今回は入手難易度がかなり高いと言われているJCBのブラックカード『JCB THE CLASS(ジェーシービー・ザ・クラス)』を保有している私が、その口コミを記事にしてみようと思います。
これを読めばJCB THE CLASSの使い勝手やサービス内容がわかると思うので、いつか持ってみたいと思ってる方は是非、参考にしてみてください。
JCB THE CLASSならではの魅力が伝わると思いますよ。
JCB THE CLASSを利用した感想:
JCB THE CLASSとはどんなクレジットカード?
まず、JCB THE CLASSとはどんなクレジットカードを一言で表すとするなら、それはお金持ちのためのJCBカード。
正直、支払いに使ってもポイントはさほど貯まりませんし、海外旅行傷害保険やショッピング保険などはJCBのプラチナカードとそう変わらないので、クレジットカードは支払いにさえ使えれば問題ないと思う方には少々、宝の持ち腐れになってしまうカードとも言えます。
- 付帯保険:JCBプラチナとほぼ一緒
- ポイント制度:JCBプラチナと一緒
お得かどうかは確実に賛否が分かれるところです。
コンシェルジュサービスに魅力あり:
ではどんな魅力がこのブラックカードには存在するのか?
それはコンシェルジュサービス(執事サービス)やグルメベネフィットなどの金持ちサービスが豊富に備わっている点です。
たとえばJCB THE CLASS保有者であれば『銀座にある有名寿司店、すきやばし次郎の予約を自分でするのは大変だから、代わりにしておいて!』とか、『今度、札幌にいくから食べログの点数が高いフレンチレストランを予約しておいて!』といったような依頼をJCB側に投げることが可能。
実際、私はよくこのコンシェルジュサービスを利用するのですが、電話がなかなかつながらない飲食店とか、イベント開催時のホテル探しなど、自分で探すのは困難な状況下でも動いてくれるのは助かる限りなんです。
コンシェルジュは時短に役立つツール:
このようにコンシェルジュサービスを利用すれば自分で探すと数時間はかかるであろう作業であっても丸投げできるため、忙しいビジネスマンの方にこそおすすめ。
急遽、渋谷で個室のある居酒屋を18時から15名で予約したい…といった無茶な要望にも応えてくれるので、晴れてJCB THE CLASSを入手できたらコンシェルジュを活用し、「デキる社会人」を目指して貰えればなと思います(コンシェルジュの活用事例は下記記事参照)。
高級レストランの食事代が最大半額になる:
JCB THE CLASSで利用可能なサービスである『グルメベネフィット』は、指定レストラン利用時に1名分のコース料金が無料になるお得なサービス(2名以上の利用が必須)。
グルメ・ベネフィット
国内の厳選した有名レストランの所定のコースメニューを2名様以上で予約すると、1名様分の料金が無料となる、期間限定の優待サービスです。
たとえば銀座の巴里夕顔というレストランの26,000円程度するコースを2人で食べた場合、通常であれば52,000円のところを26,000円のみで2人分、楽しむことが出来ます。
- 通常のレストラン利用:2人で52,000円(26,000円×2名分)
- グルメベネフィットあり:2人で26,000円(1名分が無料になる)
要するに半額です。
類似の半額サービスは多いけれど:
こう書くと『いやいや、クーポンサイトのように食事代が半額になるサービスなんて、今やたくさんあるじゃないか!』と思われるかもしれません。
しかしグルメベネフィットには下記のような強みがあると思う私。
- レストランでオーダー可能なメニューは実際に提供されているものなため、半額になっても失敗が少ない(手抜きのコースを出されることがほぼ無い)
- 話題の高級店、名店などが多い。お店が厳選されている感がある。
- 類似サービスであるアメックスのダイニングアクセスよりも値段が高いお店が多い(割引額が大きい&大衆店が少ない)。
加えてお店側としても、最上級のクレジットカードを持っているお客さんに常連になってもらいたい思惑があるため、客として歓迎されやすいのも大きなメリット。
ホットペッパーや食べログのクーポン券だとほんと、あからさまに嫌な顔をされることがあるので、その点でもグルメベネフィットには安心感があります。
- グルメベネフィット:嫌な顔をされない
- GROUPON:稀に嫌な顔をされる
- 食べログクーポン:稀に嫌な顔をされる
是非、恋人とのデート、家族との食事、部下との親睦、取引先との会食などなどに活用ください。
お酒代はもちろん別途請求される:
尚、いくらコース料金が1名分無料になるといっても、日本酒、焼酎、ワインといったお酒代についてはもちろん別。
- 割引になる部分:コース料金
- 割引にならない部分:お酒代、追加注文分、持ち込み代など
そのため、調子にのってお酒を飲み過ぎると、コース料金が半額になってもさほどお得感じゃないことも多めです…。
USJのフライングダイナソーが待たずに乗れる:
JCB THE CLASSを保有すると、大阪にある人気のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」で、激混みのジェットコースターであるフライングダイナソー(ジェットコースター)が待たずに乗れるメリット有り。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン JCB LOUNGE
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ジュラシック・パークのアトラクション「ザ・フライング・ダイナソー」施設内に設置されたJCBラウンジでは、アトラクションの優先搭乗などのサービスを提供しています。
休日だと2~3時間待ちになることも多いこのアトラクションを、JCB THE CLASSを保有しているだけで待たずに乗れるのはなんとも言えない優越感がありますよ。
気になる利用条件は下記の通り。
- 最大利用可能人数は4名まで
- 年1回だけ請求可能。3月末をもって一度リセットされる
- ラウンジ利用券の送付には7日~10日程度かかる
まぁUSJの年間パスポートを保有している方にとってはやや物足りないかもしれませんけど、遠くからUSJに遊びに行く方にとってはこの条件でも十分でしょう。
他にも公開できないメリット有り:
ほかにもJCB THE CLASSには、この場で公開できない隠れた優待やサービスが多数存在。
あとはJCB THE CLASSを入手してからのお楽しみ…ということで、何卒、ご理解いただければと思います。
グルメベネフィット対応レストランは変更される:
グルメベネフィットの隠れた魅力としては、グルメベネフィットで利用可能なレストランや飲食店は年に2回ほど変わること。
もちろん対象レストランすべてが変わるわけではなく、その一部が変更になる程度ではありますが、同じお店にばかりいっても飽きてしまう私のような人間には、変動があるのは嬉しい限りですね。
グルメベネフィット掲載店舗が変わるタイミングが楽しみでなりません。
THE CLASSの年会費&入手方法:
そんなJCB THE CLASSを保有するためにかかるお金ですが、実は5万5,000円とそれほど高いわけではありません。
なにせ月額換算だと5,000円程度。社会人として働いている方ならそこまで大きな負担にならない金額かと思われます。
更にJCB THE CLASSを保有してれば、年に1回ほど2万円相当の特典「ザ・クラス メンバーズ・セレクション」が必ず貰えるため、実質的な年会費負担は3万円程度(5万円-2万円の特典で、実質3万円負担)。
ザ・クラス メンバーズ・セレクション
選び抜いた上質な品々のなかから、年に1回お好きな商品をひとつ選び、無料で利用できます。JCBから届く「格別なひととき」をどうぞ。
これを考慮すると月額負担は2,500円まで減るので、あこがれのブラックカードを持つための費用と考えれば安いものなのかもしれません。
THE CLASSは入手が難しい:
但し、『おお、その年会費なら負担できそうだ!』と思ったとしても、残念ながら入手難易度は激ムズです。
JCB THE CLASSを作るためにはまず、JCBのゴールドカードを入手して利用履歴を磨き、その後、JCBカード側から『この人は優良顧客だから、JCBゴールド・ザ・プレミアへのインビテーション(招待状)を送ろう』と判断されることが必要。
そしてそのJCBゴールド・ザ・プレミアを入手してから更に利用履歴を磨き、最終的に『この人にならJCB THE CLASSのインビテーションを送っても大丈夫だろう』と判断された方のみが作成を許されるのです。
ご入会はJCBからご案内します
JCBザ・クラスのご入会は、原則としてJCB、またはお客様の所属されるカード発行会社からご案内しています。
説明が長すぎるので、箇条書きにするとこんな感じ。
- JCBゴールドを申し込んで入手する
- 利用履歴を磨く
- JCB側より『JCBゴールド・ザ・プレミア』の招待状を貰う
- JCBゴールド・ザ・プレミアを作る
- 利用履歴を磨く
- JCB側より『JCB THE CLASS』の招待状を貰う
- 晴れてJCB THE CLASS入手
だいたい早い方でもJCBゴールド入手から2年~3年程度はかかると思ったほうが良いでしょう。このように入手までの道は果てしなく険しいのです。
JCBプラチナ経由も可能に
そんなJCB THE CLASSに2017年末、新しい入手ルートが誕生。
それはJCBカードが新規に発行を開始したプラチナカード「JCBプラチナ」を経由したルートになります。
このJCBプラチナ経由ルートの何がおすすめかというと、JCBゴールド経由のように2回、インビテーションを入手する必要性がない点。
JCBプラチナならその利用履歴を磨くことで、直接、JCB THE CLASSのインビテーションを入手できるので、その分だけ入手までの時間が短縮となりました。
- JCBゴールド経由:招待状を2回もらう必要性あり
- JCBプラチナ経由:招待状入手は1度でOK
詳しくは下記記事を参考に。とにかく1日でも早くJCB THE CLASSカードが欲しい方は参考にしてもらえればなと思います。
私は旧さくらカード経由で入手した:
JCB THE CLASSの発行は公式サイト上に「JCBザ・クラスのご入会は、原則としてJCB、またはお客様の所属されるカード発行会社からご案内」とあるように、実は株式会社ジェーシービー以外からも発行されているんですよね。
それゆえ、人によってはJCB本体からの発行ではなく、JCBと提携関係にある地方銀行傘下のカード会社経由で獲得を狙う方もちらほら(提携企業のJCBプラチナを入手してJCB THE CLASSの招待状を狙う方法)。
理由は単純で、そのほうが入手難易度が低めだと言われているためです。
- JCBから招待状をもらう:難易度が高い
- JCB提携企業から招待状をもらう:難易度はやや低め
実際、私もJCB THE CLASSをさくらカード経由で入手したひとり。
残念ながらさくらカードはすでに吸収合併され消滅してしまいましたが、どうしてもJCB THE CLASSがほしいならJCB本体経由以外のルートもご検討ください。
その他の利用した感想と情報:
その他、JCB THE CLASSを利用した感想やどうでもいい情報をあげておきます。JCB THE CLASSに関する情報をもっと知りたい方はどうぞ。
店員から驚かれることはあるのか?
JCB THE CLASSを店頭で利用すると、店員から驚かれることはあるのか?とか、使った時に店員の対応が変わるのか?といったものについては、正直、みなさんが期待するようなものはありません。
スーパーマーケットやコンビニで使ったとしても、淡々と処理されるだけです。
ではホテルなどはどうなのか?こちらはもしかすると部屋を無償アップグレードしてもらえる機会が多少は増えているかもしれません。
ただ最近では年会費無料のクレジットカードで支払いをしても勝手に部屋のアップグレードをしてくれるホテルが増加中なので、ブラックカードを提示したからアップグレードをされたのかどうかはよくわからないところ(予約日や部屋のグレードによって異なるのでABテストが出来ない)。
真偽はなんともいえません。
夜のお店ではもしかすると?
尚、私は使ったことはありませんが、キャバクラやガールズバーなどの夜のお店で使えば多少は効果があるのかも。
JCB THE CLASSは誰がどう見てもブラックカードであることがわかるクレジットカードデザインですから、そこが良いのか悪いのかは横においておいて、女の子たちに感づいてもらえるメリットはあるのかもしれません。
富裕層アピールをしたい方向きといえます。
同僚や知人からはどう思われるのか?
では、同僚や知人からはJCB THE CLASSを持っていることはどう思われるのかというと、これは『すげぇ!』といった反応をされることはそれなりにあろうかと思います。
統計によるとプラチナカードやブラックカードを保有している人の比率は1.4%程度とのことなので、ブラックカードのみに絞ると多くても1,000人に5人程度。
そう考えると保有していることを驚かれることは普通にありそうですね。とりわけ異性へのアピール力でいえば効果バツグンでしょう。
私はひっそりと使うタイプ:
ちなみに私は人前ではむしろ年会費無料カードやゴールドカード等を使ってます。
その理由は単純で、ブラックカードを保有しているだけでお金持ち扱いされるのが嫌だから。身の丈以上に自分を見せても良いことなどひとつもないので、人前でこそブラックカードを使わないようにしているのです。
- 周りに自慢したい人:誇示できるメリット有り
- 周りに自慢したくない人:ひっそり使うだけなのでメリットなし
このようにブラックカードの何に魅力を感じるかはひとそれぞれ。
私のように単純にJCB THE CLASSのサービス内容に惚れて作っているケースもあれば、とにかく周りに自慢したいと思って作る方もいたりと、千差万別だと言えます。
券面デザインは定期的に刷新:
JCB THE CLASSの券面デザインは2013年に大幅刷新。
それまでのデザインは青、赤、緑のJCBロゴが悪い意味で目立ってしまっていたステータス感に欠けるデザインだったんですが、この改訂により非常に高級感のあるデザインに変更となりました。
尚、デザインが格好良くなった背景には、JCB側がロゴマークに単色&ラメ加工を使い始めたことが大きく影響(引用元はこちら)。
株式会社ジェーシービー(以下:JCB)は、2013年11月16日(土)より、JCBカード券面用ロゴマークのラインアップとして、従来の3色カラーの「JCBエンブレム」に、シンプルな単色カラー印刷の「ホワイト」と「シルバー」、また、高級感ある箔素材(箔押し印刷)のバリエーションを追加します。
結果、黒と金色をうまく使った高級感のあるデザインになったのですね。これでどこからどう見てもブラックカードだと一目瞭然です。
2021年にさらにデザイン刷新:
その後、2021年12月にもJCB THE CLASSの券面デザインが刷新(左側デザインから右側デザインに変更)。
券面からクレジットカード番号や有効期限が消えてスッキリとしたデザインになりました。まぁ好き嫌いが分かれるところかもしれませんが、個人的には良いデザイン刷新になったなぁと思ってます。
よくある質問とその答え:
ここでJCB THE CLASSに関するよくある質問とその答えをQ&A形式で作ってみました。まだまだ疑問がある方はどうぞ。
Q.JCB THE CLASS会員って多すぎじゃない?
『幻のJCBブラックカードとか記事タイトルに書いてあるけど、JCB THE CLASSの会員数って多くなってきてない?まったく珍しくないよ!』
そう思われた方は詳しい方ですね。
近年、株式会社ジェーシービーや関係するフランチャイザー(主に地方銀行傘下のカード会社)がそれぞれJCB THE CLASSの発行を続けた結果、だいぶその数が増えてきてしまっているみたいな感じ。
- JCB本体:JCB THE CLASSを発行
- JCBのフランチャイザー:JCB THE CLASSを発行
さすがに実数まではわかりませんが、数万人単位の保有者がいてもおかしくない状況がありそうです。
Q.紹介状があれば直接申込できるの?
『JCB THE CLASSはJCBプラチナを作らなくても、銀行やカード会社に知り合いがいれば一発で作ってもらえるよ?』なんて噂もちらほら聞こえるJCB THE CLASS。
こちらはたぶん噂ではなく事実ですね。
銀行やJCB関連会社の取締役や部長クラスと知り合いなら、彼らにお願いすることで直接申込はできてしまうように思います。
お偉いさんと知り合うこと自体が難しい:
ただ私たち一般人にとってそういったお偉いさんと知り合うのは難しいので、やはり正規ルートは「JCBプラチナ作成&利用履歴を積む」のがベスト。
現時点でJCB関連会社と付き合いのある経営者や、それらの会社と仕事で関わりのある広告代理店勤務でもない限りは、このルートが最短で間違いありません。
さぁJCB THE CLASSを狙おう:
ここまでJCB THE CLASSの使い勝手や各種情報を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
前述の通り、現在ではJCBプラチナを保有し、JCB側から『あなたはJCB THE CLASSを持つにふさわしい会員だ!』と認められればTHE CLASSの入手が可能になっているので、JCB THE CLASSが欲しい方はまずはJCBプラチナの作成からはじめてもらえれば…と思います。
以上、幻のJCBブラックカードである、JCB THE CLASSを実際に使ってみた感想まとめ!そのサービス内容やインビテーション入手方法を解説…という話題でした。
参考リンク:
JCB THE CLASSの他、日本で発行されているブラックカードの一覧は下記記事を参考に。
他のブラックカードにもコンシェルジュデスクはありますが、JCBのコンシェルジュはすぐに応対いただける&使い勝手が良いので重宝しますよ。