ここ最近、三井住友信託銀行(SMTB)を騙る不審なメールが増加傾向にあるので情報をシェア。
後述するような不審メールを受信した際はくれぐれもご注意ください。
三井住友信託銀行を騙るメール事例:
利用制限を知らせる不審なメール:
メール件名『【緊急情報】三井住友信託银行利用制限のお知らせ』にて届く、不審なメールです。
いつも三井住友信託銀行をご利用いただきありがとうございます。
他国の誰かがあなたのアカウントにログインして資金を盗もうとする試みを検出したため、あなたのアカウントは一時的に制限されています。
- ログイン日時: 2023/08/10
- IPアドレス: 116.207.181.201 Mozilla/5.0 (Linux; Android 11; 2201117TL) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/109.0.0.0 Mobile Safari/537.36
お客さまにはお手数をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願い申しあげます。本人確認後、制限を解除することができます
本人確認をご希望の方は、以下のボタンをクリックしてご本人様確認を行ってください。ご本人様確認のため、口座から1円を差し引かせていただく場合がございます。
※回答が完了しますと、通常どおりログイン後のお手続きが可能になります。
※一定期間ご確認いただけない場合、口座取引を制限させていただきます。
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本メールがご自身宛でない場合、他の方が誤って同じメールアドレスを登録したものと考えられます。配信停止のお手続きをさせていただきますので、メール本文を削除せず、件名を「宛先の間違い」と修正のうえ、ご返信をお願いいたします。
------------------------------------------------------------------------三井住友信託銀行株式会社
金融機関コード : 0294
登録金融機関 : 関東財務局長(登金)第649号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会
Copyright (c) Sumitomo Mitsui Trust Bank, Limited. All rights reserved.
もっともらしい表現で利用制限を伝えてくるため、受信すると慌ててしまう方が少なくないようですが、件名をよくみると「銀行」が中国語の「银行」になっていることがおわかりいただけるはず。
- 正解:銀行
- 間違い:银行
少なくとも日本国内から送信されたメールではないので、このようなメールを受信したとしても絶対に対応しないようお気をつけください。いわゆるフィッシング詐欺で間違いありません(フィッシング詐欺の詳細はこちら)。
入金規制や出金規制を知らせるメール:
メール件名『【重要・緊急】入金制限のお知らせ』で届く不審なメールです。
三井住友信託ダイレクトをご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客さまのお取引を規制させていただきましたので、お知らせします。規制内容は下記をご確認ください。
取引規制日時:2023/07/14
取引規制内容
- 出金規制
- 入金規制
規制解除するには下記へアクセスし、お手続きしてください。
※取引制限について 2023/07/14 までにご回答いただけない場合、 お客様のご回答に著しい不足がある場合、 もしくは ご回答から当社規約第8条(禁止事項)に抵触すると判断した場合、やむを得ず、お客様の口座を解約させていただくことがございますので、あらかじめご了承ください。
メール内で指定されているURLは三井住友信託銀行のものと異なるので、絶対にクリック&個人情報の入力をしないよう、お気をつけください。
心配な方はGoogle等の検索から三井住友信託ダイレクトにアクセスし、入出金が規制されていないかどうかをご確認いただければと思います。
不正ログインを知らせるメール:
メール件名『【自動メール配信】三井住友信託銀行で不正ログインを検知』で届く不審なメールです。
いつも三井住友信託銀行をご利用いただきありがとうございます。
別の国からの誰かによるあなたのアカウントへのログインの試みが検出されたため、あなたのアカウントはセキュリティ ポリシーによってブロックされました。
- ログイン日時: 2023/08/03
- IPアドレス: 226.55.100.158 Mozilla/5.0 (Linux; Android 11; 2201117TL) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/109.0.0.0 Mobile Safari/537.36
アカウントへの金銭的損失を防ぐため、下記URLから専用サイトにアクセスいただきご本人確認してください
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本メールがご自身宛でない場合、他の方が誤って同じメールアドレスを登録したものと考えられます。配信停止のお手続きをさせていただきますので、メール本文を削除せず、件名を「宛先の間違い」と修正のうえ、ご返信をお願いいたします。
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不正ログインがあった旨を知らされると、つい慌ててしまいたくなりますが、公式メールでは「別の国の誰か」といったような曖昧な表現を使うことはないため、落ち着いて読めばこれが偽メールであることがわかります。
当然、「本人確認」に指定されている飛び先URLも公式のものとは別モノ。絶対にクリック&銀行口座情報の入力をせぬよう、お気をつけください。
緊急連絡として取引目的の確認を促すメール:
件名:「【重要情報】三井住友信託銀行の緊急連絡、情報を確認してください。」で届くメール内容です。
平素は三井住友信託ダイレクトをご利用いただき、誠にありがとうございます。
当社では、すべてのお客さまにむけてお客さま情報、お取引目的等の定期的な確認を順次お願いしております。
下記の取引目的の確認ボタンをクリックすると「お客さま情報・取引目的の確認」の画面が表示されます。画面の案内に沿ってお客さま情報等の確認とご変更の有無、取引目的をご回答ください。確認事項の変更や新たな書類提出等がない場合、1分程度で完了します。
▼取引目的の確認
※取引目的の確認ため、口座から1円を差し引かせていただく場合がございます。
※回答完了後は通常通りアカウントをご利用いただけます。
※24時間以内に確認が取れない場合、口座取引が制限され、他人からの送金を受け取ることができなくなります。
※お客さま個別の事由で口座のお取引が制限されている場合、本件のお手続きを完了しても制限は解除されません。
お客さまにはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
そもそもの話、緊急連絡と題するメールにしては、中身にさほど緊急性がない時点で違和感あり。
「取引目的の確認」に割り当てられているURLも公式のものと異なるので、銀行口座情報やクレジットカード情報を入力しないようご注意ください。
公式サイトにも注意喚起あり:
尚、かなり多くのフィッシングメールが蔓延してしまっているようで、公式サイトにも大きめに注意喚起の掲載あり。
三井住友信託銀行を騙る偽メール・偽 SMS にご注意ください
本年3月19日(日)頃から、当社名を騙り、不審なウェブサイトに誘導する偽メール、偽 SMS が発信されているとの情報が多数寄せられております。
当該偽メール、偽SMS本文に記載されたリンク先の偽画面に会員番号・ログインパスワード・確認番号(乱数表)を入力する、確認番号(乱数表)の画像を送信(アップロード)する、偽サイトに表示された画面の電話番号に架電するなどを行いますと、インターネットバンキングでの不正送金の被害につながりますので、このような偽メール・偽 SMS は開かずに破棄していただくようお願いします。
公式対応としても「メールを開かずに破棄」を推奨しているので、みなさんも不審なメールを受信した際はそのまま削除をどうぞ。
参考リンク:
この記事に関連する情報や知識がわかるリンク一覧です。
- カード関連犯罪を学ぶ
- 不審なメール事例や情報漏洩まとめ
- 情報漏洩した際の対処法まとめ
- 専門家が推奨するクレジットカード
- お得なクレジットカード活用方法
- 貧困から抜け出すアイデア&考え方
- お金に困った時のヘルプ
最終更新日:2023年9月25日