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SuicaやWAONといった、プリペイド式の電子マネーまとめ(2019年版)!どの電子マネーを作るべきか、比較したい方におすすめです。

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今回はSuicaやWAONといった、日本国内で流通している主要なプリペイド式の電子マネーをまとめてみました。

これから電子マネーを作りたいと思うのだけれども、どの電子マネーが自分にとってお得かわからない…という方に、役立つコンテンツになれば幸いです。

電子マネーの基礎知識:

主要な電子マネーとは?:

まず、日本国内で2019年現在、日本国内で使っている方が多い主要プリペイド式電子マネーは下記の通り。

  1. Suica(スイカ)
  2. WAON(ワオン)
  3. 楽天Edy(エディ)
  4. nanaco(ナナコ)

この他にもPASMO、ICOCA、PiTaPa、Tマネー、au Wallet、おさいふPonta、ウェブマネー、Vプリカなどなど多種多様な電子マネーが存在しますが、主なものでいえば上記4つを抑えておけば問題ないでしょう(主要電子マネーの発行数はこちらの記事も参照)。

プリペイド式の電子マネーって?

次に、プリペイド式の電子マネーというのは、事前にお金を入れておかないと使えないタイプの電子マネーのこと。

SuicaにしろWAONにしろ楽天Edyにしろnanacoにしろ、どれも利用する前にお金を入れておかないと支払いに使うことは出来ないため、プリ(Pre=事前)ペイド(Paid=入金済)の電子マネーと呼ばれています。

前払式があるなら後払式もある:

また、プリペイドタイプの電子マネーがあるなら、あとで支払うタイプのポストペイ式の電子マネーも存在。

こちらはクレジットカードなどと紐付ける形で使える電子マネーで、iD(アイディー)やQUICPay(クイックペイ)などが有名です。

  • プリペイド:事前に入金してから使うタイプ
  • ポストペイ:使った分をあとでまとめて支払うタイプ

これらの電子マネーについては今回の記事では紹介していませんので、興味がある方は下記記事などを参考に。

最近ではApple PayやGoogle Payといった、スマホ組み込み型の決済において必要な電子マネーになりました(Apple Payの解説についてはこちらを参照)。

news.cardmics.com

広義の電子マネーには様々なものを含む:

電子マネーという言葉は広く捉えると、デジタルなお金すべてを指す言葉になってしまうため、新聞やテレビの報道内容次第だとよくわからない表現になってしまうこともしばしば。

  • 広義な電子マネー:デジタルなお金をすべて含む
  • 実際の電子マネー:Suicaやnanacoなどの電子マネーを指すことがほとんど

たとえば一昔前に話題になった、エル・アンド・ジーという詐欺会社が普及させた「円天」という疑似通貨についても、電子マネー扱いになってしまうほど。

これに加え、最近では架空請求詐欺に電子マネー(実際にはAmazonギフト券やVプリカといったプリペイドカード)が悪用されてしまうことも多いので、この先、電子マネーの印象は悪くなる一方なのかもしれません。

ほんと業界として別の呼称を作らないとダメな時期に来ているなぁ…と、私は思います。

Suica(スイカ):

プリペイドタイプの電子マネーの中で、今、一番使い勝手が良く、使える場所も増えているのがJR東日本の電子マネーであるSuicaです。

電車やバスに活用可能な電子マネーSuica

電車やバスに活用可能な電子マネーSuica

このSuicaが1枚あれば、JR各社の電車、私鉄、バス、モノレールなどなど、大概の公共交通機関は支払いに困ることなし。

また、セブンイレブンやローソンなどの大手コンビニ、JR駅構内(エキナカ)にある店舗での支払い、一部のレストランや喫茶店、そしてショッピングモールでの支払いにも利用可能なので、公共交通機関を使わない車社会に住んでいる方にも使える電子マネーだと言えます。

Suicaのお得な使い方:

Suicaをお得に使いこなしたい…という場合には、JR東日本系のクレジットカードである「ビューカード」が必須。

このクレジットカードがればSuicaチャージでポイントが1.5%分貯まるだけでなく、オートチャージ(自動入金)にも対応することができます。

JRE POINT WEBサイトへの登録も忘れずに:

あとはSuicaを持ったなら、JRE POINT WEBサイトへの登録も忘れてはいけません。

こちらに登録しておけばSuica利用で自動的にJR東日本のポイントである「JREポイント」が貯まるようになるのでかなりお得。

逆にいえばJRE POINT WEBサイトに未登録な方は、まるごとJREポイントを捨ててしまっていることになるのでご注意ください。

Suicaのデメリット:

東京や神奈川など、JR東日本圏内にお住まいの方であればSuicaにはデメリットらしいデメリットはありません。しいて言うならオートチャージ機能を使うためにビューカードが必要になることくらいでしょうか(モバイルSuicaを使える方は不要)。

反面、JR東日本圏外にお住まいの方にとっては、オートチャージが出来ないなどのデメリットが少なからず存在する電子マネー。

Suicaが良いか、それともそれぞれの地域の交通系ICカード(ICOCAやTOICA、Kitacaなど)のほうが良いかについては判断が難しいところなので、是非、みなさん自身で比較をしてもらえればなと思います*1

Suica公式サイト:

www.jreast.co.jp

WAON(ワオン):

WAONはイオンが発行している電子マネー。

主にイオンモールでの利用に限られますが、最近ではローソンやファミリーマートといったコンビニでも使えるようにはなってきました(セブンイレブンでは未だに使えない状況)。

イオン系で人気の電子マネーWAON

イオン系で人気の電子マネーWAON

また、吉野家やかっぱ寿司といった飲食店での利用もだいぶ増えてきた印象。今後はより多くのお店で使えるようになっていくことでしょう。

WAONのお得な使い方:

WAONをお得に使いこなすにはJALカードが必須です。

JALカードとJMB(JALマイレージバンク)提携のWAONカードを組み合わせればWAONチャージで100円あたり1マイル獲得が可能。

これにWAON利用時には別途、200円あたり1マイルも貰えるので、併せると100円あたり1.5マイルを得ることができます。

そのため、JALマイルを貯めて無料で飛行機旅行に行きたい…という方なら、WAONを主力電子マネーとして使うのがおすすめですね。

WAONのデメリット:

WAONのデメリットは、Suicaや楽天Edyなどと比べて町中で使える店舗が少なめであるということ。

特にセブンイレブンで使えないのは、主要な電子マネーとして使う上では致命的なデメリットだと言えます(イオンとセブン&アイは競合なため)。

反面、近くにイオンモールがあるような地方都市にお住まいの方であれば、WAONのみでも不便さは感じないかもしれません。

  • イオンが近くにある方:おすすめの電子マネー
  • イオンが近くにない方:作る価値はあまりない

セブンイレブンではクレジットカード払いをするなどして代用しましょう。

WAON公式サイト:

www.waon.net

楽天Edy(らくてんえでぃ):

プリペイド式電子マネーの元祖ともいうべき電子マネーが楽天Edy。

保有者も主要電子マネーの中では一番多く、加盟店の数も他の電子マネーよりも一歩、抜きん出ている感があります。

発行枚数がダントツ多い電子マネー「楽天Edy」

発行枚数がダントツ多い電子マネー「楽天Edy」

但し、電車やバスの支払いに使えるSuicaや、イオン系のWAON等に押され、最近では存在感がかなり薄れてきているのも事実。どこでも使えるけれども魅力が乏しい電子マネーになってしまっているのかもしれません。

楽天Edyのお得な使い方:

楽天Edyをお得に使うのに必要なのはリクルートカードです。

このカードを使って楽天Edyをチャージすれば、それだけでチャージ金額の1.2%分のポイント獲得が可能。

さらに楽天Edyは利用すると利用金額の0.5%分の楽天ポイント獲得可能、そしてローソンやファミマなどのポイントカード提示でポイント獲得ができるコンビニだと、追加で1%分のポイント獲得もできるために非常にお得です。

合算で2.2~2.7%分のポイント獲得が夢じゃありません。

楽天Edyのデメリット:

楽天Edyのデメリットはほとんどありませんが、ひとつだけ注意してほしいのは、楽天Edyチャージでポイントが貯まるクレジットカードはごくごく少数であるという点ですね。

今や楽天カードやANAダイナースカード、エポスカードといった少ないクレジットカードしかその対象になっていないので、ポイント付与対象外のクレジットカードでチャージをし、ポイント分をまるまる損しないようにしてもらればなと思います。

詳しくはこちらも後日、記事にまとめる予定です。

楽天Edy 公式サイト:

edy.rakuten.co.jp

nanaco(ナナコ):

nanacoはセブン&アイホールディングスが発行&管理しているプリペイド式の電子マネー。

セブンイレブンでお得な電子マネー「nanaco」

セブンイレブンでお得な電子マネー「nanaco」

主にセブンイレブンやイトーヨーカドー、デニーズといったセブン&アイホールディングス系列の店舗や商業施設で使うことが出来るわけですが、主要コンビニエンスストアではセブンイレブンで利用可能なのみで、ローソンやファミリーマートといった他のコンビニで使うことはできません。

そのため、自宅や会社近くにセブンイレブンがある人向けの電子マネー…と思っておくのが無難ですね。

nanacoのお得な使い方:

nanacoをお得に使いたいなら、nanacoチャージでしっかりクレジットカードポイントが貯まるクレジットカードを作っておくことが必須。

今やこういったクレジットカードはかなり少なくなってしまっているので、下記記事などを参考に対象カードを把握しておくと良いでしょう。

あとは収納代行(コンビニ払い)の利用ですね。こちらはまだ記事にできていないので、作成次第、この欄に追記をしておきます。

nanacoのデメリット:

nanacoのデメリットとしてはやはり、nanacoが使える場所がセブン&アイホールディングス関連店舗に偏ってしまっている点があげられますね。

他の主要電子マネーであるSuicaや楽天Edyと比べると使える場所が限られてしまっているため、主要な電子マネーとして使うには不十分な感じがします。

そのため、仮にnanacoを使うつもりなのであれば、公共交通機関でも使えるSuicaや加盟店の多い楽天Edyとの併用が無難ですよ。

nanaco公式サイト:

www.nanaco-net.jp

サービス終了した電子マネー:

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参考までにすでにサービスが終了してしまったプリペイド型の電子マネーについてもまとめておきます。

ピデル(Pidel):

タバコ自販機で本人認証に使われるtaspoカード内蔵の電子マネーとして開発されたピデルは、2015年2月25日付けでサービス終了済み(引用はこちら)。

電子マネー「ピデル」残高払戻しのお知らせ

一般社団法人日本たばこ協会様発行の「taspoカード」に付帯している電子マネーサービス「ピデル」をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

ピデル発行元である弊社は、電子マネー「ピデル」につきまして、2015年2月25日(水)をもってサービスを終了しました。

電子マネー「ピデル」をご利用のお客様には、長い間ご愛顧いただきましたことに感謝申しあげます。

ではなぜピデルはサービス終了になってしまったのか?この理由は単純で、電子マネーとしてピデルを使うメリットが全くなかったためです。

事実、ピデルはtaspoを読み取ることが出来る自動販売機で購入&利用することが出来たのですが、ポイントや割引などの特典メリットは完全に無し。

そのため、自動販売機でタバコを買う専用の電子マネーでしかありませんでした。

  • 他の電子マネー:使える場所が多くポイントが貯まる
  • ピデル:タバコの自販機のみ&ポイント無し

だったらタバコ自販機にQUICPayやSuicaを付けてくれたほうがどれだけ助かるか…って話ですよね。

利用者がごく僅かだったピデル:

結果、そんなサービス的な魅力が全くなかったせいか、ピデルの利用者は年々減少傾向だったとのこと(公式リリースより引用)。

2008年7月のtaspo全国展開時には、35万人(taspo会員の4.5%)の方が電子マネー「ピデル」を利用しておりましたが、年々減少し、2013年10月のピデル利用者数は約4.4万人(taspo会員の0.4%)となっています。

(中略)

ピデル利用者約4.4万人のうち、約67%の利用者は週1回以下の利用頻度です。

言うなれば、ピデル=日本で1万5,000人程度しか使っていなかった電子マネーだったわけですから、これでは廃止されて当然だな…と思いますね。

ピデルは何のために作られたの?

そんな誰も使わない電子マネー、何のために作られたんでしょうか?ピデルを運営管理していた一般社団法人 日本たばこ協会に、その理由の記載がありました。

taspo会員数の増加、及び、taspoの利用促進を目的としていました。

うん、微妙…。

ピデルが無かったらtaspoは普及しなかったのかといえばそんなこともないので、ちょっとした利権のひとつだったのでしょう。

税金がまた、不要に浪費されてしまった形となります。

Cmode(シーモ):

コカコーラの自販機で使える電子マネーとして一時期、話題になったCmode(シーモ)もサービス終了済み。

個人的には未だにコカコーラの自動販売機で見かける電子マネーだったために未だに使えるものだとばかりに思っていたんですが、約10年前の2011年にひっそりと利用停になっていた模様です。

自動販売機での決済に利用できる「Cmode」の電子マネーサービスが3月31日をもってサービスが終了し、自動販売機で利用できなくなった。これにともない、コカ・コーラビジネスアドミニストレーションジャパンでは、携帯電話内のCmodeマネーの払い戻しを受け付けている。

「Cmode」は、携帯電話と自動販売機の連携サービス。10年にわたって展開してきた同サービスは、現在、対応自販機であれば「Edy」「iD」で飲料を購入できる。コカ・コーラ独自の「Cmode」マネーも利用できるようになっていたが、自動販売機がさまざまな電子マネーに対応し、独自の電子マネーサービスはその役割を終了したと判断。2011年3月末で利用停止となった。

コカ・コーラ社からの公式リリースは、検索した限り見つかりません。

Cmode対応の読取機を見たことがある人は多いはず

Cmode対応の読取機を見たことがある人は多いはず
Cmodeってどうだったの?

ではCmodeってどんな電子マネーだったのか?

これについてはWikipediaの記事が詳しくて役立ちそうなんですが、逆に詳しすぎて初心者にはまったくわからない記述になっていますね(苦笑)

ちなみにCmodeの略称はシーモなので、Wikipediaではそのように紹介されています。

シーモ

QRコードのみに対応する初期型である。

パナソニック(旧松下冷機)製。プリンターやテンキーなどが付属していて、ジョイポリスなどのクーポン券を発行する機能が付いていた。携帯電話で会員サイトに接続しチケット(QRコード)を表示させて、シーモのバーコードリーダーに携帯画面をかざす必要がある。

シーモ2・子シーモ登場後は順次置き換えられ、現存しない。

シーモ2

パナソニック製。FeliCa対応のマルチリーダライタが搭載され、おサイフケータイやFeliCa対応ICカードに対応するようになったが、テンキーやプリンターは排除されドリンク購入に機能が特化された。

QRコードを使う場合はバーコードリーダーに携帯電話の画面をかざすだけで自動的に目的の画面に遷移するようになった。

高価であり、既存の販売機に設置できる子シーモシリーズの普及や、e-40など省エネ性能の高い「ecoる」シリーズの登場で、現在は新規に設置されることは少ない。

子シーモ(こシーモ)

VFDの表示盤・マルチリーダライタ・小型のQRコード読取装置が一体となった小型の筐体。ユニットは日本コンラックス製、マルチリーダライタはパナソニック製。

コカ・コーラ社が設置した既存の自販機(中央に黒い蓋[外部機器用ユニット]があるタイプに限る)に設置することが可能。機器価格もシーモ2より抑えられるため急速に拡大している。

新子シーモ(しんこシーモ)

2008年5月頃から設置が始まった。製造元は子シーモと同じ。QRコードリーダーとうさぎマークなどのボタンが排除され、代わりに電子マネー選択ボタンが配置された。

これによって子シーモ以前のシーモで可能だったQRコードでの購入が出来なくなり、現金とFeliCa通信での購入にのみ対応する。

投入金額表示機も子シーモの筐体で採用されたVFD式になり、コカ・コーラ社のロゴなども表示できる。

未だに自販機に残っているのは子シーモか、新子シーモですね。

たぶんほとんどが2008年~2010年頃に設置された新子シーモなのだと思われます(CmodeとiD、楽天Edy、Suicaなどが同居しているタイプ)。

Cmode対応の自販機でももう使えない:

ただ前述のようにCmodeは利用停止中。

そのため、仮にコカコーラの自動販売機にCmodeの選択画面があったとしても、現在ではCmodeそのものを利用することは出来ません。

一時期は下記記事の通り、Cmode利用者が100万人を超えた時もあったようなんですけどね。

日本コカ・コーラ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:ダニエル・H・セイヤー)、NTTドコモ、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、社長:小林 栄三)の3社が推進し、2002年4月より全国展開している、「Cmodeサービス」をご利用いただける「Club Cmode」の会員数が2007年9月13日に、100万人を突破いたしました。

また、Cmode対応自動販売機(愛称:シーモ)の設置台数も2007年8月6日に20,000台を突破いたしました。

自販機だけでしか使えない電子マネーには、未来がなかったようです。

電子マネーのあれこれ:

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その他、電子マネーに関するあれこれをいくつか紹介しておきます。

お買いものパンダの形をした楽天Edy:

楽天系のプリペイド式電子マネーである楽天Edyには、楽天市場の人気キャラクターであるお買いものパンダの形をしたキーホルダーが存在。

下記画像のようにかなり可愛いデザインに仕上がっているので、買い物のたびに財布からEdyカードを出して…というのが面倒な方は、こういったキーホルダーを社員証やスマホケースにぶら下げるなどして使うのも面白いアイデアだと言えます。

お買いものパンダのEdyキーホルダー

お買いものパンダのEdyキーホルダー

支払い時にホッコリすること間違いなしです。

サイズはかなり小さめ:

気になるお買いものパンダEdyキーホルダーのサイズは下記の通り。

サイズや厚みは非常に小さい

サイズや厚みは非常に小さい

ご覧のように横幅もわずか5cm以下の小さなキーホルダーとなっているので、持ち運びに便利なアイテムに仕上がっていますよ。邪魔になりません。

香港の電子マネーにはキーホルダー多数:

香港で使える電子マネー「Octopus(オクトパス)」には、キーホルダータイプが多数存在。

八達通(オクトパス、はったつつう、バッダットン)とは、香港の公共交通機関の乗車カードなどに使用できる電子決済手段である。英語での名称はタコを意味する Octopus である。

オクトパスは香港返還直後の1997年9月に正式に導入され、非接触型決済システムの先駆けであるソニーが開発した非接触型ICカード規格「FeliCa」(フェリカ)を世界で初めて採用した。

例をあげるとクレヨンしんちゃん、ちびまるこちゃん、キティちゃん、ミッフィーちゃん、ワンピース、キキララなどが存在するので、日本とはちょっと違うなぁ…と思わされます(画像転載はこちらから)。

キーホルダーの形をした電子マネー例

キーホルダーの形をした電子マネー例
子供が無くしにくいメリット:

ではなぜここまで多くの電子マネー内蔵キーホルダーが販売されているのか…というと、これは単純ですね。

子供が大好きなキャラクターを持たせれば肌身はなさず携帯してくれることに加え、キーホルダーなら通学バッグ等に固く結んでおくこともできるので紛失リスクも少ないなど、子供向けのメリットが多いため。

  • 子供がすごく大切にする
  • カード型より紛失が少ない

むしろ日本もそれを見習って規制緩和をし、もっと多種多様なSuicaや楽天Edyを作ればいいのになぁと思う私です。

電子マネーの好みには男女差あり:

世の中、不思議なことに電子マネーの好みには男女差があります。

たとえばイオンモールなどでお得に使える電子マネーであるWAON(ワオン)の利用者に女性が多い…というのは容易に想像が付くと思うんですが、楽天EdyやiDといった電子マネー利用者に男性が多いのはちょっと意外(楽天リサーチが2017年3月に実施した決済に関する調査より引用)。

電子マネーの利用率には男女差がある

電子マネーの利用率には男女差がある

男女間で差が出たのは「楽天Edy」で、男性の利用者が女性よりも20.8ポイント差で多く、また「WAON」においては女性が男性よりも利用率で10ポイント高かった。

この理由について個人的に興味があったのでしばらく考えてみたんですが、男性には新しもの好きな方が多いのかな…くらいしかわかりませんでした(楽天Edyは日本国内における電子マネーの元祖みたいな存在なので、初期の利用者に男性が多かった?)。

他、nanacoはイトーヨーカ堂が女性客向けということもあってか男性より女性のほうが多く、iDやQUICPayなどの後払い型電子マネー利用者には男性のほうが多いという結果に…。

  • WAON:女性利用者がかなり多い
  • nanaco:女性利用者が多め
  • Suica:男性利用者が多め
  • 楽天Edy:男性利用者がかなり多い
  • iD:男性利用者がかなり多い

こうもハッキリと、電子マネーの種類によって色が出るのかと面白いです。

男性のほうが電子マネー利用率は高い:

ついでにいうと電子マネー利用率にも男女格差が存在。

女性のほうが男性よりもクレジットカード払いを使う傾向にあるものの、電子マネーについては男性のほうが利用率が高い…といったように、男女で支払手段の好みもちょっと違うようです。

電子マネーは女性よりも男性が好んで利用しがち

電子マネーは女性よりも男性が好んで利用しがち

日常の買い物・飲食店または旅行先などで利用している決済手段について聞いたところ、「現金」が96.5%となり、続いて「クレジットカード(85.6%)」という結果となった。「クレジットカード」において、年代別に見ると50代(93.3%)の利用率が最も高く、最も低い20代(76.8%)に16.5ポイントの差をつけた。

また、電子マネーの利用は全体の約半数(48.3%)となり、性別でみると男性(51.2%)のほうが女性(45.4%)よりも多く利用していることが分かった。

そして年齢があがるごとにクレジットカードの利用率が高くなるのも面白いですね。

あまり使っている印象のない60代よりも、20代、30代のほうがクレジットカードを使っていないというのもなんだか不思議です(反面、スマートフォン決済は20~40代が中心)。

申込殺到した東京駅開業100周年記念Suica:

先着順で販売したところ、東京駅を大混乱にしてしまって東京駅開業100周年記念Suica。

東京駅開業100周年記念Suica

東京駅開業100周年記念Suica

その後、抽選ではなく申込者全員に発行されることが決定されたこの記念Suicaは、なんと最終的に499万枚もの発行がされたそうです(引用元)。

JR東日本は、1月30日~2月9日まで受け付けていた「東京駅開業100周年記念Suica」の最終的な購入申し込みが、合計で約499万枚に上ったと発表した。(中略)

記念Suicaは1枚2000円(デポジット500円+チャージ1500円)で1人3枚までの申込みが可能だった。申込件数はWebが約197万件、郵送が約30万件、申込み枚数はWebが約425万枚、郵送が約74万枚にのぼった。

499万枚も発行されると限定感ゼロ:

さすがにここまで来るとレア感はゼロ(苦笑)

しかもSuicaの年間製造枚数以上の応募となってしまっただけに、発行&お届けはなんだかんだで1年以上の月日を必要とした…というのも、伝説級の逸話になりました。

希望者全員が購入できるよう増刷するが、Suicaの年間発行枚数(300万~400万枚)を上回っており、発送は来年3月ごろまでかかる予定。

ほんとみなさんそこまでして記念Suicaが欲しかったのかはわかりませんが、きっとその多くが今や、机やタンスの引き出しの中で眠っていることでしょう。

楽天Edyの不正利用に関する裁判:

プリペイド型の電子マネー『楽天Edy』が約290万円分使われた責任は、保有者にあるのかそれとも発行側にあるのかを争った裁判があります(争われている経緯&内容は下記参照)。

携帯電話を落として電子マネーの不正使用の被害に遭った千葉県の男性が、電子マネーの運営会社が注意喚起を怠ったとして、「楽天Edy」(東京都)などに被害額など約320万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審が18日、東京高裁であった。

それぞれの主張は下記の通りです。

  • 利用者の主張:
    携帯を紛失した時に携帯電話会社には停止手続きを行ったが、楽天Edy側にはその手続をしなかったために290万円ほど不正利用された。注意喚起をしなかった楽天Edyが被害を負担すべきだ。
  • 楽天Edyの主張:
    利用停止手続きをされていないのだから、楽天Edy側の不正利用の被害を負担する責任はない。不正利用分は被害者が自己責任で負担すべきだ。

気になる判決は一審だと楽天側の勝訴。

しかし、控訴審にあたる東京高裁の判決では一転して、楽天側にもその責任があったという結果に。男性側が求めていた320万円の損害賠償に対し、220万円を支払うように命じた模様です(引用はこちら)。

小野洋一裁判長は男性の訴えを退けた一審・東京地裁判決を変更し、楽天側に約220万円を支払うよう命じた。

(中略)

判決は、携帯電話をなくした場合、「通信サービスを停止すれば、電子マネーも使われることはないと考える人がいることは想定できなくない」と指摘。

携帯電話を紛失した時に、楽天側にも連絡しなければならないことなどを、12年当時にホームページなどで周知していなかったことから、楽天側に注意義務違反があったと判断した。

確かにこれを自己責任とされてしまったら、誰も怖くて電子マネーなど使えなくなってしまうだけですね。この判決で良かったなと思います。

全額負担ではないところにも注目:

尚、今回のニュースを読む限りには持ち主側の勝訴…と思ってしまうところですが、詳しく見てみるとそうとも言い切れないところがあります。

  • 持ち主側が主張した損害賠償金額:320万円
  • 持ち主側が不正利用された金額:290万円
  • 今回、楽天側が敗訴した金額:220万

つまり訴訟費用を別にしても、楽天Edy持ち主側に70万円ほどの自己負担を求めた判決になったということ(訴訟費用を含めれば100万円の自己負担)。

東京高裁として全部が全部、楽天が悪いと判断したわけではないので、やはり電子マネーは不正利用されないに限る…ということが言えそうな気がします。

不正対策は利用停止すればOK:

では、今回のような電子マネーの不正利用によって、多額の損害を被ってしまわないようにするためにはどうすべきなのでしょうか?

これは言うまでもなく、携帯電話やを紛失したタイミングで利用中の電子マネーもしっかりと止めておくこと。これしか私たちに出来る防衛策はありません。

特に電子マネーは現金同様に支払いで使えるものなので、おサイフケータイやアップルペイで電子マネーを使うなら、その管理徹底は忘れずにお願いできればなと思います。オートチャージ設定をしているなら尚更ですよ。

さぁ、電子マネーを作ろう:

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ここまで4種類のプリペイド型電子マネーを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

基本的にはこの4種類に加え、2種類のポストペイ型電子マネーを加えた6種類が現時点における「主要電子マネー」。

これから電子マネーを作る方は、これらの中から自分に適したものを選んでもらえればなと思います。

以上、SuicaやWAONといった、プリペイド式の電子マネーまとめ(2019年版)!どの電子マネーを作るべきか、比較したい方におすすめです…という記事でした。

この記事の関連リンク:

電子マネーだけでなく、お得なポイントカードについても知りたい…という方は、下記のまとめ記事もあわせてご覧ください。

電子マネージャンルとは異なり、共通ポイントカードについては現在、新規参入のものが増えてゴチャゴチャになりつつありますよ。

news.cardmics.com

*1:iPhone版のおサイフケータイ機能であるApple Payが開始されたことにより、JR東日本圏内にお住いの方でなくてもSuicaチャージが楽に出来るようになったのは朗報かも。しかし、ビューカードで貯めたポイントをSuicaに再チャージしようとする場合には手間が必要になるので、やはりJR東日本圏内にお住いの方以外は他の交通系ICカードと比較したほうが良いですね。

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