今回は最近、盛り上がりを見せている共通ポイントカードの紹介&解説をしていってみたいと思います。
Tポイント、Ponta、楽天ポイント、dポイントなどなど、今や主要なものでも結構な数のポイントカードが発行されている状況…。
これだけたくさんあるとそれぞれ、どんな特徴があるのかってわかりにくいと思うので、ポイントカード選びで迷われている方は是非、参考にしてみてください。入手方法やお得に貯まるお店を解説しています。
※共通ポイントカードではなく、ポイントが貯まりやすいクレジットカードを探している方はこちらの記事をどうぞ。
主要な共通ポイントカードまとめ:
Tポイントカード(Tポイント):
日本で一番保有者が多く、貯めている人が多いであろう共通ポイントカードがTポイントカード。
下記の黄色と青のマークを見たことがない…という方はまずいないことでしょう。
Tポイントを発行&管理しているCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)によると、年間のTポイントカード利用数は6,961万人にもなるとのこと。
2019年7月末の時点で、「アクティブ」(=直近1年間にTポイントをご利用していただいている)、かつ「ユニーク」(=Tカードを複数枚お持ちの方を1人として数える)な年T会員数(年間利用・Tカード保有・名寄せ)は6,961万人になりました。
まさに日本を代表するポイントカードです。
※2024年4月下旬より、TポイントはVポイントに統合&名称変更となります。
どこでもポイントが貯まるのが魅力:
Tポイントカードの魅力はなんといってもその貯めやすさ。
ファミマ、TSUTAYA、エネオス、ガスト、ウェルシアなど、さまざまな企業と提携しているので、街中でどんどんポイントを貯めることが出来ます。
Pontaカード(ポンタ):
三菱商事がTポイントに対抗すべく作った共通ポイントカードがPonta(ポンタ)。
ローソン等の店頭で、下記のたぬきのキャラクターを見たことがある方も多いと思います。
気になるPontaカードの保有会員数は9,129万人(2019年6月時点)。
ただこの数字はTポイントカードのアクティブ会員数とは異なり、発行そのものがされた枚数であると思われるので、実際にPontaカードを活用している方はその半数程度になると推測されます。
Pontaは伸び悩みな感じ:
Pontaを貯められるお店はローソン、apollostation、GEO(ゲオ)、ケンタッキーフライドチキン、AOKIなど業界の2番手、3番手の企業が中心。
そのため、なかなかTポイントカードの牙城を崩すことが出来ていない感じです。
また、コンビニ大手のローソンでは後述するdポイントも貯められるようになってしまったので、Pontaの行く末はやや心配。
今後の巻き返しに期待しましょう。
楽天ポイントカード(楽天ポイント):
ご存知、楽天が提供している共通ポイントカードが楽天ポイントカード。
従来は楽天市場などのネット上でのみ貯められるポイント制度でしたが、現在では街での支払いでも楽天ポイントが貯められるように変更になりました。
ポイントを貯められるお店が急増中:
2014年10月から開始された後発の共通ポイントカードだけあって、当初はPRONTO(プロント)、ミスタードーナッツくらいでしかポイントが貯まらない残念なポイントカードでしたが、その後は楽天ならではの営業力を発揮。
現在ではファミリーマート、上新電機(Joshin)、ビックカメラ、アルペン、くら寿司、すき家、大戸屋、ツルハドラッグ、くすりの福太郎などなど、人気のお店でポイントが貯まるようになりました。
- 過去:魅力が乏しいポイントカードだった
- 現在:ポイントが貯まるお店が急増中
今やPontaどころかTポイントをも超える、人気No.1の共通ポイントカードで間違いありません。
楽天市場で貯まる点も強み:
加えて楽天ポイントは通販モール「楽天市場」で貯まる点も大きな強み。
楽天スーパーポイントアッププログラム(通称:SPU)を活用すれば購入金額の10~20%程度を貯めることも夢ではないので、ポイントの貯めやすさも魅力ですよ。
※楽天ポイントのお得な貯め方は下記記事を参考に。
dポイントカード(dポイント):
NTTドコモが新規に発行を開始した共通ポイントカードがdポイントカード。
従来のドコモポイントを街でも貯められる仕組みにしたポイントカード=dポイントカード…と考えるとわかりやすいと思います。
dポイントを貯められるお店はほとんどない:
dポイントはまだ歴史の浅いサービスということもあり、ポイントを貯めることが出来る店舗はローソン、すき家、モスバーガー、ドトールコーヒーなどが中心。
しかし、ローソンを抑えたのは大きいため、普段からそれらの店舗を使う機会が多い方には面白いポイント制度になると思います。
また、ドコモユーザーは携帯電話の機種変や携帯料金の支払いにdポイントを使えるので、確実に家計の節約に繋がるのも魅力。
今後、Tポイントカードや楽天ポイントカードに並ぶ、主要なポイントカードになる可能性がありそうな感じがします。
JR東日本のJREポイントも魅力的:
JR東日本の電車やバスに乗車する機会が多い…という方は、JR東日本系のポイントカードであるJREポイントカードも魅力的な1枚。
こちらは主に駅ナカや駅チカでしか貯まらないポイントとなっているものの、駅利用者やJR東日本系の商業施設(ルミネやアトレなど)で買い物をする方であればザクザクとポイントが貯まるので非常にお得です。
さらに貯めたJREポイントをそのままSuicaチャージに使える点も魅力的。Suicaを頻繁に利用している方ならこれだけで保有メリットがあることでしょう。
各種ポイントカードの入手方法やデータまとめ:
わかりやすく今回紹介した4種類の共通ポイントカードを比較表にしておきます。どのポイントカードを入手しようか迷った時にお使いください。
ポイントカードの比較表:
コンビニエンスストア:
比較項目 | Tポイント | Ponta | 楽天ポイント | dポイント |
---|---|---|---|---|
セブン‐イレブン | × | × | × | × |
ファミマ | ○ | × | ○ | ○ |
ローソン | × | ○ | × | ○ |
ポプラ | × | × | ○ | × |
スリーエフ | × | ○ | × | ○ |
生活彩家 | × | × | ○ | ○ |
最大手のセブン‐イレブンはnanacoという電子マネー利用でポイントが貯まる仕組み。共通ポイントカード提示ではポイントは貯まりません。
あと、ファミマはdポイントカードと楽天ポイントカードの取り扱いを開始。現在はPonta以外の主要ポイントが貯まるコンビニとなりました。
ガソリンスタンド:
比較項目 | Tポイント | Ponta | 楽天ポイント | dポイント |
---|---|---|---|---|
エネオス | ○ | × | ○ | ○ |
昭和シェル | × | ○ | ○ | × |
出光興産 | × | ○ | ○ | × |
コスモ石油 | × | × | ○ | ○ |
太陽石油 | × | × | ○ | × |
昭和シェルと出光興産はapollostationへ徐々に統合予定。どちらでもPonta&楽天ポイントを貯められます。
各ポイントカードの入手方法:
いろいろな入手手段がありますが、私が今、一番簡単だと思う各ポイントカードの入手方法をまとめておきます。
- Tポイントカード:
TSUTAYAやウェルシアで貰う(店員に声をかける) - Ponta:
ローソンやゲオで貰う(店員に声をかける) - 楽天ポイントカード:
ツルハやENEOSでもらう(店員に声をかける) - dポイントカード:
ローソンで貰う(レジ横などの棚にあり)
こんな感じでしょうか。
Tポイントカードのみ、貰いにくい空気感が出てしまうこともありますが、そこは節約のため、頑張って店員に声をかけるようにしてください。
アプリ版のポイントカードは使えない場合も:
Tポイント、Ponta、楽天ポイント、dポイントすべてにアプリ版のポイントカードが存在しますが、それらのデジタルなポイントカードは残念ながらすべてのお店で利用することが出来ません。
特にTポイントやPontaについては未対応の店舗が多いので、アプリと併せて樹脂製のプラスチックカードもあわせて持ち歩くのがおすすめ。
- アプリのみ利用:未対応店舗も多い
- アプリ+カードで利用:全店舗対応
そうしないとポイントを取りこぼしてしまう場合もありますよ。
共通ポイントカードは複数枚作ってもOK:
尚、言うまでもありませんが共通ポイントカードは1種類ではなく、2種類、3種類と複数枚持ち歩くことも可能です。
貰えるポイントは1ポイントでも無駄にしたくない…という方は私のようにすべてのポイントカードを発行し、財布の中に入れるようにしてみてくださいね。
塵も積もれば山となる…です。
以上、TポイントやPontaなど、主要共通ポイントカードの特徴や入手方法まとめ!買い物でポイントカードを提示して、お得にポイントを貯めよう…という話題でした。