クレジットカードの読みもの

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地方在住の場合、水道料金はクレジットカード払いできない寂しさ。水道代は毎月かかる費用なのに、都市部しかカードで支払えない現状です。

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毎月かかる水道料金。

この費用って東京や横浜に住んでいると当たり前のようにクレジットカード払いが出来る時代になりましたが、実はまだまだクレジットカード払い出来る市町村のほうが少ない現状にあります。

例えば中国地方の主要都市である広島市の水道局を見てみてください(引用はこちら)。

Q.水道料金は、クレジットカードでも支払えますか。

現在のところ、クレジットカードによるお支払いは取り扱っておりません。口座振替または水道料金の請求書による払込みのどちらかの方法をご利用ください。

なお、クレジットカードによるお支払いは、システム改修などの導入経費が多額となることや口座振替と比較して手数料が割高であることを踏まえて、水道料金の原価を抑制するなどの観点から、当面導入は予定していません。

寂しすぎる話ですが、2019年の現在でも銀行口座振替か、コンビニ払い等にしか対応していません(同様に名古屋市、岡山市、金沢市、奈良市、千葉市、北九州市などでもカード払いは出来ない)。

なぜ水道代はカード払いできないのか?

日本特有の水道事業の影響:

ではなぜ水道料金をクレジットカード払い出来ないのか…というと、これは日本特有の水道事業のせい(水道事業についてはWikipedia参照)。

日本国内でも水道の民営化や包括的な委託の受け皿となるべく企業が設立されるとともに、一部の地方都市で実際に包括的な委託を受託した例もある。

しかし、日本国内では大規模な水道事業を民営化したり、運営全てを民間企業に委託(包括的委託)した例は無い。

なお、浄水場の運転操作や保守点検等の一部分や、料金徴収など周辺事業を民間委託している例は多数あるが、これらは水道事業に関わる経営判断を含め多くの部分を民間に任せている欧米の方式とは異なっている。

要するに上下水道は大手企業ではなく各市町村が運営しているため、カード払いの導入についてもそれぞれの自治体に委ねられてしまっているのですね。

だから小さい市町村に限らず、大きめの政令指定都市であってもなかなか、クレジットカード払いが導入されていかない現状があるのです。

このまま放置してはいけない:

しかしだからといって市町村に任せっきりなのもおかしい話。

クレジットカード会社側が積極的に市町村に売り込みをしたり、地方自治体よりも上、つまり政府に対して直接導入を促したりすることは出来るはずです。

それなのに未だに重要なインフラである水道料金すらクレジットカード払いが出来ない現状を、私は情けなく思います。くどいようですが今は2019年ですからね。1990年代ではありません。

以上、地方在住の場合、水道料金はクレジットカード払いできない寂しさ。水道代は毎月かかる費用なのに、都市部しかカードで支払えない現状です…という話題でした。すこしでも早く、日本のどの地域でも水道料金がクレジットカード払い出来る日が来ることを祈っています*1

参考リンク:

東京都の水道局などではVISAやマスターカードといったクレジットカード払いを受け付けてくれています。

また、2014年にはやっと、大阪市の水道料金もカード払いOKになりました(他、クレジットカードで支払い可能な固定費は下記記事を参考に)。

news.cardmics.com

*1:小さな市区町村で導入できないのはわかりますが、仙台市のような大きな都市では早めにクレジットカード払いを導入してほしいです。

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