クレジットカードの読みもの

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いつでもポイント2倍になるJCBカードWには、どんな裏があるの?一見、お得過ぎるポイント制度の正体をわかりやすく解説します。

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スーパーマーケットや薬局の支払いだけでなく、電気料金や携帯代の支払いなどなど、基本的にどこで利用してもポイントが2倍貰えるJCBカードW。

しかし、冷静に考えてみると常にポイント2倍貰えるって、すこし旨すぎる話。なにせ他のカードはどれもポイント1倍なのにJCBカードWだけが2倍貰えるわけですから、なんらかの裏があるのでは…と疑問に感じる方もきっと多いことでしょう。

そこで今回はJCBカードWではなぜポイント2倍貰えるのかを専門家が徹底解説。お得なポイント制度の裏側を知りたい方は是非、参考にしてみてくださいね。

ポイント2倍のお得さについて:

ポイント2倍で還元率は1.0%:

まず、JCBカードWではなぜ2倍のポイントが貰えるのか…というと、これはそもそもの話、JCBカードそのもののポイント還元率が楽天カードやdカード等のクレジットカードと比べると低いというのがあげられます。

それゆえ、JCBカードWでポイント2倍を付与したとしても1,000円あたり10円分の還元にしかないため、それでやっと楽天カードやdポイントと並ぶ程度。

いくらポイント2倍になるからといっても、楽天カードやdカードの2倍、お得になるわけではないのです。

それでもお得なJCBカードW:

ただそれじゃJCBカードWが平凡なカードなのか…というとそうではなく、1,000円利用あたり10円分のポイントが貯まるクレジットカードはいわゆる高還元率クレジットカードとして扱われる存在。

ちょっと前ならともかく、今では非常に希少な存在であると言えます(下記のようにAmazonやセブンイレブンでもお得)。

Amazonやセブンイレブンでお得なJCBカードW

Amazonやセブンイレブンでお得なJCBカードW

大手カード会社に限定すると異例:

加えて三井住友カードや三菱UFJニコスといった、大手カード会社が発行している定番カードに限定すると、JCBカードWのポイント還元率は異例中の異例。

わかりやすく表にまとめてみるとこんな感じになります。

大手発行のカード名 ポイント還元率
三井住友VISAクラシックカード 1,000円あたり約5円分
セゾンカードインターナショナル
VIASOカード(三菱UFJニコス)
セディナカード
JCB一般カード
JCBカードW 1,000円あたり約10円分

つまり、大手発行の安心さとポイント還元率の両方が欲しい方にとって、JCBカードWは楽天カードやdカードよりも魅力的なクレジットカードになる形です(その他、ポイントが貯まりやすい高還元率カードは下記記事参照)。

news.cardmics.com

リボ払い等を使わなくてもポイント2倍:

稀にJCBカードWでポイント2倍貰えるのは、リボ払いを強制的に使わせる仕組みだから…と勘違いしている方がいるのですが、JCBカードWは1回払いでも2回払いでも、ボーナス払いでもポイント2倍貰えるクレジットカードです。

  • 間違い:リボ払い専用だからポイント2倍
  • 正解:1回払いでもポイント2倍

この辺に落とし穴らしい落とし穴はないので、JCBカードWを手に入れたら金利負担を気にすることなく支払いに使うことができますよ。1回払いやボーナス払いなら当然、金利負担0円でポイントのみをタダ取り可能です。

高還元率を維持できるカード設計:

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ではなぜJCBカードWは大手発行のクレジットカードにも関わらず、高還元率を維持できるのか?

当サイト『クレジットカードの読みもの』が考えるに、この理由は主に3つあると推測します。

  1. 申込に年齢制限がある
  2. ポイント交換先が自社ギフト
  3. コスト削減を徹底している

それぞれわかりやすく解説していきましょう。

申込に年齢制限がある:

JCBカードWが高還元率を維持できる理由、1つ目は申込対象者を39歳以下に限定している点(公式サイトより引用)。

お申し込み対象(本会員)

18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方。

これの何が高還元率の維持につながるのか…というと、20代や30代というのは生活に余裕がなく、総じてクレジットカードの利用金額が少ないという傾向があるんですよね。

  • 20代や30代:カード利用額が少ない
  • 40代以上:カード利用額が多い

要はJCBカード側としてポイント2倍を付与したとしても、20代や30代対象のクレジットカードであればそれほど大きな支出にならないということ。

それよりもまずはJCBカードを持ってもらって使ってもらうことで自社の魅力を感じてもらい、その先のゴールドカードやプラチナカードに繋げたい思惑があるのでしょう(JCBの上位カードについては下記記事参照)。

news.cardmics.com

ポイント交換先が自社ギフト:

JCBカードWが高還元率を維持できる理由、2つ目は獲得したポイントを最大限に活用しようと思うなら、JCBそのものが発行しているJCBプレモカードを使うことになる点です。

  • 楽天ポイントへの交換:ポイント価値が20%減少
  • Amazonギフト券への交換:ポイント価値が30%減少
  • JCBプレモカードへの交換:ポイント価値が減少せず

JCBプレモカードとは

JCBプレモカードはお店やインターネットショッピングでのお支払いに利用でき、残高がなくなってもチャージ(入金)することで繰り返し利用できる便利なカードです。

クレジットカードのような審査が不要のため、子どもから大人まで誰でも持つことができ、贈り物にも最適です。

これ、JCBカードWで付与したポイントをまるまる楽天ポイントやdポイントに移行されてしまってはJCBとして出費にしかならないわけですが、JCBプレモカードなら自社サービスとして再利用してもらえるメリットがあるため、多少、ポイントを多く付与しても採算がとれる可能性あり。

この辺の「循環」を考慮して、JCBカードWのポイント制度は設計されているんじゃないかなぁ…と推測します*1

コスト削減を徹底している:

JCBカードWが高還元率を維持できる理由、3つ目は徹底したコスト削減ですね。

たとえばJCBカードWは従来のJCBカードとは異なり、申込用紙による入会受付をしないWEB申込限定のクレジットカード。

  • 他のJCBカード:紙の申込用紙あり
  • JCBカードW:WEB申込限定

また、JCBカードWでは最初から利用明細書を郵送で送らない…というルールを設けているため、紙の明細書を印刷するコストもかからなければ、明細書を郵送するための郵送代も不要というメリットがJCB側にはありそうです。

明細の確認はWEBから

ご入会と同時に、会員専用WEBサービス「MyJCB(マイジェーシービー)」と「MyJチェック」に自動登録されます。郵送の「カードご利用代金明細書」は発行されませんので、MyJCBでご確認ください。

つまりはその分をポイントとしてみなさんに還元している、そんな感じでしょうか。

まぁ明細書を郵送で貰いたい方には不便そのものですが、ウェブ明細でも構わない方にとっては、願ったり叶ったりかもしれません。

有効期限を7年にしているのもコスト削減に:

先日、入会キャンペーンにつられてJCBカードWを申し込んでみた私ですが、届いたクレジットカードを見てびっくり。

なんと初めての入手にも関わらず、有効期限が7年に設定されたJCBカードWが届いたんですよね。

  • 通常のカード:有効期限は3~5年程度
  • JCBカードW:有効期限が7年間

この辺も『カードを再発行するためのコスト削減』が目的にあるのかもなぁ…と思ったり思わなかったり。

すべての申込者に対して7年の有効期限が設定されたカードを送付しているかどうかはわかりませんが、とにかく徹底したコスト対策が高還元率維持の裏側にはありそうな感じです。

JCBカードWを申し込もう:

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ここまで解説をさせていただいた通り、JCBカードWのポイント2倍には還元率以外の落とし穴は存在しないため、大手発行のクレジットカードが欲しいと思っている方には最適な1枚になるはず。

正直、JCBカードがいつまでこんな高還元率カードを発行し続けるかは疑問なところもあるので、申込を検討している方は早めに入手して使い倒して貰えればなと思います(今ならかなりお得な入会キャンペーンも実施中)。

以上、いつでもポイント2倍になるJCBカードWには、どんな裏があるの?一見、お得過ぎるポイント制度の正体をわかりやすく解説します…という話題でした。

参考リンク:

JCBカードWについてもっと詳しく知りたい方は下記記事も参考に。紛失&盗難時の補償から、詳しいメリットについて解説しています。

news.cardmics.com

*1:JCBカードWでポイント価値を落とすことなく交換できる商品には、他にもnanacoポイントやビックポイントがありますが、これらのポイントサービスは汎用性が低いために、JCBプレモカードとして利用してもらえる比率が高いのではないかと思います。

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