2007年におけるヤミ金融の検挙事件数、被害人数、被害額をまとめた統計データです(警察庁の警察白書より引用)。
金融事犯の検挙状況データから銀行法違反等の事犯を除いた数値を紹介しているため、これをみれば「ヤミ金に限定した実態」が見えやすいかと思います。
ヤミ金融事犯の検挙状況
項目 | 数値 | |
---|---|---|
ヤミ金融事犯の検挙事件数 | 484件 | |
ヤミ金融事犯の被害人員等 | 14万8,543人 | |
ヤミ金融事犯の被害額 | 303憶8,998万円 |
各項目の解説は下記の通り。
- ヤミ金融事犯:
貸金業法違反(無登録営業)及び出資法違反(高金利等)に係る事犯。 - 被害人員等:
被害人員等には、高金利貸付等に係る借入者、詐欺の被害者等を計上している。2008年以降は警察白書に統計データなし。 - 被害額:
被害額等には、高金利等に係る貸付金額、詐欺の被害額等を計上している。2008年以降は警察白書に統計データなし。
ご覧のようにヤミ金融事犯の被害額は年300億円以上ととんでもない数字に。
貸金業規制法の改正によってこれらの数値がどこまで減っていくのか、業界の完全化が試される感じですね。
参考リンク:
この記事に関連するページ一覧です。
最終更新日:2023年8月31日