『会社の打ち上げ、合コン、交流会などの会計時には、積極的に会計担当になってクレジットカード払いをしましょう!まとめ払いできるのでポイントがザクザク貯まりますよ。』
クレジットカードポイントの効果的な貯め方…といった類の記事を読むと、必ずといっていいほど上記テクニックが紹介されているもの。
たとえば5人の飲み会なら5人分のポイント、10人の飲み会なら10人分のポイントがタダ取りできるこの手法は、ポイントやマイルを貯めたい節約マニアにとっては千載一遇のチャンスであると言えます。
飲み会の費用をカード払いすることについて:
独り占めはズルいと思う批判も:
しかし、世の中にはこの手法を『ズルい!』と感じる方も少なくないんですよね。
どうやら同じくクレジットカードポイントを貯めてる人間からすると『なぜあのひとだけポイントをタダ取りするのか?』と文句を言いたくなるようで、過去に私が参加した飲み会でも、下記のような主張をしてる方を見かけたことがあるほど。
- ○○さん、ズルい!私もクレジットカード払いしたいのに!
- ○○さん、ポイント分だけみんなに還元してくださいよ!
きっと同じようなやり取りを見聞きしたことがある方も多いのではないでしょうか?
会計役はメリットもデメリットもある:
まぁ実際問題、仮に会社の飲み会などで50人規模の支払いをする役目を担ったら幹事役は獲得ポイントで自分の飲み代を実質タダにできますし、JALマイルやANAマイルなどの、クレジットカード払いじゃないと貯められないポイントを集めている方からすれば『自分も自分も!』と言いたくなる気持ちはわからなくもない話。
ただそうはいっても会計役はお金を集めて回るのが大変ですし、場合によっては支払いを誤魔化して逃げようとする参加者もいたりするわけですから、声に出して文句をつけるその気持ちはよくわかりません。
- メリット:ポイントがたくさんもらえる
- デメリット:釣り銭の用意や回収が大変
ものごとの良い側面しか見ていないように思います。
みんなクレジットカードを持ってるのに:
こういった経験をみんなしているからかはわかりませんが、6人前後でやる大人の飲み会の場合、参加者から現金を集めるだけ集めてそのまま現金払いしちゃうケースって多いですよね。
もちろんみんなクレジットカード保有者ばかりの飲み会なので、心の中ではクレジットカード払いしたい希望があるはずなんですが、ズルいとかそんなふうに思われるくらいなら集めた現金でそのまま払ってしまおう。
そんな警戒心が働いている可能性が高そうな感じがします。
- 本音:現金で払うくらいならカードで払ってポイントが欲しい
- 現実:自分だけズルいと思われたくないので現金で払う
なんだかもったいないなと思うものの、大人だからこその余裕と考えればこれもひとつのマナー&作法なのかも。揉めるくらいなら現金払い、これ最強です。
私がいつもやってる支払い手法:
では、どうすればそんな嫉妬の眼差しを向けられることがなくなるのか?どこまで参考になるかはわかりませんが、私がやっている方法を紹介したいと思います。
割り勘するにしても融通する:
まず、会計役を積極的に名乗り出てクレジットカード払いするところまでは一緒。
違うのは割り勘金額に端数が出てしまった時に『あっ、カード払いさせてもらうんで、ちょっと少ない金額でいいですよ』といったり、あまり飲み食いしていなかったような方に対してポイントで浮いた分のお金を渡すようにしている部分です。
- 通常の割り勘:
均等割した現金を集めた上でクレジットカード払いする(会計役だけが得をする) - 私の方法:
クレジットカード払いで恩恵を受ける代わりに、会計金額の端数を負担したり、割高になっている方にポイント獲得分を渡したりする
これならあいつだけズルい…と言われることもまずありませんし、みんなが不平不満を訴えずに会計を終わらせることが出来るので、なにかと良い手法だなと自分では思ってます。
なにせ飲み会ってどうしても飲む量、食べる量が多い方のほうが得する会計になりがちですからね。
こういう配慮がほんと重要です(気が使える人間としてあなたの評価も高まります)。
ポイント獲得がなくてもメリットはある:
『それじゃ会計役になるメリットが何もないじゃないか?』と思われるかもしれませんが、ある程度、割り勘の金額を調整したとしても手元にポイントって残るものなんですよね。
加えてクレジットカードの利用履歴を磨けること、そしてクラウド会計ソフトに記帳しやすくなるなどのメリットも存在。
こういったメリットがあるからこそ、私はポイント獲得数が0円であったとしてもクレジットカードを使っていますよ。みなさんも是非、実践をどうぞ。
以上、飲み会の時、お金を集めてクレジットカード払いする幹事役ってズルい?会計担当のポイント総取りは責められるべきなのかを書いてみた…という雑談でした。
参考リンク:
ポイントが貯まりやすいクレジットカードは下記記事を参考に。専門家おすすめの高還元率カードを紹介しています。