『ゴールドカードが欲しいけれども、私のような年齢&年収の人間が審査に通るかどうか不安…』といった、ゴールドカード審査に不安を感じる方は多いもの。
確かにちょっと前の感覚でいうと年収1,000万円以上なくちゃダメだとか、賃貸マンションだと審査落ちする…なんて印象のあったゴールドカードですから、そう心配される気持ちはよくわかるのですが、2024年現在でも審査難易度は依然として高いままなのでしょうか?
すこし気になりますよね。
そこで今回はそんなゴールドカードを作りたいと思っている方向けに、現時点の審査難易度を徹底解説。
これを読んでいただければきっと、ゴールドカード作成なんて難しいことはないんだと思ってもらえるはずですよ。
ゴールドカードの入会審査について:
もはや審査難易度は難しくない:
まず、結論から先に言ってしまうと、現在、ゴールドカードの審査難易度は年会費無料のクレジットカードとそう違いはありません。
たとえば楽天カードが発行している年会費2,000円程度の「楽天ゴールドカード」の場合、年収100万円前後のフリーターであっても作成できる可能性大。
もはや正社員である必要性はありませんし、持ち家や固定電話番号なども不要です(年会費無料の楽天カードにおける審査基準と違いはほとんど無し)。
最高峰ゴールドカードも審査は難しくない:
『いやいや、自分が欲しいのはそういった年会費の安いゴールドカードじゃなく、バブルの時、憧れの的だったアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのほうなんだけど?』という方もご安心を。
なぜならアメックスゴールドも今やラクに作成できるゴールドカードのひとつだから。
年齢にして20歳以上、年収だとだいたい200~300万円程度があれば入手可能なゴールドカードになっているので、憧れのアメックスゴールドが欲しいなら申込をためらう必要性はありません。
思い切って申込すれば、すんなり審査に通過できるものと思いますよ(アメックスゴールドの詳しい審査基準は下記記事を参考にどうぞ)。
なぜゴールドカードは作りやすくなった?
次に、なぜゴールドカードの審査はこうもカンタンになってしまったのか…というと、これはゴールドカードがもはや最高峰のクレジットカードグレードではなくなってしまったため。
現在だとゴールドカードの上にプラチナカードやブラックカードと呼ばれる、更に格上のグレードが設けられたために、相対的なゴールドカードの価値低下が起きているのですね。
こう図解にしてみると、ゴールドカードの「現在地」がよくわかってもらえるかと思います。もはや格付けは真ん中よりも下です。
審査難易度は気にせず申込可能:
それゆえ、今回紹介した年齢&年収の方であれば、消費者金融からの借入やリボ払いをすでに全開で利用してしまっている方でもない限り、100%に近い確率で入手できる可能性大。
- 借金がない正社員:ゴールドカード入手は簡単
- 借金がある正社員:ゴールドカード審査で落ちることも
年収が少ないからとか、若すぎるから…といった理由だけで、ゴールドカード申込を諦める必要はありません。
年会費無料で作れるゴールドカードも登場:
1990年代のクレジットカード事情を知ってる方からすると信じられないかもしれませんが、現在では年会費無料で持つことが出来るゴールドカードがいくつか存在。
中でもエポスゴールドカードやイオンゴールドカード等は入手しやすいゴールドカードになっているので、『ゴールドカードは欲しいけど年会費負担はしたくない』と思う方は入手に挑戦ください。
利用実績は必要になりますが、職業的にはフリーター、自由業、派遣社員等の方でも入手可能ですよ。
ゴールドカード審査に関するQ&A:
まだまだゴールドカードの審査に関する疑問がある方のために、Q&A形式でよくある質問とその答えを作ってみました。
審査上の不安がある方などはこちらも是非、じっくりとお読みください。
Q.年収がいくらあれば作れるの?
年収がいくら以上あればゴールドカードを作るのかどうかは、ゴールドカードの種類次第。
低年会費ゴールドカードなら、たとえ年収100万円のフリーターでも入手できる可能性があるので、現時点で働いている方であれば作成を諦める必要がありません(下記は低年会費ゴールドカードの例)。
たださすがに年収100万円未満だと、審査で落とされてしまうケースが多いかと思われます。
年収300万円以上なら問題なし:
では年収300万円以上ある人はどうなのか、こちらはもう心配する必要性なし。
低年会費ゴールドカードだけでなく、アメックス・ゴールドやJCBゴールドでも審査に通る可能性が高くなるので、好きなゴールドカードを選んでOKでしょう。
わかりやすく表にまとめると、こんな感じになりますね。
年収 | 審査難易度 |
---|---|
年収100万円未満 | さすがに厳しいかも |
年収100万円~200万円未満 | 低年会費ゴールドカードなら作れるかも |
年収200万円~300万円未満 | 低年会費ゴールドカードなら問題なしだが、年会費1万円以上のゴールドカードだと厳しい場合も |
年収300万円以上 | どのゴールドカードでも審査に通る可能性大 |
ご覧のように年収300万円あるかどうかがひとつの目安になると言えそうです。
個人事業主なら年収0円でも:
ちなみに。
パートやアルバイトといった職種ではなく、自分で個人事業を経営している個人事業主なら、年収0円であってもゴールドカードを作れる可能性あり。
これは年収0円=無収入ではないことをカード発行会社側も理解しているためなので、昨年の経営がうまくいかなかった個人事業主や、節税で自分の役員報酬を低めに設定している法人経営者の方も心配せず、申込してもらえればと思います。
- 年収0円の個人事業主…事業実態があるなら審査突破の可能性あり
- 年収0円の会社役員…役員報酬が少なくても審査突破の可能性あり
年収の多寡で申込を諦める必要はありません(事業主なら下記記事で解説している法人ゴールドカードを作るのもおすすめ)。
Q.勤務先は大手企業じゃないとダメ?
ゴールドカードを入手するためには株式上場をしているような大手企業や、国家公務員&地方公務員などの公務員じゃなきゃダメ…みたいに思ってる人は未だに多いですが、現在だと町工場のような中小企業勤務であっても審査通過はまったく問題なし。
- 過去:勤務先が審査で重視された
- 現在:正社員であれば審査通過はラク
とにかく正社員という立場なら審査が難しいことはないので、気にせず申込をしてしまって大丈夫です。
派遣社員や期間工なども作成可能:
同様に派遣社員、契約社員、期間工といった正社員よりもすこし立場が弱い就労形態の方もゴールドカード作成はまったく問題なし。
前述のようにアルバイトやパート従業員でも今やゴールドカードを作れる時代なので、ゴールドカードが必要なのであれば申込あるのみです(就労形態ごとの適正ゴールドカードは下記表の通り)。
雇用形態 | 審査の解説 |
---|---|
正社員 | 町工場や居酒屋のような小さな企業であっても審査上の問題はまったくなし。正社員雇用されてる方ならどのカードでも申込みOKです。 |
公務員や団体職員 | 審査の不安はまったく無し。どのゴールドカードでも選びたい放題ですし、さらに上位のプラチナカードも狙えます。 |
契約社員や派遣社員 | 低年会費ゴールドカードだけでなく、年会費1万円前後のゴールドカードを作成できる場合も(上位のゴールドカードを狙うなら年収300万円はほしい)。 |
アルバイトやパート | 勤務日数や時給によりますが、低年会費ゴールドカードであれば作成できる可能性あり(ただし年収100万円以上はほしいところ)。 |
青色専従者 | よほど少額でなければ、低年会費ゴールドカードが作成できる可能性あり。 |
くどいようですが、現在のゴールドカードの審査難易度なんてその程度となります。
Q.どのゴールドカードでも20歳から作れるの?
20歳以上であればどのゴールドカードでも作成可能なのか…というと、これもゴールドカードの種類次第。
たとえば三井住友カード株式会社が発行している三井住友カード ゴールドは原則として30歳以上でないと作れないなど、ある程度の年齢制限を設けてるゴールドカードはいくつか残っていますね。
入会資格
原則として、満30歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方
こうなると20代がいくら申込をしても審査落ち。30歳になるまでじっと我慢しましょう。
同じカード会社も審査対象は違う:
ちなみに同じカード会社が発行しているゴールドカードでも、審査対象年齢が異なる事例が存在。
たとえば前述の三井住友カードが発行をしている三井住友カード ゴールド(NL)だと、審査対象は「満18歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方(高校生を除く)」と対象年齢が大違い。
30歳を待たずとも申し込み可能となります(そのほかの審査落ちする理由は下記記事参照)。
Q.審査期間が短いゴールドカードを教えて:
すぐにでもゴールドカードが必要だから、発行までのスピードが早いゴールドカードを教えて欲しい!
そんな方におすすめなのが三井住友カード ゴールド(NL)。
このゴールドカードなら申込後最短10秒でカード番号と有効期限が発行されるため、インターネット通販等で使いたい方ならこちらで充分でしょう(ゴールドカードそのものは後日郵送されてくる)。
最短10秒発行:24時間
※即時発行できない場合があります。
さらに三井住友カード ゴールド(NL)はApple PayやGoogle Payにも対応済み。
それゆえ、タッチ決済に対応したコンビニや飲食店での支払いに即日利用可能…と文句のつけどころがないゴールドカードと言えます。
その他、郵送で届くのが早いクレジットカードは下記記事を参考にどうぞ。すぐ物理カードが必要な際に役立ちます。
大学生でもゴールドカードは作れるのか:
大学生や専門学校生といった学生の身分でもゴールドカードを作れるのか…というと、これは申込の仕方次第。
仮に学生として申込をした場合には審査落ちしてしまいますが、アルバイト先の情報を入力してフリーターとして申込をすれば審査に通る可能性もあると思われます。
また、最初からゴールドカードを申し込むのではなく、エポスカードを申込した上でエポスゴールドカードへの切り替えを狙うなど、年会費無料クレジットカードからのアップグレードを狙うのもひとつの手。
まぁどの方法も即座にゴールドカードが入手できるわけではありませんが、学生のうちからゴールドカードを入手して周りに差を付けたい方は、こういった別ルートを狙ってもらえればなと思います(年会費無料のゴールドカード入手方法はこちらの記事参照)。
さぁゴールドカードを作ろう:
ここまで現在のゴールドカード審査難易度やそれに関する年収や年齢などの審査基準を紹介させていただきましたが、現在のゴールドカード審査基準なんてその程度。
欲しいゴールドカードがあれば気にせず申込してみてください。
きっと拍子抜けするくらいカンタンに、審査突破できるものと思いますよ。
- 三井住友カード ゴールド(NL)…Visaゴールドといえばこれ
- 楽天プレミアムカード…コスパ良しのゴールドカード
- JCBゴールド…WEB入会で1年目の年会費無料
以上、2024年現在、ゴールドカードの入会審査はどのくらいの難易度なのか?審査落ちが不安でゴールドカード申込できない方に審査基準を紹介…という話題でした。
参考リンク:
ゴールドカード作成前に優待やサービス内容をもっと知りたい…という方は下記記事も参考に。
海外旅行傷害保険やショッピング保険の解説から、専門家である私がおすすめするゴールドカードまでをわかりやすく解説しています。