クレジットカードの読みもの

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海外での支払いが3%オフになる魔法のクレジットカード『ライフカードStella』は、誕生月ポイント3倍と併用できるかを調べてみた。

香港の繁華街を撮影した画像

海外で支払いをすると、その金額の3%分がキャッシュバックされるクレジットカードである『ライフカードStella(ライフカード・ステラ)』。

そのキャッシュバック対象となる支払いは海外利用分のほぼすべてなので、たとえば韓国にショッピング旅行に行きたいとか、ハワイのアウトレットモールで買い物をする予定だ…という方なら、ライフカードステラはもう必携のクレジットカード。

10万円のブランドバッグを購入すれば3,000円分がキャッシュバックされ、実質9万7,000円で買えることになるのは大きな魅力なのではないでしょうか?

ライフカードStellaの3%キャッシュバック例

ライフカードStellaの3%キャッシュバック例

1枚あるのと無いのとでは節約できる金額が大違いです(うまくいけばもう1品、洋服が買えるくらいの差がある)。

ライフカードStellaのポイント制度について:

海外利用時にポイントが貯まるかどうか:

そんなライフカードStellaですが、ここで気になるのは海外利用分についてもポイント加算の対象となるのかどうか。

個人的にもちょっと気になったので、ライフカードのコールセンターに電話をして確認をしてみました。

海外利用分もポイント加算の対象となる:

気になるその結果は海外利用分だろうがなんだろうがライフカードステラを支払いで使えばポイント獲得は可能だそう。

つまりライフカードステラは海外利用で3%分お得なクレジットカードではなく、正確には3%+ポイント獲得分だけお得なクレジットカードとなります。

  • 間違い:
    ライフカードStellaを海外で使うと3%キャッシュバック
  • 正解:
    ライフカードStellaを海外で使うと3%キャッシュバック+ポイント還元

うーん、こんなにお得に買い物できてしまって大丈夫なんだろうか…ってくらいの割引っぷりですね(苦笑)

ポイント還元率は悪くても3.5%:

では、実際のポイント還元率としてはどのくらいになるのか…というと、これはライフカードStellaをどのくらい利用しているかによって異なってきます。

なぜならライフカードでは、前年の利用額に応じてポイント還元率が変わるポイント制度を採用中なため(下記図を参照)。

ライフカードは使えば使うほどポイント還元率があがる

ライフカードは使えば使うほどポイント還元率があがる

まぁ普段からあまりライフカードStellaを使っていない方だと追加で貰えるポイント数が少なくなってしまうわけですが、それでも海外3%キャッシュバックと併せるとポイント還元率3.5%は確保できるのでお得なのは間違いありません。

まだ入手していない方は最初から1.5倍:

尚、ライフカードStellaをこれから作る方は1年目のポイント還元率が1.5倍になる「スペシャルステージ」が適用されるため、海外旅行時のポイント還元率は3.75%程度になる計算に。

10万円の支払いに使った場合には3,750円分の還元が期待できるので、ショッピング好きな方には大きな節約になることでしょう(詳しいポイント制度の仕組みは下記記事を参照)。

news.cardmics.com

誕生月ポイント3倍も対象:

あと、ライフカードには誕生月ポイント3倍といって、たとえば9月27日生まれの方が9月にライフカードを使うといつでもポイントが3倍になる特典があるんですが、こちらも海外利用3%キャッシュバックとの併用が可能。

  • 3月15日生まれの方:3月中はポイント3倍
  • 7月23日生まれの方:7月中はポイント3倍
  • 11月2日生まれの方:11月中はポイント3倍

誕生日がある月はポイント3倍

誕生日がある月はポイント3倍

こうなると海外利用時のポイント還元率が3%+1.5%になるので、4.5%分のポイント還元率が実現できてしまいます(下記は端数等を考慮しない参考数値)。

海外利用金額 キャッシュバック金額 獲得ポイント数
5万円 1,500円 750円
10万円 3,000円 1,500円
20万円 6,000円 3,000円
30万円 9,000円 4,500円
50万円 1万5,000円 7,500円
80万円 2万4,000円 1万2,000円

ここまでくると凄いの一言。

前述の通り、海外旅行に行くならもう持たない理由のないクレジットカードな気がします。

男性でも作れるライフカードステラ:

一見、女性向けと思われるライフカードステラですが、実は男性でも問題なく申込できるクレジットカードです。

そのため、『俺は恥ずかしさよりも節約を取る!』といった覚悟がある方は、海外旅行や出張向けにライフカードステラを作るのも手。

特に海外にはあなたを知ってる人なんて皆無なわけですから、「旅の恥はかき捨て」ですね。

ライフカードStellaのデメリット:

観光客でごった返すマカオの観光地

そんな海外旅行でお得なライフカードStellaですが、使う上でのデメリットはないのかどうか気になる方も多いはず。

そこで利用上の注意点やデメリットについても参考までにまとめておきます(詳しくはこちらの記事も参照)。

1.キャッシュバック対象は80万円まで:

ライフカードStellaを海外で利用した時に3%分のキャッシュバックが受けられるのは、年間80万円までです。

  • 80万円まで:海外利用で3%キャッシュバック
  • 80万円以上:3%キャッシュバックなし(ポイント獲得のみ)

まぁこれだけの金額が割引対象になるのは嬉しい限りなんですが、高級ブランド品を購入する予定がある方や、高額なリゾートホテルに宿泊予定な方だと上限にぶつかってしまう事態もありえるので、くれぐれもお気をつけください。

3月31日でリセットされる:

ここで気になる『年間80万円』の年間とは、いつからいつまでなのかについてもコールセンターに質問してみました。

こちらは4月1日~3月31日を1年とする…という形のようなので、3月31日をもって年間上限の80万円はすべてリセット。

対象機関 上限キャッシュバック金額
2020年4月1日~2021年3月31日 80万円までキャッシュバック対象
2021年4月1日~2022年3月31日 80万円までキャッシュバック対象
2022年4月1日~2023年3月31日 80万円までキャッシュバック対象
2023年4月1日~2024年3月31日 80万円までキャッシュバック対象

こんな風に4月1日以降はまた上限80万円まで3%キャッシュバックの対象となります(贅沢な海外旅行に行く予定がある方は3月下旬から4月上旬に行くと効果的?)。

2.JCBカード加盟店でしか使えない:

ライフカードStellaのデメリット、2つ目はカード発行時に国際ブランドをJCBしか選べない点。

ご存知のように世界で使えるクレジットカードとして有名なのはVisaカードやMastercardで、JCBカードは正直、海外でさほど強いクレジットカードではありません。

  • Visa…海外でも使いやすい
  • Mastercard…海外でも使いやすい
  • JCB…海外だとちょっと微妙

そのため、ライフカードStellaが快適に使えるのは、韓国、台湾、ハワイ、グアムといった地域に限定されてしまうので、フランスやイタリア旅行の際にライフカードStellaを活用しようと思っていた方には少し使いにくさがあると思われます。

アメリカでも使おうと思えば使える:

とはいえ、国際ブランドJCBは海外でも結構頑張ってるんですよね。

たとえばハワイやグアムを除くアメリカ合衆国ではJCBカードが使いにくいと思われがちですが、JCBカードはアメリカの国際ブランドであるディスカバーカードと提携関係にあるので、ディスカバーカードが使えるお店でも利用可能。

ディスカバー加盟店でもJCBは使える

ディスカバー加盟店でもJCBは使える

まぁ正直、その提携を店やホテル側が認知しているとは言い難いので、店頭で『JCBは使えるはずなので、1回、JCBカードでクレジットカード決済してみてよ?』と交渉する必要がありますよ。

英語力に不安がない方は下記引用部分を参考にどうぞ(引用元は削除済み)。

もし店員がJCBカードを知らなかったら:

ディスカバーカードと同じ方法で決済してもらうよう、「Swipe this JCB card the same as Discover card.(スワイプ ディス ジェーシービー カード ザ セイム アズ ディスカバーカード)」とお申し出ください。

同様にブラジルやアルゼンチンなどでもJCBカードは利用可能です。

3.年会費が2年目からかかる:

ライフカードステラのデメリット、最後は2年目から年会費が必要となってしまう点です。

初年度無料。次年度以降1,375円(税込)。

170サンクスポイントで年会費無料コースに応募いただけます。

こちらは普段から海外旅行に行ってる方なら決して高い金額にはならないと思いますし、且つ170ポイントほど貯めておけばそのポイントを使って年会費を無料にすることも可能…と、このくらいの負担ならどうにでもできるとは思います。

年会費無料が好きな方には不向き:

ただ『それでも私は年会費無料のクレジットカードが良い!』とこだわる方には少し不向きなクレジットカードになってしまうかも。

とりあえず海外旅行前に1度ライフカードステラを作成し、どのくらいお得かを判別した上で2年目以降も使うかどうかを考えてもらえればなと思います(下記図のように1年以内に解約すれば年会費負担0円で解約できる)。

1年以内に解約すれば年会費は発生しない

1年以内に解約すれば年会費は発生しない

たぶん節約できる金額のほうが圧倒的に大きくなるので、2年目以降も使い続けようと思ってもらえること間違いなしです。

大学生や専門学校生ならもっとお得なカードがある:

大学生や専門学校生といった学生の方には、ライフカードステラよりもお得なクレジットカードが存在。それが学生専用ライフカードです。

こちらはなんと海外3%キャッシュバックが約333万円の支払いまで対象となるので、長期で海外渡航をする学生に最適。

加えて国際ブランドのVisa付きなので利用箇所が多いのも大きなメリットとなります(こちらの解説記事も参照)。

さぁライフカードStellaを作ろう:

日本航空の飛行機画像

ここまでライフカードステラのポイント制度や、利用上のデメリットについて解説をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

これから海外旅行に行く女性の方はもちろん、海外出張や語学留学等で海外に行く予定がある方も、ライフカードステラが1枚あるのとないのとでは節約できる金額が大違い。

是非、男性の方もこのクレジットカードを入手して、お得に海外での支払いを割引してもらえればなと思います。

以上、海外での支払いが3%オフになる魔法のクレジットカード『ライフカードStella』は、誕生月ポイント3倍と併用できるかを調べてみた…という話題でした。

参考リンク:

私はちょっと恥ずかしくてライフカードステラを持てないかなぁ、そんな方は下記記事も参考に。

海外旅行や海外出張で使いやすいクレジットカード情報をまとめています。

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