クレジットカードの読みもの

専門家がクレジットカードや電子マネーをわかりやすく解説していくサイトです。

Q.いつの間にかクレジットカードの限度額が引き下げられたんだけど?なぜ勝手に減額されたのか教えて

よくある質問とその答えの画像

質問:

『さっきクレジットカードの利用限度額を確認してみたら、いつの間にか限度額が引き下げられていたんだよね…。なぜ勝手に減額されたのか、理由を教えて!』

回答:

詳しい状況がわからないとハッキリしたことは言えませんが、予測するにクレジットカードの利用状況や、新規契約した消費者金融などが影響している可能性大。

特にキャッシングの利用金額が増えていたり、リボ払いの未払い金額が増加している場合には、直接的に関係がないクレジットカードであっても限度額が引き下げられる場合があります(下記のような事例があると下がりやすい)。

  • 新しく消費者金融と契約をした
  • 銀行カードローンを使い始めた
  • 当該カードでリボ払い利用が増えた
  • 当該カードで支払遅延を起こした
  • 他社発行のカードでリボ払い利用が増えた
  • 他社発行のカードで支払遅延を起こした

決して珍しいことではありません。

カード会社や消費者金融はあなたの利用状況を共有している

カード会社や消費者金融はあなたの利用状況を共有している

属性の変化に応じても限度額は下がる:

ほかにも下記例のような変化によって限度額の引き下げが行われるので、クレジットカードやキャッシングの利用状況に変わりがないなら、その線を疑ってみてもいいのかも?

  • 勤務先が中小企業に変更となった
  • おおきく年収が下がった
  • 結婚して家族構成が変わった
  • 会社を定年退職をした
  • 定年後に嘱託職員になった
  • 70代以上の高齢になった
  • 実家を出て一人暮らしをはじめた

こんな感じで限度額はとにかく水もの。一旦、大きく引き下げられたとしても、数ヶ月程度でまた上がることさえありえます。

現金化しやすい商品を買うと下がる場合も:

加えてもうひとつ。

商品券やJRの回数券など、現金化しやすいものをクレジットカードで購入すると、限度額を引き下げられてしまう事例あり。

  • 商品券の購入が増えた
  • JRの回数券購入が増えた
  • ブランドショップ利用が増えた
  • 家電量販店利用が増えた

とりわけキャッシング枠をすべて使い切っていると「ショッピング枠の現金化」を疑われてしまうのでご注意ください。

お金に困っていると思われているのかも:

次に、どうしてこのような変化が生じると限度額が下がるのか…といえば、あなたの可処分所得(自由に使えるお金)が減ったと判断されたため。

わかりやすくいうとクレジットカード会社から「お金に困っているのではないか?」と疑われたことで、利用限度額が引き下げられてしまったのですね。

  • お金に余裕がありそう:限度額が勝手に上がる
  • お金に困っていそう:限度額が勝手に下がる

限度額を戻したいならリボ払いやキャッシング利用を控え、カード会社からの信頼を回復させるほかありません。

詳しくは信用を解説したこちらの記事を参考にどうぞ。

参考リンク:

この記事に関連する情報や知識がわかるリンク一覧です。

最終更新日:2024年4月23日

PAGE TOP