クレジットカードの読みもの

クレジットカードに関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

VISAやJCBといったクレジットカードの国際ブランドまとめ!それぞれの特徴や、どの国際ブランドを選ぶべきかの比較方法などを解説。

f:id:cardmics:20170410092531j:plain

今回はVISAやJCBといった、クレジットカードの国際ブランドと呼ばれるもののまとめを作ってみたいと思います。

それぞれの特徴から、どの国際ブランドが良いのかといった選択基準までを初心者向けにわかりやすく解説していくので、クレジットカードにあまり詳しくな方は是非、参考にしてみてくださいね。

国際ブランドの基礎知識:

クレジットカードの国際ブランドって何?:

まず、国際ブランドって何…というところから簡単に解説してみたいと思います。

わかりやすく説明するとクレジットカードの国際ブランドとは、コンビニとセブンイレブンの関係のようなもの。セブンイレブンはコンビニですが、コンビニには他にもファミリーマートやローソンがある…といったように、クレジットカードにもVISAやJCB、マスターカードといった大きな「分類」があるのです。

  • コンビニ:セブンイレブンやファミリーマート、ローソンなどがある
  • クレジットカード:VISAやJCB、マスターカードなどがある

クレジットカードの国際ブランドとして有名なのは前述のようにVISA、JCB、マスターカードあたり。他にもアメリカン・エキスプレスやダイナースクラブなどがあり、最近だと中国発の国際ブランドである銀聯(ユニオンペイ)なんかも入ってきますね。

これらすべてがクレジットカードとは別もののように思われるかもしれませんが、実際にはどれもクレジットカードの1ジャンルに過ぎません。これ、知識がない方だと「私はVISAカードが欲しいわけであって、クレジットカードが欲しいわけじゃない!」なんてハチャメチャな意見を言われることもあるんですが、おわかりのようにVISAも立派なクレジットカードとなります。

世界的に有名な国際ブランドは5つか6つ:

ちなみにクレジット業界内では銀聯を除いた5つが世界5大ブランド、銀聯を含めると世界6大ブランドなんて言われてます。

ただもはや銀聯は中国経済の発展とともに世界的に知名度の高い国際ブランドになってきたので、6大ブランドと紹介するのが正しいのかも。

むしろJCBを抜かしてVISA、MasterCard、アメックス、ダイナースクラブ、銀聯で5大ブランド…でも良いのかもというレベルになってきたので、率直、JCBはピンチです(下記記事も参照に)。

news.cardmics.com

国際ブランドは世界で使えるカードブランド:

ではこの国際ブランドはどのような役目を果たすのか…については、VISAカードを例にあげて説明させてもらいます。

現在、日本のクレジットカードである三井住友VISAカードを保有している場合、アメリカをはじめ、韓国、インド、イギリス、ナイジェリア、アルゼンチンなどなど、世界中の国や地域、ほぼすべてで支払いに使うことが可能です。

これはアメリカに本社にあるVISAが、「VISAカードを持っている人が支払えるお店のネットワークを作ろう」と動いているため。このように、世界的にいろいろな国で使えるクレジットカードブランドだから『国際ブランド』…という名前が付いているのですね。

同様にマスターカードを持っていても世界中の国や地域で使えますし、JCBやアメックス、ダイナースクラブだってほとんどの国で利用可能(このあたりは後述します)。だからこそ国際ブランドとして扱われているのです。

国際ブランドがあるなら国内ブランドもある:

反面、国際ブランドがあるなら国内ブランドもあります。

有名なところだとニコスカード(NICOS)。ニコスカードは残念ながら日本国内では有名なクレジットカードブランドですが、そのままだと海外では利用することは出来ません。

その他、DCカード、セゾンカード、UCカード、オリコカード、楽天カードなどなどのブランドは、すべて国内ブランド。海外では支払いに使えません。

国内のクレジットカード会社は国際ブランドと提携している:

しかし、そんな日本国内だけでしか使えないクレジットカードなど、この国際的な世の中では無価値ですよね。だからこそ、そういった国内ブランドのクレジットカード会社は、国際ブランドと提携することによって利用可能な場所を増やしているのです。

試しにみなさんがお持ちのクレジットカードを見てみてください。必ずといっていいほど、その前面にVISA、マスターカード、JCB、アメックスの4つのマークのうち、どれか1つが入っていると思います。

これが国際ブランドとの提携に当たるもの。

こういったマークが入っている場合には、たとえ国内ブランドである楽天カードであっても海外で問題なく支払いに使えます。もしVISAのマークが入ったクレジットカードを持っているなら、海外にあるVISAが使えるお店で使える…という構図なのですね。

  • VISAマーク付きのカード:VISAが使えるお店で支払いに使える
  • マスターカード付きのカード:マスターカード加盟店で支払いに使える
  • JCBマーク付きのカード:JCBが使えるお店で支払いに使える
  • アメックスマーク付きのカード:アメックス加盟店で支払いに使える

そして厳密にいうと三井住友VISAカードも、日本のクレジットカード会社である三井住友カードが国際ブランドVISAと提携しているだけのクレジットカードです。楽天カードやイオンカードにVISAマークが入っているのと実はなんら変わりがありませんよ*1

代表的な国際ブランドまとめ:

f:id:cardmics:20170509092210j:plain

前置きが長くなりましたが、ここでやっとVISAやJCBといった主要な国際ブランドの解説をしていってみたいと思います。それぞれの特徴や違いなどを、この機会にざっくりと良いので覚えてみてくださいね。

VISA(ビザ):

VISAは現時点で世界一の国際ブランドです。

使える国や地域の幅、支払いに使える店舗の数ともに世界一と言い切ってしまっていいでしょう。VISA提携のクレジットカードさえ持っていれば、支払いにまず困ることはありません。

加えて最近では日本での普及率も75%と圧倒的で、もはや海外だけでなく日本でも、VISAはナンバー1の国際ブランドになったということも出来そうです(詳しくは下記記事を参照)。

news.cardmics.com

MasterCard(マスターカード):

VISAと同じくらい世界的に有名なのがMasterCard(マスターカード)。

こちらも使える国や地域の数、支払いできる加盟店舗の数が多く、VISA並と言っても問題ない状況です。唯一、VISAとくらべて見劣りがするのがカード会員数。だいたいVISAカード保有者の半分くらいと言われていますね。つまり使い勝手はVISAと同じくらいだけれども、知名度や人気では劣るイメージです。

JCB(ジェーシービー):

日本でのシェアが高いJCBですが、最近では前述のようにVISAに負けつつあります。また、海外で利用できる店舗数もVISAやマスターカードと比べるとかなり見劣りするので、正直、優先的に選択する必要性がない国際ブランドになってしまいました。

反面、海外での日本人サポートには定評があるので、英語が苦手とか、海外旅行に不安を感じる方などには必携の国際ブランド。海外でも日本語で旅行の相談を受け付けてくれるのは有り難いです。

またハワイ、韓国、台湾、グアムといった日本人がよく行く観光地に行くのであれば、1枚持って行くとかなり便利だと思いますよ。無料でバスに乗れたりなどのサービスが豊富です。

アメリカン・エキスプレス(アメックス):

使える国や地域の数とか、使える店舗数の数ではなく、ステータスの高い国際ブランドとして人気のあるアメックス。

正直、使い勝手についてはVISAやマスターカードには劣ってしまいますが、その分、アメックスならではのサポートやサービスがあったりするので特に富裕層に人気があります。特に世界最高峰のクレジットカードと言われている、「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード」は多くの富裕層の憧れですね。

私もいつか持ちたいブラックカードです(国内で入手できるブラックカード一覧は下記記事を参照)。

news.cardmics.com

ダイナースクラブ(ダイナース):

ダイナースクラブもアメックス同様、使える店舗数や国の数ではなく、ステータス性の高さに魅力のある国際ブランドです。昔は医者か弁護士じゃないと持てないクレジットカードなんて言われていましたが、最近ではだいぶ、その審査基準も緩和されてきているようです。

尚、日本でのダイナースクラブカード発行は、最近、シティカードジャパンから三井住友信託銀行傘下の三井住友トラストクラブという会社に変更になりました。サービス内容には変更がないのでご安心ください。

銀聯(ユニオンペイ):

最近、急速に会員数を伸ばしているのが銀聯(ユニオンペイ)。日本語読みだと「ぎんれん」と読みます。

こちらは中国発の国際ブランドであるということ、そして中国で銀行口座を作ると必ず発行されているデビットカードであるということもあり、今や世界で一番多く付いている国際ブランドであると言われています。

仮にこのまま中国経済が発展していくようだと、そのうちVISAやマスターカードのように世界中で使える国際ブランドになっていくかもしれません。

国際ブランドによってスタンスはバラバラ:

f:id:cardmics:20170613000357j:plain

ここまで読んでもらえたらもう、国際ブランドに関してだいぶ理解してきたと思いますが、ここで国際ブランドの運営スタンスについても簡単に触れておきます。

まず、国際ブランドの中には自社でクレジットカードを発行しているところと、提携クレジットカード会社に発行&管理を任せているところ、そしてその両方をやっているところの3種類が存在します。まとめるとこんな感じ*2

国際ブランド 自社発行 委託発行
VISA なし あり
マスターカード なし あり
JCBカード あり あり
アメックス あり あり
ダイナースクラブ あり なし

VISAは自社ではクレジットカードを発行していない:

ご覧いただければ分かる通り、VISAやマスターカードでは自社でクレジットカードを一切発行していません。ではみなさんの手元にあるVISAカードやマスターカードは何なんだというと、VISAなどと提携したクレジットカード会社が発行しているクレジットカードにすぎない…というわけですね。

  • 間違い:VISAが発行しているクレジットカードが存在する
  • 正解:VISAはVISAと提携したカード会社に発行してもらっている

ちなみに。インターネット上には稀に「私はVISAカードを持っている」とか「マスターカードを持っている」という方がいますが、それは厳密には間違いであるということがおわかりいただけることでしょう。

正しくはVISAと提携している楽天カードを持っているとか、VISAと提携している三井住友カードを持っている…というのが正解。そのまま有効期限や限度額等を質問したとしても、『えっ?どこの会社が発行しているVISAカード?』と回答されるのがオチですよ(詳しくは下記記事なども)。

news.cardmics.com

JCBは自社でも発行している:

反面、日本発の国際ブランドであるJCBやアメリカン・エキスプレスなどは、自社でもクレジットカードの発行をしています。

ただJCB自社の発行だからセキュリティ面で安心だとか、アメックス本社発行のクレジットカードだからサービス内容が豊富などということは基本的にはありません。

提携会社発行のJCBカードやアメリカン・エキスプレス・カードでもそれぞれで独自のサービスが用意されているので、本部発行のクレジットカードにこだわらず、クレジットカードを選びをする際には好きな発行会社を選んでもらえればなと思います。

どの国際ブランドを選んだらいいのか?

f:id:cardmics:20170619154736j:plain

最後にどの国際ブランドを選んだらいいのか?という比較基準をざっくり、解説していきたいと思います。

まだクレジットカードを1枚も持っていない…という方であれば、やはり一番おすすめはVISAカード。VISA提携のクレジットカードがあれば、海外でも日本でもまず支払いに困ることがないためです。

同様にマスターカードでも可。こちらも海外&国内で問題なく使えるので、VISA提携のクレジットカードではなくマスターカード提携のクレジットカードしかないような場合では妥協してOKです。

JCBカードは2枚目に欲しい:

ではJCBカードはどうなのかというと、こちらはVISAカードやマスターカードをすでに持っている方の2枚目としておすすめの国際ブランド。JCBカードならではの国内キャンペーンはたくさんありますし、海外でも日本語でトラベルサポートを受け付けてくれるJCBカードの保有価値は依然、高いです。

また、『海外旅行なんて行く予定がないよ!』という方にとってもJCBカードはおすすめ。日本国内ではまず使う場所に困ることがないので、JCBカード1枚でも事足りてしまうことでしょう(東京ディズニーリゾートの公式スポンサーなので、ディズニー関連のキャンペーンが多いのも魅力)。

アメックスやダイナースクラブは?

アメックスやダイナースクラブについてもJCB同様、VISAカードとマスターカードのどちらかを併せて持つことが重要です。この2つの国際ブランドは使える場所がやや少ないのがネックなので、それを補うためにもVISAやマスターカードが必要なのですね。

以上、VISAやJCBといったクレジットカードの国際ブランドまとめ!それぞれの特徴解説から、どの国際ブランドを選ぶべきかの比較基準に…という話題でした。

参考リンク:

クレジットカードをこれから作ろうと思っている方は、併せて下記記事もどうぞ。お得なクレジットカードの選び方などをまとめていますよ。

news.cardmics.com

*1:もちろん三井住友VISAカードにはそれ独自のサービスやポイント制度がありますので、楽天カードと三井住友VISAとカードがサービス面でも同一なわけではありません。ただ使える店舗の数でいえば、三井住友VISAカード≒楽天カードです。

*2:日本国内での話です。海外だとダイナースクラブにマスターカードが提携になったカードなんていうのも発行されているので、この限りではないと思われます。

PAGE TOP