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iPhoneが大量に売れると、日本の貿易赤字が膨らんで円安要因になる。もしかすると最近の円安はiPhone6が原因なのだろうか?

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2014年9月12日より予約開始された新型iPhone6(アイフォーン6)。

このiPhone6は日本でも爆発的に人気のスマートフォンになっていますが、実はこの販売台数が伸びていけばいくほど、日本の貿易赤字がとんでもないことになっていく…というのはみなさんご存知でしょうか?

そこで今回はiPhoneの売上高と貿易赤字についての関係性について、記事を書いていってみたいと思います。

iPhoneの売上高と貿易赤字について:

1台売れれば中国からの輸入が増える:

iPhoneと貿易赤字の関係については、サンケイビズの記事がわかりやすかったので引用させてもらいます。

財務省の貿易統計によると、2014年上半期の貿易収支は7兆6047億円の赤字で半期ベースでは過去最大の赤字幅となったが、その要因の一つとなったのは中国からの通信機輸入の増大。その多くを占めるのが、アイフォーンをはじめとするスマートフォン(高機能携帯電話)だ。

日本にとって、中国はいまや最大の貿易相手国で、輸入総額のうち約2割は中国から。さらにこのうちスマホをはじめとする通信機は中国からの輸入品の1割を占める。足元で1ドル=105円の円安が進む中、そのインパクトがさらに高まるのは必至だ。 

当然ながらiPhone6は日本製ではなく中国製。そのため、iPhone6が売れると中国からの輸入額が増える…という構図になるなのですね。

1台5万円としたら1兆円以上の輸入に:

しかもiPhoneはご存知のように爆発的に利用者が増えているスマートフォン。

特にiPhone6については100台200台を輸入する話ではなく、1,000万台、2,000万台といったまとまりで販売される人気携帯となっているため、影響も大きいわけです。

仮にiPhone6やiPhone6プラスの仕入れ金額が1台5万円だと仮定した場合には、3,000万台の輸入で1兆5,000億円の貿易赤字が生み出される計算。いやはや、たかが携帯電話と思っていたら、とんでもない輸入金額ですよね、これ*1

最近の円安傾向はiPhone輸入によるもの?

そのため、もしかすると2014年9月に入ってから急激進んだドル円相場における円安は、iPhone6を大量に輸入せざるを得なかったドコモやSoftBankといった企業によるドル買いがキッカケになった可能性すらもありえそう。

1兆円以上の買い付けが行われていたとしたら、少なからず為替相場に影響を与えることは間違いありません(日本円を売って中国人民元を購入し、それを使ってiPhoneを購入することになるため円安となる)。

2012年のデータでも1兆円以上の貿易赤字:

ちなみに2012年の貿易収支における、携帯電話の輸出入金額がこちらもサンケイビズに掲載されていました。引用させてもらいますね。

情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)などの統計によると、12年の携帯電話の輸入額は前年比52.7%増の1兆1192億円となった。

一方で輸出額は24億円で、貿易赤字額は1兆1167億円までに広がった。輸入拡大の原因は、海外製のスマートフォン(高機能携帯電話)の販売増加と日本メーカーの海外への生産移転だ。 

輸入額が約1兆2,000億円で、輸出額はわずか24億円…。

スマホに関しては海外生産が多いだけかもしれませんが、日本の携帯電話産業はここまで奈落してしまったのですね。このままiPhoneが流行れば流行るほど、貿易赤字は更に膨らんでしまいそうな感じがします。

さてさて、2015年や2016年発売のiPhoneではどうなるでしょうか。今からその動向に注目していきたいなと思います。

以上、iPhoneが大量に売れると、日本の貿易赤字が膨らんで円安要因になる。もしかすると最近の円安はiPhone6が原因なのだろうか…という経済に関する話題でした。

関連記事:

円安とか円高とか正直、よくわかっていない…という方は、経済の初歩がわかる下記記事を参考に。知識が不足している方にもわかりやすい、お金の入門書を中心にまとめています。 

news.cardmics.com

*1:日本で生産されたパーツもあると思うので、実際には全てが貿易赤字になるわけではありません。

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