらいつでも職場から逃げることが出来ます。

  • その会社でしか通用しない人:
    転職が難しいからその会社にしがみつくしかない(仕事上のストレスから逃げられない、人間関係で揉めてもその場にいるしかない)
  • その会社以外でも通用する人:
    仕事が嫌になったら転職を検討できるし、転職サイトに登録しておけば良い条件のオファーが届くこともある(いつでもその場から逃げられる)

さらにどこの会社でも通じる能力があれば、退職されたくない会社側が昇給を提示してくる可能性あり…と良いこと尽くめです。

すこしだけ欲をガマンしよう:

我慢をする男性と、家計管理をする女性の画像

貧乏から脱出する方法、最後は欲望をすこしだけガマンすること。

これはあくまでそういう傾向にある…ってだけの話なんですが、お金に困っている方は総じて「欲望にたいして正直」なことが多いんですよね。

例をあげるとこんな感じ。

  • 食事…食べたいものをガマンできずに食べてしまう
  • 煙草…吸いたい気持ちをガマンできずに禁煙ができない
  • お酒…飲みたい気持ちを抑えられずに1日中飲酒
  • 睡眠…休日は気が向くままに昼過ぎまで寝てしまう
  • ゲーム…やりたい気持ちをガマン出来ずに徹夜でプレー
  • 漫画…読み始めたら止まらずに夜ふかし&翌日眠い
  • 買い物…ほしいと思ったら後先を考えずに買ってしまう

事実、所得が高い人ほど肥満率や喫煙率は低く、所得が低い人ほど肥満率や喫煙率が高い統計データも存在するくらい(引用元はサイト削除済み)。

厚生労働省が2010年に実施した国民健康・栄養調査によると、所得が比較的低い人ほど喫煙率が高く、女性では肥満の割合が高いことがわかりました。(中略)

習慣的に喫煙している人の割合は、男性では200万円未満の世帯で高く、女性では200万円未満と200~600万円未満の世帯で高いという結果が出ています。

わかりやすくいうと「○○したい!」という衝動に駆られた時にその衝動を抑えられるかどうかが収入に反映されている可能性が高いので、生活をラクにしたいなら欲望を抑える努力をしてください。

ガマンできない人は総じて収入が少ない

ガマンできない人は総じて収入が少ない

口でいうほどカンタンなものじゃないこともわかっていますが、煙草やお酒をやめるだけで生活はだいぶ楽になります。

自分を律することが苦手な方が多い:

加えてガマンするのが苦手な方は、自分を律するのもちょっと苦手。こちらもわかりやすく例をあげると下記のようになります。

  • 運動…体を動かしたほうが良いのはわかるけど面倒
  • 病気…病院にいったほうが良いのはわかるけど面倒
  • 掃除…片付けしたほうが良いのはわかるけど面倒
  • 散髪…髪の毛を切ったほうが良いのはわかるけど面倒
  • お洒落…洋服を買ったほうが良いのはわかるけど面倒
  • 勉強…勉強したほうが良いのはわかるけど面倒

まぁほんと、耳が痛い方は多いのではないでしょうか?

こんな感じで勉強をしなくちゃいけないのはわかっているんだけど後回しにして早3年…とか、痩せないとモテないのはわかってるんだけどつい食べちゃう…みたいな方は、ほんのすこしで構わないので自分の欲求を抑える訓練をすることが重要。

そうして出来た時間を使ってお金の勉強をすれば、生活がガラリと激変するものと思います。

1つでいいからルールを決める:

『そうはいっても欲望を抑えるのは難しいんだよなぁ…』と思われた方は、1つで良いので絶対にまもるべきマイルールを設けるようにするのがおすすめ。

たとえば家では絶対にお酒を飲まないとか、煙草は1日10本までとか、もう些細なことでほんとうに構いません。

ただそのルールを決めたらどんな場合もそれだけは守ること。

そうすれば「私はルールを決めたら守れる人間だ!」という自信が付くので、その後は厳しめのルールもどんどん守れるようになります(ガマンが苦手な方は下記の本がおすすめ)。

なにかを始めるためにはなにかを止める:

あと、こう書くと「いい機会だから英会話の勉強をはじめよう!」とか、「筋トレしてムキムキになるぞ!」といった決意を固める方もいるかもしれませんが、なにかを始めるためにはなにかを止める必要あり

そうじゃないと時間的な余裕がなくなってすべて中途半端になってしまうだけ…なので、現時点で自分がムダと思う時間や、減らしてもいいと思う時間を見つけるところから始めてみてください(下記はその一例)。

減らすもの 減らしたことで得られる時間
携帯ゲームをこの機会にやめよう ゲームに費やしていた時間を新しい習い事に回せます(1日1時間なら月30時間、年365時間の余裕確保につながる)。
週に3本ドラマを見てたけど2本に減らそう 観賞するドラマを1本分削減できれば、週1時間で年54時間の時間確保につながる計算になります。あまり興味のないドラマを減らすだけでも効果大。
YouTubeの登録チャンネルを10個に減らそう 定期的にチェックしてしまうYouTubeの登録チャンネルを減らせば、動画閲覧にまわす時間を減らすことができます。鑑賞時間が多いなら、プレミアム会員になってCMを飛ばすのも手。
深夜アニメを今クールは5つ見てたけど次は3つにしよう 1本30分の深夜アニメを2つ削減できれば、1週間あたり1時間の余裕確保につながります。また、リアルタイムで鑑賞せず、録画した上でCMを飛ばすのも効果的です。
部屋にある漫画本を全部売れば月に10時間は浮くな 空き時間についつい読み返してしまうマンガ本を売却すれば、週に2~3時間の余力確保につながったりします(売りたくないのなら本棚の奥に隠してもOK)。

そして削った分だけ新しい挑戦に時間を回せば、予定がパンクしなくなります。

削っちゃいけないのは睡眠時間:

但し、この際に削っちゃいけないのが睡眠時間。

『睡眠時間を1時間削れば、1年で365時間勉強できるぞ!』と考えたくなる気持ちもわかりますが、睡眠が減ると全体の効率が低下するのがおすすめできません。

  • 睡眠時間そのまま:仕事や勉強の効率が高まる
  • 睡眠時間を減らす:仕事や勉強の効率が低くなる

それよりも電車移動中などのスキマ時間を効果的に使うほうがおすすめ。

移動中に携帯ゲームに興じてしまっている方は、それを削除するだけで人生が一変しますよ(ポケモンGOやドラクエウォークなどの位置情報アプリを消すと効果的)。

やらない理由を考えるのが人間である:

『ダイエットのために毎日、走ろう!』、そう決めたとしても様々な理由をつけてやらないのが人間というもの。

「今日はちょっと膝が痛いから、悪化させてしまうといけないので今日はなし!」とか、「今夜は雨の予報だったから、走ると転んで怪我をしてしまうかもしれないな。体のために止めておこう!」などなど、つい、やらない自分を正当化しようとするのが人間と言えます。

  • 頭では:
    継続する重要性を理解している(やったほうがいいことは理解している)
  • 実際は:
    やらない理由を探して楽なほうを選択する(やらない自分を正当化する)

お金を増やすための努力もまったく同じ。

なかなか最初は前向きに取り組めないかもしれませんが、前述のように1日5分でも構わないので、お金の勉強をしてみてください。

その1歩があなたの未来を大きく変えることでしょう。

よくある質問とその答え:

よくある質問とその答えの画像

貧乏から脱出するために役立つであろう、よくある質問とその答えをQ&A形式で作ってみました。こちらも参考にどうぞ。

Q.書籍で金融知識をつけたいけどお金がない!

お金に関する書籍を読んで知識をつけたいけど、それを買うお金の余裕すらないんだよ…という場合には、図書館を活用してみてください。

あまり図書館に行ったことがない方は知らないかもしれませんが、図書館は最新書籍や雑誌が取り揃えられた夢のような空間。

1日滞在すれば節約、投資、経済、金融…と、お金に関する知識をたっぷり吸収できるはずです。

隣町の図書館も活用しよう:

また、お住まいの自治体が小さすぎて図書館が小規模だ…という場合には、近隣の大きな市区町村にある図書館を活用してみるのも手。

残念ながらそれらの図書館で書籍を借りられるかどうかは自治体次第ですが、図書館に入って本を読むぶんにはまったく問題がありませんよ。

  • 図書館から本を借りる…自治体に関係ある人しかできない
  • その場で本を読む…自治体に関係ない人でも可能

それで得られる情報量がグンと増えることでしょう。

スマホを使いこなせる方はKindleもおすすめ:

ちなみに。

スマホを使って文章を読める方であれば、200万冊以上の書籍が無料で読めるkindle unlimited(キンドル・アンリミテッド)というサービスもおすすめ。

こちらでは初回登録時にタダ利用できる無料期間が設定されているため、それを活用すれば自宅にいながらお金の知識をつけることも可能です(無料期間中にキャンセルすれば月額費用は発生しない)。

初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能。期間終了後は月額980円。いつでもキャンセルできます。

スマホやタブレットで本が読み放題となるkindle unlimited

スマホやタブレットで本が読み放題となるkindle unlimited

図書館まで行くのが面倒くさい、書籍を買うお金もない…という場合に活用ください。私も加入し、毎月10冊程度の本を読んでいますよ。

Q.勉強が苦手すぎて難しいんだけど?

勉強が苦手すぎて、活字を読むのがもう無理なんだけど…という場合は、漫画でお金を解説してくれる本を買うのが良いかもしれません。

たとえばちょっと古い書籍になりますが、下記の「年金ロックンローラー内沢裕吉」なら漫画を読むだけでお金の知識をたっぷり獲得。

読み終わった頃には、とっつきにくかった年金の仕組みやお金の成り立ちがうっすら見えてくることでしょう。

イラスト付きの書籍もおすすめ:

ほかにもわかりやすいイラストが満載なお金の名著「本当の自由を手に入れる お金の大学」あたりもおすすめの書籍(なんと発行部数は100万部以上)。

読めば保険、銀行、クレジットカード、投資、節約、稼ぎ方などなどの基本がまるっとわかります。

テレビで勉強するのもおすすめ:

それすらもちょっと無理…という方は、テレビを活用してみてください。現時点でのおすすめ番組は下記あたり。

番組名 解説

池上彰のニュースそうだったのか!!

不定期放送ですが、定期的にお金のニュースや国際情勢をわかりやすく解説してくれます。イラスト付きの解説は誰にとってもわかりやすいはずです。

漫画家イエナガの複雑社会を超定義

こちらも不定期放送になりつつありますが、世の中の最新情報をイラストで解説してくれる良い番組。イエナガが漫画家になれる日はくるのか、乞うご期待。

有吉のお金発見 突撃!カネオくん

テーマに沿ったお金の話題を掘り下げてくれるNHKの番組。子供の教育にも良い番組なので、親子でチェックしてみてください。

がっちりマンデー!!

テーマに沿ったお金の話題を掘り下げてくれるTBSの番組。お金よりも経済系の知識が中心となりますが、知識の深掘りができます。

どれもお金の話をざっくり紹介してくれる素晴らしい番組なので、毎週チェックすればお金の知識が徐々に身につくようになります。

そしてその後、さらにお金の知識を付けたいならWBS(ワールド・ビジネス・サテライト)の録画&視聴もあわせてどうぞ。

ちょっとだけ難しい経済ニュース番組ではありますが、日々、視聴していけば徐々に理解が追いついていくことでしょう。

私も毎日チェックしています。

Q.勉強したくても頭が借金でいっぱいで…

『勉強したほうがいいんだけど、お金の返済で頭がいっぱいでそれどころじゃないんだよなぁ…』

そんな場合は一旦、誰かの力を借りて借金をゼロにしてみてみるのも良いアイデア。

前述のように自己破産を選択して借金なしの状態から人生をやり直してみるのも手ですし、両親や親戚に頭を下げてお金を借りるのも手でしょう。

親や兄弟といった親族からお金を借りれば金利負担をゼロにできる

親や兄弟といった親族からお金を借りれば金利負担をゼロにできる

そうすれば精神的に余裕ができ、お金の勉強にも前向きに取り組めるはずです。

精神的に余裕がないと節約すら出来ない:

蛇足です。

テレビ番組で貧困の特集がされると、視聴者から「カップラーメンなんて食べてるから、いつまでも借金が返せないんだよ。」といったコメントが寄せられるもの。

ほかにもコンビニ弁当なんて贅沢とか、冷凍うどんを使って自炊すれば1食35円で抑えられるのに…などなど、多方面から辛辣なコメントが集まるわけですが、これも「借金の返済で頭がいっぱいになっていること」が原因なんですよね。

  • 気持ちにゆとりがある:節約のために工夫できる
  • 気持ちにゆとりがない:思考停止状態でも食べられるものを食べる

わかりやすくいえば精神的に余裕がない状況なのです。

気力でどうにかなるものではない:

こう書くと「そんなものは気力でどうにかすべきだ!甘えんな!」なんて叱咤する方もいるかもしれませんが、まぁ考えてもみてください。

朝から鳴り止まない借金取りからの電話、自宅に定期的に訪れるお金の取り立て、郵便ポストに積もっていく督促状、LINEに届く友人からの金返せ…などなど。

  • 携帯電話:借金取りからの電話が来るので怖い
  • 自宅:借金取りが訪問するので怖い
  • 郵便ポスト:督促状や裁判所からの呼び出しあり
  • LINE:友人からの金返せ、お前には失望したメッセージ
  • 街を歩く:どこに借金取りがいるかわからないので怖い

そんな状況下で「今日はちょっと遠いけど業務スーパーまで自転車で行き、冷凍そばともやしを購入しよう!そうすれば1食40円で収まるから、贅沢だけど生卵もつけちゃえ。不足しがちなタンパク質摂取もこれで十分!」なんて考えられると思いますか?

たぶんよほどメンタルが強い人でもなければ無理な話。とにかく次にやってくる返済日までに、お金をどう作るかで頭がいっぱいなんです。

だから思考停止状態でも食べられるカップラーメンやコンビニ弁当が主食になり、片付ける余裕もないので食べたまま放置しがち。この状況が多くなるのです。

タバコを辞められないのも同じ理由:

同様に「タバコなんて吸ってるから借金するんだよ」なんて指摘が入ることもありますが、この理由も似たようなもの。

タバコを吸っている人にとってタバコを辞めることは大きな活力を必要とする行為。

頭の中に余裕があり、精神的に安定している時ならその活力が湧いて出てきますが、頭の中が借金返済でいっぱいだとそんな余裕が生まれるはずもないのです。

  • 元気な時:タバコを辞める元気がある
  • 思考停止な時:タバコを辞める元気がない

結果、タバコを減らせば節約できることがわかっていてもタバコを辞められない。そんな悪循環に陥るため、精神的に立ち直るには借金を減らすことが最優先となります。

Q.お金のセミナーとかに参加してもいいの?

『お金の知識を得るためにセミナーを受講したり、情報商材を買ってみようと思ってるんだけど?』

そんなふうに考えている方もいるかもしれませんが、お金の知識が不足している状況でセミナーに通うのはあまりおすすめしません。

なぜなら知識不足だと、そのセミナーがほんとうに正しい知識を教えてくれるかどうかの判別ができないため。

最悪、投資詐欺に騙されてしまったり、犯罪の片棒を担がされたりする可能性もあるので、お金の知識が不足している間は出版社が出している書籍を中心に勉強するのがおすすめとなります。

  • 書籍:
    出版社のものなら怪しいものは少なめ。お金全般を解説したオーソドックスな入門書を選べば間違いはかなり少ない。
  • セミナー:
    海の物とも山の物ともつかないような怪しいセミナーは多い。大手証券会社のセミナーであっても知識不足の状況では推奨できず。
  • 情報商材:
    知識不足の状況ではまったく価値なし。中には役立つ情報商材もあるのかもしれないが、全体の99%は購入価値が乏しいものと想定される。
  • YouTube:
    極端な情報のみを発信するYouTuberも多いため、知識不足のタイミングではその良し悪しの判別が難しい。登録者数が多いチャンネルであっても要注意。

知識不足な人でも理解できる「うまい話」は、だいたい詐欺で間違いないでしょう。

宝くじ当選者が破産するのは「お金使い方を知らない」から:

『年末ジャンボ宝くじに当選した人が、お金を散財して自己破産してしまった。』

そんなニュースを目にする機会は多いかと思いますが、みなさんはこういう失敗談を見てどう思いますか?

たぶん俺ならちゃんと貯金するのに…とか、1億円だけ無駄遣いしてあとは取っておくといいのに…など、いろいろ思うところはあるはずです。

しかし、いざ自分がその立場になってみると意外と難しいものなんですよね。なぜなら過去に大金を持ったことがない人はだいたいお金の使い方を知らないから。

なにせ普段、1,000円、2,000円といった単位でしかお金を使っていない人が、ある日突然、億を超えるお金を渡されればつい使いすぎてしまったり、豪邸や高級車を買ってしまうのは仕方がない話。

  • 大金を持った経験がない人:
    つい使いすぎてしまったり、豪邸や高級車といった不相応な高額品を購入してしまう
  • 大金を持った経験がある人:
    どうすればお金が減ってしまうかを知っているため、自分にあったお金の使い方ができる

実際、現時点でお金持ちの代表格である孫正義氏や柳井正氏がたとえ500億円の宝くじに当たったとしても破産などするわけもないのですから、お金には貯めるための知識のほか、使い方の知識も求められるのですね。

ゆとりのある生活を手に入れよう:

カッパドキアで熱気球を見る女性の画像

最後に。

『なんだか偉そうに貧乏から脱出する方法を書いてるけど、お前に貧乏のなにがわかるの?』と思われてそうなので、念のため、私のことを少しだけ。

私も実は20歳ごろにクレジットカードのリボ払いで大学の学費を払うという極めてアホなことをしてまして、最終的にリボ払いの未払い残高を200万以上まで増やした経験があるんです(しかも当時の金利は26.6%だった)。

この時、近所のコンビニ働いた時に得られる時給が630円。

仮に1ヶ月まるまる働いても20万に届かないことを計算した私は、さまざまなお金の書籍を読んで知識を手に入れ、自分で起業する道を選びました。

  • 近所でバイト:月に12~13万しか稼げない
  • 知識を付けて起業:稼げるお金の上限なし

今思うとあの時、金銭的に困った経験があったからこそお金の重要性に気付き、結果、お金の情報サイトである『クレジットカードの読みもの』を運営しているわけですから面白いものですよね。

お金に詳しくなって人生の大逆転を:

こんな感じで金融の正しい知識を手に入れれば、人生の大逆転は誰にだって訪れるもの。

是非、急がばまわれに感じるかもしれませんが、まずはお金の知識をつけるところから始めてみてください。

書籍を買う余裕がないなら、近所の図書館や書店併設型スタバなどで立ち読みをする手だってありますよ。

必要なのは現状を変えたい強い気持ち、ただそれだけです。

以上、貧乏から脱出するために必要な、6つのアイデア&考え方(2024年版)!お金の知識を身につけて、お金に困らない生活を手に入れよう…という話題でした。

参考リンク:

クレジットカードの未払い残高をどうにか減らしたい方は、リボ残高を減らす方法をまとめた下記記事も参考に。

借金の総額を減らし、稼いだお金を自分のために使える状況を目指しましょう。

news.cardmics.com

PAGE TOP