世の中に一定数存在する「ガチで楽天市場が嫌いな人」たち。
正直、私自身は楽天市場を好んで利用している人間のため、なぜそこまで楽天が嫌いなのかはわからないのですが、楽天が嫌いな人たちは楽天市場のほうがお得であっても頑なにAmazon.co.jpを利用したがる傾向にあります(箇条書きにするなら下記のような感じ)。
- Amazonのほうがお得:Amazonで購入
- 楽天でもAmazonでも同じ価格:Amazonで購入
- 楽天市場のほうがお得:Amazonで購入
- 楽天でしか売ってない:諦めて別商品をAmazonで購入
- どうしてもその商品しかない:泣く泣く楽天を利用
そこで今回は個人的にも興味があったので、楽天嫌いを公言している知人男性に「なぜ楽天市場を使いたくないのか」を聞いてみました。
すると楽天市場のデメリットがいくつか見えてきたので、雑談がてらそれらの問題点をまとめてみたいと思います。
楽天市場を使いたくない理由まとめ:
1.配送が遅い、いつ来るかわからない:
楽天嫌いな彼曰く、楽天市場で一番嫌いなのは商品の配送が遅い点だそう。
中には翌日や翌々日に届く場合もありますが、あす楽以外の商品だと「入荷次第発送」、つまりいつ届くかわからないことがイライラに繋がるようでした。
- Amazon:
Amazon Primeに加入すれば、だいたい翌日に届く - 楽天:
店舗によって発送日がバラバラで届く日がわかりにくい
これは私も先日経験したばかり。
楽天市場の公式ストアである「楽天24」でトイレットペーパーや洗剤などを買ったら在庫不足で届くまでに8~9日かかり、『これじゃダメだな…』と思わされました。
せめていつ届くのかが明確になってさえくれれば良いんですが、それすら楽天市場では不明瞭なことが多め。
「在庫入荷次第の発送です」と言われても困ってしまう気持ちはよくわかります。
2.商品ページが時代錯誤:
2つ目は楽天市場の商品ページが時代錯誤だそう。
とにかく縦に長い、画像たっぷり、文字装飾満載…などなどがAmazonと比べると見難くて、買いたい気持ちを萎えさせると言っていました(下記のようなページのことですね)。
確かに特定の層には効果的な商品ページなんだとは思いますが、どうやらこのやり方を嫌う人たちも少なくないようで、Amazonをはじめとしたシンプル系の通販モールに魅力を感じてしまう方が多いのでしょう。
3.写真よりも安っぽい商品が届く:
3つ目は商品画像よりも安っぽい商品が届きがちな点。
なかでも洋服などでその傾向が顕著だそうで、楽天では安っぽい商品を高そうに見せすぎる傾向にあるそうです。
- Amazon:
商品ページがシンプルなので購入すべきか冷静に判断できる - 楽天市場:
商品ページの演出が過剰すぎて、良い商品に見えてしまう
まぁこれについてはテレビ通販やカタログ通販などでも同じ傾向にありますが、Amazonより楽天が顕著なのは事実でしょうね。
商品ページが長く詳しい商品であればあるほど、安物買いのゼニ失いになってしまう傾向が強いように思います。
4.ショッピングカートが姑息:
4つ目は楽天のショッピングカートが姑息だと言ってました。あの、買い物をするといつの間にか6~7のメールマガジン購読になってるアレですね(苦笑)
この点は私自身もそう思いますし、そんな風にして読ませたメールマガジンの効果も限定的になってきているわけですから、そろそろ方針転換をして読みたいメールマガジンのみを読める状況にして欲しいところ。
- Amazon:
利用してもメルマガ新規購読などの落とし穴がない - 楽天市場:
利用すると半自動的に大量のメルマガを購読させられている
実際、今回の彼以外にも、これで楽天が嫌いになった友人は私の周りにも少なくありません。
長く愛される通販モールにしていきたいなら、楽天もしっかり方向転換する時期に来ていると思います(毎回毎回、読みたくもないメールマガジンが届いたり、その購読解除をするのが面倒)。
5.メールマガジンが嫌い:
4つ目に引き続き、5つ目のメールマガジンが多いのも問題とのこと。
事実、Amazonからはメールマガジンなんてほとんど届かないので、楽天市場の多さばかりが際立つ形になってしまっています。
- Amazon:
メルマガが圧倒的に少ない(売りつけようとするメールは届かない) - 楽天市場:
楽天市場からのメルマガだけでなくお店からも大量のメルマガが届く
これについては前項のショッピングカートを改善すれば、だいぶ利用者の不満も解消できるようになっていくので、早めに対策してほしいところ。
それに今やメルマガの購読率なんて1%未満な時代。
それを考えると無理やりメールマガジンを購読させてもアンチを作り上げるだけで、宣伝効果なんてほとんどないですよね*1。
楽天は自分で自分のクビを絞めてるような気がしてなりません。
6.ヘッダーが長すぎ&バナーだらけ:
6つ目はヘッダーやバナー部分が長すぎて、肝心の商品がどこにあるかわからない場合が多いのも不満だそう。
時々ありますよね、延々とスクロールしていかないと肝心の商品解説まで辿りつけないページって(苦笑)
これもAmazonではほぼほぼすべてのページで、ファーストビュー(スクロールしなくても表示される部分)に商品画像、値段、購入ボタンなどが表示されるわけですから、対比をすると楽天がいかにゴチャゴチャして不親切かがわかります。
- Amazon:
商品画像、値段、購入ボタンがわかりやすい(ファーストビューに表示される) - 楽天市場:
だいぶスクロールしないと価格や購入ボタンなし(ファーストビューは宣伝だらけ)
まぁ楽天を使い慣れている私からすると「通販サイトってそういうもんだ」くらいに思っていた部分だったんですが、世間一般の常識で考えれば確かに使いにくい&見えにくいと言われても仕方ない点だと思います。
※楽天側も対策として、パソコン表示時の右下にポップアップを表示させるようになりましたけど、それでも使いにくさは残ってますね。
7.ポイント○倍って何倍だよ:
最後はこれ、楽天市場のポイント倍率がわかりにくすぎてどれだけお得かわからないというもの。
実際、SPU経由でポイント4倍になって、楽天イーグルス&ヴィッセル神戸勝利でポイント3倍になって、楽天スーパーセールで6店舗買い物をしたからポイント5倍がついて…えっとえっと…って確かになりますからね。
彼曰く、いったい自分がどのくらい得をしているのかわからない、複雑怪奇なポイント制度が逆に面倒に感じるそうです。
ここもなにか、一目瞭然で自分のポイント獲得数がわかるものが表示できると違うんでしょうけれど、今のままだと自分がどのくらいお得になってるかわからないまま買い物をしている人のほうが多いのかも。
私のように毎日、クレジットカードだ、ポイントだと調べている専門家でも時々混乱してしまうくらいですから、もう少しシンプルなものに作り変えないといけない時期にきているのかもしれません。
クレジットカードを作らせようとしすぎ:
これら分かりづらさに加え、楽天カードをとにかく作らせようとするその姿勢にもげんなりしてましたね。
確かに楽天カードがあったほうがお得に買いものが出来るのはわかるものの、頻繁に楽天市場を使わない人にとっては余計なおせっかいなのでしょう。
他にも楽天市場の問題点は多数:
他にも楽天市場で検索すると似たような商品がズラリと並んで欲しい商品がどれかわかりにくい、検索キーワードとは関係のない商品が並ぶ、在庫アリと書いてあるのに在庫がない場合がある、楽天スーパーセール時などに架空の定価を見せて割引率をアピールする…などなど、楽天嫌いな方の意見を探してみるとまだまだ問題点は多そうな感じ。
- 商品の価格比較がしにくい
- 在庫の有無がわかりにくい
- 大きさや色で絞り込みにくい
- 割引品が割引じゃないことがある
- 購入直後でもキャンセルが出来ない
楽天市場はお店の集合体なだけに楽天側でも対応に苦慮しているのだとは思いますが、こういったものも楽天市場が嫌いな人を生む要因になっているのでしょう。
ひとつひとつ、解決していってほしいものです。
楽天が嫌われる理由はたしかに存在した:
ここまで楽天が嫌いな人が楽天市場を使いたくない理由をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
個人的には楽天嫌いな人って、シンプルに楽天そのものが嫌い…って感覚のほうが強いのかな?と思っていたんですが、実際にはちゃんと理由があって楽天を嫌っているものなのですね。
たいへん勉強になりました。
楽天が改善しないとアンチは増え続ける:
今後、楽天側がこういったデメリットや問題点をしっかり改善していかない限りは、インターネット上にアンチ楽天が増えていってしまうだけ。
そうならないようにそろそろ楽天には、いい加減、重い腰を上げて改善してほしいと思います。兎にも角にもまずはメルマガ対策から…でしょう。
以上、楽天市場がガチで嫌いな友人に、楽天を使いたくない理由を聞いてみた。なぜ楽天市場のがお得な場合でも、頑なにAmazonを使い続けるのか…という話題でした。
参考リンク:
楽天市場でお得に買いものできる「楽天カード」が嫌われている理由を知りたい方は下記記事もあわせてどうぞ。
*1:加えてキャンペーンエントリーと同時にメルマガ自動購読も辞めていただきたいですね。あれも後日、購読した記憶のないメールマガジンが楽天から届いて発覚するヤツです(利用者側の不信を招く)。