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クレジットカードを持つために必要な手数料をわかりやすく解説!クレジットカードを作りたいけど、金利や手数料の費用負担が心配な方に。

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クレジットカードと様々なグラフの画像

今回はクレジットカードをまだ持ったことがない方や、はじめて取得した方を対象に、『クレジットカードを使うにはどんな手数料がかかるのか?』という点をわかりやすく解説した記事を書いてみたいと思います。

これを読んでいただければ手数料が1円もかからないクレジットカード利用術が身に付くはずなので、とにかく手数料を払いたくない方はご覧ください。

クレジットカード周りの手数料が明確にわかるようになりますよ。

クレジットカードがよくわかっていない方は仕組みを解説したこちらの記事から先にお読みください。

カード所有でかかる主な手数料まとめ:

早速、クレジットカード所有でかかることが多い、主な3つの手数料をまとめていきます。

  1. 年会費
  2. 明細の郵送手数料
  3. 金利手数料

これ以外にも手数料が発生するケースはありますが、現在ではこの3つにさえ気をつけておけば問題ないかと思います。

1.年会費(ねんかいひ):

まず、クレジットカードを所有するために必要な手数料として一番大きいのが年会費(ねんかいひ)です。

年会費とはその名前の通り、1年間、クレジットカードを保有するために必要なお金のこと。

  • 年会費:クレジットカードを1年使うために必要な手数料

この年会費はクレジットカードによってバラバラで、下記表のように1円も会費がかからないカードもあれば、ゴールドカードのように年間1万円以上の費用がかかるものもあります。

比較項目 解説
年会費無料 年会費が無料、つまり1年保有していても1円もかからないクレジットカードのことです。テレビCMなどで有名な楽天カードなどがこれに当たります。
年会費○円 1年保有していると○円分の年会費がかかりますよ…というクレジットカードのこと。これはあくまで1年分の費用なので、2年保有すれば2年分、3年保有すれば3年分必要になります。
条件付き年会費無料 クレジットカード会社側が設定している条件をクリアすれば、年会費が無料になるクレジットカードです。年に1度でも利用すれば年会費が無料になるとか、年○万円以上の利用があれば翌年無料など、様々な条件があります。
初年度年会費無料 クレジットカードを作ったはじめの1年だけ年会費が無料になるクレジットカードです。2年目からはしっかりと年会費がかかるのでご注意ください。

さらに高いものだと年間50万円以上の年会費がかかる場合もあるほどです。

初心者は年会費無料で十分:

ただ初心者がこれからクレジットカードを作るなら、年会費が1円もかからない年会費無料のカードで充分。

  • カード初心者:年会費無料カードがおすすめ
  • 使い慣れた方:ゴールドカード等の検討を

ゴールドカード等の年会費がかかるクレジットカードを作るのは、ある程度、クレジットカードの使い方やサービス内容を熟知した後でも遅くはありませんよ。

年会費無料カードについて詳しくは下記記事を参考にどうぞ。

news.cardmics.com

2.明細書の郵送費:

次に、あまり大きな負担になるわけではありませんが、近年、主流になりつつあるのが利用明細書(いつどこでカードを利用したかの履歴が印刷された用紙のこと)を郵送してもらうために費用がかかるクレジットカードです。

こちらは1通の明細書送付につき○円といった費用が請求されるので、毎月、利用明細書を送付してもらうと手数料が高く付くことも。

  • 郵送代50円のカード:1通50円でも年間負担は600円
  • 郵送代80円のカード:1通80円でも年間負担は960円

50円や80円といった費用なら問題ないか…と思ってたら、年間で1,000円程度の負担をしていた…なんてことも多いのでご注意ください。

郵送費を払わなくて済む方法:

では、どうすればクレジットカード明細の郵送代を負担しなくてもよくなるのか、これはもう利用明細書の郵送を止めて、インターネット明細(インターネット上で確認できる明細書のこと)を利用するしかない感じ。

  • 明細書を郵送で届けてもらう:郵送代がかかる
  • 明細書をネット上で確認する:郵送代は不要

これで郵送による明細書の送付がなくなくなるため、郵送代がかかるクレジットカードでも負担を0円に出来ます。

3.金利手数料(きんりてすうりょう):

クレジットカードを持つために必要な手数料、最後は金利手数料です。

これ、初心者の方だとカード払いをする度に手数料負担が必要なんじゃないか…って思われてる方も多いのですが、実際はもちろんそんなことなし。

下記図のように1回払いや2回払いといった支払い方法を利用すればいつどこでクレジットカードを利用しても金利手数料はかからないので、現金払い感覚でクレジットカードが使えます。

1回払いや2回払いを使えば金利負担は0円

1回払いや2回払いを使えば金利負担は0円
そもそも1回払いや分割払いって?

こう書くと、『1回払いなら金利手数料がかからないことはわかったけど、そもそも1回払いってなに?』と思われた方も多いはず。

そこで1回払いや分割払いの解説をざっくりしたのが下記表です。

比較項目 解説
1回払い クレジットカード払いした金額を、すぐにカード会社に返済してしまう方法です。1万円を使ったら1万円、10万円を使ったら10万円の返済をするので、金利手数料はかかりません。
分割払い クレジットカード払いした金額を文字通り、分けて返済してしく方法です(10万円の10回払いなら1回あたり1万円+金利の支払いとなる)。言わばカード会社からお金を借りた上で返済していく形となるので、金利手数料がかかります。
リボ払い 分割払い同様、クレジットカード会社から実質的にお金を借りて返済していく方法です。リボ払いは毎月の返済金額が少なくて済むためお金に困っている時には有用ですが、その分、金利手数料の負担も多くなりがちなのが問題ですね。

このようにクレジットカード払いをした分をすぐ返済する1回払いでは金利手数料がかかりませんが、分割払いやリボ払いといった返済期間が数ヶ月以上にも渡る場合には金利手数料がかかってしまうのは仕方ないところ。

  • 1回払い:すぐ返済するので手数料不要
  • 分割払い:借金してるようなものなので必要
  • リボ払い:借金してるようなものなので必要

つまり、普段から1回払いのみを利用していれば金利はかからないので、『私は金利手数料なんて1円も負担したくない!』と思う方は率先して1回払いを利用してもらえればなと思います。

更に詳しい支払い方法とその手数料の解説は、下記記事を参考にどうぞ。

news.cardmics.com

1回払いする意味はあるのか?:

現金払いをしても1万円は1万円だし、クレジットカードも1回払いを使ってる限りは1万円は1万円の支払いになるため、人によっては『それじゃクレジットカードを使う意味がないんじゃないの?』と思われるかも…ですが、クレジットカードにはポイントという大きなメリットが存在。

このポイントは支払額に応じて貰える仕組みなので、現金同様にクレジットカードを利用していけば、獲得できるポイント分だけお得という考え方も出来ますよ(詳しくは下記記事を参考に)。

たとえるならVポイントや楽天ポイントが、どのお店でも貯まるようになる。そんなイメージでしょうか。

使い方次第では年間3~4万円程度のポイント獲得も夢ではありません。

怖がらずにクレジットカードを作ろう:

スポーティな男女がクレジットカードを掲げている画像

ここまでクレジットカードを持つために必要な、主な手数料についてまとめてさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

前述のように、これら3つの手数料を抑えておけばクレジットカード周りの手数料把握は問題なし。

  • 年会費:年会費無料を選べばOK
  • 郵送代:ネット明細を使えばOK
  • 金利手数料:1回払いを使えばOK

その他の費用はかかってもせいぜい数百円から1,000円程度なので、過剰に怖がる必要はありません(念のため、必要となる可能性がある費用をまとめたのが下記表)。

比較項目 解説
入会金 TSUTAYAやスポーツクラブなど、会員証を兼務しているようなクレジットカードの場合にはクレジットカードの入会金ではない別の会員費用がかかることがあります。
解約手数料 JCBが発行しているJCB CARD EXTAGEやJCB GOLD EXTAGE等のクレジットカードに設定されている手数料です(クレジットカードを退会する際にかかる費用)。ただその他のクレジットカードに設定されていることは見たことがないので、気にする必要はありません。
盗難保険料 ごくごく一部のクレジットカードに設定されている費用で、年間80~120円程度の費用を請求されます。
海外キャッシング手数料 海外旅行等、海外で現地通貨を借りた時にかかる可能性がある費用です。主にATM利用料みたいなものなので、利便性を考えると気にする必要性はありません(帰国後に返済を!)。
再発行手数料 クレジットカードを紛失した際などに、再度、クレジットカードを発行してもらうための費用です。紛失しなければかからない費用であること、そして自業自得な出費なので問題はないかと思います。
ポイント割増手数料 クレジットカード利用でもらえるポイントを倍増させるために払う上級会員費のようなものです。最初からかかるわけではないので、利用額にあわせて加入を検討ください。
ETCカード発行費用 クレジットカードそのものには手数料がかからなくても、付随するETCカードを発行するためには費用が必要なクレジットカードもあります(三菱UFJニコスやPayPayカードなど)。

クレジットカードには盗難保障もある:

あと、クレジットカードに疎遠な方の多くが勘違いしている、『クレジットカードって不正利用されると全額、自己負担になっちゃうんでしょ?』という疑問については下記記事を参考に。

クレジットカードには盗難保障がバッチリ備わっているため、仮に盗まれても落としてもあなたがその被害額を負担することはありませんよ(盗難保障を申請した場合)。

その点も安心してご利用いただければな…と思います。

以上、クレジットカードを持つために必要な手数料をわかりやすく解説!クレジットカードを作りたいけど、金利や手数料の費用負担が心配な方に…という話題でした。

参考リンク:

この機会にクレジットカードを作ってみようかな…と思われた方は、下記記事も参考に。専門家おすすめのクレジットカードをまとめています。

news.cardmics.com

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