海外でも使えるVisaカードとして人気の三井住友カード。
ただひとことに三井住友カードといっても、実は主なものだけでも10種類以上のVisaカードが発行されているため、初心者の方だとどれを自分に適したVisaカードなのか、判別がつきにくい状況になってしまっているんですよね。
そこで今回は、クレジットカードの専門家である私が三井住友カードの特徴と選び方をわかりやすく解説。
年齢や年収等に応じたおすすめカードやその保有メリットを解説させてもらうので、Visaカード選びで迷っている方は是非、参考にしてもらえればなと思います。
三井住友カードの選び方:
三井住友カードの種類一覧:
まず、2021年1月現在、三井住友カードが発行している主なVisaカードは下記の通り(プロパーカードのみ)。
- 三井住友カード
- 三井住友カード A
- 三井住友カード(学生)
- 三井住友カード A(学生)
- 三井住友カード デビュープラス
- 三井住友カード アミティエ
- 三井住友カード アミティエ(学生)
- 三井住友カード RevoStyle
- 三井住友カード プライムゴールド
- 三井住友カード ゴールド
- 三井住友カード プラチナ
ちょっと挙げただけでもこれだけの三井住友カードが存在しているわけですから、クレジットカード作成に不慣れな方だと、どのVisaカードを選んでいいのかわからないのも無理はなし。
専門家である私も時々、どれがどの三井住友カードなのかわからなくなるほどなので、わからないからといっても悲観しないようにしてください。
年会費別に三井住友カードを分類:
では、あなたにとってどのVisaカードがお得なのか?
これについては残念ながら一概にこれだということは出来ません。女性におすすめの三井住友カードもあれば、大学生向け、30代向けなどなどといった三井住友カードが存在するためです。
そこでわかりやすく年会費別に三井住友カードをまとめてみました。この表を見て、自分がどの三井住友カードを作るべきかの目星をつけて貰えれば幸いです。
年会費 | 主なカード | 解説 |
---|---|---|
年会費無料 | 年会費無料、つまり0円で作れる三井住友カードですが、RevoStyleはリボ払い専用のカード。そのため、不必要であれば作らないほうが無難です(リボ払いを使わざるを得ない方向け)。 | |
年会費が安め | 年会費が2,000円未満の入門的な三井住友カードです。クレジットカード保有に多額の年会費を払いたくない10~20代の方はまず、こちらのカテゴリのカードをお選びください。 | |
ゴールドカード | 年会費が5,000円~1万円かかる、比較的お金にゆとりがある方向けのVisaカードです。三井住友カードにステータス制やサービス、優待などを求めたい方向けですね。 | |
プラチナカード | プラチナは三井住友カードが発行している最高峰のVisaカード。年会費負担だけでも5万円+税するので、よほどお金に余裕がある富裕層でもなければ作れません。もちろん年会費が高い分だけサービスも充実しています。 |
支払いに使えればいいならクラシックカード:
こう表にしてみるとわかりやすいのですが、唯一の年会費無料カードである「三井住友カード RevoStyle」は、お金に困った方を対象としたVisaカードゆえ、基本的には比較の対象外。
そしてゴールドカードやプラチナカードはお金に余裕のあるやや富裕層向けのVisaカードとなるので、これらをざっくり3種類に分類するとこんな感じになります。
- 年会費無料:お金に困った方向け
- 年会費が安め:一般向け
- ゴールド以上:やや富裕層向け
そのため、別にVisaカードにステータス性や優待等のサービスを求めていない方であればゴールドカードやプラチナカードはとりあえず不要なので、最初はノーマルな三井住友カードやアミティエあたりからはじめてみるのが無難。
いやいや、私は年会費を払ってでもステータス性がほしいんだよ…って方は、ゴールドカードやプラチナカードを選択肢に加えた上で、自分にとってベストな三井住友カード選びをしてもらえればなと思います(ゴールドカードやプラチナカード等の階級ランクの解説については下記記事を参照)。
年代別のおすすめVisaカード:
次に20代や30代といった年代別のおすすめ三井住友カードを紹介するとこんな感じ。
- 10代~20代の方:
三井住友カード デビュープラスや三井住友カードがおすすめ
- 30代以上の方:
三井住友カード ゴールドがおすすめ
- お金に余裕がある30代以上:
三井住友カード プラチナがおすすめ
10代や20代は年会費の安い三井住友カードを選び、30代、40代、50代とあがっていくにつれてゴールドカードやプラチナカードを選択肢に入れるといった感じですね。
ただもちろん30代や40代でもノーマルな三井住友カードを利用してもまったく問題なし。感覚としては年代にあわせて…というよりかは、自分がどこまで年会費を負担できるかで選ぶほうが無難であると言えます。
難しいのは20代の選び方:
あと、三井住友カードの選び方において難しいのは20代で、20代前半は三井住友カード デビュープラスを作るのがお得な反面、20代後半になると三井住友カード プライムゴールドも選択肢に入ってくるとややこしい限り。
- 18~25歳:デビュープラスがおすすめ
- 25~29歳:プライムゴールドも選択肢に
こちらも「年会費を払ってでもゴールドカードが持ちたいかどうか」で、どのVisaカードを選ぶかの判断をしてもらえればなと思います。
女性ならアミティエがお得:
ここまででざっくりと三井住友カードの比較方法がわかってもらえたかと思いますが、三井住友カード選びにおいて更にややこしいのが、女性向けに発行されている三井住友カード アミティエが存在する点。
このアミティエとノーマルな三井住友カードはどちらも年会費負担が一緒のVisaカードであるものの、下記表のようにアミティエには携帯料金支払いでポイントが多く溜まったり、海外旅行傷害保険が手厚く付帯しているメリットが存在するんです。
比較項目 | 三井住友カード | 三井住友カード アミティエ |
---|---|---|
年会費 | 1,250円+税 | 1,250円+税 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 最高2,500万円 |
国内旅行傷害保険 | なし | 最高2,000万円 |
携帯料金の支払い | ポイント1倍 | ポイント2倍 |
エステ等の優待 | なし | あり |
その他のサービス | すべて一緒 |
ケータイ・PHS利用料のポイント2倍。
カードご利用代金WEB明細書サービスをご利用になるとケータイ・PHSの利用料のポイントが2倍になります。
その他、ポイント制度や優待等でアミティエが三井住友カードに劣っている部分は一切なし。つまり女性は三井住友カード アミティエを作ったほうがお得ということになります。
実は男性でも作れるアミティエ:
そんな三井住友カード アミティエは従来、女性専用のVisaカードでしたが、現在では世の中の多様性に対応するためか男性にも開放済み。
- 昔:女性専用のカードだった
- 今:男性でも申込OKに
今では男性であっても申込可能なVisaカードとなっているので、女性向けということさえ気にならなければ申込の検討をどうぞ(※昔の券面デザインはピンク色でしたが、現在ではamitieという小さな文字が付いているくらいで女性向けの印象はなくなりました)。
どのくらい年収があれば作れる?
三井住友カードの選び方、最後は作成に必要な年収について。
だいたいどのくらいの年収があれば三井住友カードの保有者になれるのか、気になる方は多いと思いますが、こちらについては当然ながら、作成を希望する三井住友カードの種類によって異なります。
参考までに当サイト『クレジットカードの読みもの』が推測する必要年収については下記表の通り。
必要年収 | 対象カード | 解説 |
---|---|---|
年収100万円以上 | 大学生や専門学校生であれば無収入でも作ることは可能。社会人の立場で作ろうとするなら年収100万円以上が目安となります。 | |
年収200万円以上 | 三井住友カードは一般的な年会費無料クレジットカードよりは審査が厳しいと言われているため、年収にして200万円以上は欲しいところです。 | |
年収300万円以上 | プライムゴールドは年収200万円台でも作れる可能性はありますが、会費負担を考えると年収300万円は欲しいところ。ゴールドカードは年収300万円必須と推測されます。 | |
年収500万円以上 | 三井住友カード プラチナを作るのであれば年収500万円は最低条件。それにサービスや優待を使いこなすためにも、ある程度のゆとりが必要と言えます。 |
もちろんこの表で書いた年収はあくまで目安につき、それ以下の年収でも作れる場合もあるかと思いますが、このくらいの年収はせめてないと作成は難しいかと思いますね。
作成時の目安にどうぞ(年収は手取りの金額ではなく、残業代やボーナス額を含めた総支給額でお考えください)。
10代ならデビュープラスがおすすめ:
三井住友カードが発行している三井住友カード デビュープラスは、その名の通り、クレジットカードデビューに相応しい1枚。
それゆえ、18歳や19歳といった10代のうちからVisaカードが欲しくなったら、迷わずデビュープラスを選択すればそれでOKです。
但し、未成年がクレジットカードを作るためには親権者の同意が必要になるのでその点は注意。父親や母親などの親権者に承諾を取った上で作成してもらえれば…と思います。
三井住友カード比較に役立つ知識:
これで一通り、年会費や年齢、職業にあわせた三井住友カードの比較方法はわかってもらえたかと思いますが、まだまだどのVisaカードを選べばいいのか迷ってしまっている方のために、比較に役立つ知識を解説。
最後のひと押しが欲しい方はこちらをお読みください。
大学生や専門学校生はデビュープラス:
大学生や専門学校生といった学生は、三井住友カード デビュープラスと三井住友カード(学生)のどちらを作ったほうがお得なのか…というと、こちらはやはり三井住友カード デビュープラスのほう。
年齢にして25歳までという期間限定ではありますが、年に1度利用するだけで年会費を無料にすること出来たり、ポイントが通常の三井住友カードよりも貯まりやすいなどのメリットがあるので、はじめての三井住友カードに最適なんです。
海外に行くなら避けるのも手:
反面、三井住友カード デビュープラスの弱みは海外旅行傷害保険が付いていない点。
そのため、在学中に海外旅行や短期留学などに行く機会が多いのであれば、海外旅行傷害保険のついた三井住友カード(学生)や三井住友カード アミティエ(学生)を入手したほうがお得かもしれません。
- 海外旅行に行かない学生:三井住友カード デビュープラス
- 海外旅行にいく男子学生:三井住友カード(学生)
- 海外旅行にいく女子学生:三井住友カード アミティエ(学生)
尚、三井住友カード デビュープラスについてもっと詳しく知りたいという方は、下記記事もあわせてどうぞ。
このVisaカードの保有メリットをわかりやすく解説しています。
20代前半でプライムゴールドもOK:
中卒や高卒で働いている…という方や、専門学校を卒業してすぐに働き始めた方などは、20代前半のうちから三井住友カード プライムゴールドを作ってみるのもおすすめ。
特に正社員として勤務している方であれば、20代前半であったとしても三井住友カード プライムゴールドを作成することは充分に可能なので、同僚や同級生など、周りに一歩、差を付けたいという方ならこちらを選ぶのも面白いかもしれません。
男性ならちょっと大人になれるメリットも:
加えてこれは男性の方向けですが、20代前半でゴールドカードを持つと気分的に大人になれるというメリットも有り。
うまくこのメリットを活用すると、『最近、仕事が行き詰まって人生が辛い…』とか、『なかなかスキルアップが出来なくて年収が停滞気味だ…』という場合などにうまく作用してくれることでしょう。
自分へのモチベーションアップ方法として活用ください。
お金に困ったらRevoStyleを選ぶべき?
年会費無料で作ることが出来るリボ払い専用のRevoStyleですが、こちらはどのような時に作れば良いカードなのかというと、これはリボ払いを使わないと生活費がまわらなくなった場合。
その他の三井住友カードよりもリボ払い金利が低めに抑えられているため、常態的にリボ払いを使わざるを得なくなった時には役立ちます。
リボ⼿数料率が9.8%
三井住友カード RevoStyleではリボ払いを「安心・便利」にご利用いただけるように手数料率を9.8%で設定いたしました。
作らないに越したことはない:
とはいえ、生活に困ったとしてもリボ払いは極力使わないに越したことなし。
下記記事などを参考に、極力、リボ払いやキャッシングを使わずに金欠を乗り切ってもらえればなと思います。
リボ払いはほんとうに困ってどうしようもなくなった時の最終手段ですよ。
個人事業主の方はビジネスカードという選択肢も:
三井住友カード株式会社発行のカードには、三井住友ビジネスカード for Ownersという個人事業主や株式会社経営者向けのVisaカードも存在します。
こちらは開業したての個人商店主やフリーランスであっても作れるので、経費支払用のVisaカードが欲しいという方は年齢や性別を問わず、このカードを選んでもOK。
自分のビジネスを大きくしたい方にぴったりです。
三井住友カードの保有メリット:
その他、三井住友カードの比較に役立つ保有メリットをまとめておきます。
三井住友カードを持つとどんなメリットがあるのか知りたい方はどうぞ。
コンビニ利用でポイント5倍:
この記事で紹介しているような「主要な三井住友カード(いわゆるプロパーカードと呼ばれるもの)」を、大手コンビニのセブンイレブンやローソン等で利用すると通常の5倍、ポイントが貯まるメリット有り。
- セブンイレブン:ポイント5倍
- ローソン:ポイント5倍
- ファミリーマート:ポイント5倍
しかも特別なキャンペーンエントリーや手続きは不要&利用上限も無しなので、入手した三井住友カードをコンビニでの支払いに使うだけでいつでもポイント5倍を貯めることが出来ます。
エントリーについて
ご利用前の事前のエントリーなどは必要ございません。
加えて、ポイント5倍になるのはセブンイレブン、ローソン、ファミマのコンビニだけではありません。
大手ファーストフードチェーンのマクドナルドでもポイント5倍になるので、ランチタイムや家族連れでマクドナルドを利用する方であれば、この特典だけでも三井住友カードを作る価値があることでしょう。
ポイント還元率はコンビニ公式クレカ以上:
ちなみに。
コンビニ利用時のポイント5倍を還元率に変換すると約2.5%ほどになるんですが、この還元率ってコンビニ大手が発行している公式クレジットカードよりも上。
残念ながらローソン公式のクレジットカードには勝てませんが、セブンイレブン公式のセブンカード・プラスや、ファミリーマート公式のファミマTカードよりも三井住友カードのほうがお得になる計算です。
まぁコンビニ公式クレジットカードには割引クーポン等のサービスが付帯しているため、一概に三井住友カードのほうがお得ということは出来ませんが、特定のコンビニだけを利用せず、今日はセブンイレブンで明日はファミマ…といったような、日々、コンビニを使い分けている人にとって三井住友カードはありがたい存在になりますよね。
なにせコンビニ大手3社すべてでお得にポイントを貯めることが出来るので、コンビニ大好きな方は節約のために持つ価値アリです。
デビュープラスはポイント6倍:
尚、普段使いでポイントが2倍貯まる三井住友カード デビュープラスをコンビニで使った場合にはどうなるのか…というと、こちらはポイント5倍に+1倍のポイントが付与されて合計6倍になります。
反面、リボ払いでポイントが2倍になるマイ・ペイすリボ利用時はポイント上乗せが発生せず、ポイント付与率は5倍のまま。
- 三井住友カード デビュープラス:ポイント6倍に
- リボ設定カードで支払い:ポイント5倍のまま
一括払いで払った時のポイント還元率は変わらないのでご了承ください。
Mastercardのデュアル発行が可能:
Visaカードの発行で有名な三井住友カードですが、実は申し込みするカードの種類によってはMastercardとの2枚同時発行も可能(これをデュアル発行と呼びます)。
三井住友カードでは、「デュアル発行」というサービスを提供しています。これは、VisaとMastercardの2枚を作ることができるうえ、2枚目のクレジットカードの年会費が割引されるサービスです。
対象カードは下記の通りとなっているので、VisaカードだけじゃなくMastercardも欲しい…という方はこれらのカードの中から三井住友カードを選ぶようにしてください。
- 三井住友カード
- 三井住友カード ゴールド
- 三井住友カード プライムゴールド
- 三井住友カード エグゼクティブ
- 三井住友カード プラチナ
- 三井住友カード アミティエ
- 三井住友カード A
それで2枚持ちが可能となります。
※三井住友カード デビュープラスやRevoStyleはデュアル発行に対応していません。
デュアル発行で使えないお店を減らす:
ではデュアル発行することにはどのようなメリットがあるのかというと、これはVisaカードしか使えないような海外地域を旅行したり、逆にマスターカード加盟店の多い地域を旅行したりする場合などに役立ちます。
- Visaカードのみ…マスターカード加盟店では使えない
- マスターカードのみ…Visaカード加盟店では使えない
- 2枚持ち…Visaとマスターカードのお店両方で使える
前述のようにデュアル発行サービスを利用すると2枚のクレジットカードを入手することが出来るため、Visaかマスターカードのどちらかしか使えない場合でも、2枚あれば柔軟に対応することが出来るのですね(ショッピング利用だけでなくATM利用でも2種類あると安心)。
どちらのクレジットカードも世界中で広く使われているとはいえ、Visaしか使えない店舗やATMもあれば、反対にMastercardしか使えない店舗やATMもあります。
2枚持ちで上手に使い分けることができれば、店舗での支払いやATMでのご利用に困ることはないでしょう。
また、2枚のクレジットカードを発行しておけば、海外で片方のカードを紛失してしまった…という時も慌てる必要性がありません。
たとえばVisaカードを無くしてしまった時にはMastercardを、Mastercardのカードを無くしてしまった時にはVisaカードを…といったように、片方のみを持ち歩いてもう1枚をスーツケース内に保管しておけば、万が一、トラブルが発生した時も乗りきれることでしょう。
カード紛失=一大事になってしまう海外ならではの対策になると言えます。
デメリットは年会費が高くなること:
対するデュアル発行のデメリットは、Visaカードの1枚持ちよりも年会費がやや割高になってしまうこと。
それゆえ、海外旅行や出張に行く予定がない方や、三井住友カード以外の別クレジットカードを保有しているという方などは、あえてデュアル発行を選ぶ必要性はないかもですね。
- あまり海外に行かない方:デュアル発行不要
- 別クレカを持ってる方:デュアル発行不要
あくまで三井住友カード以外のクレジットカードを作る予定がない方や、海外に頻繁に渡航している方向け…といったサービスとなります。
カード代金の引き落とし日を選べる:
三井住友カードの隠れた保有メリットとしては、2種類の引き落とし日から好きなほうを選べるという点(カード入手時にはどちらか片方の引き落とし日が自動的に設定されている)。
- 毎月10日の引き落とし
- 毎月26日の引き落とし
お支払い日の変更
カードご利用代金のお支払い日を26日もしくは10日へ変更できます。
あいにく、この2つ以外の日から引き落とし日を選ぶことは出来ませんが、他のクレジットカードが支払い日を1種類からしか選べないことを考えると、2種類用意されている三井住友カードにはちょっとしたメリットが有るといえます。
給料日に合わせた引き落とし日おすすめ:
では、どちらの引き落とし日を選ぶのがおすすめなのか?
仮にみなさんが正社員として働いている方であれば、給料日が毎月20日か25日に設定されていることが多いため、カード代金の引き落としを26日に設定しておくがおすすめかもしれません。
そうすれば銀行口座の残高不足でカード代金が引き落としできないことも減りますし、思いの外、お金を使いすぎてしまって返済ができなくなってしまう…なんてことも防げるはずです。
また、個人事業主や株式会社などの法人経営者は、取引先からの入金が月末であることを考えると毎月10日の引き落としがおすすめ。
- 毎月1日~末日までの利用…毎月26日払い
- 毎月16日~翌月15日までの利用…翌々月10日払い
支払いサイクルが毎月16日~翌月15日までとやや中途半端になってしまうデメリットはありますが、事業用口座にお金が充分あるであろう10日払いのほうがなにかと安心ですよ。
不正利用時の補償は種類に関わらず充実:
クレジットカードをまだ持ったことがない方が心配になるのが不正利用や紛失時の補償かと思いますが、三井住友カードによる補償は年会費無料のRevoStyleからプラチナカードまですべて均一。
どのカードでも無制限の補償が受けられるので、年会費が安いからといって補償に上限があるとか、ゴールドカードやプラチナカードのほうが不正利用された時に手厚い補償があるといったようなことはありません(盗難時の補償については下記記事参照)。
ご安心ください。
よくある質問とその答え:
さらに三井住友カードについて知ってもらうために、Q&A形式でよくある質問とその答えを作ってみました。細かい疑問はここで解決ください。
Q.女性ならアミティエに切り替えるべき?
『現在、ノーマルな三井住友カードを保有中なんだけど、海外旅行傷害保険などがお得になるなら三井住友カード アミティエに切り替えるべき?』
この記事を読んで、そんな悩みを持った女性の方は多いかも…ですが、こちらはケースバイケース。
正直、三井住友カードと比べて三井住友カード アミティエが圧倒的にお得かといえばそうでもないので、年に1度は海外旅行に行くとか、携帯料金を家族分まで支払っているとかでもない限りは切り替えなくても大丈夫でしょう。
- 海外旅行に頻繁に行く:切り替えてもOK
- 多額の携帯代を払ってる:切り替えてもOK
そこまで無理に変える必要性はありません。
三井住友カード Aを利用中なら検討の余地あり:
但し、旅行保険の強化目的で三井住友カード Aを利用している女性の方なら、三井住友カード アミティエに切り替えることで年会費の負担を減らせる効果はあり。
比較項目 | 三井住友カード A | 三井住友カード アミティエ |
---|---|---|
年会費 | 1,500円+税 | 1,250円+税 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,500万円 | 最高2,500万円 |
国内旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
携帯料金の支払い | ポイント1倍 | ポイント2倍 |
エステ等の優待 | なし | あり |
その他のサービス | すべて一緒 |
まぁこちらも削減できる金額は大したことはありませんが、3年、5年と長く三井住友カードを使っていく予定であれば早めに切り替えておくほうが良いとも言えますね。
Q.ゴールドカードの年会費って高くない?
『三井住友カード ゴールドが欲しいんだけど、年会費が高すぎて持てそうにもない…』という方は、年会費ではなく1ヶ月あたりの負担額で考えると良いかも。
たとえば年会費1万円+税の三井住友カード ゴールドなら1ヶ月あたりの負担額で考えると1,000円にも満たない金額でしかないので、よほどお金に困っている方でもなければ負担できる金額になるのではないでしょうか?
年会費 | 1ヶ月あたりの負担 |
---|---|
5,000円+税 | 1ヶ月あたり500円弱 |
1万円+税 | 1ヶ月あたり1,000円弱 |
3万円+税 | 1ヶ月あたり3,000円弱 |
5万円+税 | 1ヶ月あたり5,000円弱 |
決して重すぎる出費にはならないものと思われます。
サービスを活用すれば高くない:
加えて、三井住友カード ゴールドにしろ三井住友カード プラチナにしろ、これらのカードを社会的ステータスのためだけに作ると高く感じますが、サービスや優待を活用すれば決して高くないことがわかるはず。
- ステータスのためだけに持つ:年会費が高い
- サービスや優待を活用する:年会費は高くない
中でも海外旅行や出張に頻繁に行く方であれば海外旅行保険や空港ラウンジなどなど、年会費負担以上の恩恵を受けられる可能性が高いでしょう。
むしろ年会費なんて安く感じてしまうほどかもしれません(三井住友カード プラチナのサービス内容は下記記事参照)。
Q.ポイント還元率はどれが一番高いの?
数多くある三井住友カードの中で、一番ポイント還元率が高いカードはどれか…というと、これは若年層向けに発行されている三井住友カード デビュープラスです。
ただこのカードはご存知のように25歳以下限定のカードゆえ、26歳以上の方だと作れないのが最大のネック。
いくら還元率が高くてもこれでは意味がありませんよね。
ゴールドカード以上のほうが還元率が高い:
それでは26歳以上の方が作れる三井住友カードの中で一番ポイント還元率が高いカードは…というと、三井住友カード プライムゴールド以上のステータスカードがそれに当たる感じ。
この理由は単純で、三井住友カードでは毎月の利用額に応じて「ボーナスポイント」と呼ばれる追加ポイントが付与されるんですが、このボーナスポイントが三井住友カード プライムゴールド以上は多めに付与されるんです。
- 三井住友カードなど:ボーナスポイント少なめ
- 三井住友カード ゴールドなど:ボーナスポイント多め
要はこの分だけ三井住友カード プライムゴールド等のほうがお得…というわけです。
ポイント格差はそこまで大きくない:
とはいえ、一般的なVisaカードである三井住友カードと、ゴールドカード以上である三井住友カード ゴールドのポイント還元率はそこまで違うわけではありません。
加えて毎月10万円以上を使わないとお得度に明確な差が生じるわけでもないので、ポイント還元率で三井住友カードを選ぶのはあまり意味のない行為かもですね。
- 三井住友カードの最高還元率:0.6%
- 三井住友カード ゴールドの最高還元率:0.7%
それよりも年会費負担や、サービス&優待で三井住友カードを比較したほうがよほど有意義でしょう。
年齢にあわせてグレードアップしていこう:
三井住友カードの隠れた魅力としては、年齢&年収にあわせたピッタリなVisaカードが各種用意されているということ。
たとえば10代から20代前半にかけては三井住友カード デビュープラスを利用したら、その次はプライムゴールド。そして30代になったらゴールドカードに階級ランクをアップグレードした後は、収入にあわせてプラチナカードに切り替える。
- 18歳~25歳:デビュープラス
- 25歳~30歳:プライムゴールド
- 30歳~40歳:ゴールドカード
- 40歳以上:プラチナカード
そんな感じで自分の成長とともにVisaカードの色を変えていけたら幸せですね。
さぁ、三井住友カードを作ろう:
ここまで三井住友カードの種類とその選び方を解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
これらのどの三井住友カードを選んだとしても、アメリカ、イタリア、ドイツ、シンガポールといった海外での支払いに使うことが出来るので、世界各国を旅行する予定がある方は是非、この機会に1枚、Visaカード作成を検討してみてください。
きっと作っておいて良かったなぁと思えること、間違いなしですよ。
以上、専門家おすすめの三井住友カードはこれだ(2021年版)!年齢や年収別のおすすめ三井住友カードや、その保有メリットを解説…という話題でした。
参考リンク:
海外にまだ行ったことがない…という方は下記記事も参考に。海外でのVisaカード利用方法から、なぜVisaカードが必要なのかについても解説しています。