今回はポイント制度に有効期限がないクレジットカードをまとめていってみたいと思います。
これらのクレジットカードは長くじっくりポイントを貯めたいという方はもちろん、あまりカードを使う機会が少ないために失効されると困る…という方に最適なものばかりなので、興味があるカードがあれば是非、この機会に作成を検討してみてください。
5年、10年と貯めていけば、高額商品との交換も夢ではありませんよ。
ポイントに有効期限がないカード:
セゾンカード インターナショナル:
クレジットカード発行会社大手のクレディセゾンが発行している「セゾンカード インターナショナル」は、テレビCMでも有名な永久不滅ポイントが貯まるクレジットカード。
ポイント失効がないだけでなく、年会費無料&発行費無料で作れるカードという点でも人気があるので、はじめてクレジットカードを作る方にもおすすめのカードで間違いありません。
西友での割引も魅力:
また、セゾンカード インターナショナルは西友のスーパーマーケットで割引が受けられるなど、主婦の方にお得な割引サービスがあるのも大きな魅力。
全国の西友・リヴィンで5%OFF
毎月「第1・第3土曜日5%OFF」開催日に西友・リヴィンでセゾンカードをご利用いただくと、食料品から衣料品まで5%OFFになります。
その他にもさまざまな優待が用意されているので、うまく割引とポイント獲得を絡めて節約に繋げてもらえればと思います。
楽天カード:
楽天カードも隠れたポイント有効期限のないクレジットカードです。
なぜなら楽天カード利用で貯めることが出来る楽天スーパーポイントは、最後にポイントを獲得してから1年間という有効期限が設定されているため、月に1度はクレジットカードを使う方、もしくは楽天市場を利用する方であれば半永久的に失効することがないから。
まぁ残念ながら年に1度くらいしかクレジットカードを使わない…という方には楽天カードをおすすめできませんが、2~3ヶ月に1度はカード払いをする方にはポイント有効期限を気にすることなく使える一枚となっています。
楽天ポイントは高還元率が魅力:
そんな楽天カードの魅力は、100円利用あたり1円分の楽天ポイントが貯まるという高還元率さ。
ポイントがたまりやすい
100円につき1ポイントがたまります。さらにポイントがアップするサービスが充実。
加えて楽天市場でお得にポイントが溜まったり、マクドナルドやファミマで提示するとポイントが獲得できたりと幅広くポイントを獲得していくことが出来るので、ちゃんとクレジットカードを使う予定がある方ならこのカードで決まりです。
ダイナースクラブカード:
ステータスカードとして有名なダイナースクラブカードも、ポイント有効期限が存在しないクレジットカードのひとつ。
貯めたポイントは航空会社のマイルに交換可能なので、ダイナースクラブカードを普段から活用すれば無料で海外旅行や国内旅行を楽しむ…なんてことも可能です。
年会費がかかるのでステータスを求めたい方に:
ただダイナースクラブカードはそれなりに高い年会費が発生してしまうカードゆえ、単純にポイントを貯めたいだけの方にはあまり向いていないカード。
どちらかというとクレジットカードにはポイント獲得だけでなく、サービスやステータス性を求めたい。そんなお金にゆとりがある方におすすめのカードですね。
会員限定イベントへのご招待
ダイナースクラブでは、会員様限定のイベントを多数開催しています。ほかでは味わえない極上の体験をお楽しみください。
入手したら長くじっくりとポイントを貯めていきましょう。
デルタ・アメックスゴールド:
アメリカン・エキスプレス・カードとデルタ航空が提携して発行しているクレジットカードがデルタスカイマイル・ゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード(通称:デルタ・アメックスゴールド)。
こちらのクレジットカードを利用して貯められるデルタ航空のマイルにはなんと有効期限が存在しません。
そのため、じっくりとマイルを貯めてヨーロッパやアメリカを旅行したいとか、夫婦一緒に特典航空券で無料旅行を楽しみたい…という方には、非常に面白いカードになるのではないでしょうか?
夢のビジネスクラス搭乗も狙えるカードです。
お得度でいうと微妙な点も:
デメリットとしてはデルタ航空のマイレージプログラムは、JALやANAのものと比べるとやや見劣りがしてしまう点。
特典航空券と呼ばれる無料の搭乗チケットと交換するためには結構頑張ってクレジットカードを使わないといけないので、なにがなんでも有効期限がないマイルを貯めたい…という方以外は、JALカードやANAカードといった別の選択肢を取ったほうが良いと思われます。
念のため、ご了承ください。
ポイントを失効させてしまうとかなり凹む:
私も過去、何度も経験がありますが、せっかくクレジットカード払いをして貯めたポイントを、有効期限到達とともに失効させてしまった時にはかなり凹みます。
特に失効させやすいのが航空会社のポイント制度であるマイレージ。
こちらは使わないとどんどん失効していってしまうので、常に失効しそうなポイントをチェックしつづける必要性がありますよ(マイレージを貯めるのが下手な方だと、1ポイントすら使えずに失効させてしまう場合も多い)。
ポイントやマイルを貯める際はくれぐれもご注意ください。
ポイントと有効期限のあれこれ:
ここでクレジットカードをポイントを貯める上での基礎知識や注意点についてもまとめておきます。お得にポイントを貯めていきたいなら、これらの知識はもう必須です。
ポイント制度の改悪には気をつけよう:
まず今回紹介したクレジットカードは、ポイントそのものに有効期限が存在しないものばかり。
そのため、いつ交換しても大丈夫だろうと5年、10年とポイントを貯めていくことも出来るわけですが、この際、一点だけ注意をしてほしいものがあります。
それがポイント制度の改悪。
下記図解のように、1ポイントあたりの価値というのはクレジットカード会社が独自に定めているものなので、制度の改悪によって価値を低くされてしまうと、せっかく貯めたポイント価値が目減りしてしまう可能性があるんです(下記は改悪の一例)。
- 改悪前:
5,000円分の商品券交換に1,000ポイントが必要(1ポイントあたり5円の価値)
- 改悪後:
5,000円分の商品券交換に1,200ポイントが必要(1ポイントあたり約4.2円の価値)
改悪が多いカードだと2年おきに行われる:
特に頻繁にポイント制度の改悪をするクレジットカード会社だと、2~3年おき程度にポイント価値を引き下げてくる場合があるので、改悪が発表されたら実行される前にポイントを交換しておくのが得策。
- ポイントが溜まったら即交換…改悪されても安心
- ポイントが溜まっても交換しない…改悪で価値低減も
それをせずに放置しつづけてしまうと、『10年前は1ポイントあたり10円の価値があったのに、今じゃ5円分の価値しかないよ…』なんて悲惨なことにもなりかねませんよ(下記のライフカードあたりが改悪の常習犯です)。
ポイント有効期限なしのデメリット:
『クレジットカード利用で貯めることが出来るポイントは、有効期限があるよりも無いほうが良い。』
そんなふうに思っている方は世の中全体としても非常に多いのですが、ポイント有効期限がないことにも隠れたデメリットが存在します。
それはすべての人にポイントを付与すると、1人あたりの取り分が少なくなってしまう点。
なにぜポイント失効がないということは保有者全員がポイント交換してしまうことを意味するので、クレジットカード発行会社としては1人あたりの報酬を減らさないとやりくりが出来ないのです。
- 100万円を100人で分配:1人あたり1万円
- 100万円を50人で分配(50人は失効):1人あたり2万円
その点、ポイント失効があれば誰かが失効したポイントを他の人にまわすことが可能になるので、総じて1人あたりの取り分が増えることになります。
失効があるほうがポイントが溜まりやすい:
つまりポイント制度は失効があるほうがお得な場合が多いということ。
まぁこれはあくまでそういう傾向があるってだけに過ぎませんが、みなさんがもしポイント失効前に交換をする自信があるのであれば、ポイント有効期限があるクレジットカードを含めて検討するほうが選択肢は広がりますよ。
- ポイント有効期限なし:お得さが低めな傾向あり
- ポイント有効期限あり:お得さが高めな傾向あり
詳しくはポイント有効期限のあるカードを含めて紹介している下記記事を参考にどうぞ。
貯めたポイントを投資できる永久不滅ポイント:
今回紹介したセゾンカード インターナショナルですが、実はこのカード利用で貯めた永久不滅ポイントは、ポイントのまま「投資」してしまうことが可能です。
永久不滅ポイント運用サービスとは
「ポイント運用サービス」は、今まで貯めるだけだった永久不滅ポイントを運用(投資を疑似体験)できる、あたらしいサービスです。
仮にうまくポイント数を増やすことが出来た場合には、1万円分のポイントを2万、3万と増やしていくことも出来るので、ポイントを貯めておくばかりじゃもったいない…と思う方は是非、投資にも挑戦してみてください。
カード利用で貯めたポイントだからこそ出来る投資手法ってヤツが、きっとあると思いますよ。ポイントに有効期限がない強みを活かしましょう!
楽天カードは直接投資可能:
同様に楽天カードで貯めた楽天ポイントでも投資信託が購入可能。
こちらはポイントのまま擬似的に運用するのではなく、ポイントを現金に変えて投資信託を買ってしまおう…というより本格的なものなので、しっかりと資産運用していきたい方におすすめです。
ただ楽天ポイントを投資信託に交換するためには楽天証券に口座開設をする必要性があるため、投資をしたことがない方にはちょっとハードルが高め。
まぁそれでもカード利用で得たポイントだからこそ思い切った投資ができるはずなので、投資に挑戦してみたいけどまだやったことがない…という方は、この機会に楽天ポイントを使った投資をはじめてみてください。
失敗しても獲得したポイントが0円になるだけですよ(投資の始め方は下記記事を参考にどうぞ)。
貯めたポイントは相続できる?
ポイントが永久に不滅することがないセゾンカードの永久不滅ポイントですが、仮にカード保有者本人が亡くなってしまった場合には遺族に相続可能なのでしょうか?
これについては残念ながらNO。
保有者本人が死亡してしまった場合には、永久不滅ポイントも失効してしまうことなるので、いくら有効期限がないといっても貯めすぎは禁物です(引用元はこちら)。
- 祖父が他界→長年貯めた永久不滅ポイントがすべて失効
- 不慮の事故で死亡→永久不滅ポイントがすべて失効
本人会員が次の各号のいずれかに該当した場合、本人会員は保有するポイント並びに商品との交換及び合算に関する一切の資格を喪失するものとします。
(1)退会、カードの有効期間満了、会員資格の取り消し等本カードの会員資格を喪失した場合
(2)死亡した場合
残しても自分のためにも遺族のためにもなりませんよ。
アメックスもポイント有効期限を無期限にできる:
ステータスカードとして人気のアメリカン・エキスプレス・カード(通称:アメックス)も、ポイントの有効期限を無期限にできるクレジットカード。
こちらは一度でもポイント交換をした方であればそこから有効期限が無期限に変更になる仕組みなので、アメックスを入手したら早いうちになんらかのポイント交換をしてしまってください。
それでそれ以降はポイント期限を気にすることなくじっくりとポイントを貯められます。
ポイントを失効させがちな方は乗り換えよう:
ここまでポイント制度に有効期限が存在しないカードをいくつか紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
今までポイントを交換するのを忘れて失効させてしまった…という経験があるという方は、是非、この機会にこれらのカードへの乗り換えを検討してみてください。
やはりポイントは交換してこそ価値を持つものなので、1ポイントであっても無駄にしないようにしてもらえればと思います。
以上、ポイント制度に有効期限がないクレジットカード(2021年版)!永久不滅ポイントやリワードポイント等、失効のないポイントを貯めよう…という話題でした。
参考リンク:
他、もっと得するクレジットカード情報が知りたいという方は、下記ページなども参考にどうぞ。
クレジットカードはなにもポイントを貯めるだけの支払い手段ではないので、是非、時間がある時にでもじっくりと読んでみてくださいね。