今回は『もっとお得にSuicaを活用したい!』という方向けに、Suicaチャージでポイントが貯まりやすいクレジットカードを紹介してみたいと思います。
普段からSuicaを現金で入金している方はもちろんのこと、ポイントとかそのあたりをまったく考えずに適当なクレジットカードでチャージしてしまっている方も是非、この機会に「どのクレジットカードがSuicaチャージに適しているのか?」を考えてみてください。
- 現金でチャージ:ポイントが貯まらないので損
- 適当なクレカでチャージ:ポイントが貯まらないことも
- Suicaチャージ向きカードでチャージ:ポイントが劇的に貯まる
特に月間1万円以上、Suicaを利用する方であれば、Suicaチャージ用にクレジットカードを作るだけでザクザクとポイント獲得が可能になりますよ。
おすすめです。
Suicaチャージ用クレジットカード:
早速、Suicaチャージでポイントが貯まるクレジットカードの中から、おすすめのものを紹介させていただきます。
ビックカメラSuicaカード:
まず、Suicaチャージ用のクレジットカードとして個人的に一番おすすめしたいのが、ビックカメラSuicaカードです。
このクレジットカードは大手家電量販店のビックカメラのクレジットカードではあるんですが、実はビックカメラをまったく使う予定がない方にもおすすめのカード。
理由としては年会費が実質無料であること、そしてオートチャージ用のSuicaとしても使える点などがあげられます。
比較項目 | 解説 |
---|---|
ビックカメラSuicaカード | 年1回以上の利用で翌年の年会費無料(実質年会費無料) |
他のSuicaチャージ用カード | 利用金額に関わらず、年会費が必要になる |
とにかくこのカードを持ったら年に1度はSuicaチャージ等で利用してください。それだけでいつまでも年会費無料のまま利用可能です。
Suicaチャージ以外でもお得:
また、ビックカメラSuicaカードはSuicaチャージ時のポイント獲得だけでなく、コンビニや飲食店といった別のお店で利用しても非常にお得。
実質1%相当のポイント還元(ビックポイント0.5%+JRE POINT0.5%)だから普段のご利用でもおトク!
その還元率は楽天カードと並ぶ1.0%にもなるため、街中でもお得に使えるクレジットカードとしてビックカメラSuicaカードは活躍してくれることでしょう。
JRE CARD:
ビューカードが2018年より新規発行を開始したJRE CARD(ジェイアールイー・カード)も、Suicaチャージ用のクレジットカードとしておすすめの1枚です。
こちらはJR東日本のショッピング施設であるアトレ、エスパル、ラスカ、ペリエ、フェザンといったところで利用をすると、利用額の3.5%分のポイントが獲得できる点が大きな強み。
残念ながら524円(税込)の年会費は必要になりますが、駅ナカ&駅チカで買い物する機会が多い方ならそれ以上にポイント獲得で得することになるでしょう。
定期券と一緒にしたいならこのカード:
さらにJRE CARDには、JR東日本の定期券をSuicaカードと一体化できる機能がある点。
そのため、定期券とSuicaは一緒にしておきたい…とか、財布の中にいれるカードは少ないほうがいい方は、ビックカメラSuicaカードよりもこちらを選ぶのがおすすめですね。
1枚でスッキリとまとめられます。
ルミネカード:
普段からLUMINE(ルミネ)でよく買い物をする方や、新宿駅南口に新しくできたNEWoMan(ニュウマン)でお得に買い物をしてみたいと思う方は、ルミネカードも選択肢に入ってきます。
こちらであればルミネ関連での買い物が普段は5%引き、特定期間は10%オフになるので馬鹿にできません。
ルミネの利用頻度で決めるべし:
但し、ルミネカードは年会費がしっかりかかるクレジットカードゆえ、ルミネ等をまったく使う予定がないのであれば前述のビックカメラSuicaカード等を選ぶほうがお得。
- ルミネを頻繁に使う方:ルミネカードがお得
- ルミネは使わない:ビックカメラSuicaカードがお得
逆に年間2万円以上の買い物をルミネでする予定があるなら、年会費を負担したとしてもルミネカードのほうがお得になりますよ(10%オフ期間に使うなら年1万円でもルミネカードのほうがお得)。
家族カードを使うなら「ビュー・スイカ」カードも:
JRE CARDが新規発行されたことで影が薄くなってしまった「ビュー・スイカ」カードですが、こちらは家族カードを発行したい方にとっては価値ある1枚。
家族みんなでSuicaチャージしたいとか、オートチャージ機能を使いたいという場合には、こちらのカード作成を検討いただければと思います(Suicaチャージ以外の利用額に応じてボーナスポイントも貰える)。
Suicaチャージに関する知識:
ここまででおすすめのSuicaチャージ用クレジットカードを紹介させていただいたので、それを補足すべく、ここから先はSuicaチャージに関する知識をまとめておこうと思います。
ビューカードがSuicaチャージ用最強?:
今回、紹介させていただいたSuicaチャージ向けクレジットカードはどれでもJR東日本系のクレジットカード会社であるビューカード発行のクレジットカードです。
ではなぜビューカード発行のクレジットカードが良いのかというとその理由は単純で、JR東日本の電子マネーであるSuicaの入金には、やはりJR東日本のクレジットカードを使うのがお得なため。
他社カードよりポイントが溜まりやすい強みがあるんです。
モバイルSuicaなら他の選択肢もあるけど:
まぁモバイルSuica(Android携帯等で使える携帯版のSuica)やApple Pay上で使うSuicaであれば別の選択肢もないことはないのですが、それでもビューカードのほうがポイント還元率も良く、更にはオートチャージにも対応しているので文句のつけようがありません。
- チャージでお得:モバイルSuica利用でポイント還元率1.5%
- オートチャージに対応:JR東日本や東京メトロ等の駅で自動チャージ
唯一のデメリットである年会費が有料である点も、ビックカメラSuicaカードであれば実質負担0円にすることが可能。
それゆえ、普段からSuicaを利用している方であればもう、作らないほうが損なクレジットカードであると言えます。
Suicaチャージで得する金額について:
次に、Suicaチャージ用にビューカードを作るとだいたいどのくらいの節約になるのかについては下記表を参考に。
月間チャージ額 | 獲得ポイント数 |
---|---|
3,000円 | 年間540円 |
5,000円 | 年間900円 |
10,000円 | 年間1,800円 |
20,000円 | 年間3,600円 |
月間、だいたい1万円くらいSuicaをオートチャージをしている方であれば1年で1,800円分ほどのポイント獲得になるわけですが、正直、『たったそれだけか…』と思われる方も多いかもですね。
確かに節約にはなるけど新規にクレジットカードを作るほどじゃない…と、私でも思うと思います。
3年、5年で考えると凄いことに:
ただこれはあくまで1年単位での話。
これを3年、5年といった長期で考えてみると結構バカに出来ない金額になってきて、月額1万円Suicaチャージする人が5年間、ビューカード系のクレジットカードを使った場合には9,000円もの節約になるわけです。
- 3年使った場合:5,400円の節約
- 4年使った場合:7,200円の節約
- 5年使った場合:9,000円の節約
しかも一度クレジットカードを作ればそれ以降はずっとSuicaチャージでポイントが貯まることに。
まぁ10年先がどうなってるかはわかりませんが、これだけの節約になるのであればクレジットカードを作ってもいいかなと思えるのではないでしょうか?
定期券購入にも強いビューカード:
ついでにいうとビューカードはJR東日本の定期券購入時にもポイントが貯まるクレジットカード(JRE POINT合算はモバイルSuica利用時の獲得分を含む)。
カード名 | 定期券購入 | JRE POINT合算 |
---|---|---|
「ビュー・スイカ」カード | 3.0% | 5.0% |
ビューゴールドプラスカード | 4.0% | 6.0% |
JR東日本の路線を利用して通勤している方や新幹線を頻繁に利用している方ならむしろ、Suicaチャージよりもこちらのほうが魅力的かもしれませんね。
他のクレジットカードよりも効率よくポイントが貯まるのでお得です。
私は年間1万ポイント以上を獲得中:
電車やバスといった公共交通機関だけでなく、買い物の支払いにもSuicaを使う私の場合、年間に獲得可能なポイント数は1万ポイント以上。
- 交通費にのみSuicaを使う:獲得ポイント数は少なめ
- 買い物にもSuicaを使う:獲得ポイント数が増える
そしてそれらの獲得ポイントはJR東日本の駅構内に設置されているATMである『VIEW ALTTE(ビュー・アルッテ)』を利用することでSuica残高に交換できるので、家計的にも非常に助かっていますよ。
もはやビューカード様様といった感じです。
よくある質問とその答え:
さらにSuicaチャージに関する知識をつけてもらうために、よくある質問と答えをQ&A形式で作成しておきました。まだまだ疑問がある方はこちらもどうぞ。
Q.なぜクレジットカードチャージはお得?
現金でSuicaチャージをするよりも、クレジットカードを使ってSuicaチャージをしたほうがお得な理由は単純で、現金でSuicaチャージをしてもポイントが一切貯まらないから。
- 現金チャージ:ポイント獲得0円
- クレジットカードチャージ:ポイント獲得アリ
反面、前述のようにJR東日本系のビューカードを利用してオートチャージするだけで、Suicaチャージ額の1.5%分のポイントが貯まるわけですから、その差は歴然ですよね。
支払いが後回しされるのもお得:
また、人によっては嫌がってしまう部分かもしれませんが、クレジットカード払いでSuicaチャージを行うと支払いが後回しになるメリットも存在。
- 現金チャージ:瞬間的にお金がなくなる
- クレジットカードチャージ:支払いは約1ヶ月後
中でも生活費にちょっと困ってしまっている方だと、こういう後払いのメリットは大きいのではないでしょうか?
後払いをうまく利用することでお金のやりくりが出来る場合もあると思われます(下記記事もあわせて参考に)。
Q.オートチャージ対応はビューカードだけ?
Suicaのオートチャージに対応しているクレジットカードをもっと知りたい方は多いかもですが、基本的にビューカード系のクレジットカードだけがSuicaのオートチャージに対応中。
正確にいうとイオンカードが発行しているイオンSuicaカードや、JALカードのJALカードSuica等のSuica内蔵カードであってもオートチャージ機能は利用できますが、それ以外のクレジットカードでは利用できないのでご注意ください(Suicaが内蔵されているかどうかで判別すれば大丈夫)。
- Suica内蔵カード:オートチャージ対応
- Suicaが内蔵されてないカード:対応なし
他にも横浜銀行やみずほ銀行などでもSuica内蔵カードを発行中。これらのカードでもオートチャージ機能は利用可能です。
Q.アトレも使うし、ルミネも使うんだけど:
『通勤の際にアトレを使うことも多いんだけど、洋服を購入する場合にはルミネで買い物をする機会が多い私は、JRE CARDとルミネカード、どっちを作るべきなの?』
そんな悩みをお持ちの方は、もういっそのこと2枚とも持ってしまうのもひとつの手。
というのもビューカードは2枚持ち、3枚持ちがOKなクレジットカード会社なので、年会費負担さえ気にならないようであれば複数枚、使い分けるのも良いアイデアだと思われます。
仕事用、家計用にSuicaを使い分けることも:
加えてビューカードを2枚持ちすれば、仕事用と家庭用でSuicaを使い分けることも可能。
そうすれば『このタクシー移動は仕事関連だから仕事用のSuicaで支払うか!』とか、『このコンビニ利用は私用の支出だから、家庭用のSuicaで支払おう』などなど、事業における経費管理が楽ちんになりますよ。
- 仕事用Suica:全額経費にする
- 家庭用Suica:経費には一切しない
個人事業主の方、法人経営者の方などにおすすめです。
なんでもボーナス払いに出来るビューカード:
ビューカードには他のクレジットカードにはない特徴があって、1回払いで購入した代金を金利手数料のかからないボーナス払いや2回払いに切替可能なサービスが備わっています。
これを利用するとたとえSuicaチャージであったとしても支払いを半年以上先延ばしすることが可能…と、手元資金になにかと困っている方だとうまく、お金をやりくすることが出来てしまったりしますよ(やり方は下記記事参照)。
是非、活用ください。
さぁビューカードを作ろう:
長々と説明してきましたが、これでSuicaチャージ用のクレジットカードについてはバッチリのはず。
1枚作っておけばSuicaチャージでポイントが溜まりやすく、オートチャージ機能も利用できるようになるので、特に東京周辺で仕事をしているビジネスパーソンは1枚作っておいてください。
- ビックカメラSuicaカード…コスパ最強
- JRE CARD…駅ナカ&駅チカで買い物するなら
- ビューゴールドプラスカード…定期券購入に
それで改札で捕まる機会が減るだけでなく、上司や部下からの「出来ないやつ認定」を押される可能性も低くなりますよ。
以上、Suicaチャージで得するクレジットカード(2023年版)!オートチャージ対応のクレジットカードならSuica入金でポイント獲得可能です…という話題でした。
参考リンク:
Suicaチャージ以外でもどんどんクレジットカードポイントを貯めていきたい方は下記記事も参考に。
いわゆる高還元率クレジットカードやお得にポイントを貯める方法を紹介しています。