クレジットカードの読みもの

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偽造カード被害や番号盗用など、2019年に発生した国内クレジットカードの不正利用被害額まとめ

2019年1月~12月の間に、日本国内で発行されたクレジットカードが対象となった不正利用被害額をまとめたデータです(数値は一般社団法人日本クレジット協会の統計から)。

クレジットカード不正被害の発生状況
項目 被害額 構成比
不正利用被害額の内訳 偽造カード被害額 17.8億円 6.5%
番号盗用被害額 222.9億円 81.3%
その他不正利用被害額 33.4億円 12.2%
不正利用被害額(総額) 274.1億円

各項目の解説は下記参照に。

  • 偽造カード被害額:
    スキミング被害などによって流出したカード情報によってクレジットカードそのものが偽造され、店頭などで利用された際の被害額です。
  • 番号盗用被害額:
    通販サイトからの情報漏洩や、スキミング被害等によって流出したカード情報が悪用された被害額のこと。近年、増加傾向にあります。
  • その他不正利用被害額:
    カード保有者本人が財布ごと紛失したり、スリや空き巣などに不正利用された事例など、偽造カード&番号盗用に当てはまらないケースの被害額です。

ネット通販が暮らしの中に浸透したことにより、不正被害の中心は番号盗用に。

今後も個人情報漏洩等によって流出したカード番号がネット上で不正利用される危険性は高そうです。

参考リンク:

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最終更新日:2024年1月19日

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