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2022年のキャッシュレス決済額と比率の内訳(クレジットカード、デビットカード、電子マネー、コード決済)

キャッシュレス決済の年間決済額と民間最終消費支出に対する比率データです(経済産業省がまとめた統計データ)。

キャッシュレス決済額とその比率内訳(2022年)
項目 決済額 民間最終消費支出に対する比率
キャッシュレス決済の分類 クレジットカード 93.8兆円 30.4%
デビットカード 3.2兆円 1.0%
電子マネー 6.1兆円 2.0%
コード決済 7.9兆円 2.6%
キャッシュレス決済合計 111.0兆円 36.0%
民間最終消費支出 308.5兆円

民間最終消費支出とは、(1)家計最終消費支出と(2)対家計民間非営利団体最終消費支出の合計です。

(1)家計最終消費支出

家計最終消費支出とは、居住者である家計(個人企業を除く)の消費財及びサービスに対する支出です。居住用の固定資産に対する支出は総固定資本形成であり、最終消費支出には含まれません。

住居にその所有者が住む場合には、住居が産出する居住サービスは、その所有者の産出であると同時に最終消費支出として記録されます(持ち家の帰属家賃)。

(2)対家計民間非営利団体最終消費支出

対家計民間非営利団体最終消費支出とは、対家計民間非営利団体の産出額(中間投入+雇用者報酬+固定資本減耗+生産・輸入品に課せられる税)から財貨・サービスの販売と自己勘定による総資本形成(研究・開発)を控除したものです。 

民間最終消費支出に対するキャッシュレス決済比率は36.0%を達成。政府が掲げるキャッシュレス決済比率40%実現までもう少し…といったところです。

また、ついにPayPayやd払いといったQRコード決済額が電子マネー決済額を上回った点も要注目。引き続きQRコード決済は伸び続けていきそうな気配です。

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最終更新日:2023年8月23日

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