金属製のクレジットカードとして話題になることが多いLUXURY CARD(ラグジュアリーカード)。
このLUXURY CARDってそのド派手さばかりが話題になって、中身についてはあまり議論されないことが多いのですが、実は経営者にとってかなり魅力的なクレジットカードになることはご存知でしたでしょうか?
そこで今回は株式会社や有限会社などの経営者向けに、LUXURY CARDの活用方法を徹底紹介。これを読めばLUXURY CARDを作る価値がわかってもらえるものと思いますよ。
法人向けLUXURY CARDについて:
法人名義でLUXURY CARDは作れる:
まずはそもそもの話、LUXURY CARDを法人名義で作ることが出来るのか…というと、これはまったく問題なし。
下記のようにLUXURY CARD公式サイトにも「法人口座決済」の解説が用意されているくらいなので、株式会社や有限会社、そして個人事業主名義の銀行口座からLUXURY CARDの利用代金を引き落とししてもらうことが可能です。
法人口座決済
法人代表者・個人事業主の皆様には、お引落し口座を事業用口座を設定いただくことで出張経費・交際費・備品の購入、国税の納付など様々なお支払いにご活用いただけます。
経費管理の効率化やご利用に応じたポイントの付与に加え、キャッシュフローの改善にもお役立ていただけます。
審査はあくまで経営者個人の信用による:
但し、LUXURY CARDが発行されるかどうかは法人の信用力によるものではなく、経営者個人の信用力によって判断される点は注意。
- 間違い:法人の信用力で審査
- 正解:社長個人の信用力で審査
いくら歴史があって黒字続きの法人だとしても、社長本人の信用力が低い場合には審査落ちの可能性が高くなるので、あらかじめご了承ください。
まぁ逆に言えば、会社が赤字続きでも社長個人の信用力が高ければ審査通過できてしまうということでもありますね。LUXURY CARDの審査基準については下記記事も参考にどうぞ。
社員4名までLUXURY CARDを追加可能:
次に、法人名義のLUXURY CARDは最高5枚まで発行可能(社長+従業員4名まで)。
1法人最大5名様まで
お客様からのご要望にお応えして、代表者様カードに加え従業員様最大4名様まで発行できるようになります。
発行対象は従業員に限らず、取締役に対しても発行可能なので、誰に渡すと効率よくLUXURY CARDを使ってもらえるかを考えてもらえればと思います(効率の良いLUXURY CARDの使い方については後述)。
BLACK CARD利用が前提となる:
あと、法人名義でLUXURY CARDを使うのであれば、年会費が一番安いTITANIUM CARDではなくBLACK CARDを選択するのがおすすめ。
- 親カード年会費:10万円+税
- 追加カード年会費:2万5,000円+税
つまり最大5枚のLUXURY CARDを社内で活用する場合には合計で20万円+税の費用がかかることになるため、これだけを見ると結構な負担だなぁ…と思われるかもしれません。
しかし、1ヶ月あたりの負担で考えれば税込で1万8,000円程度。会社経営者ならそこまで重たい負担にもならないように思います。
法人カードの年会費は経費算入可能:
個人名義でLUXURY CARDを保有すると、その年会費が高く感じることが多いかもしれませんが、法人名義でLUXURY CARDを作れば年会費は当然、経費として算入可能。
- 個人名義:経費にしにくい
- 法人名義:堂々と経費にできる
いわば会社に営業ツールを導入するようなものなので、1ヶ月あたり1万8,000円という負担を払う価値があるかどうか、引き続き解説をするそのメリットと照らし合わせて検討いただければと思います。
LUXURY CARD導入のメリットについて:
続いて、肝心のLUXURY CARD導入のメリットについて解説していきます。
コンシェルジュデスクで作業効率アップ:
個人的に法人経営者にとって一番魅力だと思うのが、コンシェルジュデスクを利用できるという点。
コンシェルジュデスクとは簡単に言うと秘書サービスのことで、LUXURY CARDさえ持っていれば新幹線や航空チケットの手配、レストランの予約、取引先へのギフト等の送付などなど、様々な事務作業を無料で代行してもらうことが出来るんです。
グローバルコンシェルジュ
国内・海外のネットワークと知識を兼ね備えたコンサルタントが、24時間年中無休で、お客様の様々なご要望を承ります。自動音声応答もなくスムーズにご対応、メールでもご依頼可能です。
レストランの予約手配、旅行のプランから大切な方へのギフト提案・購入サポートなど、お気軽にコンシェルジュまでご用命ください。
参考までに、企業としてコンシェルジュデスクを活用できそうな事例を表にまとめるとこんな感じ。
活用事例 | 解説 |
---|---|
取引先の好みにあわせたレストラン予約 | 取引先の好みにあわせたレストランや料亭等の予約が可能。『取引先の方が牡蠣とフグが苦手なので、それを外したコースが用意できるお店を予約してほしい』などの要望ももちろん可能。 |
忘年会や歓迎会などの大人数での居酒屋予約 | 社内の忘年会用に80名が入る居酒屋で且つ、飲み放題付きで1人あたり4,000円に抑えたい…といった要望をすることも可能。 |
取引先を招待する際の交通費支給 | 取引先を自社に招待する際の、新幹線チケットや航空チケット手配と、その郵送を依頼することも可能。重要なお客さんを呼ぶ場合に使えます。 |
10周年祝い、事務所移転祝いなどのお祝いを送る | 取引先に対して花や記念品を贈る場合にも便利。近場の花屋さんを探してもらったり、要望を伝えやすい。 |
取引先を満足させられるような名門ゴルフコースの予約 | 楽天GORA等のネット予約サービスでは予約することが出来ないような、名門ゴルフコースの予約もコンシェルジュデスク経由なら可能。 |
社員旅行の提案を求める | 社員旅行用のプランを提案してもらうことも可能。50名、3泊4日、予算10万円などの要望を伝えれば、それにあわせたパッケージプランを紹介してもらえます。 |
人気イベントとかぶった時のホテル予約 | 『急な出張が決まったけど、その日は○○祭りの開催日で近隣ホテルが空いていない!』という場合も、コンシェルジュなら嫌な顔をせずホテル探しを手伝ってくれます。 |
総じて、自分で調べるとすごく時間が取られてしまうものばかりですが、コンシェルジュデスクに依頼を投げておけば勝手に調査&報告してくれるメリット有りですね。
そのため、感覚としてはコンシェルジュデスク=総務の作業を軽減してくれるサービス…といったところかも。
特に取引先との関係を重視している経営者の方や、営業マンを多く抱えている企業であれば、活用できる項目も多いのではないでしょうか。
メールで相談できるのが最大の強み:
そんな便利なコンシェルジュデスクはLUXURY CARDに限らず、他の法人クレジットカードでも利用可能なサービス。
それゆえ、別にLUXURY CARDを発行して利用することもないのですが、それでも私がLUXURY CARDを推奨する理由にはEメール経由でコンシェルジュを利用できるという点があります。
- 一般的な法人カード:電話でのみ依頼可能
- LUXURY CARD:電話&Eメールで依頼可能
ダイレクト通話・メール対応
コンシェルジュデスクへのお電話は自動音声応答のアナウンスは流れず直接コンサルタントにお繋ぎいたします。またメールでもご依頼・ご回答も可能です。
『えっ、Eメールで依頼できるってそんなにも凄いことなの?』
そう思われる方もいるかも…ですが、メール経由なら深夜や早朝でも気兼ねなく依頼を投げることが出来ますし、移動中の新幹線の中や、インターネットが繋がる飛行機内でコンシェルジュを使うことだって可能。
こんな風に、時間や場所を選ばずに依頼できるのはLUXURY CARDならではの強みだと言えます。
電話で伝えるとストレスも多い:
加えて、電話であれこれと要望を伝えるのって想像以上に大変なんですよね…。
たとえば新幹線切符購入なら、利用日、時間、乗車駅、降車駅、人数、座席の位置、禁煙 or 喫煙、座席の種類、送付先等を口頭で伝えなくちゃいけないので、人によってはそれだけで疲れ果ててしまうかも。
その点、メール経由なら定型文を用意しておくことで同じ依頼を何度でもサクッと送信可能ですし、住所や氏名などを間違えることなく送信できるメリット有り。
- 電話:口頭で伝えると面倒&間違えも多い
- メール:定型文を作っておけば即依頼可能
実際、私もよく思いつきで、『○○料亭の予約は出来ないか、調べてください』とか、『舞妓さんを呼ぶとしたらいくらくらいかかるか調べてください』といったような依頼をメールで投げてますよ。
こういうのもメールで依頼できるからこそ…です。
接待でリムジンが無料利用できる:
LUXURY CARDならではの法人向けメリット、2つ目はリムジンによる送迎を無料で依頼できる点です。
これはLuxury Limousine(ラグジュアリー リムジン)というサービスによるもので、LUXURY CARD側が指定するレストランや料亭で食事をすれば…という前提条件は付きますが、それだけでリムジンが無料利用できるのは大きなメリット。
サービス対象のレストランとご指定の場所をご送迎いたします。日本を代表する予約困難な名店や厳選したレストランで、会員専用のお席やその他の優待をご利用いただけます。
大切な取引先との食事の際や、社員の昇進祝い等に利用すると、その効果はバツグンなのではないでしょうか?
利用できるのは東京・大阪・京都くらい:
但し、ラグジュアリー リムジンを利用可能な地域は東京や大阪、京都といった地域のみ。
名古屋、福岡、札幌、仙台、横浜などは対象外なので、利用できる地域に会社や自宅をお持ちの方が対象かもですね(大阪出張や東京出張の際に使うことは可能)。
使える場所 | リムジンの送迎先 |
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東京23区内 | 東京23区、川崎市全域、浦安市、市川市、武蔵野市、狛江市 |
東京23区、川崎市全域、浦安市、市川市、武蔵野市、狛江市 | 東京23区内 |
京都市内 | 京都市内 |
大阪市内 | |
神戸市 | |
奈良市 | |
伊丹空港 | |
大津市、草津市、近江八幡市 | |
大阪市内 | 大阪市内 |
京都市内 | |
神戸市内 | |
奈良市内 | |
伊丹空港 |
あと、LUXURY CARDの種類によって使える条件が異なっていて、BLACK CARDの場合には指定場所からレストランまでの往路のみが対象ですが、GOLD CARDであればレストランから自宅までの復路でも利用できるので、お酒を飲んだあとにリムジンで帰りたい方であればGOLD CARD一択になります。
- TITANIUM CARD:利用不可
- BLACK CARD:往路のみ
- GOLD CARD:往復どちらでも利用可(片道のみ)
ご利用の際はご注意ください。
打ち合わせ後にリムジンで移動:
ちなみに、ラグジュアリー リムジンの効果的な使い方としては、16時や17時からオフィスで打ち合わせをした後にリムジンで料亭まで移動すれば、取引先の満足度をグンと高めることが出来るはず。
- 16時 or 17時から打ち合わせ
- 18時30分にリムジン送迎
- 19時からレストランで会食
さらに美味しい料理とお酒で気持ちよくなって貰うことが出来たなら、大きな商談も即決でまとまるかもしれませんよ。
そのくらいリムジン効果はバツグンです(私がラグジュアリー リムジンを使った体験談は下記記事を参考に)。
その他にも使えるサービスは多い:
LUXURY CARDのその他のサービスについては、他の法人カードにも搭載されているサービスばかりなので説明を割愛。
それでもプライオリティパスが発行可能だったり、高級レストランでの食事が1名分無料になったりするなどなど、法人経営者にとって使えるサービスはたくさん用意されているので、下記の公式サイトにてサービス内容を詳しくチェックしてみてください。
中でも全国映画館優待というTOHOシネマズで使える映画鑑賞チケットについては、社員の福利厚生に使えるので便利ですよ。
全国のTOHOシネマズで毎月最大1~3回無料で映画をご鑑賞いただけます。
たまには仕事を忘れて映画でも見に行きましょう。
GOLD CARDも法人なら申込可能:
LUXURY CARDのGOLD CARDは通常、招待制のクレジットカードとなっているために申込をすることは出来ません。
しかし、法人や個人事業の経営者であれば、法人口座を登録することで申込が可能。
当然、その審査は厳しいものになりますが、年収にして1,000万円を超える経営者の方であれば申込に挑戦してもらえればと思います。
こういう使い方をすると効果絶大:
ここまでLUXURY CARDの導入メリットについて紹介させていただきましたが、ここから先はその活用方法。
こういった使い方ができる企業なら年会費の元くらいカンタンに取れるよ…というのを紹介していくので参考どうぞ。
海外出張が多い企業なら有益:
アメリカや中国、東南アジア等に海外出張に行く機会が多い企業なら、LUXURY CARDのコンシェルジュデスクは最強。
その理由は単純で、海外滞在時に電話でしかコンシェルジュデスクを利用できないと通話そのものが難しい場合が多いのですが、メールであれこれ依頼できるLUXURY CARDなら海外でも気軽にコンシェルジュデスクが利用出来るためです。
- 海外から日本に電話:やや難しい
- 海外からメール:簡単に送信可能
海外でも依頼を受け付けてくれる:
特に英語や中国語といった外国語が苦手な社長さん or 社員が多い企業であれば、日本語で依頼できるLUXURY CARDのコンシェルジュデスクは助かる存在に。
今夜のレストランを予約してほしいとか、宿泊先を変更したいのでホテル探しをしてほしいなどなどの要望をどんどんメールで依頼してもらえればと思います(海外利用でもコンシェルジュは無料利用可)。
グローバルネットワーク
世界最大級の拠点数を有するコンシェルジュ・ネットワークにより、グローバルで提携している様々な特典をご用意しております。
旅先でのお食事、エンターテインメント、海外の名門ゴルフ場のご予約・ご購入、そのほかユニークなご要望もよろこんでお受けいたします。
トラブル対応もメールでOK:
余談ですが私は先日、マカオ出張中にLUXURY CARDのGOLD CARDを紛失してしまう失態を犯したのですが、コンシェルジュデスクに「カードを紛失してしまった」とメールしただけでカード即時利用停止が完了しました。
こういったクレジットカードの通常業務についてもコンシェルジュが請け負ってくれるので、万が一のトラブルが発生した際もLUXURY CARDなら安心。
- 他のカード:電話でカード停止する必要性あり
- LUXURY CARD:メールでカード停止が可能
ホテルで水漏れを起こしてしまったとか、近場にある日本語が通じる病院を探したいという緊急時にもご利用ください。
総務部長や経理部長に持たせると効果大:
LUXURY CARDで発行可能な追加カードは4枚まで…ですが、これらをすべて営業部隊にもたせるというのはちょっともったいない話。
そうではなく総務部がある会社であれば総務部長、総務がない会社であれば経理部長などに持たせれば、社内行事や出張等の手配にLUXURY CARDを使うことが出来るので、効率よくその機能を活用することが出来ます。
比較項目 | 解説 |
---|---|
営業部隊に持たせる | 出張や接待のときに使いやすい。外出先でもコンシェルジュデスクが使える。 |
総務部に持たせる | 新年会や忘年会などの社内行事や、取引先へのお歳暮・お中元等のお祝い品送付にも使える。 |
経理部に持たせる | ペンや付箋紙などの事務用品の購入や、机や椅子などの消耗品購入にカードが使える(総務としての役割も兼務できる)。 |
取締役に使わせるのも良いアイデア:
また、専務や常務といった取締役や執行役員にLUXURY CARDをもたせれば、ピンポイントで取引先を確保してくるなどの思わぬ成果が発生する場合も。
こんな感じで誰にLUXURY CARDをもたせるかで会社の経営効率は変わってくるので、経営者の方はどうすれば業務が最適化されるのかをじっくり考えてみてくださいね。
取引先にタクシーチケットを渡すよりも:
中規模以上の企業だと、取引先との飲み会後に「これでお帰りください」とタクシーチケットを配布するところが多いように思いますが、ここにお金をかけるよりもリムジンで送ってあげるほうが高級感が段違い。
それにラグジュアリー リムジンを利用可能なレストランの中には、1人あたり1万円前後で食事できるところも少なくないので、上手に組み合わせれば少ない出費で取引先の満足度を最高ランクにまで高められると思いますよ(居酒屋+タクシーチケットで1万円負担するよりも接待効果が高いということ)。
年間20万円の負担なら安いもの:
ここまで解説させていただいたように、法人名義のLUXURY CARDを導入すれば年会費負担以上に経営を最適化できる可能性大。
とりわけ社員数が30名以上いるような規模の大きい法人経営者にとっては節約できる部分は多いと思うので、上手にLUXURY CARDを活用して経営効率を高めてみてください。
時間のかかる雑多な事務作業を外注できると考えると、月額1万8,000円程度の負担なんて安いものですよ。
以上、営業マンを抱えてる会社経営者は、LUXURY CARD導入で営業の最適化を!社長だけでなく社員もコンシェルジュデスクを利用可能です…という話題でした。
参考リンク:
法人クレジットカードは欲しいけど、それでもLUXURY CARDは年会費が高すぎる…という場合には下記記事も参考に。
JCBのプラチナ法人カード等であれば少ない年会費負担でコンシェルジュデスクが使えるのでおすすめです(メール対応は不可)。