近頃、Amazonを騙るフィッシングメールが急増中。
Amazon Primeの有効期限が切れてしまった、カードの支払ができなかった、請求先住所が変更された…など、メール受信者を慌てさせるメールが届いたとしても、あわせてに対応ください。
以下、実際に届くフィッシングメール事例を紹介していきます。
Amazonを騙る不審なメール事例：
Amazonアカウントの更新エラーを伝えるメール：
Amazonのアカウントが更新できなかったことを伝える、不審なメール事例です。
残念ながら、Аmazon のアカウントを更新できませんでした。
今回は、カードが期限切れになってるか、請求先住所が変更されたなど、さまざまな理由でカードの情報を更新できませんでした。
お客様のアカウントを維持するため Аmazon アカウントの 情報を確認する必要があります。下からアカウントをログインし、情報を更新してください。
一見、公式メールのような見た目をしていますが、「支払い情報を更新する」に割り当てられているURLは公式のものと異なるのでご注意ください（詳しくはフィッシング詐欺を解説したこちらの記事参照）。
Amazon注文の出荷ができないことを伝えるメール：
件名「【緊急】Amazon注文を出荷できません」で届くメール事例です。
Amazon お客様
この度はAmazonをご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客様の注文の支払い方法に問題が発生しており、現在注文を出荷できない状況になっています。問題が解決されるまで、ご注文を出荷することができませんので、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
お客様のAmazonアカウントで登録されている支払い方法について、以下の点を確認してください。
- 信用カードが有効期限切れになっていないか
- 信用カードの利用限度額に余裕があるか
- 最近、支払い方法を変更した場合には、変更が正しく登録されているか
上記を確認し、必要な修正がある場合は、以下の手順に従ってアカウント情報を更新してください。
- Amazonにこログインして、アカウントページにアクセスする。
- 「アカウント&リスト」をクリックする。
- 修正が必要な情報を入力し、「保存」をクリックする。アマゾンにログインする。
「注文が出荷できない」と言われるとつい、焦ってしまうところですが、あわてて対応すれば犯行グループの思うつぼ。
飛び先URLはAmazon公式のものと異なるので、絶対に個人情報やIDパスワードを入力しないようお気をつけください。ついでにいうと「信用カード＝クレジットカード」のことですね。
Amazonの情報確認を促すメール事例：
Amazonの情報確認を促すメール事例です。
平素はAmazonをご利用いただき、ありがとうございます。お客様のアカウント情報に関する重要なお知らせがございます。
弊社のシステムによると、お客様のアカウント情報が不完全であるため、アカウントと支払いが制限されています。これは、お客様がログインできなくなる場合や商品の注文ができなくなる場合があることを意味します。
このままの状態で何もしない場合、アカウントが永久に停止される可能性があります。ご注意ください。
このフィッシングメールのなにが凄いかって、三井住友カードのメールをそのままAmazon仕様にして悪用している点。
一番上に「Have a good Cashless.」という文字を確認できるかと思いますが、これが三井住友カードのキャッチコピーとなります。それゆえ、言うまでもなく100％詐欺＆公式メールではありません。
参考リンク：
この記事に関連する情報や知識がわかるリンク一覧です。
最終更新日：2023年9月29日
