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主要電子マネー15種類の発行枚数をランキング形式で紹介(2018年版)!前年比で発行枚数が伸びたのはやはりQUICPayでした。

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すこし遅くなりましたが、今年も主要電子マネーの発行枚数とその推移について記事にしておこうと思います(統計データは月刊消費者信用2018年9月号より抜粋)。

SuicaやPASMOの発行はどのくらい伸びているのかとか、せっかく使うなら発行枚数が多い電子マネーを持ちたい…という方は参考にどうぞ。

主要電子マネーの発行枚数まとめ:

2018年度の発行枚数ランキング:

早速、主要電子マネーの発行枚数をランキング形式で紹介。

それぞれの発行枚数は各企業が発表した時点のものなので、ある程度、古いデータが含まれてしまう点はご了承ください(3月に発表した企業もであれば、6月に発表したものもあるということ)。

電子マネー名 発行枚数 前年比
楽天Edy 1億1,250万枚 +7.3%
Suica 7,161万枚 +12.4%
nanaco 6,223万枚 +10.9%
PASMO 3,628万枚 +6.7%
iD 2,950万枚 +16.1%
ICOCA 1,845万枚 +17.7%
QUICPay 888万枚 +51.5%
manaca 621万枚 +10.0%
nimoca 366万枚 +11.5%
PiTaPa 322万枚 +3.6%
TOICA 265万枚 +9.5%
SUGOCA 252万枚 +14.5%
uniko 214万枚 +10.9%
Kitaca 137万枚 +16.1%
はやかけん 117万枚 +18.1

今年も発行枚数1位は楽天Edy:

ご覧のように2018年時点での電子マネー発行枚数でも、楽天Edyが断トツの1位。

ただ昨年の記事でも書かせていただいたように、楽天Edyは過去のバラ撒きによって発行枚数が伸びた経緯があるので、実際に電子マネーとして使われているのはそのうちの半分程度と思っておいたほうが無難かもしれません。

実際、1ヶ月あたりの利用件数についてはSuicaやnanacoに遠く及ばず、PASMOと同等くらいの件数となっています(楽天Edyが約4,130万件なのに対し、PASMOは約4,370万件)。

Suica&nanaco陣営は盤石:

対するSuica陣営とnanaco陣営は盤石ですね。

発行枚数が前年同期比で10%以上伸びただけでなく、1ヶ月あたりの利用件数についても下記のように増加中。

  • Suica:1億3,214万件(前年比18.6%増)
  • nanaco:2億150万件(前年比9.0%増)

これはますます楽天Edyとの差は開くばかりなのかなという気がします。楽天Edy側でなんらかの対策を講じないと、楽天さん、ほんとピンチです。

QUICPayの伸び率がすごい:

次に、特筆すべきだなぁと思うのが、後払い型の電子マネーであるQUICPayの伸び率。

なんと2017年比で51.5%も発行枚数が増加…と、とんでもなく普及した1年になったように思います。

Apple Payによる普及:

では、なぜこれほどまでにQUICPayの発行枚数が伸びたのかというと、これは間違いなくiPhone版のおサイフケータイ機能である「Apple Pay(アップルペイ)」による影響によるもの。

iPhone8やiPhoneX、iPhoneXR等の対応スマホが普及した結果、それに応じてQUICPayの発行枚数が増えた形となります(楽天カードやJCBカード等をiPhoneに登録すると、それがQUICPayとして認識されて利用できるようになる)。

  • QUICPay伸び率:51.5%
  • iD伸び率:16.1%

詳しくは下記記事を参考にどうぞ。

news.cardmics.com

イオン系のWAONは非公表に切り替え:

イオン系の電子マネーであるWAONは2017年より発行枚数を非公表に切り替え。

2017年時点でのWAON発行枚数は6,660万枚なので、今年も順調に伸びているとすると7,000万枚をちょっと超えたあたりで着地しているものと思われます。

だいたいSuicaやnanacoと同等に使われている電子マネーといったところですね。

電子マネーの今後はやや伸びが鈍る?

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ここまで2018年最新の電子マネー発行枚数ランキングを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

ご覧のようにどの電子マネーも発行枚数が伸び、業界全体が明るい雰囲気に包まれている状況がありますが、この先についてはやや曇りマーク。

というのも2018年に新しく誕生したPayPayやLINE Payといったスマホ決済(QRコード決済)が一気に普及すると、従来型の電子マネー利用が鈍る可能性があるためです。

業界全体が盛り上がればそれでOK:

ただキャッシュレス決済という業界全体で考えれば、スマホ決済の普及は電子マネー陣営にとっても歓迎したい流れのはず。

脱現金払いの動きが活発になると電子マネーそのものに対する抵抗感も薄れていく可能性大なので、クレジットカードやデビットカードを含め、うまく業界全体の底上げに繋がればいいなと思います(クレジットカードの基礎知識は下記ページ参照)。

以上、主要電子マネー15種類の発行枚数をランキング形式で紹介(2018年版)!前年比で発行枚数が伸びたのはやはりQUICPayでした…という話題でした。

参考リンク:

この機会に電子マネーを使ってみようかな…という方は下記記事も参考に。日本国内で流通している、主要な電子マネーと使える場所について解説しています。

news.cardmics.com

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