先日、アメリカン・エキスプレス・カードが強制的にオンライン明細に切り替えちゃうから気をつけてね…という記事を書いたら、某Twitterアカウントの方より『そこまで紙の明細書にこだわる理由って何?』と書かれた私。
まぁ確かに、オンライン明細書を問題なく活用できている方からすると、紙の明細書にこだわっている私はちょっと不思議に思えるのかもしれません。
しかし、紙の明細書には紙の明細書ならではのメリットがあるのも事実なので、今回は雑談がてら、私が紙の明細書にこだわる理由を書いてみたいと思います。
ネット明細に切り替えようか迷っている方は是非、参考にしてみてくださいね。
紙の明細書を郵送してもらうメリットまとめ:
早速、私が紙の利用明細書を郵送してもらっている理由をまとめていきます。
1.強制的に明細書を確認できる:
まず、紙の明細書を自宅に送ってもらう最大のメリットは、毎月、明細書を確認し忘れなくて済むこと。
なにせ郵送で届けてもらえば強制的に利用明細書が入った封筒が自宅に届けられるので、利用明細書を確認し忘れることがなくなるメリットがあるのです。
オンライン明細書だと確認漏れが多い:
反面、オンラインで確認となるネット明細書は確認しなくても原則問題なし。
そのため、メール等に「今月の利用明細書をお届けします」なんて連絡が入っても、面倒臭がって確認せずに翌月、そしてまた翌月と月日が経過してしまうことのほうが多いと思います。
- 紙の明細書:自宅に届くので確認忘れがない
- ネット明細:メールで届くだけなので確認を忘れがち
結果、仮に自分の保有クレジットカードが不正利用されいても気付くのが遅れてしまったり、最悪の場合には気付きさえしない…なんてことも。
こういう危険性がある以上、私は郵送代を払ってでも紙の明細書を自宅に届けてもらうようにしているのです(なぜ不正利用に気付かないといけないかは下記記事参照)。
2.経費として計上しやすい:
2つ目は仕事面での理由ですね。
郵送で届けられる利用明細書は税務調査等に入られた時に証拠書類としての価値を持つんじゃないか、そんな思惑です。
これ、オンライン明細を自宅でプリントアウトして、『ほら、ここでこの金額を使っているでしょ?』といっても説得力がやや乏しい感じ。
それが郵送で送られてくる厚紙の明細書であればしっかりとした形状をしているので、税務署職員にも説明がしやすいだろうと私は思ってます。
- ネット明細を印刷:加工しやすい、不正しやすい?
- 郵送で届く明細書:加工しにくい、不正しにくい?
まぁオンライン明細であっても不備なく説明すれば領収書なしでも経費認定してくれると思いますが、面倒な説明を強いられたり、あらぬ疑いをかけられる可能性を考えると、郵送で取り寄せる「紙の原本」がベスト。
もちろん理想はすべての支出に対して領収書があるのが一番ですけど、レシート漏れの発生を考えてこの形を取るようにしています。
3.支払い日が近いことを認識しやすい:
3つ目は紙の利用明細書が自宅に郵送されてくると、『あっ、そろそろ引き落としがかかるってことか。銀行口座に入金しておかないと…』とったようなリマインダー効果が期待できるメリットです。
- 郵送で明細書:支払日に気付きやすい
- ネット明細:支払日を忘れやすい
これがネット明細書の場合には確かにメールが届けられますが、メールの受信数が多い日だと確認漏れに繋がり、結果として口座残高不足で支払遅延…なんて残念なミスを起こしてしまう可能性あり。
ご存知のようにクレジットカード代金の支払い忘れは信用情報を大きく傷つけてしまうリスクがあるので、多少のお金を払ってでも紙の明細書を送ってもらうメリットは大きいように思います。
クレヒスを傷付けたくないなら:
ちなみに。
私はとにかく自分のクレジットヒストリーを傷つけたくないと思う人間なので、この「そろそろ引き落としか…」と思わせてくれる郵送の明細書には過去、助けられたことが多いですね。
もしかすると今、最高峰のクレジットカードであるブラックカードを持てているのも、紙の明細書のおかげなのかも。
そのくらい支払い漏れを起こすことは自分の社会的信用構築において致命的なので、信用力を高めるためにも、私は郵送代を喜んで支払うようにしていますよ(クレジットカードの階級ランクに興味がある方は下記記事参照)
リボ払い等の未払い残高も確認しやすい:
ネット明細書ではなく紙の明細書を取り寄せる隠れたメリットとしては、分割払いやリボ払いなどの未払い残高をひと目で確認しやすいこと。
これ、ネット明細書だとクレジットカードの利用履歴の確認はしやすいのですが、今、いったいいくらの未払い残高があるのかを把握するのが難しいことも多いので、クレジットカードは使いすぎが怖いと思っている方こそ紙の明細書を取り寄せるのがおすすめなのですね(リボ払いの怖さは下記記事参照)。
他、利用限度額の確認や家族カードの利用履歴が確認しやすいなど、家計を管理しやすい点もお忘れなく。
紙の明細書に戻すのもおすすめ:
ここまで3つほど、紙の利用明細書を郵送してもらうメリットについて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
やはり一番大きいのは明細書を強制的に確認できることなので、ついついオンライン明細のチェックを忘れてしまうことが多い方は、紙の明細書へ戻すことを検討してみてください。
- 郵送がおすすめ:明細書の確認を忘れがちな方
- ネット明細でもOK:毎月しっかり確認できる方
確かに郵送代がかかる場合も増えてきていますが、たったそれだけで不正利用から身を護れるだけでなく、社会的な信用力をアップ出来るメリットが期待できますよ。
以上、私がオンライン明細ではなく、紙の利用明細書にこだわっている理由まとめ!自宅に明細書を郵送してもらうメリットは計り知れません…という話題でした。
参考リンク:
利用明細書のチェック以外にも、クレジットカードにはいくつかの落とし穴が存在。
その中でも人生を狂わせかねないミスについて下記記事にまとめてあるので、クレジットカードについてあまり詳しくない方は併せてご覧ください。
他、もっとお金の基礎知識を学びたい方は下記ページも参考にどうぞ。クレジットカードの基礎知識を徹底的にまとめています。