今回は発行費から入会費まで、なにからなにまで無料で使うことができるETCカードを参考までにまとめてみたいと思います(下記条件に合致するETCカードのみを紹介)。
- 発行費:無料
- 入会金:無料
- 年会費:無料
- 更新費:無料
- 解約金:無料
これらのETCカードは仮に使わなかったとしてもお金がかかることは無いので、夏や年末の帰省の時にだけ使う…なんて使い方もOK。
とにかく『ETCカード保有でお金なんて払いたくない!』という方は、この記事で紹介しているETCカードの中から自分好みの1枚を見つけてもらえればな…と思います。
年会費無料のETCカード:
出光カードまいどプラス:
年会費無料&入会金無料で作れるクレジットカードの中で、個人的に一番おすすめしたいのが出光カードまいどプラス。
このカードはその名の通り、出光のガソリンスタンドで各種割引が受けられるお得なクレジットカードなので、普段から車に乗っている…という方には適した1枚になるはずです。
また、西友のスーパーマーケットで特定日に5%割引があるのもこのカードの魅力。家計の節約にも大きく貢献してくれるので、ETCカード発行目的以外にも作る価値アリですよ。
オリコETCカード:
オリコカード・ザ・ポイントという年会費無料クレジットカードで作ることが出来るオリコETCカードも年会費無料のETCカードのひとつ。
こちらはデパートや書店、レストランなどなど、どこで利用してもポイントが貯まりやすい強みと、楽天市場やアマゾン等のネット通販でポイント上乗せがある点が魅力のカードなので、高速道路代の節約以外も重視をしたいならこちらを選ぶのがおすすめでしょう。
更にオリコカード・ザ・ポイント本体にはiDとQUICPayという2種類の電子マネーが内蔵されているので、これらを活用すればコンビニでの支払いがスムーズになるメリットもありますよ。
セゾンETCカード:
『年会費無料のETCカードをすぐにでも作りたい!』という方におすすめなのが、セゾンカード インターナショナル。
こちらはなんと申込したその日のうちに入手可能なETCカードなので、明日、ETCカードを使いたいんだ…という急ぎな方に向いています。
- 一般的なETCカード:作成までに3~7日はかかる
- セゾンカードのETCカード:最短当日発行可能
また、出光カードまいどプラス同様に、西友やLIVINといったスーパーマーケット割引があったり、貯めたポイントは有効期限のない「永久不滅ポイント」だったりするなどの魅力も持ち合わせているので、作って損のない1枚になるはず。
前述のように急遽、ETCカードが必要になったのなら、このカードを作るべしです。
エポスETCカード:
マルイデパート系のクレジットカードであるエポスカードで作れるエポスETCカードも、年会費無料&入会金無料で作ることができるETCカード。
残念ながらエポスカードのポイント制度そのものに魅力はありませんが、エポスカード保有者であれば受けられる優待には大きな魅力があるので、下記のような優待に興味がある方はこちらを選択すると良いでしょう。
- 年に4回程度、マルイデパートで10%割引
- ビッグエコーやSHIDAXで室料30%オフ
- レストランや居酒屋で割引
個人的にはマルイでの割引があるだけでも作る価値ありだとは思いますが、近場にマルイがない&カラオケが好きではない…というなら、あまり持つ価値はないのかも。そういう方は他のETCカードを選ぶようにしてもらえればと思います。
JCB CARD WのETCカード:
39歳以下の方しか作成することが出来ないクレジットカードですが、このJCBカードWで作れるETCカードも年会費無料、発行費無料、入会金無料なETCカードです。
しかも高速道路料金の支払いでポイントが貯まりやすいメリットもあるため、もう39歳以下の方ならこのETCカードが一番。
- 39歳以下の方:JCB CARD Wが一番かも
- 40歳以上の方:他のETCカードを狙おう
そのくらいお得で使い勝手の良いETCカードです。
Amazonでの支払いにも強い:
また、JCBカードWは人気通販モールであるAmazon(アマゾン)でポイントが貯まりやすい点も魅力。
総合的に家計の節約に貢献してくれること間違いなしなので、ETCカード利用だけでなく本体となるクレジットカードの利用でも得したい方に強くおすすめです。
表向き上だけの年会費無料ETCカードに気をつけて:
年会費無料ETCカードの中には、年会費は確かに無料なんだけど発行費や更新費が別途かかる…というETCカードが結構存在。
こういったETCカードを申込してしまうと、完全無料でETCカードを使うことが出来なくなってしまうのでくれぐれもご注意ください。
- 年会費無料のETCカードA:年会費も発行費も無料
- 年会費無料のETCカードB:年会費は無料だけど発行費は有料
また、年会費無料のETCカードだけれども、高速道路料金の支払いで1円もポイントが貯まらない…というポイント制度なしのETCカードなんてものもあるので、ETCカード作成時にはお気をつけください(今回紹介したカードはどちらも大丈夫です)。
無料で使い続けるためのアレコレ:
ここで念のため、無料でETCカードを使い続けるための知識をまとめておこうと思います。これらの知識をしっかり理解した上で利用すれば、5年、10年、20年と無料でETCカードを使い続けることが可能ですよ。
クレジット機能なしのETCカードは無料にはならない:
まず、『年会費無料で作れるETCカードをいくつか紹介してもらったけど、クレジットカードを作成しなくても作れる無料ETCカードってないの?』と思われた方がいるかも…ですが、そもそもETCカードというのは、クレジットカードと紐付いて作るクレジットカードの分身みたいなもの。
まぁやろうと思えばクレジットカードを作らないでETCカードを入手することは出来ないこともないのですが、手続きが面倒でお金がかかってしまう現状があるので、クレジットカード作成に抵抗がない方なら素直に今回紹介したカードを作るほうが早いです。
どうしてもクレジット機能なしがいいなら:
それでも『うーん、やっぱりクレジットカードを作りたくないなぁ…』という方は下記記事を参考に。
いくつか方法があるにはありますが、年会費無料のETCカードとはほど遠い存在ものばかりなので、詳しく読んだとしてもクレジット機能なしのETCカード作成は諦めるだけだと思いますよ。
- クレカと一緒にETCカードを作る:無料のものがある
- クレカを作らずにETCカードを作る:無料のものはない&面倒
そのくらいハードルが高いものばかりとなります。
使わないと契約満了になる可能性あり:
いくら年会費無料のETCカードといっても、車のダッシュボードの中に突っ込んでおいて、何年も利用しないままにしておくと自動的に契約満了となり、新しくETCカードが送られてこない場合があります。
これは、私たち消費者側にとっては無料のETCカードだとしても、それを発行する側であるクレジットカード会社では発行費やら郵送費やらの経費がかかっているため。
- 私たち消費者側:無料でETCカード入手が可能
- カード会社側:ETCカード発行には製造費や郵送代などの諸経費がかかる*1
だからクレジットカード会社から見て、「このお客さんにはETCカードを発行する価値はないな」と思われてしまうと、ETCカードの有効期限到達とともに新しいETCカードが郵送しない場合あり。
前述のように発行費や年間管理費は無料ではないので、使ってくれないなら発行する価値なしと判断されるのもやむを得ないのです。
どちらかを年に1度は使おう:
ではどうすればそんな風に扱われずに済むのか…というと、これはもう単純。発行してもらったクレジットカードかETCカード、どちらでもかまわないので年に1度は使うようにすればOKです。
これでクレジットカード会社からすると「このお客さんは引き続き、ETCカードを使ってくれるかもしれない」と思ってもらえるため、有効期限到達と同時に新しいETCカードを発行してくれる可能性がグンと高まります。
- 年に1度も使わない:有効期限到達と同時に契約満了になる可能性大
- 年に1度は利用する:有効期限到達と同時に新しいETCカードが送られてくる
まぁほんとシンプルな話だと思うので、ETCカードを年会費無料のまま10年、20年と使い続けたいなら、クレジットカード会社にとって良いお客さんになるように心がけてみてくださいね。
詳しくは下記記事もあわせて参考にどうぞ。
カード会社の規約変更に注意:
最近では滅多にそういうことはなくなりましたが、クレジットカード会社によってはいきなり年会費無料から有料に切り替えるような荒業を繰り出してくることもあります。
こういう年会費変更に遭遇すると、無料のままで使えると思っていたETCカードが有料になってしまう…ということもあり得るので、いくら年会費無料で発行費無料のクレジットカードであっても、定期的に郵送物やメールはチェックするようにしてください。
完全放置で机の中とかにしまっておいたり、引っ越しをしたのに住所変更をし忘れたりすると、思わぬところで年会費がかかるので注意が必要です。
いきなり年会費があがることはない:
ちなみに。
年会費が仮に有料に変更になるとしても、だいたい半年から1年程度の猶予期間が設けられることのほうが普通。
いきなり「来月から年会費1万円に変更だよ!」みたいな横暴な変更はありえないので、その点はご安心ください(今回紹介したETCカードは大丈夫ですが、気になる方は下記記事も参考にどうぞ)。
さぁ完全無料でETCカードを作ろう:
ここまでおすすめの年会費無料ETCカードをいくつか紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
最近ではクレジットカード会社も景気が悪いのか、徐々に年会費無料&発行費無料のETCカードは減少傾向にあるため、今回紹介させていただいたものはかなり貴重な存在になりつつあります(発行費が有料になったり、ポイントが溜まらなくなったり…)。
そのため、数少ない選択肢ではありますが、この中で「これはお得そうだ」と思えるカードがあったら是非、この機会にETCカードを作成してみてください。発行費有料に切り替わってから作ったのでは手遅れなので、早め早めの作成がおすすめですよ。
- ガソリン代もついでに割引:出光まいどプラス
- 39歳以下のポイント重視派:JCBカードW
- 40歳以上のポイント重視派:オリコカード THE POINT
- すぐに欲しい方:セゾンETCカード
以上、年会費無料で作れる、おすすめのETCカードはこれだ(2019年版)!発行費0円、更新費0円の無料ETCカードを作りたい方に…という話題でした。
参考リンク:
おすすめされたETCカードだけじゃなくて、自分でもETCカードを探してみたい…という方は、ETCカードの比較方法をまとめた下記記事も参考にどうぞ。
かなり長く、詳しい記事ですが、読めばETCカードの選び方が身につくはずですよ。
*1:ETC発行にかかる費用をみなさんに負担させてようとすると誰もETCカードを作成&利用してくれなくなってしまうので、発行費無料&年会費無料でETCカードを発行している現状があります。