今回はVISAゴールドカードやVISAプラチナカードといった、VISAカードのグレードランク(格付け順位)に関する説明をしてみたいと思います。
『えっ?ゴールドカードが一番上なんじゃないの?』という方は残念ながら情報が古いままかも。
今やゴールドカードよりも上のグレードを持つVISAカードは増えてきているので、古いランクしか把握していないという方は、この機会にVISAの階級に関する知識をつけてみてくださいね。
VISAカードのグレードランクまとめ:
2020年現在、VISAのグレードランクは下記の通り(上ほどランクが高い)。
- VISA Infiniteカード(ブラックカード)
- VISAプラチナカード
- VISAゴールドカード
- VISAクラシックカード
大きくわけて4つのランクに分類されているので、それぞれを個別に解説していこうと思います。
VISAクラシックカード:
まず、VISAブランドにおける一番下のグレードがVISAクラシックカード。
年会費無料クレジットカードやリボ払い専用カードなど、年会費が無料からだいだい3,000円程度なVISAカードがこれにあたります。
有名なカードとしてはやはり三井住友カード(旧名:三井住友VISAクラシックカード)ですね。
他にも楽天カードやライフカード、ニコスカードといった主要なカード会社がこのVISAクラシックカードを発行しているため、とにかく種類が多いランクである…ということもできそうです。
国内外で使えることが最大のメリット:
VISAクラシックカードのメリットは、日本国内や海外での支払いに幅広く使えるという点。
ご存知のようにVISAカードは世界中の国や地域で使えるクレジットカードなため、これこそがVISAクラシックカードを持つメリットであると言えます。
反面、VISAクラシックカードにはそれ以外のメリットはほとんどなし。
基本的にアメリカでも韓国でもイタリアでもフランスでも使える…ということくらいしか強みはないので、過度な期待は持たないようにしてもらえればと思います(海外でも使える旅行用VISAカードは下記記事参照)。
VISAゴールドカード:
次に、黄金に光り輝くVISAブランドのゴールドカードも、気付けば下から2番目のランク。
もはやゴールドカードが一番上のカードではなく、こういってしまってはアレですが誰でも持つことが出来るVISAカードの部類に入るグレードとなります。
サービス内容も控えなことが多い:
では、気になるVISAゴールドカードのサービス内容は…というと、国内主要空港のラウンジが無料利用できるとか、海外旅行傷害保険が付帯されるなどの基本的な優待&保険がついてくるくらい。
- (代表的なカード)三井住友カード ゴールド
また、VISAゴールドカードによっては海外旅行傷害保険が申し訳程度にしかついていないとか、ゴールドカードなのに空港ラウンジが使えない場合もあるので要注意。
そのくらい昨今ではVISAゴールドカードのステータス性が低下してきてしまっているのですね。詳しくはゴールドカードについて詳しく解説している下記記事を参考にどうぞ。。
VISAプラチナカード:
VISAゴールドカードよりも上のランクに位置するのがVISAプラチナカード。
黄金(ゴールド)よりも白金(プラチナ)のほうが価値が高いことから、この名前が付けられたと言われています。
サービス内容は非常に充実:
VISAプラチナカードくらいになるとトラベルサービスやコンシェルジュデスクの利用など、保有者専用のサービスが一気に増える印象。
当然、VISAゴールドカード向けに提供されているサービスは全て使えるので、ゴールドカード以上のサービスを使いこなしたい方に最適です。
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(代表的なカード)三井住友カード プラチナ
こちらも別途、プラチナカードを解説した記事を作っているので、興味がある方はそちらもご覧ください。
VISA Infiniteカード:
VISA InfiniteカードはVISAの最高峰ブラックカード。
日本では現在、地方銀行であるスルガ銀行のみしか発行に対応しておりませんが、スルガ銀行といえば2018年に一騒動を起こしてしまった銀行。
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(VISA公式ページ)Visa Infinite Japan
Visa Infiniteカードは多くの優れた特徴とサービスを提供いたします。Visa InfiniteカードはVisaの商品の中で最上位に位置するカードです。
Visa Infiniteカードはカード発行金融機関よりご案内を差し上げた方のみに発行されます。
現時点でVISA Infiniteカードの発行ができているかどうかはわかりません。
三井住友カードでは発行していない:
尚、VISAカードの発行で有名な三井住友カードでは、現時点でこのVISA Infiniteカードの発行には未対応。
つまり三井住友カード プラチナが三井住友カード株式会社における最高峰のVISAのカードという位置付けなので、ブラックカードが欲しいという方にとってはちょっと残念かもですね。
VISA Signatureカード:
他、日本国内ではまだ発行が確認されていませんが、世界的に見るとVISA Signatureカードの発行がされている国もあります。
こちらはVISA Infiniteカードと同等のサービスが提供されていると言われているので、VISA Infiniteが上とかVISA Signatureが上とかそういうのはない模様。
どちらもVISAとしてはブラックカードという位置づけのようです。
自分に適したVISAカードを作ろう:
ここまでVISAのグレードランク(格付け)を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
このようにランクによってカードの色が違うだけでなく、サービス内容も大きく変わってくるため、自分がどういったサービスを求めているかで作るVISAカードの種類を選んでもらえればOK。
『いやいや、自分は買い物での支払いに使えれば十分だよ』という場合にはVISAクラシックカードでほんと十分です。
サービスを求めるならVISAゴールド以上を:
反面、トラベルサービスから手厚い旅行保険までほしいと思う方はVISAゴールドカード以上を選ぶのがおすすめ。プラチナカードくらいになれば様々なサポートも選べるので、年会費以上の恩恵を受けることが出来ますよ。
- 買い物で使えればOK…クラシックカード
- ステータスが必要…ゴールドカード以上を
以上、VISAカードのグレードランクまとめ。クラシックカードが一般的なカードで、VISA Infiniteカードが最高峰のブラックカードです…という話題でした。
参考リンク:
VISAにかぎらず一般的なクレジットカードランクが知りたいという方は、下記記事も参考に。
VISAブランド以外にどのような国際ブランドがあるのか、そしてブラックカードにはどんなサービスがあるのかなどを解説しています。