今回は『Amazonや楽天市場でクレジットカード払いを使いたいんだけど、情報流出や不正利用が怖くて…』という方向けに、ネット通販でクレジットカードを利用する上での安全性について記事を書いてみたいと思います。
特にクレジットカードは不正利用されたら全額自己負担になると思ってる方は、是非、この記事を通して正しい知識を身に付けてください。
クレジットカードはみなさんが思うよりも安心&安全な支払手段ですよ。
ネットショッピングにおける安全性について:
不正利用されても補償制度がある:
まず、結論から先に言ってしまうと、通販サイトに入力したクレジットカード情報が流出し、悪意のある誰かにあなたのクレジットカードを不正利用されてしまったとしても、あなたがその被害を自己負担することはありません。
たとえば大手発行のクレジットカード会社であるJCBカードにはこのような記載あり(JCB公式より引用)。
「JCBでe安心」制度のご案内
JCBカードなら、インターネットショッピングでご利用になった覚えのない請求があっても安心です。
状況調査のうえ適用条件に基づき、請求を取り消します。
これは別にJCBカードに限った話ではなく、楽天カード、イオンカード、三井住友カード、ライフカードなどなど、他のクレジットカードでも類似の補償が実施されているため、あなたの保有しているクレジットカードが不正利用されても怖いことなんてないのです。
落としたカードをネット通販で不正利用されても一緒:
また、あなたが街で財布ごとクレジットカードを無くし、それを拾った誰かが楽天市場やAmazonで買い物をしてしまった…という場合でも補償の対象になるのでご安心を。
要するに、あなたが利用したわけではないことをクレジットカード会社にきちんと伝えられるのであれば、どんな場合でも補償制度を利用できるということ。
極論を言ってしまうと財布を盗まれても、自宅に空き巣が入ってカードを盗まれてもなんら問題ありません。
被害に気付かないとダメ:
但し、不正被害を補償してもらうためには、あなた自身がクレジットカード利用明細書をチェックして、使った覚えのない利用がないかどうかをチェックする必要性あり。
これをせずに2ヶ月以上放置をしてしまうと、盗難補償が受けられない場合がありますのでご注意ください。
大切なのは毎月しっかりと、クレジットカードの明細書を確認することのみです(不正利用の補償については下記記事もあわせてどうぞ)。
使い捨てのカード番号を使うのも手:
『いやいや、そうはいっても通販サイトに自分のクレジットカード番号を入力するのは抵抗があるよ…』という方は、バーチャルカードやプリペイドカードと呼ばれる支払い手段を利用すればOK。
たとえばエポスカードというクレジットカード保有者は、エポスバーチャルカードというインターネット上のみで使える「使い捨てのクレジットカード番号」を発行可能なので、こちらを利用すれば万が一、情報漏えいが起きてしまったとしてもまた別のカード番号を取得すればいいだけとなります(引用はこちら)。
これなら安心してネットショッピングを楽しむことが出来ますよね。
気になる年会費や発行費も0円です(プラスチック製のカードが発行されるのではなく、ネット通販でのみ使える仮想のクレジットカードが発行されるイメージです)。
楽天カードではカード名義すらも変更可能:
更にインターネット上で人気の楽天カード保有者も、楽天バーチャルプリペイドカードというネットショッピング専用のクレジットカードを発行可能。
こちらはなんと、ネット通販専用のクレジットカード番号や有効期限を設定してもらえるだけでなく、カード名義すらも自由に変更することが出来るので、極端なことを言えば偽名でインターネット決済をすることだって可能になります(引用はこちら)。
カード名義やカード名を自由に登録できます
カードごとに「ゲーム用」「音楽用」「動画用」などご利用用途に合わせた名前をつけることができ、支払管理に便利です。
それゆえ、楽天カードのバーチャルカードは自分の名前を入力するのが怖いという海外通販サイトや、不正利用されるとかなり怖そうな成人向けサイトなどでの利用に最適。
あまり大きな声では言えませんが、恋人や家族に対して利用明細を隠したい方にもおすすめですよ。
カード会社側でも不正利用は常に監視してる:
クレジットカード会社も情報漏えいや不正利用が発生すると、クレジットカードそのものに対する社会的なイメージが悪化してしまうデメリットがあるので、365日24時間体制で不正利用がないかどうかを確認中。
- 普段と違う場所で使われた:検知されやすい
- いきなり高額商品が買われた:検知されやすい
- 海外で使われた:検知されやすい
私も過去に不正利用されそうになったことがありますが、だいたいは事前にカード会社による不正利用探知で防いでもらってます(仮に不正利用されたとしても補償があるので被害額は0円となる)。
情報漏えいした場合の対処法は?
では、運悪くあなたのクレジットカード情報が流出してしまった時にはどうすればいいでしょうか?
こちらについては下記記事に詳しくまとめてありますが、あなたのところに情報漏えいの事実が伝わる頃には確実に警察やカード発行会社にも連絡がしっかり届いた後なので基本的にやることはありません。
唯一すべきなのは、普段どおりにクレジットカードの利用明細書を確認することだけ。
その中に不正利用と思わしき利用があればカード会社に連絡をし、自分が使った利用しかなかった場合にはそのままでOKでしょう。
以上、ネット上にクレジットカード番号を入力をするのは危険?ネットショッピングでクレジットカードを使う安全性と、不正対策について解説…という話題でした。
参考リンク:
この他、クレジットカードをまだ持ったことがない方や、持ったばかりの方が勘違いしていがちなことについては下記記事を参考にどうぞ。
当記事でも紹介したとおり、クレジットカードというのはみなさんが思うよりも安心&安全な支払手段であることがわかりますよ。