『高速道路上でタイヤがパンクしてしまい、路肩で立ち往生している』とか、『給油をすっかり忘れてしまって山道で止まってしまった』といった時に、あなたをピンチから救ってくれるロードサービス。
このロードサービスは受けるためにはJAFの会員になるのが一般的…ですが、正直、車が故障するかどうかもわからないのに毎年、年間4,000円もの年会費を払い続けるのは勿体無いですよね。
それじゃロードサービスに加入せず、必要な時だけJAFを呼ぶ方法もあるのですが、こちらも高額になりがちなのがネック。
こちらの見積もりのようにバッテリーあがりを修理してもらうだけでも1万5,000円以上の費用が必要になるため、『うちには無理な負担だなぁ…』と思われる方は少なくないことでしょう*1
ロードサービスのお得な加入方法について:
実質無料でロードサービスに加入しよう:
そんな方におすすめしたいのが、ロードサービスに無料加入できるクレジットカードを保有すること。
後述するクレジットカードを保有すれば年会費無料のロードサービス会員になれるだけでなく、バッテリー上がりやタイヤの交換等の修理(30分の範囲内)、そして10km程度のレッカーなら無料で対応してくれるため、わざわざ高い年会費を払ってJAFに加入する必要性がなくなります。
- JAFに加入:年会費4,000円かかる
- JAFに加入せずに利用:都度都度、高額な修理代がかかる
- クレジットカード作成:年会費不要&30分程度の修理なら修理代も不要
とりわけロードサービスの年会費が不要な点はかなり嬉しいところ。万が一のときに役立つサービスを、会費を気せず使えるメリットは大きいでしょう。
カードの年会費も実質無料:
こう書くと『ロードサービスに加入するためにクレジットカードの年会費を払ったら意味なくない?』と思われるかもしれませんが、この点もご安心ください。
今回紹介するクレジットカードは年会費負担を実質0円にできるので、ロードサービス加入目的で作ってもまったく問題なし。
要するに完全年会費無料でロードサービスが使えるってこと。それゆえ、車の運転に不安がある方や、車の構造に詳しくない初心者の方におすすめなんです。
- JAFに加入:年会費4,000円かかる
- クレジットカード作成:年会費無料化の条件を満たせば、ロードサービス会員費も実質無料になる
実際、私も過去にバッテリー上がりとインロック(車のカギを車内に置いたままロックしてしまうこと)でクレジットカード付帯ロードサービスを利用したことがありますが、どちらも完全無料で対応してもらえたくらい。
もちろん駆けつけ費用、ガソリン代、作業代等もすべて無料だったので、この時ばかりはロードサービス付きのクレジットカードを持っていて良かったなと思いましたね。
ほんとうに有り難いサービスだなぁ…と思います。
30分程度の修理って短くない?
クレジットカードに付帯しているロードサービスでは、無料と有料の境界線がだいたい30分程度に設定されていることが多いのですが、これだけを読むと「どうせ修理に30分以上かかって、修理代を請求されるんじゃないの?」と思われるかもしれません。
しかし、車を修理しにきてくれる方はいわゆる車のプロ。
タイヤ交換、パンク修理、バッテリー調整、ガス欠くらいならまず間違いなく30分もあれば終わります。
- ほとんどのレスキュー:30分以内で終わる
- 難易度が高いレスキュー:あまり発生しない
また、タイヤ道路の側溝に落としてしまって身動きが取れなくなった際の措置でも30分かかることは稀。
エンジンボックスから煙が出ているとか、ガードレールを突き破って谷底に落ちてしまったとかではない限り、追加で費用請求されることは少ないと思って大丈夫です。
ロードサービスが使えるクレジットカード:
前置きが長くなりましたが、ロードサービスが使えるおすすめクレジットカードをいくつか紹介しています。
エネオスカードS:
エネオスのガソリンスタンドが発行しているクレジットカードである「エネオスカードS」は、ロードサービス目的で作るのに適したクレジットカード。
年会費は1年目が無料、2年目以上は年に1度でもエネオスカードSを支払いに使えば無料のままなので、エネオスでの給油にこのクレジットカードを使う予定さえあれば年会費が発生することはないでしょう。
ロードサービスはレンタカーも適用:
エネオスカードのロードサービスは内容も非常に充実。
全国9,500箇所に拠点が存在するので、都市部以外に仕事や旅行で行った場合にも、安心してロードサービスを依頼することができます。
ENEOSカードなら、もしもの時にお電話1本でかけつける安心のロードサービスが標準装備!
365日、24時間受付の安心対応! 全国約8,500ヶ所(2021年10月末時点)の出動拠点とネットワークで30分~1時間でかけつけます。
ただ、エネオスカードのロードサービスは下記の条件を満たさないと適用にならない点はやや注意。
- 自家用車であること(レンタカー等は対象外)
- 自分が運転していた場合(同乗していた場合は対象外)
まぁ、どこまで厳密にこの条件が適用されるかはわかりませんが、ロードサービスを呼んでも有料になってしまうようでは意味がないので、念のため、気をつけてもらえればなと思います。
CLUB AJカード:
ジャックスが発行しているCLUB AJカード(クラブエージェイカード)も、ロードサービス付きのクレジットカードとしておすすめの1枚です。
こちらはまさに「ロードサービス特化型」のクレジットカード。
自分自身が車を運転していた場合はもちろん、大型バイクや原付バイク、更には友人が運転している車に同乗している場合でもロードサービスが受けられるので、仲間うちでドライブに行くことが多い方には最適な1枚になるのではないでしょうか?
前述のエネオスカードSとはそのあたりが異なります(2枚のロードサービスを比較した下記表も参照)。
比較項目 | CLUB AJカード | エネオスカードS |
---|---|---|
自分が運転している自家用車 | 適用 | 適用 |
家族や友人が運転していた自家用車 | 適用 | 対象外 |
レンタカー | 適用 | 対象外 |
大型バイク | 適用 | 対象外 |
原付きバイク | 適用 | 対象外 |
無料になる作業時間 | 30分まで | 30分まで |
レッカー移動 | 50kmまで無料 | 10kmまで無料 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
中でもレッカー移動可能な距離が大違い。
自宅から近いところに通勤しているとか、近場に大型ショッピングモールがある…という方でもない限りは、レッカー移動10km程度では若干、心配になる距離だと言えます。
年会費無料の条件がやや厳しい:
反面、CLUB AJカードのデメリットは、年会費を無料にする条件がやや厳しいこと。
1年目の年会費は無料ですが、2年目以降は年間10万円以上のクレジットカード利用が無料化の条件となるので、普段からせっせとCLUB AJカードを利用する必要性がある点には注意が必要そうです(それでも月間9,000円も利用すればOK)。
- 年10万円以上利用:翌年も年会費無料
- 年10万円未満の利用:翌年の年会費発生
このあたりの利用額うんぬんを考慮して、前述のエネオスカードSを作るか、それともクラブAJカードを作るか検討ください。
クレカ付帯のロードサービスを活用しよう:
ここまで2枚のロードサービス付きクレジットカードを紹介させていただきましたが、現在ではこのように、実質年会費無料で使えるロードサービスは減少傾向。
過去にはロードサービス付きなのに年会費無料のクレジットカードなんて腐るほどあったんですが、最近ではクレジットカード会社の経営も厳しいようで、この2枚くらいしか残っていない状況です(しかも年会費完全無料ではなく、条件付き年会費無料のみ)。
条件付きでも無料で使えるのは価値あり:
それでもちゃんとクレジットカードの年会費発生条件を理解し、クレジットカードを支払いで使う予定がある方なら、実質無料で使えるこれらのクレジットカードは有り難い存在になるはず。
万が一の時のためにもロードサービスは使える状況にあることが重要なので、繰り返しになりますが車の運転に不慣れな方や、バッテリーやタイヤ交換などの車の構造に関する知識が不足している方は、自分自身を守るためにもロードサービスへの加入を検討ください。
- ENEOSカード:自家用車向け&給油にお得なカード
- CLUB AJカード:車やバイクに乗る機会が多い方向け
それで安心が買えると思えば安いものですよ。
以上、ロードサービス付きの年会費無料クレジットカードはどれ?JAFを使わずに、年会費負担0円でロードサービスに加入したい方に…という話題でした。
参考リンク:
ETCカードなんてどれも一緒…と思われている方は多いのですが、実はETCカードの中にもお得なものとお得ではないものが存在します。
そのあたりに興味がある方はETCカードの選び方をまとめた下記記事もあわせてご覧ください。読めばオトクなETCカードが見つかります。
*1:JAFの見積もりにはこの他、JAF出動にかかる高速道路代や車のガソリン代等が加えられるので、合計は1万5,000円以上に自ずとなります。