通常、クレジットカードの裏面にあるサイン欄。
昔はよく漢字でサインするのか、それとも英語の筆記体でかっこよくサインするのか…で意見が分かれたものですが、4桁の暗証番号による取引が多くなった現在ではその必要性が低下しているんですよね。
- 昔:カード決済にはサイン記入が必要
- 今:カード決済は暗証番号を入力して完了
なんとカード会社によっては「もういっそのことサイン欄なんて不要じゃね?」ってことで、サイン欄が無いクレジットカードを発行してるところもあるくらい(例:三井住友カード(NL)など)。
時代の移り変わりとともに徐々に廃れつつあるんです。
ただそこで気になるのが、ほんとうにサイン欄って不要なのかどうか。
個人的にもすこし気になったので、Twitterのアンケート機能を利用し、クレジットカードのサイン欄は必要なのかどうかを578名に聞いてみました*1。
結果が気になる方はご覧ください。
クレカ裏面のサイン欄は必要かどうか:
大多数の人は不要と思っている:
早速、気になるアンケート結果は下記の通り。
- 不要である:48.4%
- どちらかといえば不要だと思う:22.1%
- どちらかといえば必要だと思う:20.2%
- 必要である:9.2%
もうすこし必要派が多いのかなぁ…なんて思っていたんですが、統計結果としては不要に大きく偏る結果となりました(統計機能の都合上、合計100%になりません)。
- 不要派:70.5%
- 必要派:29.4%
つまり三井住友カードのようなカード会社が、サイン欄なしのクレジットカードを発行することは「利用者の声を聞いた結果である」と言えそうな感じ。
大手が対応したことで、今後、追随するカード会社も多いでしょう。
サイン欄あるなしのメリット&デメリット:
参考までにクレジットカード裏面にサイン欄がある場合のメリットと、デメリットをすこしだけ解説しておきます。
メリットは防犯になる:
サイン欄がないメリットはやはり防犯面での強化ですね。
昨今、発行が多くなりがちなカード番号やセキュリティコードの記載がないナンバーレスタイプのクレジットカードでも、サイン欄に堂々と「田中一郎」との名前が漢字で書かれていたら誰のカードか一目瞭然。
- サイン欄に漢字で本名記載:防犯面で心配
- サイン欄なし:漢字の本名記載が不要なので安心
これじゃ盗まれた時に悪用されてしまう危険性が残ってしまうので、サイン欄を廃止することでセキュリティ強度が高まる効果は期待できます。
デメリットは使い勝手:
これに対してサイン欄がないデメリットは、使い勝手の悪化が想定されること。
現状ではまだまだサイン欄のないクレジットカードは希少な存在であるので、店員がそれを認知していない時にトラブルになる危険性はあります(サイン欄を必ず確認するスーパーマーケットやドン・キホーテなどでトラブルになる可能性大)。
さらに付け加えると海外利用はもっと大変。
英語や中国語でサイン欄がないクレジットカードであることを説明できる方なら問題ありませんが、外国語に不自由な方だとお店とトラブルになるどころか、「不正なクレジットカードを使おうとした」として警察沙汰になってしまう可能性もゼロじゃないかなぁ…と思うところです。
- 国内利用:日本語で説明すれば納得してもらえるかも
- 海外利用:英語で説明しないと納得してもらえないかも
海外渡航をするなら念のため、サイン欄のあるクレジットカード持参をお願いします。
以上、クレカ裏面のサイン欄はもういらない?Twitterのアンケート機能を利用して、署名欄が必要かどうかを578人に聞いてみた…という話題でした。
※紹介した統計データは、当記事に対してリンクを貼ってさえいただければご自由にお使いいただいて構いません。
参考リンク:
クレジットカードの署名欄についてのアレコレは下記記事を参考に。
漢字のフルネームを書かなくちゃいけないと思ってると不便ですが、実際はひらがなやカタカナ署名でも問題はありませんよ。
*1:アンケート調査に協力してくれた方の大半は、私のTwitterアカウントをフォローしてくれている方なので「クレジットカードに対して興味がある人」である可能性が高いです。統計結果もそれによって多少、一般世論とはズレてる可能性がある点はご了承ください。