クレジットカードの読みもの

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タバコしか買えない電子マネー「ピデル」がひっそりと廃止に。taspoに電子マネーが内蔵されていたこと自体、知っていた方は僅かです。

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taspo(タスポ)に内蔵されていた電子マネーであるピデルが、2014年3月31日をもって新規購入不可になったようです。

いやはや、ピデルが誕生した当時には少し話題になったものなんですが、今やすっかりその存在を忘れてた…という方も多いのではないでしょうか?

電子マネー「ピデル」残高払戻しのお知らせ

一般社団法人日本たばこ協会様発行の「taspoカード」に付帯している電子マネーサービス「ピデル」をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

ピデル発行元である弊社は、電子マネー「ピデル」につきまして、2015年2月25日(水)をもってサービスを終了しました。

ピデルのサービス終了について:

メリットが全くなかった電子マネー:

ではなぜピデルが新規購入不可になってしまったのか?この理由は単純で、電子マネーとしてピデルを使うメリットが全くなかったためです。

事実、ピデルはtaspoを読み取ることが出来る自動販売機で購入&利用することが出来たのですが、ポイントや割引などの特典メリットは完全に無し。そのため、自動販売機でタバコを買う専用の電子マネーでしかありませんでした。

  • 他の電子マネー:使える場所が多くポイントが貯まる
  • ピデル:タバコの自販機のみ&ポイント無し

だったらタバコ自販機にiDやSuicaを付けてくれたほうがどれだけ助かるか…って話ですよね。

利用者がごく僅かだったピデル:

結果、そんなサービス的な魅力が全くなかったせいか、ピデルの利用者は年々減少傾向にあったようです。上記記事より引用させてもらいますね。

2008年7月のtaspo全国展開時には、35万人(taspo会員の4.5%)の方が電子マネー「ピデル」を利用しておりましたが、年々減少し、2013年10月のピデル利用者数は約4.4万人(taspo会員の0.4%)となっています。

(中略)

ピデル利用者約4.4万人のうち、約67%の利用者は週1回以下の利用頻度です。

言うなれば、ピデル=日本で1万5,000人程度しか使っていなかった電子マネーだったんですね。これでは廃止されても当然だな…と思います。

ピデルは何のために作られたの?

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そんな誰も使わない電子マネー、何のために作られたんでしょうか?ピデルを運営管理していた一般社団法人 日本たばこ協会に、その理由の記載がありました。

taspo会員数の増加、及び、taspoの利用促進を目的としていました。

うん、微妙…。

ピデルが無かったらtaspoは普及しなかったのかといえばそんなこともないので、ちょっとした利権のひとつだったのでしょう。税金がまた、不要に浪費されてしまった形となります。

以上、タバコしか買えない電子マネー「ピデル」がひっそりと廃止に。taspoに電子マネーが内蔵されていたこと自体、知っていた方は僅かです…という話題でした。そういえばチャージ済みのピデルがあったな…という方がいたら、2015年の2月25日までに使い切るようにしてくださいね。

参考リンク:

ピデルのように煙草購入でしか使えないのではなく、コンビニやドラッグストアなど、様々なところで使える電子マネーが欲しいという方は下記記事も参考に。

国内で流通している主要なプリペイドタイプの電子マネーを紹介しています。

news.cardmics.com

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