今回は『クレジットカードがたくさんありすぎて、どのカードを選んで良いのかわからない!』と悩んでいる方のために、クレジットカードの比較方法をわかりやすく解説。
読めばお得感たっぷりの、自分に最適な1枚が見つけられるはずですよ。
※クレジットカードの仕組みがわからない方はこちらの図解記事から先にどうぞ。そのほうがクレジットカードを選びやすくなります。
- クレジットカードの比較方法解説:
- その他、クレジットカード比較方法:
- よくある質問とその答え:
- さぁクレジットカードを作ろう:
クレジットカードの比較方法解説:
早速、クレジットカードを選ぶための考え方を紹介させていただきます。
1.年会費で選ぶ:
まず、クレジットカードを比較する上で一番重要なのが「年会費(ねんかいひ)」です。
説明するまでもなく、年会費とはそのクレジットカードを1年間、保有するためにかかる会員費のこと。
この年会費は0円、つまり無料に設定されているものから、年に50万円以上の負担を必要とする富裕層向けのクレジットカードまで幅広く存在するので、自分がどのくらいの費用まで払うつもりがあるかを考えることが重要です。
年会費を払いたくないなら年会費無料カード:
この際、年会費なんて1円たりとも払いたくない…と思われた方は、下記の年会費無料クレジットカードの中から選ぶのがおすすめ(年会費無料=年会費負担0円)。
これで年間に必要な年会費負担を0円に抑えられますし、5年使っても10年使っても費用がかかることはありません。
下記のように年会費1万円のクレジットカードと比較してみるとそのメリットが一目瞭然なのではないでしょうか?
利用年数 | 年会費無料 | 年会費1万円 |
---|---|---|
1年間 | 0円 | 1万円×1年=1万円 |
3年間 | 1万円×3年=3万円 | |
5年間 | 1万円×5年=5万円 | |
10年間 | 1万円×10年=10万円 |
年会費が高くなればサービスも充実する:
では、年会費を払うメリットにはどのようなものがあるのか?
これは年会費負担が大きくなればなるほどに、ステータス性や優待等のサービスが拡充されていくイメージを持ってもらえればそれでOKでしょう。
わかりやすいのはみなさんご存知のゴールドカードですね。
こういったゴールドカードを持っていると飲食店やホテル等で様々な優待が受けられることになるわけ…ですが、そんなサービスが不要だと思うなら年会費無料のクレジットカードで充分。
- 年会費無料カード:支払い以外の機能はほとんどなし
- 年会費が安いカード:優待等のサービスは乏しい
- 年会費が高いカード:優待等のサービスが非常に充実している
『いやいや、私はクレジットカードにステータス性や優待サービスも求めたい!』と思う方は、年会費を負担することで手厚いサービスを求めてもらえればと思います。
年会費ごとの特徴を表にまとめてみた:
さすがにこれだけだとクレジットカードを比較する際に困ってしまいそうなので、年会費ごとの大まかな特徴を表にまとめてみました。
年会費比較 | 解説: |
---|---|
年会費無料 | クレジットカードを1年持つために1円もかからないもののこと。こういったクレジットカードは何年もっても維持費0円なので、カード保有で手数料を払いたくないクレジットカード初心者の方におすすめです(おすすめの年会費無料カードはこちら)。 |
条件付き年会費無料 | 条件付きで年会費が無料になるクレジットカードです。年に1度でも利用すれば翌年度は無料とか、年間5万円以上の利用で無料とか、さまざまな条件があります。初心者の方にはあまり優しい仕組みとはいえないクレジットカードです。 |
年会費2,000円程度まで | 年会費が2,000円程度までのクレジットカードは、年会費無料とさほどサービス内容に違いがありません。ただこの価格帯のカードはそのほとんどが大手発行のものなので、安心感を求めたい方には価値ある1枚となることでしょう。 |
年会費5,000円程度まで | 年会費が2,000円以上になってくると、買い物以外のサービスが強化されてきます。海外旅行時に加入できる傷害保険が無料だったり、空港の特別ラウンジが使えるようになったりといった点に興味があるなら検討の余地アリです。 |
年会費10,000円前後 | 一般的にゴールドカードと呼ばれるカードがこのあたりの年会費です。クレジットカードの見た目がよくなることや、ホテルに割安で泊まれるサービスがあったりと、徐々にサービスが強化されてきます。周りへのアピールにも最適です(おすすめのゴールドカードはこちら)。 |
年会費30,000円程度 | ゴールドカードの中でも最上位のアメックスゴールドや、プラチナカードの年会費が安いものがこのあたり。サービス内容にレストランの割引やゴルフ場の予約などが加わり、まさに富裕層向けのサービスが使えるようになります。日々の生活を充実させたいならこのくらいの負担をどうぞ(おすすめのプラチナカードはこちら)。 |
年会費30,000円以上 | プラチナカードでも上位のカードや、最高峰のブラックカードと呼ばれるクレジットカードがこのあたり。コンシェルジュと呼ばれる「いろいろとお願いできる秘書サービス」が使えるようになったり、海外ホテルの上級会員ステータスを貰えるようになるなど、富裕層に嬉しいサービスが多いのが主な特徴です(富裕層向けブラックカードの実態はこちら)。 |
ご覧のように年会費を払えば払うほど豊富な優待や付帯サービスが充実していくことになります。年会費とサービス内容は比例すると捉えて間違いありません。
最初は年会費無料カードで十分:
まぁこんな感じでクレジットカードには様々な独自サービスがありますが、クレジットカード初心者の方はまず、あれこれ考えずに年会費無料のクレジットカードからはじめてみるのが無難。
- 楽天カード…年会費無料
- 三井住友カード(NL)…年会費無料
その上でサービス内容に不満があったり、もっといろいろなサービスを使ってみたくなったらその時に、年会費のかかるカードに切り替えればOKですよ。
年会費無料クレジットカードのメリットやデメリットが知りたい方は下記記事も参考にどうぞ。
2.カード発行会社で選ぶ:
次におすすめなのが、クレジットカードの発行会社でどのカードを選ぶかを決めること。
日本だけでも100社以上のカード会社がクレジットカードを発行しているので、どの発行会社が良いかを選ぶかだけでもクレジットカードが比較できます。
やはり大手カード会社が良いのか?
では、どのクレジットカード発行会社が良いのか、それはみなさん次第。
基本的には大手でも中小でも買い物における使い勝手に違いはないのですが、やはりセキュリティ面での安全を重視するとか、万が一のサポート体制が気になる方は大手を選ぶほうが無難かと思われます。
比較項目 | 大手カード会社 | 中小カード会社 |
---|---|---|
買い物における使い勝手 | どこでも使える | どこでも使える |
セキュリティ面 | 大手ならではの安心感あり | やや弱いところもあり |
電話サポート | 概ね、充実している | やや弱いところもあり |
オンライン明細 | 機能が強化されていて使いやすい | カード会社によっては使いにくい |
万が一の時の対応 | 他にも利用者が多いので安心 | 雑な対応をされてしまう可能性あり |
特にこれから作るクレジットカードが人生初の1枚になるのであれば、最初はテレビCMで聞いたことがあるようなカード会社を選ぶのがおすすめ。
これらのカード会社には確かな安心があります。
中小カード会社はサービス面に強みあり:
反面、大手のクレジットカード会社にはクレジットカードそのものの魅力が乏しい傾向あり。
この理由は単純そのもので、大手には信用力と知名度があるので、そんなにサービスや優待内容を強化しなくても勝手に利用者が集まるためです。
- 大手カード会社:
サービスやポイント制度を強化しなくても申込者が集まる - 中小カード会社:
サービスやポイント制度を強化しないと申込者が集まらない
その点、中小のクレジットカード会社のほうがポイントが溜まりやすかったり、年会費無料のクレジットカードを積極的に発行していたりと様々な魅力があります。
比較項目 | 大手カード会社 | 中小カード会社 |
---|---|---|
ポイント制度 | 平凡な場合が多い | 魅力あるものが多い |
年会費 | 総じて高め | 年会費無料カードが多い |
まぁ言い換えると、あれこれとメリットを持たせない限りには利用者を集められないのが中小カード会社の実情とも言えますね。
同じサービスと機能を持ったクレジットカードを発行していたら、誰も中小カード会社発行のクレジットカードなんて作ろうと思いません。
今やお得なクレジットカードとして不動の地位を築いている楽天カードも、中堅カード会社だったからこそ生まれたサービス内容となります。
大手カード会社の一覧リスト:
参考までに大手クレジットカード会社と準大手のクレジットカードをリスト化してみました。代表的なカードと一緒にご覧ください。
大手カード会社名 | 代表的なカード | 解説 |
---|---|---|
株式会社ジェーシービー | JCBカード S | JCBブランドのクレジットカードを管理&発行しているカード会社。海外にも提携会社が強く、ディズニーとの関係性も深い。 |
三菱UFJニコス株式会社 | 三菱UFJカード | ニコスカード、MUFGカード、DCカードを管理&発行している三菱UFJフィナンシャルグループのカード会社。過去の大手銀行合併によって誕生。 |
三井住友カード株式会社 | 三井住友カード(NL) | テレビCMで頻繁に流れているVisaカード発行で有名なクレジットカード。海外でも使いやすいカードとして人気がある。 |
クレディセゾン | セゾンカード インターナショナル | 年会費無料カードを最初に発行した会社。現在は有効期限のない永久不滅ポイントが人気&あたらしい試みに挑戦する社風がある。 |
準大手カード会社の一覧リスト:
続いて準大手のカード会社例と代表的なカード&解説です。
人によっては楽天カードやイオンカードを大手クレジットカード会社に分類する方もいるかも。
実際、それらのカード会社が発行しているカード枚数は軽く1,000万枚を超えているので、大手と読んでも差し支えありません。
準大手カード会社 | 代表的なカード | 解説 |
---|---|---|
楽天カード株式会社 | 楽天カード | 楽天カードマンのテレビCMが話題のカード発行会社。ポイント還元に強みを持つ顧客満足度調査1位常連のクレジットカード。今、一番勢いがある。 |
イオンフィナンシャルサービス株式会社 | イオンカード | 20日30日は5%オフ♪のテレビCMで有名な流通系クレジットカードの発行会社。イオンモール周辺にお住まいの方に強い人気がある(都市部よりも地方都市に強い)。 |
トヨタファイナンス株式会社 | エネオスカード | トヨタ系のクレジットカード発行会社。ディーラー向けカードだけでなく、大手ガソリンスタンドで割引のあるENEOSカードの発行も担当。 |
株式会社オリエントコーポレーション | オリコカード THE POINT | 通称オリコ。過去にテレビCMを多く行っていたことで、未だに高い知名度を誇る準大手。クレジットカードの他、ショッピングローンも強い。 |
株式会社エポスカード | エポスカード | 丸井のショッピング施設で使えるエポスカードで有名。駅前にATM網を構築するなど、大手カード会社とは異なる路線を突き進む。 |
このように大手クレジットカード会社と中小クレジットカードには違いが存在。
信頼や安心さを取るか、それともクレジットカード自体の魅力を取るかは皆さんの判断にお任せしますが、初めてカードを作るならまずは無茶せずに大手か準大手カード会社で作るのが無難ですね。
前述のようにこれらの会社発行のクレジットカードなら、万が一の時の対応にも安心できるはずです(詳しくは下記記事にて)。
3.ポイント還元率で比較:
3つ目はポイント還元率で選ぶ方法です。
とにかくクレジットカードを買い物で使ってポイントを貯めたい…という方におすすめの比較方法ですね(ポイント還元率の解説は下記記事参照)。
但し、ひとことにポイント還元率が高い、低いといっても年会費負担はしっかり考慮すべきところ。
たとえば私が現在利用中のLUXURY CARDはポイント還元率1.5%になる素晴らしいカードなんですが、このカードの年会費は20万円以上。
それゆえ、ポイント獲得で年会費の元取るためには年間1,500万円程度の利用が最低でも必要になってくることを考えると、高還元率かどうかは非常に微妙です。
年会費無料カードは少額利用でもお得:
その点、年会費無料のクレジットカードはポイント獲得分がまるまるお得になるクレジットカード。
仮にちょっとだけしか買い物で使わなかったとしても損をすることがないため、クレジットカードの利用額が少ない方は年会費無料のものから選ぶのが無難でしょう。
比較項目 | 解説: |
---|---|
年会費無料のカード | ポイント獲得分すべてが得をするクレジットカード。年会費無料のクレジットカードでポイント還元率が高いものがあればそれがベストです(お得なカードはこちらの記事参照)。 |
年会費有料のカード | 年間のポイント獲得金額から年会費を差し引いてポイント還元率を計算しなくてはいけません。たとえば年間利用金額が100万円で2万円分のポイント獲得をしたとしても、年会費1万円なら差し引き1万円の得になるだけ。ポイント還元率は1.0%になります。 |
あえて年会費を払う必要はありません。
大手カード会社はポイント還元率が低い:
あと、多少の例外は存在しますが、三井住友カード株式会社や三菱UFJニコス株式会社といった大手カード会社が発行しているクレジットカードは、総じてポイント還元率が低め。
これは前述のように大手カード会社はポイント制度に魅力を持たせなくても新規会員が集まりやすいため…なので、ポイント目当てでクレジットカードを作りたい方は選択肢から外れることが多くなります。
- 三井住友カード:還元率0.5%程度
- JCBカード S:還元率0.5%程度
- 三菱UFJカード:還元率0.5%程度
高還元率カードとして有名な楽天カード等と比較すると、1/2程度のポイントしか貯まりません(楽天カードの公式サイトはこちら)。
専門家おすすめのカードは別記事にて:
こんな感じでポイント還元率でクレジットカードを比較するのであれば、発行会社や年会費分も考慮した上で選ぶことが大切。
『なんだか難しそうだし、計算は苦手だからおすすめを教えてよ』と思われた方は、下記のポイント獲得重視のクレジットカード選びを解説した記事をお読みください。
専門家おすすめの高還元率カードを紹介中です。
4.国際ブランドで選ぶ:
4つ目は国際ブランドでクレジットカードを選ぶ考え方です。
「国際ブランドって?」という方のためにカンタンに説明すると、国際ブランドとはVisa、Mastercard、JCBといったクレジットカードのブランドのこと。
これら3つの国際ブランドに、アメリカン・エキスプレスやダイナースクラブを加えた5つが世界5大ブランド。
基本的に日本国内で発行されているクレジットカードにはこのうちの1つが刻印されてるので、すでにクレジットカードをお持ちの方は裏表を確認してみてください。
必ずどれかしらのロゴを見つけられるはずです。
国際ブランドで使えるお店が変わる:
では、クレジットアード選びにおいてなぜ国際ブランドが重要になるのか…というと、これは選んだ国際ブランドによって使えるお店が変わってくるから。
VisaならVisaが使えるお店、MastercardならMastercardが使えるお店…といった具合に、各国際ブランドごとに利用可能な店舗は異なるので、クレジットカード申込の際には国際ブランド選びが重要なのです。
どれでも一緒ではありません。
どの国際ブランドを選択すべきか?
それでは、Visa、Mastercard、JCBなどの国際ブランドのうち、どのブランドのクレジットカードを作るのがおすすめなのか…というと、これはケースバイケース。
しかし、2024年現在でいえば、VisaかMastercardブランド付きのクレジットカードを選ぶのが基本なので、どれを選んで良いのかわからない方はこれら2つのうちのどちらかをお選びください。
- Visa:強くおすすめ
- Mastercard:強くおすすめ
- JCB:国内だけなら強くおすすめ
- アメックス:初心者にはおすすめしない
- ダイナースクラブ:初心者にはおすすめしない
無理にアメックスやダイナースクラブを選ぶ必要性はありません。
クレカ作成時に選べる場合が多い:
あと、楽天カードやセゾンカードといったようなクレジットカードでは、カード申込時にVisa、Mastercard、JCBの3つのブランドから好きな国際ブランドを選べるようになっているので、国際ブランドは好きなクレジットカードを選んだ後に考えれば大丈夫(迷ったらVisaで問題なし)。
稀にJCBブランドのクレジットカードのみしか発行していないクレジットカードもありますが、海外旅行にいかないのであればこれでも特に問題ないですよ。
- 海外に行く方:JCBだと使いにくい
- 海外に行かない方:JCBでも快適に利用可能
日本国内ではVisaやMastercard並に快適に使えます(各国際ブランドの詳しい特徴やメリットなどについては下記記事参照)。
5.付加価値で選ぶ:
クレジットカードの比較方法、5つ目は空港ラウンジが無料で使えるとか、海外旅行時の旅行保険が充実しているなどの付加価値で選ぶことです。
参考までに代表的なクレジットカードのサービス内容は下記の通り。
これらのサービスに興味がある方は、ゴールドカードやプラチナカードといった階級ランクの高いクレジットカードを作るのがおすすめと言えます(付加価値が多い=年会費の高いクレジットカードと思って間違いなし)。
比較項目 | 解説: |
---|---|
海外旅行傷害保険 | クレジットカードを持っているだけで、海外旅行傷害保険に加入していることになるサービス(自動付帯の場合)。海外での事故や急な病気などでの治療費が出たり、トラブル発生時の損害賠償に対応してくれます。海外旅行によく行く方に人気です(無料で海外旅行保険に加入する方法はこちら)。 |
国内旅行傷害保険 | クレジットカードを持っているだけで、国内旅行傷害保険に加入していることになるサービス(自動付帯の場合)。ただ海外旅行傷害保険とは異なり、適用になるのは事例はかなり少なめ。万が一、事故死してしまった場合など、自分の家族への補償くらいに考えておいたほうが無難かもしれません。 |
空港ラウンジ無料 | 日本国内を飛行機で旅をする方に人気な空港ラウンジ無料サービスも人気です。飛行機の搭乗時間までの隙間時間を有効活用できるので、ビジネスマンの方におすすめですね(国内ラウンジ利用をしたい方はこの記事も参考に)。 |
プライオリティパス無料 | プライオリティパスは、日本国内だけではなく海外にも飛行機で行くことが多い方に人気の空港ラウンジサービスです。国際空港ならほとんどの場所で使えるので、海外旅行や海外出張時に重宝します(プライオリティパス付きカードの一覧はこちら)。 |
高級レストラン半額 | フレンチやイタリアン、お寿司屋さんなどの高級レストランが最大半額になるサービスです。グルメ好きの方に特に人気ですが、主に東京や大阪などの都市部にしか割引対象レストランがないのがデメリットです。 |
ゴルフ場割引 | 憧れのゴルフコースに予約できるサービスや、特定ゴルフコースの割引があるクレジットカードは多いです。ゴルフを安くしたい、有名ゴルフ場でプレイしてみたい願望をお持ちのゴルファー向けですね。 |
コンシェルジュサービス | 飛行機チケットを取ってほしい、あのレストランの予約をしておいてほしいなど、自分の秘書がわりに使うことが出来るコンシェルジュサービスも人気。基本、カード決済ができるものならなんでもわがままを聞いてくれるのでラクです(コンシェルジュ対応カード一覧はこちら)。 |
私もコンシェルジュサービスには日々、助けられてます。
付加価値に興味がないなら年会費無料で充分:
逆にどれを読んでも「私には関係ないな…」と思われた方は、年会費の安さ(無料かどうか)でクレジットカードを選ぶほうが良いかも。
- 魅力あるサービスがあった:年会費を払ってでも加入を
- 魅力あるサービスがなかった:年会費無料で充分
使わないサービスに、敢えて年会費を払う必要性はありません(実際にクレジットカードならではの付加価値を利用した感想を知りたい方は下記記事も参考に)。
6.直感で選ぶ:
最後はこれ、直感です。
基本的にこういってしまってはアレですが、クレジットカードなんていうのは最初から自分にベストな1枚が見つかるケースなんて稀。
いろいろなクレジットカード申し込んでは解約して知識を増やしていき、最終的に自分にとってベストな1枚が見つかるほうが普通だと言えます。
- 滅多にない:
最初から自分にとってぴったりなクレジットカードが見つかること - これが普通:
最初に選んだカードよりも後に選んだもののほうがお得なこと
『そんなこといっても変なカードを申し込んじゃったら危ないんじゃ?』と思われるかもしれませんが、日本国内で発行されているクレジットカードの中で危ないのはリボ払い専用クレジットカードと呼ばれるものくらい。
他のカードはどれも、申し込んだとしても変な請求が来たり、個人情報を勝手に売却されちゃうようなことはないので、失敗を恐れずに安心して申込をしてもらえればなと思います(リボ払いのメリット&デメリットは下記記事を参考に)。
クレジットカードの解約は3分程度でできる:
こんなことを書いてしまうとカード会社の方に怒られてしまうかもしれませんが、クレジットカードなんてものは銀行口座や証券口座とは異なり、好きなだけ申込してOKですし、不要だと思えばものの3分で解約できる金融商品です。
それにも関わらず、クレジットカードを作り慣れていない方だと『クレジットカード選びで失敗してはいけない!』と変に肩肘を張って選びがち。
変なカードを入手したくない、失敗したくない!そういった気持ちを持つことは重要ですが、仮に変なクレジットカードを選んでしまったとしても解約してしまえば問題ないわけですから、そこまで慎重になる必要性もありません。
- 間違い:変なカードを申し込むと大問題に
- 正解:変なカードを申し込んでも解約すればOK
事実、私も過去に100枚以上のクレジットカードを解約した経験あり。
そのくらいクレジットカードの解約は難しくない作業なので、過度にクレジットカード申し込みを怖がらないようにしてもらえればと思います。
その他、クレジットカード比較方法:
ここまでで紹介した比較方法以外にも、もっと違う視点でクレジットカードを選びたい方向けに、さらに別の比較視点を紹介。
年会費もポイントも、自分にとってはそれほど重要じゃないと考える方はこちらを参考をどうぞ。
ETCカード重視で選びたい:
クレジットカードではなく、そのカードで追加発行可能なETCカード利用を重視したクレジットカードを選びをしたい方は下記記事を参考に。
ETCカードもクレジットカード同様、カードによって特徴やポイントの貯まりやすさなどが異なるものなので、普段から車で通勤している方や、仕事で車を使う機会が多い方などにおすすめ出来ます。
無料で作るのも難しい時代:
加えて近年ではETCカード発行が有料とか、年会費が別途必要などなど、ETCカードを取り巻く環境は残念ながら悪化傾向。
- 過去:ETCカードはどこも年会費無料だった
- 現在:年会費無料のETCカードは減少
そのため、ETCカード作成にお金なんて払いたくない方は、無料で作る方法をまとめた下記記事の内容こそ重視すべきなのかもしれません。
早く発行してくれるカードが欲しい:
『ポイントとかサービスとかそんなのどうでもいいから、とにかく早くクレジットカードを入手したいんだ!』
そんな発行スピードを重視したクレジットカード比較をしたい方は下記記事を参考に。
郵送で自宅まで届く時間の早い、おすすめクレジットカードを紹介中です。
もっと急ぎで入手したい場合は?
『いやいや、自分は2日や3日と言わず、今日中にクレジットカードがほしいんだよ!』ってくらい急を要する方は、即日発行に対応したクレジットカードを選ぶのもひとつの手。
これらのクレジットカードは郵送で自宅まで届けてもらうのではなく、自分から指定場所にクレジットカードを受け取りに行くことで即日入手が可能なため、急ぎでカードが欲しい方に最適なためです。
- 郵送で届けてもらう:早くても1~2日はかかる
- 自分から受け取りに行く:今日申し込んで今日受取も可能
反面、デメリットは都市部じゃないと受け取りができない点。
山間の過疎地などにお住まいの方は、素直に郵送でカードを送ってくれるクレジットカードを選んだほうが無難でしょう。詳しくは下記記事を参照ください。
入会特典でクレジットカードを選ぶ:
ポイントは発行スピードではなく、入会キャンペーンの有無でクレジットカードを選びたい方も少なくありません。
たとえば楽天カードであれば入会+利用だけで5,000円分以上のポイントが貰えるため、こういったカードを複数申込するとちょっとしたお小遣いになる…といった具合です。
特に年会費無料クレジットカードが実施している入会キャンペーンは、実質無料でポイントや商品券がもらえるため激アツ。
特典目当ての申し込みが集まりやすい傾向にあります。
入会キャンペーンはすべてがお得ではない:
とはいえ、クレジットカード会社が企画しているすべての入会キャンペーンがお得とは限りません。
実際、入会で1,000円前後のポイントしか貰えないカードも多いですし、入会特典の付与条件が厳しすぎてせっかくカード入手しても貰えない…なんて場合も多いため、入会特典目当てでクレジットカード比較をするなら条件の確認が必要不可欠ですね。
そんなチェックすら面倒だと思われる方は、下記記事を参考にどうぞ。当サイト『クレジットカードの読みもの』がおすすめする入会キャンペーンを紹介しています。
Suica利用者に最適なクレジットカードなども:
東京にお住まいの方にとって欠かせない電子マネーであるSuica。
このSuicaを快適に使いたい方は、JR東日本系のクレジットカード会社であるビューカード発行のクレジットカードを持つのがおすすめ。
そうすればSuicaチャージでポイントが溜まりやすかったり、オートチャージ機能が使えるなどのメリットがあるため、こんな風に電子マネーの使い勝手でクレジットカード選びをするのも一つのアイデアだと言えます。
普段から電子マネーを活用している方はどうぞ。
よくある質問とその答え:
ここまでクレジットカードを比較する上での手がかりを紹介してきましたが、ここから先は更にカード比較がしやすいように、よくある質問とその答えをまとめさせていただこうと思います。
出来る限り一番お得なクレジットカードを作りたい方は、このQ&Aもしっかりと熟読してみてくださいね。
Q.一番お得なクレジットカードはどれ?
これからクレジットカードを比較しようとする方が、一番最初に知りたがるのが『今、一番お得なクレジットカードはどれなのか?』という疑問に対する答え。
確かに自分であれこれ比較せずに、一番お得な最強クレジットカードがわかればそれに越したことはないのですが、実はこの質問の回答がとにかく難しいんですよね。
なぜなら年収200万円のフリーターの方にとってのお得なクレジットカードと、年収5億円の大富豪にとってお得なクレジットカードはまったく異なるため。
更に言うなら専業主婦をしている女性にとってのお得なクレジットカードと、60歳を過ぎて定年退職した後の年配者におすすめなクレジットカードも別…と、こんな感じで年齢、職業、性別、趣味に応じてお得なカードは変わってくるもの。
万人にお得なクレジットカードなんてものは存在しないのです。
お得なカードは自分で見つける必要性あり:
だからこそ自分にとって一番お得なクレジットカードは、面倒でも自分自身で調べて見つける必要性あり。
もちろん年会費無料クレジットカードの中で一番お得なクレジットカードはどれかとか、ポイントが貯まりやすいカードはどれかとか、そういう条件を付けた上での最強カードはいくらでも紹介可能なので、まずは自分がどの角度からカードを選びたいかを見つけてもらえればなと思います。
いやいや、それすらも面倒だと思われるなら下記の、当サイトがおすすめするクレジットカードの中から好きなものを1枚、選んでみてください。
専門家おすすめの、これぞという1枚を紹介してます。
Q.Visaカードとマスターカードはどちらが良いの?
はじめてクレジットカードを比較する方が悩みがちなのが、Visaカードとマスターカードはどちらが良いのか…という問題です。
これについての結論は「どちらでも好みでOK」。
その理由は単純で、Visaカードもマスターカードも使えるお店の数にはそう違いがないためです。
とはいえ、完全にVisaとMastercardが一緒なのかと言えばそんなことはありません。
実際にはMastercardよりもVisaの企業規模のほうが2倍くらい大きいので、とにかく安心&安全なクレジットカードを作りたい…といった規模に魅力を感じる方であれば、最初はVisaブランド付きのクレジットカードを作ったほうが無難かもですね。
日本国内はもちろん、アメリカ、ブラジル、イギリス、スペインなどなどの海外で利用可能となります(詳しい違いはこちらの記事を参照)。
Q.それじゃJCBとVisaならどっち?
同様にJCBカードにするかVisaカードにするか迷っている方も多いのですが、こちらは主に海外に行く予定があるかどうかで判断すればOK。
- 海外に行く予定あり:Visaが無難
- 国内でのみ利用予定:JCBでもOK
JCBは残念ながら海外で利用できる場所が限られてしまうデメリットがあるので、海外旅行や出張等に行く可能性があるのであれば、Visaブランドのクレジットカードを作っておいたほうが無難でしょう。
JCBはキャンペーンに強い:
反面、日本国内くらいでしかクレジットカードを使う予定がない方なら、東京ディズニーリゾート貸し切りキャンペーンなどの魅力的なイベントを主催しているJCBもおすすめ。
支払いで使えるお店の数はVisaと比べて若干、見劣りしますが、使う上で不便さを感じることはほぼ無いとは思いますよ。
詳細は下記記事を参考にどうぞ。
Q.年会費無料カードだと恥ずかしいの?
『自分でいろいろとクレジットカードを比較してみたら年会費無料カードがいいなと思ったんだけど、年会費無料カードって人前で使うと恥ずかしいとかあるの?』と心配な方も多いかと思いますが、これはまぁ、ケースバイケース。
たとえばこれから付き合うかもしれない意中の女性の前で楽天カードやイオンカードといった年会費無料カードを使うのはあまりおすすめは出来ません。
やはりゴールドカードやプラチナカードといった、ある程度、見栄えの良いクレジットカードを使うほうが無難といえることでしょう。
- 異性の前で利用:お金がない&ケチな人だと思われるかも?
- 部下の前で利用:上司の威厳が保てないかも?
反面、すでに結婚している方や、お金を持っていないのが普通である大学生や専門学校生には年会費無料カードでも十分。
敢えて年会費を払ってゴールドカードを持つ必要性はないので、無理に背伸びをする必要性はありませんよ(詳しいゴールドカードの解説はこちらの記事にて)。
無職でも審査に通るカードはどれなのか:
時々、現時点で無職だけどクレジットカードが欲しい方がいますが、率直なところ、貯金も資産もない無職が作れるクレジットカードはまず存在しません。
これはたとえるなら、あなたが知らない人にお金を貸さないのと同じ理屈。
あなたという人間を調べた上ではないとクレジットカードを託すことは出来ないので、無審査でカード発行は出来ないのですね。
尚、ただ単に審査が不安なだけであれば下記記事を参考に。
無職の方や過去にカードで失敗した方でもなければ、これでクレジットカード入手が出来るはずですよ。
さぁクレジットカードを作ろう:
これでみなさんもクレジットカードの比較についてはバッチリなはず。
あとは自分にとって一番最適なクレジットカードを見つけるだけなので、年会費やポイント、サービス内容を比べてみた上で、「これはお得に違いない!」と思える1枚を探し出してもらえればと思います(それでも選べない方は当サイトおすすめのカードをどうぞ)。
以上、専門家がクレジットカードの比較方法をわかりやすく解説(2024年版)!これであなたに最適なクレジットカードの選び方がわかります…という話題でした。
参考リンク:
クレジットカードの最新情報や知識をもっと知りたい方は是非、定期的に当サイト「クレジットカードの読みもの」を読みに来てください。
日々、カード業界の最新情報やお得なカードの使い方等を紹介しています。