最近、クレジットカード会社からの保険勧誘の電話や郵送物が増加している傾向あり。
たとえばオリコとかポケットカードとかにはかなり規模の大きな保険勧誘部隊がいるようで、熱心に電話をしてきますね。
しかも朝8時や夜21時近くに着信があったことで、眠りを邪魔された…という不満をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ほんと迷惑以外のなにものでもありません。
カード会社からの営業電話やDMについて:
ここで疑問に思うのが『クレジットカード会社ってなんで勝手に私の個人情報を使ってるの?』って点ですよね。
なにせ私たちはクレジットカードを使いたいだけであって広告の勧誘を受けたいわけではないため、個人情報のそういった使い方はいわゆる個人情報保護法違反に当たる行為なのではないか?
そう疑いたくなる方は多いと思います。
広告の勧誘に同意している私たち:
しかし実際にはみなさん、クレジットカード加入時にしっかり同意してるんですよね、ダイレクトメールや営業電話をかけてきてもOKと…。
論より証拠、三井住友カードの利用規約には下記の記述有り。
会員又は会員の予定者(以下総称して「会員等」という)は、本規約(本申込みを含む。以下同じ)を含む三井住友カード株式会社(以下「当社」という)との取引の与信判断及び与信後の管理並びに付帯サービスの提供のため、下記(ⅰ)から(ⅶ)の情報(以下これらを総称して「個人情報」という)を当社が保護措置を講じた上で収集・保有・利用することに同意します(中略)。
- (ⅳ)当社が認めるクレジットカード利用可能加盟店等その他当社の提携する者等の営業に関する宣伝物・印刷物の送付、電話及び電子メール等その他の通信手段を用いた送信
ここに宣伝物、印刷物、電子メール等を送りつけるために個人情報(住所や氏名)を使わせてもらいますよ…って内容が記載されているので、三井住友カードに申込をすると自動的にこの規約に同意したこととなるのです。
- 私達の言い分:勝手に個人情報を使うな
- カード会社の言い分:同意済みなので自由に使える
他、楽天カード、JCB一般カード、エポスカードなどなど、どのクレジットカードでも申込時に似たりよったりな規約に同意させられてる可能性大。
それゆえ、カード会社も遠慮なく営業電話をかけてきたり、広告まるだしの郵送物を送ってくるのです。
ブランドイメージの悪化に繋がりかねない:
ただこの辺についてはカード会社としても両刃の剣。
いくら事前に同意をとってあるといっても広告勧誘を繰り返せばカード会員の心象を悪くしたり、最悪の場合は解約されてしまうだけなので、なにごとも「加減」が重要なところ。
- 宣伝が多め:
カード会社は儲かるがブランドイメージが悪化する - 宣伝が少なめ:
カード会社は儲かりにくいがブランドイメージは維持される
さらに当記事のように勧誘批判をネットで書く方も少なからずいるため、やり過ぎるとブランドイメージ悪化は避けられないことでしょう。
電話口で断れば二度と送ってこない会社も:
クレジットカード会社やその委託会社から営業電話を受けたくない!
そう思う方は、電話がかかってきた時に『もう二度とこういう電話はかけてこないでください!』とオペレーター側に伝達するようにしてください。
その意向を伝えるだけで営業を自粛してくれるカード会社もありますよ(逆に何度言ってもなかなか勧誘電話をやめてくれないカード会社もあります(苦笑))。
それでも保険契約を獲得したい:
それでも尚、クレジットカード会社が宣伝を続ける理由、それはそこまでしてでも保険契約等を獲得できた場合の収益が大きいからで間違いなし。
そのため、今後もこういった勧誘の電話や郵送物は残念ながら続いてしまう可能性大なので、クレジットカードを持つならある程度は我慢するしかないのかもしれません。
あらかじめご了承いただければなと思います。
以上、クレジットカード会社からの保険勧誘の電話や郵送物が多い最近…。勝手に個人情報を使ってるカード会社は個人情報保護法違反なのか…という話題でした。
参考リンク:
クレジットカード会社から提案される「フリーケアプログラム」や「ビッグガードM」は0円だから加入すべきなのか…については下記記事を参考に。
結論は加入しても問題ありませんが、まず使う機会のない保険ですよ。