現在、Visaカード、マスターカード、JCBカードのクレジットカード番号は4桁×4つで合計16桁。
これはみなさんご存知かもしれませんが、今回はその16桁番号が正しい番号かどうかを判別する方法を紹介してみたいと思います
これを理解すれば今後、ネット認証や電話確認できないオフライン状態でもカード番号の真贋を確認可能。いらぬ不正利用被害を受けないためにも、経営者の方は是非、そのやり方を覚えてみてくださいね。
カード番号が正しいかどうかの確認方法:
掛け算と足し算でわかるカード番号:
クレジットカード番号が正しいかどうかの確認方法は、ちょっとした掛け算と足し算をしてもらえればすぐにわかります。
- まずは1桁目、3桁目、5桁目…といった奇数の桁数を2倍にする
- この時、2倍にした数字が10を超える場合にはマイナス9する(奇数桁が6であれば6×2をしたあとに9を引いて3とする)。
- 全ての数字を足し算する。
- 合計の数字が10の倍数であれば正しいカード番号(10、20、30、40、50、60、70といった数字であればOK)。そうでなければ不正な番号。
正誤を確認した計算例:
わかりやすく画像も作ってみましたので確認してみてください。
たったこれだけ。
慣れないと数分程度の時間はかかってしまいますが、慣れれば即座に計算できることでしょう。肝心なのは1桁目が0かどうか、ただこれだけです。
オンライン決済が主流の時代にはあまり役立たない:
昔はホテル予約やテレビショッピングの際に、電話越しにカード番号を伝える機会があったものですが、昨今ではオンラインのやりとりが主流。
それゆえ、クレジットカード番号が正しいかどうかは機械的に判別&確認されてしまうので、今回紹介した知識はもはや不要になりつつあるのかもしれません。
- 過去:
電話越しにカード番号を伝える機会が多かった - 現在:
電話でカード番号を伝える機会が少ない(電話越しに伝えたとしても相手側でパソコン入力され、即座にカード番号が正しいかどうかが判別される)
もはや雑学になりつつあるのかなぁ…という感じです。
不正カード対策に活用ください:
まぁ、これですべての不正利用を防げるのか…といえば、そんなことはありませんが、『ちょっとこのお客さん…怪しいな』と思った時に活用ができるはず。
- 怪しいお客さん:カード番号が正しいか確認を
- 普通のお客さん:そのまま決済処理してOK
少なくともテキトーに作ったカード番号や、本当のカード番号をちょっとだけズラした数字はすぐに見破れるものと思いますよ。
是非、活用ください。
以上、クレジットカード番号が正しいかどうかを、一発で判断できる方法!これでオフライン環境下でも、不正カード番号の判別が可能です…という話題でした。
参考リンク:
クレジットカード決済は加盟店手数料が高いからあんまり使ってほしくないんだよなぁ…と感じてる経営者の方は下記記事を参考に。
加盟店手数料を引き下げるためのアイデアをまとめています。