いつかはブラックカードやプラチナカードを入手したいので、そのためにもクレジットヒストリー(クレヒス)を磨きたい!
そう思っても、どうやったらクレジットヒストリーが良くなるのかなんて普通はわからないものですよね。
そこで今回は、絶対に正しいクレジットヒストリーを良くするためのやり方を徹底紹介。
将来、ブラックカードホルダーを目指している方は是非、この記事を読んで今日からせっせとクレヒスを磨いてみてくださいね。
※そもそもクレヒスがなくて1枚もクレジットカードを作れない方はこちらの記事を参考にどうぞ。この記事はクレジットカードを作れる人がさらに効果的にクレヒスを高める方法を紹介する記事です。
クレヒスを良くするやり方:
利用&返済するだけでクレヒスは良くなる:
絶対に正しいクレジットヒストリーを良くするやり方は単純そのもの。
毎月、保有しているクレジットカードをきちんと利用して、その利用代金を期日までに支払うだけです。
これを永遠と繰り返していけば、5年後、10年後には私のようにブラックカードを入手することだって夢ではありません。
正しく使うって単純だけとすごく難しい:
こう書くと、『へっ、そんなこと普通にやってるけど…』と思われるかもしれませんが、みなさんは下記のことをちゃんと守れていますか?
- 毎月、クレジットカードを利用すること(たまにではなく毎月1回は必ず利用)
- 必ず口座振替日に支払うこと(銀行口座の残高不足を起こさない)
特に2番目は重要で、たとえ1日であっても支払い遅延を起こすのはクレヒスを悪化させてしまうマズい行為。
なぜならクレジットカード会社とあなたとの間の信頼関係は「クレジットカードをきちんと使い、お金をきちんと返済するかどうか」で保たれているものなので、この2つのルールを守れない方はクレジットヒストリーを悪化させるだけとなります。
ルールを守るからこそ信用が生まれる:
このように長期に渡ってルールを守り続けた方のみ、手に入れられるのが「信用」というもの。
1日でも支払いが遅くなってしまうような人は、クレジットカード会社から「もしかしてこの人、お金に困っているんじゃないか?」と疑いをかけられたり、「契約内容を守れないズボラな人」という印象を持たれてしまっても文句は言えません。
だからこそ毎月の利用&返済が不可欠なんです。
うっかりは誰にでもあるけれども:
『いやいや、そうはいっても返済日を忘れちゃうこともあるし、たまに遅れるくらいなら大丈夫なんじゃないの?』
そんなふうに思われる方もいるかと思いますが、たとえばあなたが誰かに100万円を貸した際、相手から返済日にもかかわらずお金が返済されなかったらどう思いますか?
いくら「ごめんごめん、うっかり返済日を忘れちゃってたよ」と言われても、100万円もの大金を貸している相手。
そのまま相手の言葉を鵜呑みするのは無理でしょう。
- 返済日を忘れちゃってたよ:信用できない
- 入金を忘れちゃって:信用できない
- 連絡しようと思ってたところ:信用できない
つまり、クレジットカード代金の返済日にお金を支払わないことは、借りたお金を約束通りに返さない行為ってこと。
結果としてカード会社からの信用を失うのも当然なのです(結果、クレヒスが悪くなる)。
利用&返済のみでクレヒスは良くなる:
だからこそ、継続してクレジットカードを使い、その利用代金を毎月、過不足なくきちんと支払日に払える方には信用が生まれます。
そしてそれを続けていけばいつの日か「この人にならプラチナカードやブラックカードを預けても大丈夫だろう」となり、晴れてあなたもプラチナカードやブラックカード保有者になれるのですね(プラチナカードの解説は下記記事にて)。
全ての保有カードを月1回は使う:
クレヒスを磨くために月1のクレジットカード利用を心がけている方でも、徹底できていないのが、保有しているすべてのクレジットカードを月1回利用すること。
要は一部のクレジットカードのみを継続利用し、その他のカードはまったく使わない…なんてことになってる方は多いので、クレジットヒストリーを向上させたいなら保有カードすべてを月1で利用するようにしてください。
- 特定カードのみ月1で利用:効果は小さめ
- 保有カードすべてを月1で利用:効果高め
そうしたほうが効果的にクレジットヒストリーを高められますよ。
クレヒスを良くする王道な方法まとめ:
クレジットヒストリーを良くするためには、毎月クレジットカードを利用して期日までにしっかり返済することが重要であることをここまで解説させていただきましたが、さすがにこれだけだとちょっと物足りない方のために、更にクレヒスを良くするための方法についてもまとめておきます。
とにかくクレヒスを良くしたい方は参考にどうぞ。
勤務先情報や年収を変更する:
クレジットカードを保有してから3年、5年といった月日が経過すると、勤務先や年収などが徐々に変化していくもの。
しかし、それらの情報を変更せず、クレジットカード会社に対して入会当時の情報のみを伝えた状況のままにしている方は、それだけで自分のクレジットヒストリーを良くできるチャンスを逃している可能性があります。
登録情報を最新にしよう:
そのため、もしカード入会当時よりも年収が上がったとか、中小企業勤務から大手企業勤務に変更になったなどのステータス変更があった場合には、極力、早めにカード会社に連絡をするのがおすすめ。
- 大手への転職:評価アップ
- 社内での昇進:評価アップ
- 年収が増えた:評価アップ
カード会社としてもステータス更新をしてもらえるとそれだけ顧客情報の管理がしやすい&信用情報の再検討が可能になるので、これだけであなたのクレヒスを良くできることでしょう。
持ち家の形態が変更した場合も連絡:
住宅ローンの支払いが終了したり、両親が亡くなって自宅が自分名義に変わった…といった居住形態に変化があった場合にも、登録情報の変更を忘れずに。
こちらもクレジットカード会社からの信用力がアップする項目なので、プラチナカードやブラックカード審査に対する良い影響が得られるかもしれません。
- 住宅ローン完済:自由になるお金が増えるため評価アップ
- 自宅名義が自分に:資産が安定するので評価アップ
クレジットヒストリーを磨きたいなら、こういう細かいところからです。
離婚も意外と評価アップ:
ちなみに。
世間的には評価が下がってしまいがちな離婚ですが、子供の親権を放棄した男性であれば離婚がクレジットヒストリーにとってプラスに作用する場合もあります。
その理由は単純で、独り身になることで自由に使えるお金が増えるから。
- 妻子持ちの男性:使えるお金が少ない
- 独り身の男性:使えるお金が多い
カード会社としてみれば、自由に使えるお金が増える=それだけ利用限度額を高く設定しても返済してもらいやすい…と判断できるため、その分だけ信用力の向上に繋がるのですね。
リボ払いやキャッシングは使わない:
クレジットヒストリーを良くするための方法、3つ目はリボ払いやキャッシングといった『お金に困った時に利用しがちなサービス』を極力使わないようにすることです。
こちらはまぁ、カード会社の立場になってみればわかりやすいですが、やはり普段からお金に困ってキャッシングサービスを利用しているお客さんと、キャッシングサービスを使わずに1回払いだけで支払いをしているお客さんとでは、言うまでもなく後者のほうが信用できますよね。
- 普段から借金ばかりしている人:信用力が低い
- 普段から1回払いを使ってる人:信用力が高い
また、キャッシング漬けのお客さんが『俺は信用力のある金持ちだから、ブラックカードを発行してほしい!』と熱弁したところで説得力に欠けるのは当然の話。
つまりクレヒスを良くしてステータスカード入手を目指すのであれば、リボ払いやキャッシングは避けるほうがいいのです。
カードが作れない人には逆の場合も:
但し、ステータスカードが欲しいのではなく、2枚目、3枚目といったクレジットカードが欲しいだけな場合には、リボ払いやキャッシングを使うことがクレヒス構築につながることもあります。
こちらのケースでは、リボ払いやキャッシングを使う際に、返済日と返済金額をきちんと守ることがとにかく重要。
前述のように返済日さえしっかり守ることができれば徐々にクレジットヒストリーも良くなってくものと思いますよ(とはいえ、このやり方ではブラックカードやプラチナカードは作れません)。
- ステータスカードを狙うなら:リボ払い等は避けるべき
- もう1枚、カードが欲しいなら:リボ払い等を使ってもいいが返済はしっかりと
返済日に遅れがちな方は下記記事も参考にどうぞ。
同じカードを長く使い続ける:
クレジットヒストリーを良くする方法、4つ目は同じクレジットカードを極力、長く使い続けること。
そうすれば「この人にクレジットカードを発行すると長く大切に使ってもらえる」といった信用獲得に繋がりやすいので、不要なカードでも使い続けることが高評価につながることがあるんです。
- すぐに解約しちゃう人:
カード会社からすると浮気性に見えてしまう - 長く使ってくれる人:
カード会社からすると大切に使ってくれる人に見える
ただカードを持ち続けるだけでは意味はなく、月1回程度の利用をし続けてこそ価値を持つので、その点は間違わないようにしてください。
カード会社が評価するのは「長く持ち続けてくれる人」ではなく、「長く使い続けてくれる人」ですよ。
個人事業主でもブラックカードは持てる:
私は現在、社会的信用が乏しいと言われている個人事業主。
しかし、クレヒスを20年近く磨いてきたせいか、現在ではブラックカードを3枚、プラチナカードを2枚ほど保有することができています。
そのため、みなさんも年収が○○円だから無理だとか、自分は中小企業社員だから無理とか、そういったことを思わずに是非、クレジットヒストリーを磨いてステータスカード入手を目指してみてください。
- 間違い:
年収が低かったり、個人事業主ではブラックカードは作れない - 正解:
クレヒスを良くしていけば低年収や個人事業主でもブラックカードは持てる
しがない個人事業主である私でさえブラックカードを保有できているわけですから、みなさんにもきっと不可能なんてありません。
変わったやり方はたくさんあるけれども:
最後に。
ネット上には「クレジットヒストリーを良くするためにリボ払いを積極的に使え!」といったような眉唾なクレヒス良化方法が紹介されていますが、正直、そういったテクニックは裏付けが乏しく、すべてのカード会社に対して効果的な方法とはいえないものばかりなんですよね。
その点、今回紹介したクレヒスを良くする方法はすべてのカード会社に対して効果のある最良のクレヒス構築方法なだけでなく、誰にでもすぐ実践可能な方法で間違いなし。
さすがに数ヶ月程度では効果は得られませんが、半年、1年、2年と続けていけばあなたのクレジットヒストリーはきっと良くなっていくことでしょう。
お試しあれ…です。
以上、クレジットヒストリーを磨くにはどうすればいいのか?良いクレヒスを構築するために効果のある、絶対に正しい方法をまとめてみました…という話題でした。
参考リンク:
クレジットカード審査について詳しく知りたい方は下記記事を参考に。クレヒスを高める以外にも申込時に工夫することでクレジットカードは入手しやすくなりますよ。