コンビニなどで無造作に販売されいているAmazonギフト券やiTunesカードなどのギフトカード類。
これ、いつでも自分用としても贈答用としても購入が可能なため、私たち一般消費者からすれば凄く助かるアイテムではあるんですが、よくよく考えてみるとこんなに無造作に置いておいて大丈夫なのかちょっと心配になりますよね。
なにせ1万円程度するギフトカードが山のように置かれている状況。
仮に万引き常習犯なんかに狙われてしまったら100万円単位での損害になるわけですが、コンビニ側ではどのように対策をしているのでしょうか?
そこで今回はコンビニのギフトカード販売における安全性について徹底解説。これを読めばなぜ、あんなにも無造作にギフト券が販売されているのかがわかりますよ。
ギフトカード盗難への対策について:
POSAシステムを使っているので安全:
まず、コンビニで販売されているAmazonギフト券やJCBプレモカード等のギフトカードは、POSアクティベーション(POSA)というシステムを採用しているために盗まれても全く問題ありません。
POSAシステムとは簡単に説明すると、コンビニのレジで購入されて初めて、そのギフトカードが使えるようになる仕組みのこと。
- 購入される前:ただのプラスチックカード
- 購入された後:ギフトカードとして使える
要するにギフトカードは購入されないとギフトカードとしての価値を持たないのですね(引用はこちら)。
POSA(Point Of Sales Activation)とは、レジで支払いを行わないと対象のプリペイドカードが使えないようにする技術のこと。
POSA対応のカードはレジを通した段階で初めて有効化され、店舗に陳列された状態から盗難されても使用できない。
これにより店舗側にとっては盗難・在庫のリスクが減少するのに加え、設置方法の単純化によりスペースの確保がしやすく、管理コストも抑えることができる。
なるほど、これなら大量に盗まれたとしても全く問題がありません(印刷代などは別途必要にはなる)。
無造作に商品陳列しても問題無し:
このように本来であればレジの裏などにおいて厳重に鍵をかけておくべきギフトカードも、このPOSAシステムがあれば無造作に陳列しておくことが可能に。
- POSAカード:盗まれても安心
- 通常のギフトカード:盗まれると大変
当たり前ですが盗まれてもいいように考えられているからこそ、あれだけ無防備&無造作にギフトカードや商品券を並べておくことができるのです。
つくづく、うまくできた仕組みだなぁと思わされますね。
クオカードも2種類ある:
ちなみに、広く流通しているプリペイドカードであるクオカードにも、実は2種類のカードが存在します。
ひとつはみなさんが卒業式や記念式典でもらうことが多いタイプのクオカード。
こちらはJCBギフトカードやマックカード等の商品券同様に、発行された時から価値が詰まったカードとなっているため、そのまま店頭で利用することができます。
2つ目はコンビニで販売されいているPOSA対応のクオカード。
このタイプはコンビニのレジで購入してはじめて使うことが出来るクオカードなので、購入手続きを経ないカードを入手しても店頭での支払いに使うことはできませんよ。
詳しくは下記記事を参考にどうぞ。
紙で出来たAmazonギフト券も販売開始:
最近だとプラスチックカードタイプのAmazonギフト券だけでなく、紙で出来たAmazonギフト券もコンビニで販売中。
こちらも購入しないとギフト券としての価値を持たないわけですが、従来のVisaギフト券やJCBギフト券などを見慣れた人間からすると、一瞬、ドキッとしてしまうかもしれません。
お近くのコンビニに寄った際はご覧ください。
最近では金券以外の販売も:
近年ではポイントギフトカードの他にも、エアコンクリーニング等のお掃除券やDAZNの月額会員などもPOSAカードとして販売開始。
こういった動きが広まっていけば面白い感じになりそうなので、大切な誰かに送る贈答品を探している方は、コンビニのギフトカード売り場をチェックしてみてもらえればなと思います(ネット通販で使える使い捨てクレジットカードや、子供がゲーム代支払いに使えるカードなどもあります)。
以上、コンビニで販売されているギフトカードって、盗まれたら大変な被害額に!?なぜ無造作にギフトカードが売られているかを説明…という話題でした。
参考リンク:
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