楽天カードを作りたい…と思っていても、入会審査を突破できるか不安という方は多いもの。
特にフリーターやパートといった、職業的にクレジットカードが作りにくい方の場合には尚更だと思います。
そこで今回は楽天カードの入会審査はどのくらい難しいのかという内容について、クレジットカードの専門家がわかりやすく解説。
これから楽天カードを作ろうとしている方は是非、参考にしてみてくださいね。
楽天カードの審査に関する基礎知識:
楽天カードの入会条件:
まず、楽天カードが公式に発表している入会条件は下記の通り。
満18歳以上の方(主婦、アルバイト、パート、学生も可)
※高校生は除く
このわずか2行の説明が楽天カードによる公式な審査基準で、これ以上の情報は公式サイトを隅から隅まで探しても掲載されていない状況です。
短い審査基準から見えてくることも多い:
とはいえ、2行しかない楽天カード公式の審査基準から見えてくることも多く、箇条書きにすると下記のような審査基準がある可能性大。
- 楽天カードの申し込みは18歳以上から可能。
- 18歳でも19歳でも、高校生には発行できない。
- 専業主婦でも楽天カード発行はOK
- アルバイトを主とするフリーターでもOK
- 大学生や専門学校生でも楽天カード入手OK
そしてこれらの審査基準をちょっと違う角度から分析すると、下記のような審査基準が透けて見えてくるので、2行といえども馬鹿にはできません。
公式の審査基準 | 推測できる審査基準 |
---|---|
アルバイト、パートも可 | 職業的に不安定であるアルバイトやパートでも申込可能ということは、楽天カード入手に必要な年収は30~100万円もあれば十分ということ。 |
不安定な職業の方も可 | アルバイトやパートでも可という記述があるということは、楽天カード側ではそういった社会的な立場の方でも申込を歓迎しているということ。契約社員や期間工といった立場でも問題ない可能性大。 |
主婦でも可 | 主婦でも申込ができるということは、専業主婦など自分自身に収入がない方でも申込ができるということ。配偶者である夫に収入があれば問題ありません。 |
満18歳以上の方 | 満18歳以上ということは、18歳や19歳といった未成年でも申込ができる&楽天カード側に歓迎されているということ(未成年の場合には親権者の同意は必要)。 |
審査突破に必要な年収は少ない:
このように楽天カードでは年収30万円程度しかなかったとしても、申込&発行には問題がないことが判明。
なにせパートやアルバイトの方に申込をして欲しくないクレジットカードであれば、わざわざパート、アルバイト可とは書きませんからね。
- フリーターや派遣社員でも楽天カードは作成可能
実際、フリーターや派遣社員の方が楽天カードを入手したという事例はインターネット上にもたくさん見られるので、これは間違いありません。
専業主婦でも作成できる:
また、専業主婦でも発行OKという点も要注目。
旦那名義の家族カードじゃ利用明細を確認されてしまうから買い物で使いにくい…という主婦の方にも、楽天カード株式会社は問題なくクレジットカードを発行してくれる可能性は高いです。
- パート収入のある主婦:申込可能
- 収入のない専業主婦:申込可能
晴れて楽天カードの審査を突破すれば、主婦でも自分名義のクレジットカードを持つことが出来ます。
その他、楽天カードが作れる人:
その他、ネット上から拾ってきた楽天カードの審査基準情報をまとめると、下記のようなこともわかります(引用情報はすでに消えてしまっているところもあるので割愛させていただきます)。
- 老齢年金や障害者年金等の、年金受給者でも発行可能
- 60歳以上でも作成可能。70歳や80歳でも保有者あり
- 株式投資やFX投資をしているトレーダーの方もOK
- 個人事業主や自由業の方も申込OK
- 期間工や期間従業員でも作成可能
- 海外在住の方は発行不可
中でも、年金受給者がその審査対象に入っているのは嬉しい方も多いはず。
国民年金受給者だからとか、障害者年金を受給しているからといった理由で楽天カード作成を諦めていた方は、是非、入会審査に挑戦してみてください。
意外とあっさり作れてしまうかもしれません。
カードが作りにくい職業の方もOK:
そして自由業や個人事業主、株式投資やFXトレードなどを主に生活をしている投資家にも楽天カードは発行OK。
更に言うならクレジットカードが作りにくいと言われている夜の職業の方も、自宅勤務の方も、アパート等の家賃収入で生計を立てている方も問題なく入手できるため、収入が0円の無職以外であれば楽天カードの審査対象になりえると思ってOKなのではないでしょうか?*1
とにかく無職じゃないなら申込あるのみです。
楽天カード申込対象者リスト:
ここまでの情報をまとめると、楽天カード申込対象者リストはこんな表に。
ご覧のように高校生や無職以外の方であれば、基本的には問題なく楽天カードを申し込む資格があると言えます。
対象者 | 発行可否 | 対象者 | 発行可否 |
---|---|---|---|
大企業経営者 | ◎ | 会社役員 | ◎ |
中小企業経営者 | ◎ | 公務員 | ◎ |
正社員 | ◎ | 団体職員 | ◎ |
士業 | ◎ | 自由業 | ◎ |
個人事業主 | ◎ | 大学生 | ◎ |
派遣社員 | ○ | 大学院生 | ◎ |
期間工 | ○ | アルバイト | ○ |
年金生活者 | ○ | パート | ○ |
専業主婦 | ◎ | 家事手伝い | ※ |
高校生 | × | 無職 | ※ |
年齢についても同様ですね。
高校生を除く18歳以上の方であれば、たとえ70代や80代であっても作れる可能性のあるクレジットカードが、楽天カードとなります。
無職でも楽天カードは作れるのかどうか:
では、無職や家事手伝いでも楽天カードを作ることが出来のでしょうか?
これは場合によってはまったく問題なし。
- 無職:場合によっては作れる可能性あり
- 家事手伝い:場合によっては作れる可能性あり
すでに働く必要性のないくらいにお金持ちの方や、カード支払いに問題のないくらいに貯金がある無職の方、仕事を定年退職したという「資産のある無職」の方は、楽天カード申込に挑戦してもOKです。
申込画面に無職向けの項目あり:
事実、楽天カードの申込画面には下記の画像のように、「お勤めされていない方」という無職向けの項目が用意されているので、こちらを選択した上で、預貯金金額を正確に選択して申し込むようにしてください。
どうやら300万円以上の資産がある方なら問題なく入手できることが多いようですし、100万円~300万円未満を選択した方でも審査を通過をしたという実例もあるようです。
- 預貯金額300万円以上:作成できる可能性大
- 預貯金額100~300万円未満:作成できる可能性あり
- 預貯金額100万円未満:作成は難しい
要は無職でも楽天カードを作りたいなら、預貯金額100万円以上がひとつの目安になるのでしょう(預貯金がある程度ある=楽天カードを使わせても返済してもらえる可能性が高いという判断)。
職業スナイパーでも作れる…と言うのは間違い:
反面、無職では作れないけれども、勤務先や職業欄に「スナイパー」と書けば楽天カードが作れる…なんてデマが広まっていますがこれは完全に間違い。
さすがにスナイパーや殺し屋といった不正確でふざけた職業で楽天カードを申込した場合には100%、審査に落とされることになるので実践はしないようにしてください。
- スナイパー:即、審査落ち
- 殺し屋:即、審査落ち
仮に挑戦したとしても、問答無用で審査におとされるだけです。
預貯金などの資産さえあれば作れる:
このように楽天カードは無職でも作れるのは間違いありませんが、お金のない無職では作ることができないクレジットカードなので、審査に通りたければバイトでもパートでもいいので働きに出るか、預貯金等を手に入れるしかなし。
- 資産のある無職:作れる可能性あり
- 資産のない無職:まず作れない
他のクレジットカード同様、貯金がまったくない無職の方では楽天カード入手は無理なため、素直に諦めてもらえればなと思います(職業スナイパーで審査落ちになる証拠については下記記事を参照)。
赤字の個人事業主でも諦める必要性無し:
楽天カードは赤字の個人事業主であっても作成を諦める必要性はありません。
店舗経営者や個人事業主、自由業といったフリーランスの方で、経理上、赤字や黒字0円で確定申告をしているという方も、楽天カードは作れる可能性大です。
- 貯金ゼロの無職:楽天カードは作れない
- 黒字0円の事業者:楽天カードが作れる可能性大
- 赤字の事業者:楽天カードが作れる可能性あり
このように楽天カード株式会社側が重要視しているのは、その人が働いているかどうか、そして定期収入があるかどうか。
残念ながら貯金ゼロ&働いていない無職には冷たいカードなので、その点はご了承ください。
楽天カードの審査難易度について:
ここまでの情報で、楽天カードは年会費無料のクレジットカードだけあって、年収が低い方でも専業主婦の方でも問題なく入手できるカードということがわかりました。
そのため審査難易度に関しても、一般的なカードよりも比較的、入手しやすいカードであることは間違いなし。
過剰に審査落ちを心配せず、申込に挑戦すればすんなりと楽天カードを入手できてしまう可能性は高いといえます。
…とはいえ、社会人であれば100%楽天カード審査を突破できるとか、貯金があれば必ず楽天カードが作れるというわけではないので、ここからは念のため、楽天カードが審査においてどのような点をチェックしているのかについて専門的な内容を解説。
これらの知識があれば少しは、審査突破率が高まること間違いなしですよ。
※クレジットカード審査の流れがよくわかっていない…という方は下記記事から先にどうぞ。クレジットカード会社の審査ではなにを確認しているのかがわかるようになります。
入力した項目でスコアリングされる:
審査突破したい方にまず知ってほしいのは、楽天カードの審査では、あなたが入力した個人情報をスコアリングという方法で点数化しているという点です。
スコアリングとは、たとえば国家公務員として働いているAさんには30点を付けるけれども、近所のコンビニでバイトとして働いているCさんには5点のみ…といったように、申込時に入力した情報それぞれに点数を付け、その総合得点で楽天カードを発行するかどうかを決める仕組みのこと。
他にも年収1,000万の人、自分名義の一戸建てに住んでいる人、勤務歴が長い人、固定電話番号を持っている人などなどに高めの点数を付けるといった具合です(下記はスコアリングの例)。
審査項目 | Aさん | Bさん | Cさん |
---|---|---|---|
職業 | 国会公務員 | 正社員 | アルバイト |
30点 | 25点 | 5点 | |
年収 | 600万円 | 400万円 | 100万円 |
20点 | 15点 | 5点 | |
住まい | 賃貸 | 賃貸 | 実家 |
10点 | 10点 | 15点 | |
勤続年数 | 15年 | 1年 | 5年 |
20点 | 5点 | 10点 | |
居住年数 | 3年 | 10年 | 25年 |
5点 | 15点 | 15点 | |
他社借入 | なし | なし | 10万円 |
20点 | 20点 | -10点 | |
合計 | 審査通過 105点 |
審査通過 90点 |
審査落ち 40点 |
そしてその合計得点が楽天カードの基準点以上なら発行、逆に基準点に大きく満たない方の場合には審査で落とす…というのがスコアリングの目的。
- 合格ライン以上の点数:即、楽天カード発行
- 審議を必要とする点数:楽天カード内で協議した上で判断
- 発行基準に満たない点数:即、審査落ち
要するに合計点数さえ良ければ、楽天カード申し込み直後に審査通過の連絡が入ることになります。
無職でも楽天カードが作れる理由はここにあり:
ちなみにこれが、無職でも楽天カードが作れる理由のヒント。
前述のように金融資産を300万円以上持っている無職なら楽天カードが作れる可能性があるのは、たぶん「金融資産300万円以上」という項目に対するスコアリングの点数が高いからと考えると納得がいくのではないでしょうか?
- 預貯金額300万円以上:点数が非常に高い
- 預貯金額100~300万円未満:点数が少し高い
- 預貯金額100万円未満:点数は0点
反面、無職&金融資産0円では、どうやってもスコアリング上の合計得点が楽天カード審査突破に値する点数にならないので即、審査落ち。
こちらはどこをどうやっても基準点以上にならないので、資産のない無職では楽天カードを作ることが出来ないのですね。無職や家事手伝いな方向けに審査期待度をまとめると、こんな表になります。
金融資産 | 解説 |
---|---|
金融資産300万円以上の無職 | 審査突破に必要な点数以上になる可能性が高い。居住年数が長めだったり、固定電話番号の登録などが出来るともっと安心。 |
金融資産100~300万円未満の無職 | 審査突破は厳しいが、可能性あり。固定電話番号&携帯電話番号の両方を登録するなどして、スコアリングの点数を高めよう。 |
金融資産0円の無職 | どうやっても楽天カード審査を通過できる基準点以上にはならないと思われる。素直にカード入手を諦めるのが良いかも。 |
カード審査では過去の利用歴を見られる:
次に、楽天カードの審査では、あなたが入力した個人情報だけを元に審査するわけではありません。
下記図のようにクレジットカード会社や消費者金融には横のつながりがあって、あなたが保有しているクレジットカード枚数や借金残高はすべて筒抜け。
楽天カードも例外ではなく、それらの利用歴(これをクレジットヒストリーと呼びます)を確認した上でカードを発行するかどうかの審査が行っています。
過去の利用歴は審査において重視される:
では、他のクレジットカードや消費者金融をどのように使っていると楽天カードの審査上で不利になるのかというと、これは下記の通り。
- リボ払いや分割払いの未払い残高が多い場合
- キャッシングの利用額が多い場合
- 返済が長期に渡って遅れたことがある
- 自己破産したことがある
1番目や2番目についてはそこまで審査上で不利になることはありませんが、過去5年以内に3番目や4番目を起こしてしまったことがある方は致命的。
いくら年収1,000万円の国家公務員であっても、大企業の社長さんであったとしても審査に落ちてしまう可能性は高いと思われます。
それほどまでに他カードや借金の利用歴というのは、クレジットカードの審査において重視されるもの。
これがいわゆる「ブラックリストに載った状態」と呼ばれる状態なので、楽天カードに限らず、クレジットカードを入手したいのであればすべてのカードとローンの返済をしっかりするようにしてもらえればなと思います(ブラックリストの詳細は下記記事参照)。
スーパーホワイトでも楽天カードは入手可能:
他社カードの利用歴が悪いと審査で不利になるのであれば、『楽天カードがはじめてのクレジットカードなんだけど…』という場合にはどうでしょうか?俗にいうスーパーホワイト属性の方のことです。
こちらに関しては楽天カード審査においての不安はありません。
過去の利用歴などがなくとも、20代や30代の方であればほぼ100%、40代や50代の方であってもほとんどの確率で楽天カードを作成できることでしょう。
- 20代のスーパーホワイト:問題なし
- 30代のスーパーホワイト:問題なし
- 40代のスーパーホワイト:問題なし
- 50代以降のスーパーホワイト:問題なし
携帯料金の支払い履歴も考慮される:
但し、クレジットカードや消費者金融の利用歴がない方でも、ソフトバンクやauといった携帯電話会社への電話料金支払いに遅延が多い方の場合には、楽天カード審査において不利になるケースもあり。
詳しくは下記記事をご覧いただければと思いますが、学生時代に携帯電話を止められることが多かった…という方はちょっとだけご注意ください。
クレジットヒストリーが傷ついてしまっている可能性がありますよ。
多重債務者やリボ残が多い方も注意:
加えて消費者金融やカードローンでお金を借りまくっている方、他のクレジットカードでリボ払いを全開で利用している方などは、どんなに収入があったとしても作成しにくい点があるのも他のクレジットカードと同じ。
まぁ、ある程度のリボ残であれば発行してもらえるとは思いますが、上限まで到達してしまっているという方の場合には審査が厳しくなることを覚悟しておいてください。
きちんと返済している方でも、未払い残高が大きいと楽天カード審査に不利になります。
とにかく信用情報次第:
他、楽天カードが作りにくいであろう方をいくつか紹介。
作りにくくなる原因 | 解説 |
---|---|
住宅ローンや車のローンの返済が遅れがちな方 | クレジットカードや消費者金融の利用歴だけでなく、住宅ローンやオートローンの返済履歴についても楽天カード側では確認可能です。 |
現在は利用していなくとも、過去に消費者金融の返済が滞ったことがある方 | すでに返済が終えている場合でも過去の返済履歴は一定期間保存&共有されます(楽天カード側でその履歴を確認可能ということ)。 |
10枚以上、クレジットカードを持っている方 | 楽天カード側では、みなさんが現時点で何枚のクレジットカードを保有しているのかを確認可能なので、その枚数が多すぎると「発行しても使ってもらえないのでは?」と判断されてしまうことがあります。 |
過去半年の間に、他のクレジットカード審査に3枚以上落ちてる方 | いわゆる多重申込による不利です。クレジットカードや消費者金融の申込履歴も共有されているため、審査落ちの履歴が多いと『この申込者にはなんらかの問題があるのでは?』と疑われることになります。 |
奨学金の返済を延滞している方 | 大学等の学費支払いのために組んだ奨学金の返済が遅れている場合でも、楽天カードの審査に不利に働くことがあります。 |
あくまでそういう傾向にある…というだけですが、こういった方の場合には入会審査に通りにくい可能性があるので注意です。
それでも尚、楽天カードの場合には、審査に通ってしまう場合も多いんですけどね。
嘘をついてカード申込してもすぐバレる:
クレジットカード会社や消費者金融などは横のつながりがあって、お互いに情報共有をしている…というのはすでに解説した通り。
そういった繋がりがあるにも関わらず、人によっては「年収が100万円しかないけど400万円って申告しちゃおう」とか、「借金が実は100万円あるけど0円で申込してみよう」と虚偽の申込をしてしまう方がいらっしゃるんですが、バレるだけなので絶対にやらないようにしてください。
- 年収をごまかす:職業等でバレる
- 借金残高をごまかす:横のつながりでバレる
また、カード会社を騙してクレジットカードを入手しようとする行為は立派な詐欺。刑事罰を受ける可能性もゼロではないので、絶対やらないようにお願いします。
楽天カード審査に関する噂などあれこれ:
ここでも楽天カード審査に関する噂についても検証しておきたいと思います。
どれも正直なところ楽天カード株式会社の社員でもない限り真偽を確かめることは出来ませんが、参考程度にはなるはずなので目を通しておいてください。
1.入会審査に不安があるなら自動リボで申込:
楽天カードの入会審査に不安がある方は、申込時に『リボお支払いコース』を選択すると審査に通りやすい…という噂があります。
この理由は単純で、楽天カード株式会社としてはリボ払いを積極的に使ってくれる利用者を確保したほうが、利益をあげやすい仕組みがあるため。
- 普通の申込:金利収入があまり見込めない
- リボコースの申込:企業側に収入が多くなる
金利手数料などの収入を多く得られる分、審査が甘くなるのではないか?という意図があるのですね。
効果がある場合もあれば、むしろ逆効果な場合も:
しかしながら、この方法については時と場合によりけりなところもあるのかな…と。
たとえば現在、他社のクレジットカードでリボ払いを積極的に使っている方が、楽天カード申込時にもリボ払いを使わせてくれ…と申請するのはやや心象が悪いですよね。
なにせお金に困っているのは見え見えで、いつ支払いが止まってしまうかわからないため、クレジットカードを発行して良いものかどうかを迷ってしまいそうにも思います(むしろリボコースではないほうが審査に通る?)。
尚、他社クレジットカードでリボ払いを使ってもないし、消費者金融利用歴もないよという方の場合には、わざわざリボお支払いコースで申し込みしなくても充分に審査に通る可能性大。
それゆえにこの噂はやや眉唾といった感じがします。
2.楽天会員のランクもチェックしている?
楽天カードの入会審査では、楽天市場を頻繁に利用している方が審査に通りやすい…という噂もあります。
プラチナランクやダイヤモンドランクの楽天会員のほうが、楽天側の心象がよくなるので審査に通るんじゃないかという理屈みたいですね。
しかし楽天カード株式会社と楽天株式会社はグループ企業とはいえ別会社。
別会社が管理している個人情報を楽天カード側が覗き見して審査に利用するなんてことがあるのかというと、ちょっとこれも眉唾ですよね。
まぁ可能性はゼロではないので、よほど審査に自信がないという方は予め楽天会員のランクをプラチナやダイヤモンドにした上で申込をしてみてください。
審査において多少の背伸びは出来るはずです。
3.楽天カードはとりあえず発行してくれる?
3つ目としては、楽天カードは『積極的にクレジットカードを発行し、その利用歴でカードを継続利用させるかどうかを判別する』という企業方針を取っているというウワサがあります*2。
- 他のカード会社:発行前に怪しい人を弾く
- 楽天カード:実際に使わせてみて判別する?
つまり楽天カードを持ったことがない方なら誰でも入手できる可能性が高いということ。
これが仮に事実であれば、過去のクレジットカード利用歴が悪いという方であっても、とりあえずは楽天カードを発行してくれる可能性があるので、運良く楽天カードを入手できた場合には返済遅れなどを起こさずにキレイな使い方をしてみてください。
そうすれば今後は他のクレジットカードも作りやすくなるはずですよ。
※ちなみにこれが楽天カード保有者の間で不満につながっている、『エラーコード2問題』と密接に関係している可能性が高いです(本来であれば審査通過できない人にも楽天カードを発行してしまっているがゆえの問題)。
詳しくは下記記事をご覧ください。
年収は手取りではなく額面で申告しよう:
楽天カード申込時に入力する「年収」ですが、こちらは手取りの年収ではなく画面の年収です(違いについては下記記事参照)。
それにも関わらず、手取りの月収×12ヶ月分で申込をしてしまうと、それだけ楽天カードの審査ハードルが厳しいものになってしまうのでお気をつけください。
正しくは社会保険料や住民税等が天引きされる前の金額に、残業代やボーナス等を加えた金額のほうですよ。
楽天カード審査に関するQ&A:
最後に楽天カードに審査に関するよくある質問とその答えを作っておきます。まだまだ審査やその基準に関する疑問があるぞ…という方は、こちらも参考にどうぞ。
Q.楽天カードの審査時間はどのくらい?
楽天カードの審査にかかる時間は人によって異なります。
早い人だと申込から数分で審査結果が連絡される場合もあれば、1日以上の時間がかかる…という場合もある様子。これは楽天カード側が下記のような判断で審査を行っているからだと推測されます。
- スコアリングが高い人:即、審査通過
- スコアリングが微妙な人:目視による審査をするので審査日数がかかる
- スコアリングが低い人:即、審査落ち
つまり公務員や会社経営者といった信用力が高い人が申し込みをした場合には審査時間が短め、無職やフリーターなどの一般的に信用力が低い人が申し込みをした場合には審査日数がかかる傾向にあるということ。
審査時間が長いのは、それだけちゃんと審査をしてくれてる証拠でもあるので、特に信用力が低い方の場合にはすぐに審査可否のメールが届かないことを祈りましょう(数分で届いたら審査落ちの可能性が高い)。
長いければ長いほどに楽天カード入手の可能性が高まりますよ。
Q.審査落ちしたんだけどまた申込できる?
過去に楽天カード申込に失敗をし、審査に落ちたことがある…という場合、再度、楽天カードの申し込みをしても大丈夫なのでしょうか?
これはもちろんOK。
楽天カード側としても繰り返し申し込みに挑戦してもらえることは大歓迎なので、気にせず再審査を依頼してみてください。
勤続年数や居住年数が伸びていれば、すんなり審査に通過出来てしまう場合も多いことと思います。
連続での申し込みはダメ:
但し、『先月、楽天カード審査に落ちたばかりだけど、今月なら審査に通過できるかもしれない』みたいな短期間の間に連続で申し込むのはダメ。
せめて前回申込から6ヶ月は間を空けて申し込むようにしてください。
- 半年以内の再申込:審査してもらえない可能性大
- 半年以降の再申込:審査してもらえる
そうじゃないとせっかく審査通過できる可能性があっても、再審査に対応してもらえない可能性が高くなってしまいます(理想は1年ほど間を空けて申し込むこと)。
Q.昔、解約したけど再発行したい:
昔、楽天カードを解約したことがあるんだけど、再度、楽天カードを作りたくなった。申込しても大丈夫?…と疑問をお持ちの方は多いかもですが、これはもちろんOK。
楽天カードは再申込&再発行が可能です。
しかしながら、再審査に通過できるかどうかは過去の楽天カードの扱い方次第。
楽天カード入会で貰えるポイント目当てで楽天カードを入手し、ろくに使いもせずに3ヶ月で解約してしまった…といったような場合には、再審査で落とされてしまう可能性もあります(質の悪いお客さんだと判断されてしまったため)。
強制解約された方の再入手も厳しい:
他、過去に楽天カードの支払いができず、楽天カード側から強制解約をされてしまった場合の再入会についてもかなり厳しめ。
基本的にそういった場合には楽天カード内の「社内ブラック(社内で要注意人物として扱われているということ)」になってしまっている可能性も高いので、せめて5年くらいは間をあけて、入会審査に再挑戦してもらえればなと思います。
- 5年未満の申込:
楽天カード社内に保管されている情報だけでなく、個人信用情報も傷ついている可能性が高いので入手しにくい
- 5年以降の申込:
個人信用情報が綺麗になっていれば、社内ブラックでも審査&再発行に応じてもらえるかも?
お気をつけください。
Q.申込すると本人確認の電話はある?
楽天カード審査において、ほんとうに会社に勤務しているかどうかを確認する在籍確認はあるのか…というと、これはケースバイケース。
たとえば他のクレジットカード会社にはA社で勤務している…と記載があるのに、楽天カード申込時にB社で勤務している…と申請すれば、楽天カード側としても「ほんとに働いているのか?」と確認してくる可能性は高いですし、個人事業主や無職による申込でも電話がある可能性は高いでしょう。
比較内容 | 解説 |
---|---|
他社カードに登録している勤務先名と、楽天カード申込時に入力した勤務先名が異なる場合 | ほんとうに在籍しているかどうかの電話がある可能性大。転職したかどうかも含め、確認があると思ってください。 |
他社カードに登録している勤務先名と、楽天カード申込時に入力した勤務先名が同一の場合 | 転職していないことが明らかなので、本人確認の電話はない場合も多い。 |
フリーランスなどの個人事業主の場合 | どのような仕事をして生計をたてているのか、仕事内容の確認が入る場合は多いかも。 |
無職や年金暮らしの場合 | 楽天カードの入会審査において、発行できるかどうかギリギリの水準だという方には電話確認が入る可能性も。 |
基本的には在籍確認はされない傾向:
反面、その他の場合では在籍確認はほとんどなし。
前述のように信用力が高い人にはわずか数分~30分程度で審査通過のメールを送ってしまうくらいなので、そもそも在籍確認しない前提でカード審査をしてるっぽいですね。
基本は電話がかかってこない…と思って良さそうです(電話がかかってくるとしても勤務先への在籍確認ではなく、申込者本人の携帯電話に連絡が入る本人確認である可能性が高い)。
Q.資産家だと嘘ついて申込していい?
楽天カード申込時に資産300万円以上あると記載すると、無職でも楽天カード審査に通りやすいのであれば、嘘でも資産300万円以上で申し込みしちゃえばいいんじゃないかな?という方もいるかもですが、これは言うまでもなく立派な詐欺行為。
確かにあなたが今、いくらの資産を持っているかをカード会社が把握する術はありませんが、こういった虚偽の申込はカード会社を騙してクレジットカードを不正取得する行為なので絶対にやってはいけません。
他者利用歴でバレる実情:
加えていうと、そこまでお金に困っている方の場合には、他社の利用歴でだいたいバレるもの。
なぜなら金融資産300万円ある人が他のクレジットカードでリボ払いを使うわけはありませんし、消費者金融から借り入れをするわけもない…と、虚偽の情報で申込をしても審査に通る可能性は低いものと思われます。
- リボ払い:お金持ちは使わない
- 消費者金融:お金持ちは使わない
ご注意ください。
Q.楽天カードはブラック属性だと作れないの?
過去に自己破産を経験したけど楽天カードが作れた…とか、去年、延滞をして他のクレジットカードは没収されてしまったけど楽天カードだけは審査に通過できた…などなど、ブラック属性でも楽天カードが作れるんじゃないかという噂がありますが、これはもう運次第としかいいようがない感じ。
確かにブラック属性でも楽天カード審査に通過できたという事例はありますが、その裏側にはダメ元で申し込みをした方々の失敗事例が多く隠れていると思われるので、ブラックでも確実に作れるというわけではありません。
- 間違い:ブラック属性でも楽天カードは作れる
- 正解:ブラック属性でも楽天カードが作れる可能性がある
まぁ審査通過の可能性が0%ではないのもまた事実なため、ブラック属性だけどクレジットカードが欲しいという方は申込に挑戦してみてください。
運が良ければ入手できる可能性がゼロではありませんよ(申込はこちらから)。
楽天銀行の口座開設をしておくと本人確認が省かれやすい:
どうしても本人確認の電話をしてきてほしくない…という場合は、先に楽天銀行に口座を開設してから楽天カードを申し込むのがおすすめ。
これで100%本人確認の電話が来ないと断言することは出来ませんが、同じグループ会社である楽天銀行で本人確認が行われた履歴があれば、楽天カードで再度、本人確認をされる可能性はグッと減ります。
さらに楽天銀行を楽天カードの引き落とし口座に設定するとポイントが溜まりやすくなるメリットも有り…と、家計の節約面でも効果を発揮してくれることでしょう。
さぁ楽天カードを作ろう:
ここまで楽天カードの審査基準やその難易度について徹底的に解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
お読みいただいた通り、楽天カードの審査は難しいどころかカンタンな部類に入る審査。
そのため、『初めてのクレジットカードなんだけど審査に通るかな?』と過度に心配せず、申込に挑戦してもらえればな…と思います(下記公式サイトにて、15分程度もあれば申込可能)。
以上、楽天カードの審査基準を、専門家がわかりやすく解説(2021年版)!その審査難易度や本人確認など、申込に関わる不安を解消します…という話題でした。
参考リンク:
楽天カードをこれから申し込む方は、入会ポイントの獲得方法についての知識も入れておいてください。せっかく入手するなら満額、楽天ポイントをもらったほうがお得です。