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専門家がクレジットカードの限度額をわかりやすく解説!その基礎知識に加え、今よりも利用限度額を引き上げる6つの方法をまとめました。

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クレジットカードの決済端末と電子マネー決済端末の画像

今回は「クレジットカードの利用限度額が足りなくて困っている」という方のために、限度額をあげる方法やその基礎知識をわかりやすく解説。

知識を深めれば限度額をあげることはそう難しいことでもないので、限度額でお困りの方は参考にどうぞ。

利用限度額の基礎知識:

クレジットカードの限度額とは?

まずは利用限度額の基礎知識から。

クレジットカードの利用限度額とはどんな金額なのか、これは「その金額までなら自由に支払いで使ってもらって構いませんよ」という設定金額のこと。

たとえば利用限度額30万円のクレジットカードであれば30万円まで好きに使えますし、利用限度額100万円のカードなら100万円までOKといった具合ですね。

  • 利用限度額=そのカードで使える上限金額

尚、カード発行会社によっては利用限度枠(りようげんどわく)やショッピング枠と呼んだり、業界関係者だと与信枠(よしんわく)やS枠と言ったりもしますが、どれもまったく同じ言葉。

違いはないので安心してください。

利用可能額はどう計算する?:

次に利用可能額の考え方を理解しておきましょう。

たとえば利用限度額50万円のクレジットカードを40万円使ってしまった場合には50万円-40万円で、残り10万円まで利用できるわけですが、この残り10万円の部分が利用可能額、もしくは利用可能残高(りようかのうざんだか)と呼ばれるものです。

  • 利用可能額=あといくらまでそのカードが使えるかの金額

さすがに文字だけだとわかりにくいので解説のための画像を用意。こちらをご覧いただければ、利用可能額の考え方がわかってもらいやすいと思います。

利用可能枠は限度額から利用額を引いた残額のこと

利用可能枠は限度額から利用額を引いた残額のこと
利用可能額の回復する仕組み:

では、利用可能額が10万円まで減少してしまったこのクレジットカードは、今後も10万円までしか支払いに使えないのかといえばそんなことはありません。

利用可能額はクレジットカード会社へ支払いをすればまた元に戻る仕組みになっているので、毎月、カード代金の支払いを行うことで利用可能残高は回復していきます。

わかりやすく例をあげるとこんな感じ。

  1. 利用限度額50万円のカードを40万円使った
  2. 残りの利用可能額は10万円になる
  3. カード会社に40万円を返済した
  4. 利用可能額が40万円分復活し、50万円に戻る

このように返済に応じて利用可能額は回復するのですね。

リボ払いや分割払いを常用すると枠は回復しにくい:

但し、返済さえすれば利用可能額がすべて復活するわけではありません。

リボ払いや分割払いといった毎月の返済金額が少ない支払い方法を利用していると、なかなか利用可能額が回復しない形になります(下記はその例)。

  1. 利用限度額50万円のカードでリボ払いを20万円分使った
  2. 残りの利用可能額は30万円になる
  3. カード会社に1回目の返済分として1万円返済した
  4. 利用可能額が1万円分復活し、31万円になる(19万円分は未払いのため)

こんな感じで利用可能残高は限度額から未払い残高分を差し引いた金額になるので、リボ払いや分割払いを常用している方はなかなか回復しません。

  • 利用可能額=利用限度額-未払い残高

それゆえ、利用可能額を元に戻したいなら、繰り上げ返済をして未払い残高を減らすことが必要となります(繰り上げ返済をした分だけ未払い残高が減り、利用可能額が回復する)。

カードや信用によって限度額は違う:

ここまで長々と利用限度額&利用可能残高の考え方を解説してきましたが、これらの限度額はクレジットカードの種類やあなたの信用力によってだいぶ異なってきます。

例をあげると楽天カードの利用限度額が10万円しかない人もいれば、桁が1つ違う300万円の限度額が与えられている人もいる…といった具合に、カード保有者の信用が高いか低いかで、カード会社側が設定する利用限度額には幅があるのですね。

  • 信用力が低い人:利用限度額10万円~30万円程度
  • 信用力が高い人:利用限度額70万円~100万円
  • 信用力が超高い人:利用限度額300万円なんて方も

同じクレジットカードだからといって、誰でも同じ限度額が設定されているわけではないのです。

グレードによって限度額は違う:

また、クレジットカードのグレード(格付け)によっても利用限度額はだいぶ変わってきます。

年会費無料クレジットカードと呼ばれる、いわば誰でも持つことができるクレジットカードだと総じて10万円~50万円程度の利用限度額が設定されがちなのですが、ゴールドカードやプラチナカードといったお金持ち向けのクレジットカードでは最初から100万円の利用限度額が設定されることもよくある話。

グレードが高くなれば利用限度額も大きくなる

グレードが高くなれば利用限度額も大きくなる

更に最高峰のブラックカードともなると、利用限度額が1,000万円以上…なんてこともありえます。

比較項目 初期の限度額 解説
一般カード 10~50万円程度 年会費無料カード等は限度額が少なめに設定されています。信用力が低い方や学生向けだと5万円設定も。
ゴールドカード 30~100万円程度 ゴールドカードはだいだい30万円から。低年会費のものだと10万円設定になる場合も。
プラチナカード 100~300万円程度 プラチナカードは100万円以上からが基本ですが、最近では30万円くらいからのものも。
ブラックカード 300万円以上 ブラックカードは300万円以上の限度額が貰えることが普通。入手しやすいものだと100万設定から。

こうなると高級車だろうが一戸建てだろうが、さらには有名画家の絵画だろうがクレジットカード払いで購入できてしまうこととなります。

利用限度額が存在しないクレジットカードはある?

ダイナースクラブカードは利用限度額が存在しないとか、アメックスのセンチュリオンカードでは1,000億円の買い物にだって使えるとか、そんな噂が世の中には広まってしまっていますが、これらはただの都市伝説。

実際はすべてのクレジットカードに利用限度額が存在していると思って間違いありません。

その理由は単純で、たとえば1兆円や1京円といった金額を使われてしまっては、どんな大きなクレジットカード会社でもカンタンに破産してしまうため。

  • 保有者の返済能力以内の限度額:
    限度額いっぱいまで利用されたとしても回収ができる
  • 保有者の返済能力以上の限度額:
    返済能力以上に使われてしまったらお金の回収ができない(カード会社が被害を被る)

まぁちゃんとそのお金を利用者から回収できれば別ですが、自暴自棄になって買い物をされてしまっては回収できる見込みは乏しいので、上限なくクレジットカードを使わせることは絶対に不可能となります。

詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。

利用限度額をあげる方法まとめ:

ドラッグストアで買い物をする女性の画像

ここまで長々とクレジットカードの限度額に関する知識を解説してきましたが、ここからは本題の「利用限度額をあげる方法」を解説。

もっと大きめの限度額が欲しい方は是非、参考にしてみてください。

1.カード会社に増枠をお願いしてみる:

クレジットカードの利用限度額をあげる一番カンタンな増枠方法は、カード会社に直接、「利用限度額を増やしてください」とお願いすることです。

従来は電話による増枠申請しかできませんでしたが、最近ではインターネット明細の管理画面上に増枠申請できる項目が用意されている場合も増えているので、電話が面倒な方はそちらから申請してみてください(増枠をお願いした時の流れは下記参照)。

  1. (あなた)カード会社に増枠依頼
  2. (カード会社)増枠が可能かどうかを審査
  3. (カード会社)後日、審査結果をあなたに連絡

当然、ウェブ上からなら夜間や祝日でも申請可能となります。

信用力があれば増額に応じてくれる:

この際、仮にあなたの信用力が十分に高く、増枠に値するものであった場合には利用限度額が増えることになるわけですが、増枠依頼をしても見事に審査落ちしてしまうケースも意外と少なくありません。

さらに怖いことを言うと、あなたが保有している他のクレジットカードや、消費者金融会社への返済履歴が悪い方の場合には、増枠申請をしたばかりにクレジットカードを強制解約されてしまうケースも(いきなりカードが使えなくなるってこと)。

そのため、下記例にあてはまるような方は増枠申請しないほうが無難かもですね。

  • 返済日までにカード代金を払わないことが多い方
  • 最近、他のクレカを強制解約された方
  • 消費者金融への返済を踏み倒し中の方
  • 住宅ローンの返済が停止中の方
  • 無職になってしまった方

くれぐれも申請にはご注意ください。

2.一時増枠をお願いしてみる:

増枠は増枠でも、一時的な増枠をカード会社にお願いしてみるのも一つの手。

こちらは恒久的な増枠よりも審査難易度は低いので、信用力が低い方であっても増枠に応じてもらえるケースがあるためです。

  • 恒久的な増枠:審査がやや厳しい
  • 一時的な増枠:審査がゆるい

とはいえ、前述の増枠申請しないほうがいい事例に当てはまる方は一時増枠であっても避けたほうが無難。

一時的な増枠でも審査されることには変わりがないので、信用情報が悪い方は重ねてご注意ください。

一時増枠が可能なケース例:

では、どんな場合に一時増枠に応じてもらえるのか?

それは結婚式場の費用支払いや海外旅行、そして引っ越しや出産などなど、急な出費が必要になってしまう事例において。

  • 結婚式
  • 海外旅行
  • 引っ越し
  • 出産
  • 葬儀
  • 納税

要は一時的にクレジットカードの限度額を高くする必要がある場合でのみ一時増枠に応じて貰えるので、こういった事情がある方はカード会社に相談をしてみてください。

一時増枠のほうが審査が簡易的

一時増枠のほうが審査が簡易的

早い場合には30分~1時間程度の審査で増枠を認めてもらえることでしょう(急ぎなら急いでいる旨をオペレーターに伝えること)。

生活費目的では増枠できない:

反面、リボ払いや分割払いの返済がいっぱいいっぱいだから一時増枠を希望するとか、夜のお店で使いたいから一時増枠が必要な場合だと、限度額の増枠審査で落とされてしまう可能性大。

結婚、出産、葬儀といった冠婚葬祭や、エアコン、パソコン、家具、冷蔵庫といったような生活必需品の購入でもなければ、一時増枠審査は通りません。

  • 生活費が足りない:一時増枠は難しい
  • 趣味でお金を使いたい:一時増枠は難しい
  • パソコンが欲しい:審査が通る場合も
  • 冷蔵庫が欲しい:審査が通るかも

あらかじめご了承いただければと思います。

3.新しくクレジットカードを作る:

『ちょっと自分の信用力に不安があるんだけれども、いきなり手持ちのカードを強制解約とかされると困る…』という場合には、増枠申請をせずに他のクレジットカード会社で新規にクレジットカードを申し込むのがおすすめ。

こちらであれば仮に入会審査に落とされてしまったとしても保有カードを失わずに済むので、最悪の事態を避けることができます。

加えて最近では年会費無料のクレジットカードであっても30万円~50万円程度の限度額を付与してくれる可能性あり。

つまり利用限度額を増やしたいだけなら保有カードの限度額アップを狙わずに、新規カード作成で合算の利用限度額を増やすのは現実的な選択肢であると言えます(おすすめカードは下記より)。

新規にクレジットカードを作れば増枠と同じ効果あり

新規にクレジットカードを作れば増枠と同じ効果あり
ライフカードは高めの限度額をくれる:

尚、年会費無料クレジットカードの中で、最初から高めの利用限度額をくれる傾向が強いのはやはりライフカードでしょう。

私も過去、このカードを作った経験がありますが、作成当初(初期与信)から100万円をポンッと設定してくれたほど。

まぁ私の場合はそこまでの限度額がいらなかったので、後ほど、限度額を引き下げてしまいましたが、このくらい気前よく限度額を設定してくれるクレジットカードは貴重といえます。

その他、信用力に不安がある方向けのクレジットカードについては下記記事を参考に。

年会費無料のクレジットカードなら、ブラックリスト掲載中の方でもない限り審査落ちの危険は少ないものと思われます。

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4.ゴールドカードにアップグレードする:

クレジットカードの支払遅延をしているわけでもないし、消費者金融などの利用歴もない…という方は、手持ちのクレジットカードをゴールドカードやプラチナカードにアップグレードするのも良いアイデア。

残念ながらすべてのクレジットカードでこういったアップグレードが出来るわけではありませんが、たとえば楽天カード保有者の方であれば楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードへの切り替え、JCBカード S保有者ならJCBゴールドへの切り替え…といったように、ひとつ上のランクのクレジットカードに切り替えをすることで利用限度額が増える傾向にあるので、そちらも併せて検討してもらえればと思います。

『とにかく手持ちのクレジットカード枚数は増やしたくない!』、そんな方はこの方法を選択ください。

5.地道に信用力をつける:

5番目は今すぐ利用限度額を増やさなくてもいいと思っている方向け。

要するに日頃からクレジットカードをきちんと使い、その利用代金を期日までにしっかり返済していけば自ずと信用力があがっていくために、結果として利用限度額もあがりますよ…という話となります。

個人事業主でも3,000万円以上の限度額:

これについては私自身が良い事例ですね。

私は一般的に信用力が低いといわれる個人事業主なんですが、保有クレジットカードの利用限度額をすべて合計すると3,000万円以上の利用限度額を保有中(苦笑)

正直、そんなに多額の限度額を設定してもらっても使う機会はないんですが、個人事業主でも信用を積み重ねていけばこのくらいの限度額を得ることは夢ではありません。

みなさんも大きめの利用限度額がほしいなら、日々、クレジットカードを使って返済することを愚直に続けてみてください。

きっと数年後には充分すぎる限度額を得られるものと思いますよ(詳しい信用力の磨き方は下記記事参照)。

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6.仕事で使うならアメックスを使う:

最後は個人事業主や株式会社経営者向けの内容です。

仕事でクレジットカード払いを使う方の中で、法人カードの限度額だけじゃ足りない方は、アメリカン・エキスプレス社のビジネス向けゴールドカードを作ってみてください。

理由は単純で、このゴールドカードは予めデポジットをアメックス側に積み立てさえすれば1,000万だろうが1億円だろうが支払いに使えてしまうため(アメックス側にお金を預けるとその分だけ利用限度額を増える仕組み)。

デポジットを預けるとその分だけ限度額を増額可能

デポジットを預けるとその分だけ限度額を増額可能

それゆえ、とにかくクレジットカード払いをしてポイントを貯めたいとか、ヤフープロモーション広告やAdWords広告費が高くてすぐクレジットカードの限度額がいっぱいになってしまうならば、アメリカン・エキスプレス・カードをどうぞ。

それで即解決です(詳しくは下記記事にて)。

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特定カードの利用限度額だけ増やしたい場合は:

保有クレジットカード全体の利用限度額を増やしたいんじゃなくて、メインで使っている○○カードの限度枠だけ増やしたい。でも、なかなか増枠審査に通過できずに困ってしまってるんだよね…といった場合にはどうすればいいでしょうか?

これについては使っていないクレジットカードを解約したり、あまり使わないカードの利用限度額を引き下げればOK。

クレジットカード会社は増枠審査時、あなたが保有しているクレジットカード全体の利用限度額をチェックしているので、他カードの枠を減らすことで相対的に増枠したいカードへの「振り分け分」を増やせるためです。

そして不要カード解約&他のカードの利用限度額を減らした後にもう一度、希望カードの増枠申請をすれば審査通過の可能性はグンと高まるはず。

それでも限度額アップされなければ、6ヶ月程度の期間をあけて再挑戦をどうぞ。

利用限度額の専門知識について:

机の上に立てられた1万円札の画像

ここまででクレジットカード限度額の基本と増やし方がわかったところで、続いてはさらに深いところの専門知識を解説していこうと思います。

基本だけじゃ物足りない方や、理由あって大きめの利用限度額が欲しい方はこちらもご覧ください。

初期与信について:

初期与信とは、クレジットカード新規発行時点で付与してもらえる利用限度額のこと(新規カード発行時点の限度額=初期の限度額=初期与信)。

  • 限度額:カードで買い物できる金額の上限のこと
  • 初期与信:カード発行時に設定された限度額のこと

ほとんどのカード会社ではこの初期与信の金額が一定の範囲内に定められているため、いくらそれ以上の限度額が欲しかったとしても初期与信以上の限度額が設定されることはありえません。

たとえば初期与信が10~30万円の範囲で設定されているクレジットカードなら、どんなに信用力が高い人でも30万円までしか限度額がもらえないこととなります。

高めの限度額が欲しいなら初期与信に注目:

それゆえ、利用限度額が高いクレジットカードが欲しい…と思っている方は初期与信に注目する必要性あり。

なぜなら限度額が100万円ほど欲しいのに初期与信が10~50万円に設定されているクレジットカードを申し込んでも望みが叶うことがないためです。

  • 可能性なし:初期与信10~50万円のカードで限度額100万円
  • 可能性あり:初期与信10~100万円のカードで限度額100万円

同様に「クレジットカードは欲しいけど最低でも30万円の限度額が欲しい!(それ以下の限度額のクレジットカードなら不要である)」といった願望をお持ちの方は、初期与信の下限が30万円以上に設定されているクレジットカードを狙えばOK。

ゴールドカードやプラチナカードなどは初期与信の最低額が30万円や50万円に設定されているものも多いので、それらのカードを狙うことで必須以上の限度額が入手できることでしょう。

初期与信が確認できないケースも増えてきた:

尚、以前はクレジットカードの比較サイトを確認すれば各クレジットカードの初期与信を確認できたのですが、現在では初期与信に関連する記述のほとんどが削除済み。

カード会社としても初期与信をあえて外部に公開する意味がないと判断したようなので、高めの初期与信を求めるなら年会費がある程度高いクレジットカードを狙うほかありません。

比較項目 初期与信 解説
年会費無料カード 5~70万円 限度額5万円から設定のあるカードも増加中。上限についても初期与信だと30万円程度に設定されることも多いので大きめの枠が必要な方は注意。
年会費数千円のカード 10~70万円 限度額5万円を設定される危険性は低いものの、それでも年会費無料カード並の初期与信になりがち。信用力が低い方は覚悟ください。
低年会費ゴールドカード 10~100万円 いくらゴールドカードでも低年会費のゴールドカードだと初期与信は10万円スタート。信用力低めなら限度額10万円のカードが届きます。
通常のゴールドカード 30~300万円 年会費が1万円以上するようなゴールドカードだと、どんなに悪くても初期与信で30万円はもらえるイメージ。大きい場合だといきなりS枠300万円設定もありえます。
プラチナカード 30~300万円 プラチナカードでも初期与信は30万円スタート。上限もいきなりS枠500万円が付くことはないので、300万円が上限かと思われます。
ブラックカード 50~500万円 直接申込可能なブラックカードは初期与信100万円以上が基本ではあるものの、限度額50万円から開始となるケースも少なくありません。結局はあなたの信用力次第です。

いやいや年会費の高いクレジットカードはちょっと…と思われる方は、年会費無料のクレジットカードを運試し感覚で申し込むしか選択肢はないかもです。

ご了承ください(おすすめの年会費無料カードはこちらの記事を参照)。

途上与信について:

新規にクレジットカード発行した時に付与してもらえる限度額が初期与信なら、すでに発行済のクレジットカードの利用状況をカード会社が確認するのが途上与信。

特にカード会社に対して利用限度額の増枠を依頼すると、この途上与信が必ず行われることになります(信用力を確認せずには限度額を上げることは出来ない)。

  • 恒久的な限度額引き上げ:
    個人信用情報機関に利用状況の確認が行われるような、正式な途上与信が行われる(個人信用情報機関についてはこちらの記事参照
  • 一時的な限度額引き上げ:
    カード会社によって対応は異なるが、信用照会を経ずにカード会社内部の簡易的な審査のみで限度額の引き上げが行われることもある

それゆえ、前述のようにあなたの信用力が落ち込んでしまっている場合には、利用限度額が増えるどころかクレジットカードの強制退会が行われてしまう場合すらありえる話。

他のクレジットカード会社や消費者金融の返済が滞っているなら、途上与信を伴う増枠申請をしないほうが無難でしょう。

途上与信は定期的に行われている:

ちなみにクレジットカード会社による途上与信はなにも限度額の増枠申請をした時だけでなく、一定周期で定期的に行われているもの。

  • 間違い:増枠の申込をしなければ途上与信はない
  • 正解:増枠の申込をしなくても定期的に途上与信は実施されている

その頻度はカード会社によって異なりますが、カード会社によっては6ヶ月程度に1回のペースで途上与信をかけてくる場合もありますよ。

ご注意ください。

限度額が勝手に上がるのはなぜ?:

『自分が持ってるクレジットカードの限度枠は30万円だと思ってたんだけど、今日チェックをしたらいつの間にか50万円にあがっていた。増枠申請した記憶はないんだけど、どうして?』

そんな疑問をお持ちの方は多いですが、楽天カード、イオンカード、三井住友カード、エネオスカードなどなど、大多数のクレジットカード会社ではあなたのカード利用歴等を考慮して、自動的に利用限度額の増枠してくるもの。

  • あなたの利用履歴がいい場合:自動で増枠
  • あなたの利用履歴が普通の場合:限度額に変化なし

実際、私も5年くらい使ってもいないクレジットカードの利用限度額がいつの間にか30万円から100万円に増えててビビった経験アリ。

これはもうクレジットカードとはこういう仕組みなんだと理解して、逐一、限度額を確認する他ありません。

クレジットカード会社によっては利用限度額を引き上げる際、Eメールや葉書でお知らせを送ってくるところもありますが、ほとんどのカード会社では通知なしです。

勝手に増枠されると困る場合は:

ただ使ってもいないクレジットカードの限度額を勝手に増枠されてしまうと、紛失時の被害が広がるだけ。

  • よく使うカードが自動増枠:問題なし
  • 滅多に使わないカードが増枠:紛失時の被害が広がってしまう

そのため、もし増枠を希望しないクレジットカードがある場合にはカード会社に連絡をして『勝手に増枠をしないでください』と伝えるか、良い機会だと思って解約してしまってください。

そうすれば思わぬところで利用限度額が増えることもなくなります。

カード会社が勝手に限度額を増やす理由:

カード会社があなたの利用限度額を勝手に増やす理由は単純で、あなたにもっとクレジットカードを使ってもらいたい思惑があるから。

やはり高い限度額を付与しておいたほうが高額の買い物で自社カードを使ってもらいやすくなるので、カード会社が信用力が高い保有者には率先して限度額を引き上げる傾向にあるようです。

  • 限度額そのままの場合:
    高額利用で使ってもらいにくい
  • 限度額を増やした場合:
    高額品の買い物や海外渡航時に使ってもらえる

まぁクレジットカードは支払いに使ってもらってこそ儲かるビジネスモデル。当然といえば当然の判断といえますね。

カード会社は支払いに使ってもらわないと儲からない

カード会社は支払いに使ってもらわないと儲からない
枠を抑えてしまいたい思惑も見え隠れ:

他にも複数枚のクレジットカードを保有している人に先行して大きめの利用限度額を与えておくと、他のカード会社が利用限度額を上げにくくなる隠れた思惑もありそうな感じ。

これはみなさんに付与できる限度額には年収に応じた限界値があるためで、Aさんには合計300万円まで、Bさんには500万円までといった枠を複数のカード会社が取り合ってるイメージを持ってもらえるとわかりやすいでしょう。

  • 自社カードの限度額を引き上げる:
    信用力に余裕がなくなるので他社クレジットカードの限度額が上がりにくい(自社クレジットカードが使われやすくなる)
  • 自社カードの限度額はそのまま:
    信用力に余裕ができるので他社がその分だけ限度額を上げてしまう(自社カードよりも他社カードが使われやすくなる)

たとえるなら陣取り合戦みたいなものですね。

率先して利用限度額をあげておけば他社カードが限度額をあげられるだけの余裕がなくなるので、他社カードよりも自社カードが使われやすくなる…といった具合です。

LUXURY CARDに増額を断られた私:

クレジットカード情報サイトを運営し、最高峰のブラックカードを4枚保有している私ですが、先日、LUXURY CARDに一時増枠申請を却下されてしまいました(苦笑)

こんな感じでカード保有者の信用力がどんなに高くても増枠申請に通らないことはまぁまぁあるので、審査に落ちたとしてもあまり気にしないようにしてください。

信用力、用途、時期などなどでいくらでも審査結果は変わりますよ。

クレジットカードと限度額のQ&A:

よくある質問とその答えの画像

ここでクレジットカードの限度額に関する知識をもっと深めてもらうために、よくある質問とその答えを作ってみました。

まだまだ疑問に思う部分が多い方はこの項目もしっかりお読みください。

Q.限度額を超えてクレカを使うとどうなる?

利用限度額以上にクレジットカードを使うとどうなるのか…を心配している方が稀にいるのですが、こちらはただ単に決済エラーになって支払いが出来ないだけ。

たとえば百貨店やドラッグストアといった店頭なら店員から『お客さん申し訳ございません。このクレジットカードは使えないようなのでカード会社に問い合わせをしてください』と言われるだけですし、ネット通販でなら決済エラーとなるだけなので特に問題はありません。

  • 店頭での利用限度額オーバー:
    決済機にエラーが出て店員から知らされるだけ。限度額オーバーによるエラーだとわかっているのであればカード会社への問い合わせも不要。
  • ネット通販での利用限度額オーバー:
    購入完了画面でエラーが表示される場合もあれば、購入後にお店からメールで連絡が入って決済出来なかった旨が伝わるだけ。

つまり利用限度額に届くかどうか微妙な状況の場合には、とりあえず支払いにそのカードを使ってみればいいだけとなります。

それで使えるか使えないかの判別が可能です。

店員から不審に思われることもない:

また、お店でクレジットカードが使えないなんて店員さんから不審に思われてしまうのでは?と過度に心配する方もいるようですが、こちらもまったく問題なし。

なぜなら店員さんからしてみるとお客さんのカードが使えないことなど良くあることなので、ドキドキしながら『あれ、可怪しいなぁ~。使えるはずなんだけどなぁ?』と下手な言い訳をする必要性もありません(苦笑)

  • 決済機エラー:よくあること
  • 限度額オーバー:よくあること

そのまま他のカードを使うか、購入をキャンセルすればそれでOKです。

同様に限度額を超えてしまうとカード会社から電話がかかってきて怒られるとか、返済を強く促されるなどの督促を受けるのでは…と心配している方もいるようですが、こちらももちろん心配なし。

毎月、決められている返済額(1回払いの方は全額、リボ払い等の方は毎月の支払額)を期日通りに支払いしている方であれば、カード会社から電話がかかってくることはありません。

ただただ次の支払日を待って、また利用限度額の空きを待つのみとなります。

クレヒスが傷つくこともない:

さらにさらに、上限を超えてクレジットカードを利用してもクレジットヒストリー(個人信用情報)が傷付くこともなし。

むしろ上限までクレジットカードを使ってくれることはカード会社からしてみると悪いお客さんどころか上客に値するものなので、その点についても安心してもらえればなと思います。

ブラックリストに載るとか、事故扱いされるとかも絶対にないですよ(ブラックリストに載るケースについては下記記事参照)。

news.cardmics.com

Q.限度額を超えても使えたんだけど?

『すでに限度額オーバーのクレジットカードを試しに使ってみたら、支払いに使えちゃったんだけどどうして?』

そんな挑戦に成功した方は少なくないかと思いますが、これはカード会社によってクレジットカードの限度額にある程度の「ゆとり」をもたせているため。

  • 限度額30万円:実際は30万円をちょっと超えても使える
  • 限度額50万円:実際は50万円をちょっと超えても使える
  • 限度額70万円:実際は70万円をちょっと超えても使える

要は限度額以上にクレジットカードが使えるように設定されているので、支払いに使えてしまったとしてもなんら不思議や問題はありません(カード会社から怒られることもないです)。

限度額150万円のカードが152万円使えた:

参考までに私が保有している限度額150万円のクレジットカードが、2万3,000円ほど限度額をオーバーして152万円使えた証拠画像がこちら。

利用限度額を超えてクレカが使える証拠画像

利用限度額を超えてクレカが使える証拠画像

この時はご利用可能額が残り28万円くらいしかない状況で、30万円の支払いに使ってみたらこうなりました。

今考えるとよく決済が通ったなぁ…と思います(苦笑)

ETCカードなど限度額以上に使えることも:

あと、詳しく書いちゃうと悪用しちゃう人がいるかもですが、ETCカードは限度額以上に支払いに使えてしまうもの。

事実、高速道路上にある注意喚起には「ETCカードの有効期限にお気をつけください」といった記述はあっても、「ETCカードの限度額オーバーにお気をつけください」という記載がないことを考えればそれは明白でしょう。

  • 存在する:有効期限切れへの注意喚起
  • 存在しない:限度額オーバーへの注意喚起

その他、ETCカードに関する知識や疑問解決は下記記事を参照ください。

news.cardmics.com

Q.超過手数料を払えば限度額以上に使える?

アメリカで発行されたクレジットカードのように、限度額超過手数料(Over Limit Fee)を支払えば限度額以上の支払いにも使えるのか…というと、これは国内での適用はなし。

国内発行のクレジットカードはどうやっても限度額以上に使えないので、追加手数料を払えば使えるような仕組みがない状況です。

  • Over Limit Fee…存在しない
  • 限度額超過のペナルティ…存在しない
  • 限度額超過が与える信用情報への影響…存在しない

限度額が足りない場合は素直にカード会社に相談をし、限度額をあげてもらえないか交渉しましょう。

Q.利用限度額の引き下げって出来るの?

クレジットカードを使いすぎてしまうのが怖いとか、家族にわたす家族カードはあまり使わせたくない…といった要望をお持ちの場合は、クレジットカード限度額の引き下げてしまうのがおすすめ。

そうすれば支払いで利用可能な上限金額が下がることになるので、どんなに物欲が強い人でもクレジットカードを利用できなくなるためです。

  • 充分な限度額がある場合:
    本来は買うことが出来ないような高額品なども買えてしまうため、生活水準以上に浪費できてしまう(無駄遣いしやすい)
  • 最低限の限度額しかない場合:
    すぐに限度額の上限に到達してしまうため、食品や衣類などの最低限なものしか買えない(無駄遣いできないメリットがある)

要は自制が難しいなら強制的にクレジットカードを使えなくしてしまえ!そういうことですね。

限度額の引き下げは電話のみの場合も:

気になる限度額の引き下げ方法は非常にカンタン。

クレジットカードの会員向けサービス経由で申請をするか、電話にてカード会社に問い合わせをすれば即座に引き下げ可能です。

ただカード会社にとって利用限度額の引き下げは売上ダウンに繋がる行為。

あまり限度額を減額してほしくないと思うところが多いようで、引き上げはネット経由でも出来るのに引き下げは電話のみ…なんて不親切なところも多いですよ。

  • 限度額の引き上げ↑:
    カード会社としては大歓迎なのでスマホやPCからカンタンに出来る
  • 限度額の引き上げ↓:
    カード会社として歓迎できないのでカンタンに出来ないようになっている

ちょっとズルいなって感じです。

限度額は戻す際に審査が必要となる:

あと、一度下げてしまった利用限度額を元に戻す場合には、再度、クレジットカード会社による審査が必要となる点は要注意。

カード会社としても無審査で限度額を元に戻すことは出来ないので、信用力にちょっと不安がある方は不要だなぁ…と思ったとしても、限度額はあえて引き下げをしないで確保しておいたほうが良いかもしれません。

  • 信用力が高い人:
    再度、限度額を引き上げる場合でも審査に落ちない
  • 信用力が低い人:
    一度限度額を下げてしまうと限度額を戻せなくなる

お気をつけください。

Q.アップグレードすると限度額は必ずあがる?

限度額を増やす目的で、保有クレジットカードを一般クラスからゴールドカードに切り替えようと思っている…という場合には、必ず限度額もアップするのでしょうか?

これは残念ながらケースバイケース。

楽天カードやアメリカン・エキスプレス・カードなどの場合にはカード券面の色が変わっても利用限度額には変化がない場合も多いので、アップグレードさえすれば限度額も増えるだろうと過信しないようにしてください。

下手すると年会費負担が増えるだけで限度額はそのまま…なんて悲惨な目にあいます。

上限まで到達してる場合には効果大:

反面、すでに信用力が充分に高く、年会費無料クレジットカードじゃ限度額がこれ以上あがらない場合には、ゴールドカード等へのアップグレードは効果抜群。

なぜなら年会費無料クレジットカードや低年会費クレジットカードはおおむね限度額上限が100万円に設定されているので、それよりも上の限度額が欲しいなら切り替えが必要となってしまうからです。

  • 現時点で限度額が100万円未満:
    アップグレードしても増枠されない可能性あり(わざわざアップグレードしなくても限度額は増やせる)
  • 現時点で限度額が100万円の方:
    アップグレードで限度額が増える可能性大(アップグレードしないとそれ以上の限度額がもらえない)

うまくいけば300万円や500万円といった枠がもらえることさえありますよ。

Q.増枠審査にはどのくらい時間がかかる?

クレジットカードの増枠を申し込んだ場合には、どのくらいの時間がかかるのか…というと、こちらも残念ながらケースバイケース。

早い場合には数時間程度で増枠が認められる場合もありますし、カード会社によっては1週間以上の時間が必要になる場合もあります(原則として一時増枠のほうが審査時間が短く、継続的な増枠のほうが長くなりがち)。

  • 一時増枠:
    早いところだと1時間程度で結果が出るが遅い場合には数日待たされることも
  • 継続的な増枠:
    遅い場合には1週間以上、早くても数日程度の時間が必要となる

それゆえ、増枠を希望するならゆとりをもった申請が大切です。

急ぎで審査してもらうことは可能:

とはいえ、それじゃどのくらいで増枠審査が終わるのかわからないわけではありません。

申請時にカード会社に対して『○○の目的で増枠をしたいので、早めに増枠審査をしてもらえますか?』と目的を明確にした上でお願いをすれば、審査時間を早めてもらうことは可能。

特に海外旅行への渡航前など、まさにこれから海外に行くタイミングであれば、1時間程度で増枠の可否を教えてもらうことも出来ますよ(平日の昼間に相談&一時増枠の場合)。

私も過去に交渉成功した経験ありです。

Q.カード入手直後に増枠申請は可能?

クレジットカードを入手してみたら、希望する限度額に届いていない…。そんな場合はそのまま増枠申請をして限度額を増やしてもらえるのでしょうか?

こちらの可能性はゼロではないものの、審査難易度は非常に高くなりがち。

なぜならクレジットカード発行時点で付与された利用限度額は初期与信を経て設定された限度額なので、その直後に増枠を申請したところで審査に落ちるのは明白だからです。

  • 通常の増枠申請:
    過去のカード利用歴を考慮して増枠に値するかどうかを検討できる
  • 入手直後の増枠申請:
    審査が終わった直後に申請しても増枠可能かを判断できる材料がない

そのため、一般的には入手から最低でも3ヶ月程度、理想は6ヶ月程度を空けてから増枠申請をするのが無難。

そうじゃないとムダに信用情報に利用記録を残してしまうだけとなります(カード会社が増枠に値するかどうかを確認する際には個人信用情報機関に照会をかけるため、その記録が残る)。

初期与信の上限が設定されていたらチャンス有り:

ただ審査に落ちる可能性が非常に高いのは、10万円や30万円といった中途半端な利用限度額が設定されていた時の話。

初期与信によってそのクレジットカードの上限金額が設定されていた場合には入手直後でも増枠申請が通る場合があるので、法人経営者や公務員といった信用力が高い人は挑戦してみてください。

比較項目 初期与信 解説
年会費無料カード 10~60万円 望みはかなり低い
70~100万円 増枠できるかも?
低年会費カード 10~60万円 望みはかなり低い
70~100万円 増枠できるかも?
ゴールドカード 10~90万円 望みはかなり低い
100~300万円 増枠できるかも?

うまくいけば希望の限度額が手に入ることでしょう(信用力の高い or 低いの判断は下記記事参照)。

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Q.初期の限度額が高めなクレジットカードは?

ちょっとお金に困って限度額がほしいんだけど、最初から大きめの限度額を付与してくれるクレジットカードってどれ?ゴールドカードやプラチナカードは年会費がかかるから無しで!

そんな要望をお持ちの方におすすめしたいのは入会金&年会費無料のライフカードですね。

事実、私もライフカードを所有していますが、申込をして届いた瞬間に100万円の利用限度額が設定されていたほど。

他にも私と同じように初期与信枠が100万円に設定された方は多いようで、インターネット上の某巨大掲示板でも利用限度額が欲しいならライフカードという風潮もあるくらいです。

つまり、利用限度額が高めのクレジットカードを求めている方にとって、ライフカードは最適なクレジットカードで間違いなし。

まだ作ったことがないなら狙い目です。

キャッシング枠も期待できる:

加えてライフカードはキャッシング機能が使いやすいクレジットカードとしても有名な1枚。

これはライフカードが実は、消費者金融アイフルの子会社であることが大きいですね。キャッシング周りの審査がスムーズだったり、借入可能なATMが多かったりと使いやすさの面でもピカイチです。

まぁそんな背景があるからこそ、ライフカードでは初めから大きめの利用限度額を設定してくれる感じ。

大手メガバンク子会社のカード会社ではこうはいかないので、利用限度額を必要としてる方はライフカードの作成を検討ください(キャッシング利用時の注意点は下記記事を参照)。

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Q.限度額はいつリセットされるの?

クレジットカード代金の引き落としが行われた後、どのくらいで利用限度額がリセットされるのかについてはカード会社ごとにズレがあるもの。

たとえば利用者が多い楽天カードだと下記のように2~4営業日ほどかかるものの、三井住友カードでは引き落とし日当日から枠が回復するとのことなので、リセットされるまでの期間にはバラツキがあることがわかります(引用&転載元はこちら)。

1月度カード請求分の引き落とし額が、ご利用可能額に反映する時期について

カードのご利用可能額への反映は、お引き落とし結果の情報が金融機関から弊社へ到着してからとなります。

通常約2~4営業日のお時間がかかり、金融機関によって異なりますのでご了承ください。

楽天カードの限度額が回復するまでの流れ

楽天カードの限度額が回復するまでの流れ
関連銀行口座を設定すると枠の回復が早い:

この際、ちょっと役立つ情報をお伝えすると、保有クレジットカード会社と関係性の強い銀行を引き落とし口座として設定しておくと利用限度額のリセットが早まる場合あり(銀行側から引き落とし結果が早く届くため)。

前述の楽天カードなら楽天銀行を引き落とし口座に設定すると限度額リセットが引き落とし日当日に行われることもあるようなので、懐具合がカツカツな方は関係性の高い銀行を経由させると良いでしょう。

  • 楽天銀行を指定:当日から翌営業日反映
  • その他銀行を指定:2~4営業日後に反映

それだけで少しだけお金のやりくりがしやすくなることでしょう。

Q.平均どのくらいの限度額がもらえてるの?

『私は年収500万円もあるのに○○カードは限度額を30万円しかくれない!』とか、『年収300万円あるけどどのくらいに限度額を設定しておくのが安心なんだろうか?』などの不満や悩みがある時に気になるのが、周りの人間がどのくらいの利用限度額を有しているのかどうか。

この点について、統計データに裏付けされた限度額の平均値を探してみましたが、カード会社が社内データを外部に公開することがありえないせいか、ネット上で見つけることは出来ませんでした。

力不足で申し訳ございません。

カード会社ごとの判断基準が異なる:

ただひとつだけ言えることは、カード会社によって限度額付与に対する考え方は違うものなので、平均を調べたところであまり意味がないのかなと。

実際、私は現時点で15枚のクレジットカードを持っていますが、300万円や500万円といった限度額を付与してくれるカード会社もあれば、10万円しかくれないケチなところもあったりと、私個人に対する評価も各社バラバラ。

  • カード会社A:評価が高いので限度額500万円
  • カード会社B:評価は普通なので限度額100万円
  • カード会社C:評価は低いので限度額30万円
  • カード会社D:評価がかなり低いので限度額10万円

カードによって限度額が少ないことなんて日常茶飯事なので、自分以外の保有者がどのくらいの限度額を貰えているのかを調べても意味はありません。

自分が必要な限度額は自分で決める:

加えて自分が保有するクレジットカードの限度額をいくらにすりゃいいのかも、他人の平均値を参考にするのではなく自分で決めるべきもの。

自分が10万円で充分だと思えば限度額10万円で良いでしょうし、時々、家電やブランド品をストレスなく買いたいと思うなら限度額は高く設定しておけばそれでOKですよ。

  • あまり使う予定がない:限度額10万円で充分
  • 浪費癖がある場合:必要最低限な分のみ設定
  • 浪費癖がない場合:平均を気にせずいくらでも可

是非、お金の勉強だと思って、自分が普段からいくらくらいお金を使っているのか、そして浪費癖があるのかどうかを見つめ直してもらえればと思います。

使いすぎが怖い方は下記記事も参考にどうぞ。

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繰り返し決済エラーを起こすのはおすすめしない:

いくら限度額以上にクレジットカードを利用しても問題がないからといって、利用可能額に余りがないクレジットカードを何度もネット通販で使おうとするのはおすすめしない行為。

なぜならカード会社からすると、『あれ、このクレジットカードってもしかして不正利用されてる?』と疑ってしまう利用に見えてしまうため、短時間に何度もエラーさせてるとさすがに問題視されるかもしれません。

  • 短時間に何度も決済エラー:問題視されるかも?
  • 通常の決済エラー:問題視される可能性は低い

ただそれでも確認の電話連絡が入る程度。最悪のケースであるクレジットカード没収には繋がらないことでしょう。

支払いで苦労しないカードライフを:

どこまでも続く鉄道の画像

利用限度額を増やしたいと思う理由は人それぞれ。

まぁその多くは生活費確保&金欠によるものだとは思いますが、そういった方向けだけでなく仕事のためや結婚費用の支払いなどにも使える情報もしっかりまとめたつもりなので、限度額不足に困った時はこの記事を是非、参考にしてみてください。

いやいや残念ながらすでに借金返済で首がまわらない方は、下記記事も参考にどうぞ。

戻ってこれなくなるその前に借金をリセットすることも、人生においては重要なことですよ。

以上、専門家がクレジットカードの限度額をわかりやすく解説!その基礎知識に加え、今よりも利用限度額を引き上げる6つの方法をまとめました…という話題でした。

参考リンク:

リボ払いや分割払いの返済に困ってしまっている方は、支払うべき金利手数料を減らせる下記テクニックもあわせてお読みください。

ボーナス1回払いを上手に活用すれば、リボ払い金利は確実に減らせます。

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