フィッシング詐欺で入手した他人の銀行アカウントからお金を不正送金したとして、27歳の男性が逮捕されました。
手口はJRAの馬券購入サイトを経由したもの。
まず他人の銀行口座から馬券購入サイトに440万円を不正チャージをし、その後、自分の銀行口座に出金したようです（容疑者名を伏せた上で引用）。
日本中央競馬会（ＪＲＡ）の馬券購入サイトを悪用し、不正送金したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は、不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺の疑いで、住居不定の27歳無職を逮捕した。
指示役が、偽サイトに誘導しＩＤやパスワードを盗み取る「フィッシング」と呼ばれる手口で他人の銀行口座情報を入手し、容疑者が持つ馬券購入サイトのアカウントに不正チャージ。
そのアカウントから、自身の銀行口座に移していたとみられる。
通常なら銀行口座は凍結される：
尚、通常だと、フィッシング被害にあった銀行口座からどこかに不正送金されれば即座にその口座が凍結処理されるのですが、今回はJRAが持つ入金用口座。
通常、銀行の個人口座が不正送金に利用されると銀行が口座を凍結するが、ＪＲＡの口座は影響が大きいため容易に凍結できないという。
容易に凍結できない弱点をついた犯行であったことがわかります。
- 個人口座へ送金：即座に凍結される
- 企業の入金用口座へ送金：凍結は難しい
まぁほんと、よくこんな抜け道を思いつくものだよなぁ…と関心してしまうほど。今後も警視庁と犯罪集団のイタチごっこは続きそうです。
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最終更新日：2023年6月15日
