今回はクレジットカードを申し込む時に、必要なものがわからない…という方のために、作成時に必要なものを一覧リストにしてみました。
これらを準備しておけば初めてのクレジットカード作成であっても、簡単に申込可能ですよ!
クレジットカード申込時に必要なものリスト:
早速、カード作成時に必要なものを紹介していきます。
1.身分証明書:
クレジットカード作成の際には、カード申込をしたのがその本人であるかどうかを確認するための身分証明書が必要になります。
一般的には運転免許証のコピー(表裏)がベストですが、仮に運転免許証がない場合でも下記のもので代用可能。
- 運転免許証(運転経歴証明書を含む)
- 健康保険証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 住民票の写し
- 印鑑登録証明書
- 住民基本台帳カード(写真付きであれば)
- 在留カードまたは特別永住者証明書
以前はこの他にも学生証や国際免許証でも申し込みを受理してもらえる場合がありましたが、現在は対応してくれないものと思われます。
近年では複数の身分証&追加書類を求められることも:
また近年では「犯罪による収益の移転防止に関する法律」が厳格化されたことにより、本人確認書類を1種類だけでなく2種類を求められるようになってきました。
カード会社によって若干の違いはありますが、2種類の身分証を提示できない方は追加で公共料金の領収書などを求められることなります。
- 2種類の身分証を用意できる人:問題なし
- 2種類の身分証を用意できない人:身分証+公共料金のコピー等
それゆえ、身分証明書を複数用意ができない方は、あらかじめ東京電力や東京ガスなどの検針票を手元に残しておいてください(検針票=毎月投函される下記のような用紙)。
それでスムーズな申込が可能です。
2.カード代金の引き落とし口座:
カード申込時には代金の支払いに使う銀行口座の登録も必須。
対象は三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行といったメガバンクはもちろん、横浜銀行、静岡銀行、京都銀行などの地方銀行、さわやか信用金庫、京都信用金庫、岡崎信用金庫、埼玉縣信用金庫などの信用金庫でも構いません。
- 都市銀行
- 地方銀行
- 信用金庫
- ゆうちょ銀行
但し、銀行口座は銀行口座でも、残念ながら楽天銀行、住信SBIネット銀行、ジャパンネット銀行などのネット専業銀行に対応していないクレジットカードもごくわずかに存在。
そのため、ネットバンクしか銀行口座を保有していない方は不便かもしれませんがどこかで新規に口座開設をしておくか、三井住友カードなどのネット銀行OKのクレジットカードを選ぶようにしてください(三井住友カードの公式サイトはこちら)。
それで解決です。
3.引き落とし口座の銀行印:
身分証明書と銀行口座に加えて必要になるのが銀行印…ですが、最近では印鑑不要で作れるクレジットカードも増加中。
特に普段からインターネット振り込みなどのオンラインサービスを利用している方であれば銀行印不要のままでクレジットカード申込ができるので、『そういや銀行印ってどれだっけなぁ…』と忘れてしまった方は下記カード等を申し込むようにしてください。
- JCBカード…ネット上で申込完結
- 三菱UFJカード…ネット上で申込完結
- 三井住友カード(NL)…ネット上で申込完結
従来どおりに銀行印を使った申込も可能ですし、ネット上で申込を完結させてしまうこともできます。
昔ながらのカードは未だに銀行印捺印:
反面、○○銀行○○カードといったような昔ながらのクレジットカードや、店頭でクレジットカードを申し込む場合には銀行印が求められる傾向あり。
こういった時にあわててしまわないよう、普段から自分が保有している銀行にはどの印鑑を銀行印として登録しているのかを把握しておくようにしてください。
それが防犯対策にも繋がります。
戸籍謄本も住民票も必要ない:
クレジットカードを初めて作る方の場合には、カード作成に住民票や戸籍謄本が必要なんじゃないか…と思われている方も多いのですが、実際にはそんな仰々しいものは必要ないので安心してください。
- 住民票…不要
- 戸籍謄本…不要
銀行口座の新規開設同様、クレジットカードは意外なほどにサクッと作成できますよ。15枚のクレジットカードを保有している私が言うんだから本当です。
クレジットカード作成Q&A:
更に理解を深めるために、クレジットカード作成に関するよくある質問とその答えを作っておきました。
カード作成にまだ不安がある方は参考にしてみてくださいね。
Q.コンビニ払いは出来ないの?
クレジットカードの利用代金を銀行口座からではなく、逐一、コンビニ払いしたい方は、コンビニ店頭で利用代金の支払いが可能なファミマTカードがおすすめ。
ファミリーマート店頭でお支払いいただける「店頭支払いコース」と、登録の金融機関から毎月1回の自動引落しの「口座引落としコース」の2種類がございます。
こちらであればコンビニ店頭で代金の支払いが可能になるので、日々、立ち寄るコンビニで都度都度、返済が出来ます。
金利手数料が発生するカード:
但し、ファミマTカードはリボ払い専用のクレジットカードゆえ、毎月の支払い金額を多めに設定しておかないと金利手数料が発生。
正直、よほどお金に困っている方ではないと作る必要性はないと思うので、どうしてもコンビニ払いしたい方以外は、三菱UFJカードや三井住友カードといった銀行口座振替されるクレジットカードを作成したほうが良いでしょう。
コンビニ払いは支払い忘れの原因にもなりますよ(支払いを頻繁に忘れてしまうと下記記事のようにブラックリスト入りの危険あり)。
Q.どれが銀行印か思い出せない:
クレジットカードを作りたいのだけれども、銀行印がどうしても思い出せない…という方は、前述のように銀行印不要で作れるクレジットカードを選ぶのも手。
これらのクレジットカードは大手メガバンクやネット銀行と提携しているため、そのログインID、パスワード、暗証番号等で本人確認が可能です。
- 通常のカード:銀行印で本人確認
- 銀行員不要のカード:オンラインシステムのID、パスワード、暗証番号、ワンタイムパスワード等で本人確認
詳しくは下記記事にまとめてあるので参考にどうぞ。印鑑不要のクレジットカード作成がわかります。
Q.運転免許証って有効期限切れでも大丈夫?
運転免許証や健康保険証は手元にあるんだけど、その有効期限が切れちゃっているんだ…という場合には、本人確認書類として有効なのでしょうか?
これは残念ながらNO、身分証明書として使うことは出来ません。
- 有効期限切れの免許証:使えない
- 有効期限切れのパスポート:使えない
- 有効期限切れの健康保険証:使えない
そもそもクレジットカードが郵送されてくる際には、郵便局員なりクロネコヤマト配送員などに身分証の提示をする必要があるので、有効期限切れだとその際に指摘されてしまうだけ。
また、身分証は提示するだけでなく、配送会社側で運転免許証番号等をメモられてしまうので、その場はうまく乗り切れたとしても後々、問題視されるケースもありますね。
このように有効期限が切れた身分証明書は使って得することなど一つもなし。
クレジットカードを作りたいならきちんと再取得するなどして、しっかり対応いただければなと思います。
Q.申込時に社員証はいらないの?
会社で勤務していることを示す社員証って、クレジットカード申込時には提示不要なの?…と思われるかもしれませんが、こちらは原則不要でOK。
その代わり、多くのクレジットカード会社では在籍確認電話(通称:在確)と呼ばれる電話を勤務先にかけ、あなたが在籍しているかどうかを確認することがあります。
- 社員証の提示:必要ない
- 在籍確認の電話:それなりにある
ただこの在籍確認の電話があるかどうかはあなたの信用力次第。
信用力が高い方だったり、会社の勤続年数が長い方の場合には在籍確認すらなくそのままクレジットカード発行となる場合も多いですよ(ほかにも在籍確認がない事例は複数存在)。
詳しくは審査基準をまとめた下記記事を参考にどうぞ。
Q.確定申告の写しや決算報告書は?
個人事業主が個人向けクレジットカードを申し込む場合には、確定申告の写しや決算報告書などが必要になるのかというとこちらも不要。
自営業である旨の申告だけでクレジットカード審査が行われることとなります。
とはいえ、開業したての方や、店舗を構えずにフリーランスとして働いている個人事業主のところには電話にて事業内容の確認があることも。
- わかりやすい個人事業主:電話なし
- 八百屋や魚屋などの店舗経営者:電話なし
- ネット系のフリーランス:電話あり
この際に事業内容の説明が明確にできれば問題ありませんが、仮にオロオロしながら回答したり、うまく事業内容をカード会社に伝えることができなければ無職が自営業者と偽ってると判断され、審査落ちすることになります。
お気をつけください。
学生なら学生証が必要な場合も:
大学生や専門学校生がクレジットカードを作る場合には、学生証の提示を求められる場合あり。
これはカード申込者がほんとうに在学中かどうかを確認するためのものなので、運転免許証等では代用することは出来ません。
- 学生の身分で申込:学生証の提示が必要
- 学生以外の身分で申込:学生証は不要
加えて三井住友カードなど、一部のクレジットカードを10代のうちに申込しようとすると保護者の同意が必要となることも(三井住友カード 公式)。
民法が変わり、成人年齢が18歳に引き下げられた後も引き続き同意を必要とするクレジットカードはわずかながら残っているので、あわせてご注意いただければと思います。
さぁ、クレジットカードを作ろう:
長々と書いてきましたが、基本的に必要なものは自分の身分証明書と銀行口座、そしてその印鑑だけ。
要はほとんどの方が特別な準備をせずともクレジットカードを申し込めるので、欲しいクレジットカードがあったら是非、申込に挑戦してみてください。
きっと驚くほどあっさりと、カード入手が出来ると思いますよ。
以上、クレジットカード申し込みに必要なもの一覧リスト!身分証明書から引き落とし用の銀行口座まで、必要書類をわかりやすく解説しています…という話題でした。
参考リンク:
これから初めてカードを作る予定の方は、初心者向けに書いた下記記事もあわせてご覧ください。
あと、クレジットカードに対してなんとなく怖いと思ってる方は下記記事も参考に。
初心者の方が抱えがちな不安や疑問は大抵、知識不足が引き起こしている不安でしかありませんよ。