クレジットカードの読みもの

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クレディセゾンがゴールドカード以上の保有率を開示!発行枚数あたりにおけるプレミアムカードの発行比率は15%程度のようです。

カジノチップを撮影した画像

セゾンカードの発行&管理をおこなう株式会社クレディセゾンが、IR資料上で総発行枚数おけるプレミアムカードの発行比率を開示。

あくまでセゾンカードに限った数値ではありますが、データ的に面白かったので情報をシェアさせていただきます。

プレミアムカードの発行比率:

プレミアムカードの発行比率は約15%:

早速、クレディセゾンが開示してくれたデータを転載するとこんな感じ。

プミアムカードの発行比率(2012年と2022年を比較したデータ)

プミアムカードの発行比率(2012年と2022年を比較したデータ)

ご覧のように総発行枚数に対するプレミアムカードの発行比率はわずか15%程度なんですね。

法人カード発行分を除くと、だいたい80%強が年会費無料 or 年会費をほとんど必要としない一般カードを保有していることがわかります。

  • 全体の80%強:一般カード
  • 全体の20%弱:プレミアムカード

意外とゴールドカードやプラチナカードの発行枚数って少ないんだな。そう思った方も多いのではないしょうか?

提携カードも多いので薄まってるけれども:

まぁクレディセゾンの場合はMUJIカードやみずほマイレージクラブカードセゾン Suicaなど、年会費が割安な提携カードが多いこともその背景にありそうな感じ。

ただプレミアムカードの中には年会費が3,300円(税込)のセゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード等のプレミアムカードと呼ぶか微妙なカードも含まれているため、数値的には上にも下にも引っ張られたニュートラルなものかな…という気もします。

プレミアムカードの中には年会費が安いカードが含まれる

プレミアムカードの中には年会費が安いカードが含まれる

それにセゾンカードはここ10年、多額の広告費をかけてアメックスブランドのゴールドカード&プラチナカードの獲得に注力してきましたからね。

それでこの発行比率なことを考えると、いかにゴールドカードやプラチナカードの発行枚数を伸ばすことが難しいかがわかります(たぶん御年80歳を過ぎた会長さんあたりは不満に思ってる頃でしょう)。

世の中全体のプレミアムカード保有率は高くない:

このようにクレディセゾンですらプレミアムカードの発行比率が15%なことを考えると、dカードや楽天カード等の特殊な事例を除き、他のカード発行会社も似たような数字かそれ以下になっていると推測。

普段からクレジットカード情報を漁っているとつい、プレミアムカード保有率って30~40%あるんじゃないかと錯覚してしまいがちですが、実際には日本人の年会費負担に対するアレルギーはまだまだ強いようです。

以上、クレディセゾンがゴールドカード以上の保有率を開示!発行枚数あたりにおけるプレミアムカードの発行比率は15%程度のようです…という話題でした。

参考リンク:

年会費無料カードをお探しの方は下記記事を参考に。専門家推奨のおすすめカードを紹介しています。

news.cardmics.com

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