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リボ払い地獄から抜け出す5つの方法まとめ!気が付くとクレジットカードのリボ払い残高が膨れ上がり、借金だらけになっていた方に。

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今回は『リボ払いを使っていたら、返済できないほどの未払残高が溜まっていた…。ここから抜け出すにはどうしたら良いの?』と悩んでいる方のために、リボ地獄から抜け出す5つの方法をまとめてみました。

借金を減らし、家計を健全な状態に戻したい方は参考にどうぞ。

リボ地獄から抜け出すための解決策:

早速、リボ地獄から抜け出すための解決策についてまとめていきます。

1.できるかぎり繰り上げ返済する

まずは当たり前の基本から。

現在、リボ払いの返済で苦しんでいる方は、貯金があろうがなかろうが、どうにかお金をかき集めて繰り上げ返済してください。

これで完済できるならそれが一番です。

1万円であっても繰り上げ返済する:

こう書くと『いやいや、手元には1万円くらいしかないから返済しても無駄だよ』と思われるかもしれませんが、たとえ1万円であっても返済すれば、その分だけ発生する金利手数料が少なくなるもの。

少しでも繰り上げ返済をすれば、その先の返済が楽になる

少しでも繰り上げ返済をすれば、その先の返済が楽になる

なにせリボ返済が苦しいのは「積み上がった未払い残高から発生している金利手数料負担によるもの」なのですから、それを減らすことが完済へのスタートとなります。

  • 未払金が減らせない:発生する金利は変わらない
  • 未払金を減らせる:発生する金利負担が減る

とにかく1円でも多く、繰り上げ返済あるのみです。

繰り上げ返済金額と減少する金利手数料の表:

参考までに繰り上げ返済する金額と、それに応じて減る金利手数料を表にしてみました。金利はほぼすべてのクレジットカード会社で採用されている「年利15%」で計算しています。

繰り上げ返済額 年率 減少する年間手数料
1万円 15% 1,500円
3万円 4,500円
5万円 7,500円
10万円 1万5,000円
20万円 3万円
30万円 4万5,000円

どうでしょうか?結構な手数料削減につながると思いませんか?

もちろんこれは年間で減少する手数料金額。

リボ払いの残高が多い方の場合には金利手数料が2年分、3年分とかかるので、繰り上げ返済がいかに大事かがこれでわかることでしょう(2年分なら×2、3年分なら×3かかる)。

  • 1万円を1年間借入:1,500円の手数料
  • 1万円を2年間借入:3,000円の手数料
  • 1万円を3年間借入:4,500円の手数料

早めに繰り上げ返済して、発生する手数料を削減あるのみです。

2.毎月の返済額を5,000円で良いから増やす:

次に完済を早くしたいのであれば、毎月のリボ払い返済金額を5,000円で良いから増やすようにしてください。

なぜならリボ払いの返済金額は金利の支払いがほとんどで、未払い残高の返済にはほとんど回っていないため。

それゆえ、返済額を増やさないといつまでたっても金利の支払いばかりとなり、未払い残高が減っていかないのです。

  • リボ払い返済金額が初期のまま:金利返済がほとんど
  • リボ払い返済金額を増やす:金利返済に加え、未払金返済が増える

たかが5,000円ではありません。その5,000円が完済には重要なんです。

わずか5,000円の追加でも負担金利が劇的に減る:

それでも尚、わずか5,000円を追加しても焼け石に水でしょ…と思われる方のために、わかりやすく50万円の未払金に対して毎月5,000円+金利を返済する方法と、1万円+金利を返済する方法での総返済額を計算してみました(金利はどちらも15%を想定)。

  • 毎月5,000円+金利を返済:
    100回の返済で金利負担は31万4,717円(総額81万4,717円の返済
  • 毎月1万円+金利を返済
    50回の返済で金利負担は15万8,386円(総額65万8,386円の返済

すごい差ですよね、これ。

毎月5,000円しか返済していないと金利負担だけで30万円以上となる反面、毎月1万円返済なら金利負担が15万円ちょっとで済むことに。

同様に毎月2万円を返済していけば金利負担は更に半額の8万円程度で済むので、毎月の返済額を増やせば増やすほどリボ地獄からの脱出がカンタンになります(下記は50万円をリボ払いした場合の事例)。

月額返済額 金利 支払い期間 支払い総額
5,000円 15% 100回(8年4ヶ月) 81万4,717円
1万円 50回(4年2ヶ月) 65万8,386円
2万円 25回(2年1ヶ月) 58万97円
5万円 10回(10ヶ月) 53万3,252円
毎月の返済額を増やすことが大事:

このようにリボ払いに苦しめられている方は、毎月5,000円でいいので多めに返済することが大切。

  • 返済額を増やさない:
    支払い期間が伸びて金利負担が増える&なかなか返済が終わらない
  • 返済額を増やす:
    支払期間が短くなり金利負担が経る&未払金の返済が終わりやすい

わずか5,000円の増額であっても、この僅かな差が重要になってきますよ。返済期間をグンと減らせるメリット有りです。

3.ネット系の低金利カードローンに借り換える

3つ目はネット系のカードローンで、未払い残高をすべて返済できるくらいまでお金を借りてしまう方法です。

これ、なぜわざわざカードローンでお金を借りたほうが良いのかというと、リボ払いの金利手数料よりもネット系のカードローンのほうが圧倒的に低金利なため。

うまくいけば7~9%程度の手数料でお金を借りることも出来るので、ものは試しで借り入れを相談してみてください。

  • リボ払い金利…ほぼ15%の年利
  • カードローン…うまくいけば7~9%程度

リボ払いの未払い残高分だけ金利の低いカードローンを借りると負担が経る

リボ払いの未払い残高分だけ金利の低いカードローンを借りると負担が経る

特にネット銀行系のカードローンであれば、大手メガバンクのカードローンより金利が低めなので相談してみる価値あり。

100万円以上の借り入れならグンと金利負担を引き下げ可能です。

返済が楽になった分を使ってはダメ:

尚、この手の借入をするとお金を使いたい誘惑に駆られてしまう方も多いのですが、カードローンで借りたお金に手を付けるのはとにかく厳禁。

あくまでリボ払いの返済用にカードローンを使うんだということを、肝に銘じるようにして貰えればと思います。

手を付けたら自己破産への片道切符です。

4.ボーナス1回払いに切り替える:

4つ目は日々のクレジットカード支払いを、出来る限りボーナス払いに切り替える方法です。

電気代、ガス代、携帯電話代などを変更することは難しいですが、レストラン、デパート、スーパーなどでの買い物は、ボーナス一括払いを利用できる場合があります。

ではなぜボーナス払いを使うことがリボ払い残高の返済に繋がるのか…というと、ボーナス払いなら支払いを半年先程度まで先延ばしできる上に、金利手数料の発生は0円で済むため。

  • 最初からリボ払い:いきなり金利が発生する
  • ボーナス払い:ボーナス月まで金利発生ゼロ

要するにボーナス払いに切り替えればリボ払いの金利発生を最大半年間0円にできるので、結果として返済が楽になっていくのです(ボーナス払いの支払い月の解説はこちらのリンク先をご覧ください)。

リボ払い専用カードのみしか持ってないなら新しく作る:

尚、リボ払いしか使えない「リボ払い専用クレジットカード」を使っている方は、ボーナス払いを使いたくても選択ができません。

この場合は新規にクレジットカードを作るほかないので、もしまだクレジットカードを作れるだけの信用力が残っている方は、この機会に追加カードの作成を検討ください。

  • 一般的なクレカ保有中:ボーナス払いの活用を!
  • リボ払い専用カードのみ保有:新規カード作成の検討を!

下記の入会特典付きのクレジットカードなら、生活費の足しにもなりますよ。

news.cardmics.com

5.家族や兄弟、恋人に借りる:

これだけは絶対にイヤ…と考える方は多いかもしれませんが、5つ目は両親、兄弟、恋人などにお金を借りる方法です。

これならまとまったお金が手に入るため、先に全額返済できるメリットあり。

  • 家族に相談なし:
    完済までリボ金利を払い続けることになるので生活がなかなかラクにならない
  • 家族からお金を借りる:
    家族に返済すれば金利は不要になるので金利負担がない分だけ生活がラクになる

なかなか相談しずらいのもわかるが家族に相談してみよう

なかなか相談しずらいのもわかるが家族に相談してみよう

『うーん、そうはいっても家族や親族に今さら借金のことは相談できないよ…。』

そう思われる方も多いかもしれませんが、正直にリボ払いを使ってしまった事情を話し、今後はリボ払いを使わない旨を伝えれば理解してくれる親族は多いはず。

それに一度、包み隠さずに相談するだけで金利発生で苦しまなくなるわけですから、最後に頼るべきは身内の人間なのです。

  • 相談する勇気なし:金利発生で自己破産コース
  • 相談する勇気をもつ:金利発生ゼロにできる

そしてもう二度と、借金漬けにならないようにすれば、そのうち恩返しも出来ることでしょう。生まれ変わった自分を是非、見せてもらえればと思います。

いつか繰り上げ返済しよう…では減らない未払い残高:

人は誰しも、意思が弱いもの。

「入ってきた収入から生活費を引いて、残った分を繰り上げ返済すればいいや」と思っていても、財布の中にお金があればついつい使ってしまうのが人間。

周りと比べ、あなたの意思が弱いわけではありません。

そのため、リボ払い残高の完済を本気で考えているのであれば繰り上げ返済よりも優先して毎月の支払金額を5,000円でもいいので増やすようにしてください。

  • 繰り上げ返済:意思が弱いとなかなか出来ない
  • 返済額割増:意思が弱くても強制的に返済できる

そうすればお金が入ってきたタイミングで強制的に返済を増やせるので、その生活を1年も過ごせば生活にだいぶゆとりが出てくるようになりますよ。

いつか繰り上げ返済しようと思うよりもよほど建設的となります。

うまく組み合わせてリボ完済を!:

ビール缶と千円札の画像

ここまで5つほどリボ地獄から抜け出すための方法をまとめさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

残念ながらこのうちの1つだけを利用して完済することは難しいかもしれませんが、上手に組み合わせることができれば負担金利が減って完済が見えてくるはず。

リボ地獄から抜け出す基本は、とにかく金利を減らし返済を増やすことが重要なので、是非、借金に悩まない生活を目指して頑張ってもらえればなと思います。

返済が難しくなってもヤミ金は絶対ダメ:

尚、もう返済は無理だ…と思った時、人はワラをもつかむ思いでヤミ金やクレジットカード現金化等の違法業者を利用してしまいがちですが、こういうところを利用すると借金が自分だけの問題ではなく、家族、友人、同僚等を巻き込むことにもなりかねないので注意ください。

  • リボ払いの利用:自分だけの問題で済む
  • キャッシングの利用:自分だけの問題で済む
  • 闇金の利用:自分だけでなく家族や友人を巻き込む

加えて違法業者はその名の通り、法律を守らない業者のこと。

どんな場合もヤミ金からお金を借りてはいけません

どんな場合もヤミ金からお金を借りてはいけません

場合によっては暴力や拉致といった違法行為すら行ってくる可能性すらあるので、自分の身を守るためにも絶対に利用しないようにしてもらえればと思います(返済が無理だと思ったら匿名で相談可能な下記専門家に相談を)。

以上、リボ払い地獄から抜け出す5つの方法まとめ!気が付くとクレジットカードのリボ払い残高が膨れ上がり、借金だらけになっていた方に…という話題でした。

参考リンク:

お金に困っている方は下記記事も参考に。なぜお金に困るのか、そしてどうすればお金に困らない人生を歩めるのかについて解説しています。

news.cardmics.com

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