今回はiPhoneなどのスマホに取り付けることでクレジットカード決済を可能にする「Square(スクエア)」を徹底解説した記事を書いてみたいと思います。
『お店にクレジットカード決済を導入したい!』とか、『カード決済機を導入したいけど設置費用が高いのはちょっと…』と考えている経営者の方は是非、この記事を参考にSquareカードリーダーの魅力を知ってみてください。
きっともっと早く知っておけば…と、後悔すること間違いなしですよ。
- Squareの基礎知識:
- Squareの審査について:
- Squareリーダーを使うメリット:
- Squareのデメリット、悪い点:
- 楽天ペイとの比較:
- Squareカードリーダーの販売店:
- よくある質問とその答え:
- Squareリーダーを導入してみよう:
Squareの基礎知識:
Square(スクエア)とは?
まず、Square(スクエア)とはどんなサービスなのか…というと、携帯電波などのインターネット回線を利用したクレジットカード決済のこと。
契約すればiPhone、AQUOSフォン、GALAXY等のスマホでクレジットカード決済が可能になるので、今、気軽に導入できるカード決済機として人気になりつつあるのです。
写真を見るSquareのイメージ:
…と、カンタンに文字で説明させていただきましたが、文字での解説よりも写真を見てもらったほうがSquareのサービス内容がわかりやすいと思うので、Square公式より画像を転載させていただくとこんな感じ。
Squareカードリーダーと呼ばれる読み取り装置をスマホに接続し、その装置にクレジットカードを読み込ませることで決済処理を行う流れです。
- 左側:磁気ストライプ決済の様子
- 右側:ICチップ決済の様子
ご覧のように従来型の磁気ストライプ決済にも、近年主流になりつつあるICチップ決済にも対応していることがわかります。
Square導入に必要なもの:
ここまででなんとなくSquare決済のイメージがわかってもらえたかと思いますが、では、Squareというサービスを使い始めるために必要なものにはどんなものがあるのでしょうか?
箇条書き形式で紹介させてもらいます。
1.Squareカードリーダー
Square決済導入のためには当然ながら、Square社の製品であるSquareカードリーダー(税込7,980円)が必要。
こちらはAmazonでも売られているほど普及しているリーダーなので、Square公式で購入するもよし、Amazonなどの販売店で購入するもよしです。
※同時にSquareと契約をするつもりがあるならAmazonで買うよりも公式サイト経由で買ったほうがサポートやトラブル対処が期待できるメリット有り。
2.通信可能なスマホやタブレット
Square決済導入に必要なもの、2つ目は通信可能なスマートフォンです。
これはiPhoneでもGALAXYでも、AQUOSフォンでもXperiaでも構いません。とにかく通信可能なスマートフォンがあればSquareカードリーダーを装着可能&クレジットカード決済が可能になります。
また、iPad、ZenPad、NEXUS等のタブレット端末でもSquare決済は利用可能。
- iPhone:利用可能
- Androidスマホ:利用可能
- iPad:利用可能
- NEXUS:利用可能
とにかく携帯電話会社の電波を利用できるか、Wi-Fiなどを通じてインターネット通信可能なスマホ&タブレットであればSquareを使えるので、Square用に新規購入する必要はありません。
カードリーダー以外の初期投資不要です。
3.(あると便利)プリンタ
Square導入に費用なもの、3つ目はレシート印刷用のプリンタです。
こちらを導入すればSquareでクレジットカード決済をした情報を、そのままお客さんにレシートとして渡せるようになるのですが、ネックはその初期費用。
安いものでも3万円ちょっと、しっかりした据え置き型のプリンターを購入する場合には5万円程度のお金がかかってしまいます。
但し、プリンタは「あれば便利」というもの。
お客さんの数がそれほど多くないという場合や、クレジットカード決済を証明するレシートが不要なお客さんも結構多いので、そういった場合には100円均一ショップで売られてるような領収書で代用するのもひとつのアイデアですね。
- お金に余裕がある場合:プリンタ導入がおすすめ
- お金に余裕がない場合:100均の領収書で対応
また、Squareではレシート情報をお客さんのメールアドレスに直接送信することも可能なので、『俺はクレジットカードを利用した証拠が残るレシートが欲しいんだ!』と主張するお客さんがいたら、メール送信で対応すればOKです。
お会計が正常に完了した後は、デジタルレシートをメールまたはショートメッセージサービス (SMS) で送信したり、紙のレシートを印刷したりできます。
加盟店手数料率について:
次にSquareの加盟店手数料については下記の通り。
比較項目 | 手数料率 | 備考 |
---|---|---|
Visa、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブ | 3.25% | VisaカードやMastercardなど、利用者が多いクレジットカードの加盟店手数料は3.25%です。 |
JCBカード | 3.25% | 日本の国際ブランドであるJCBカード決済も、手数料が3.25%に引き下げられました。 |
手入力によるクレジットカード決済 | 3.75% | Squareリーダーを使わず、カード番号と有効期限を手入力して決済した場合の手数料は3.75%。 |
備考欄に記述した通り、Squareでは多くの方が利用しているVisaカードやMastercardの加盟店手数料が3.25%に設定されているので、クレジットカード会社との直契約や、決済代行業者にお願いしてカード決済機を導入するよりも加盟店料率は低め。
特にレストランなどの飲食店経営者にとってみると、この3.25%という数字は非常に魅力的に映るのではないでしょうか?
すでにカード決済を導入済みだという店舗でも、乗り換え価値のある料率だと言えます。
JCBカードの加盟店料率も引き下げられた:
過去、加盟店手数料が高めに設定されていたJCBカードも、現在では3.25%に変更済み。
Visa、Mastercardと同等の手数料となっているので、Squareを導入すれば幅広いクレジットカードに対応可能となります。
年会費や解約手数料などは?
その他、Squareを利用する上で必要な費用については下記の通り。
比較項目 | 費用 | 解説 |
---|---|---|
月額利用費 | 無料 | Squareでは月会費や年会費の類は一切かかりません。 |
解約手数料 | 無料 | Square社との契約を解約した場合の費用は0円です。 |
キャンセル手数料 | 無料 | クレジットカード決済をキャンセルした場合の費用も無料です。 |
トランザクションフィー | 無料 | カード決済1回ごとにトランザクションフィーがかかることはありません。 |
振込手数料 | 無料 | カード代金の入金にかかる振込手数料も無料です。 |
このようにSquareではクレジットカードの加盟店手数料以外の費用がかかることはありません。
たとえ年に1回しかクレジットカード決済を利用しない場合でも、月に1,000回クレジットカード決済を使うという経営者でも、どちらもかかってくる費用は加盟店手数料のみ。
それゆえ、固定費を心配することなく変動費負担のみで導入できるのは大きなメリットといえます。
決済手数料のみで運用できる
月額固定費など、決済手数料以外の費用はかかりません。5つの主要ブランドは3.25%でご利用いただけます。
決済代理店等を通してクレジットカード決裁機を導入した場合には、こうはいきません。
トランザクション費用も無料:
同様にちょっと難しい話になりますが、クレジットカードのトランザクションフィー(トランザクション費用)もSquareでは無料。
これなら極端な話、100円、200円といった少額決済でも無料なので、『うちの店は客単価が安いからなぁ…』なんて店舗経営者の方も安心してSquareを導入してもらえればなと思います。
- トランザクション費用あり:客単価が安い店には導入できない
- トランザクション費用なし:客単価が安い店にも導入可能
※1回100円未満の決済は受付不可。決済金額は100円以上である必要性ありです。
振込手数料も無料:
あと、Squareではクレジットカード代金振込にかかる入金手数料も無料です。
振込手数料
入金の際の振込手数料はSquareが負担しますので、加盟店様に振込手数料が別途かかることはありません。
これはカード決済の総額が1,000円未満でも、100万円以上だった場合でも同じ。
とにかくSquare側からの入金で振込手数料が別途かかることはないので、そういった意味でも客単価が安い店舗経営者にSquareはおすすめかもです。
Squareの審査について:
基礎知識がわかったところで、次はSquareのクレジットカード決済導入をする上で乗り越えなくてはいけない「審査」について書いていこうと思います。
Square決済導入には審査がある:
Squareの審査とは、あなたのお店がSquare側の基準に沿ったお店かどうかを確認&判断する作業のこと。
基本的にお店を運営している方の場合には、よほどのことがない限り審査落ちしないのですが、事業内容や申込情報に怪しい点がある際には審査落ちする場合もあるそうです。
- Squareの基準に沿ったお店だった場合:導入可能
- 基準に沿っていないお店だった場合:導入不可
では、どんな点が審査にて確認されるのか…は、残念ながら非公開。正直なところ、申込してみない限りはわからないのが実情でしょう。
決済導入が出来ない業種・ジャンル:
それでもSquareの公式サイトをくまなくチェックしてみると、Square審査に繋がる情報があるのでいくつか共有させてもらいます。
一つ目は、Square決済では対応できない業種や販売商品があること*1。
加盟店様には、この利用規約を通じて、以下の事業や事業活動に関係するカード決済を受け付けないことに同意していただいています。(但し、以下に限るものではありません)
- ギフトカード
- クーポン
- 割引券の類
- 現金、通貨
- 航空券
- 割引チケット
- 収入印紙
- 切手/切手付きはがき
- 定期券の類
- プリペイドカードや小切手、リース商品を含む金融商品やサービス等
- 引換券の類
- 市場性のある有価証券
- 現金や製品、サービス等と容易に引き換えが可能なものの類
- 成人向けの商品やサービス(インターネットや電話、印刷媒体など媒体は問わない)
- 賭博(宝くじ、カジノのチップ、レース場外での賭博、パチンコ、スロット等を含む)
- 投資や投機などの管理事業
- 刺青やタトゥー
- 質屋業
- 探偵業
- 不動産仲介手数料
- 相互扶助、相互保険等
- 占いや超自然的なサービス
- インターネットオークション
- 無許可の運営事業
- 商用以外での使用
- 2ヶ月間を超え、かつ5万円を超える価格の継続的役務(いわゆるエステティックサロン事業においては1ヶ月間を超え、かつ5万円を超える価格の継続的役務の場合に該当します。詳しくは以下の特定商取引に関するヘルプセンター記事にてご確認ください。)
例をあげると成人向けのサービスや、投資、占い、探偵業、不動産仲介などに使えない点は注意が必要ですね。キャバクラやスナック等の夜のお店の方は申込するだけムダかもしれません。
反面、ガールズバーなどの「グレーな業種」では審査に通る場合もあるようなので、Square審査への申込に挑戦してみるのは手。
Squareのカードリーダー購入前であれば審査落ちしても負担0円ゆえ、これで加盟店手数料が低くなるなら試す価値アリです(申込はこちらから)。
商用以外での利用はダメ:
同様にSquare(スクエア)では商用以外での利用も対応不可。
- 寄付金募集:不可
- 親や子供への仕送り:不可
- お年玉:不可
- 友達へ貸したお金の回収:不可
- 結婚式のご祝儀:不可
- お葬式の香典:不可
こういったものでもカード決済が使えると世の中、便利になるのになぁ…とは思いますが、無理なものは無理だとご理解ください。
JCB+ダイナースクラブは別途審査あり:
尚、Squareで決済可能になるのはVisaカードやMasterCardだけでOK…という経営者の方であればこれで審査は完了になるのですが、JCBカードやダイナースクラブカードの決済も受け付けたい場合には、別途JCBによる審査を受けていただく必要性があります。
- JCBやダイナースクラブも取扱したい:別途審査必要
- JCBやダイナースクラブは不要:審査不要
こちらもSquareの入会審査同様、JCBによる審査内容は非公開。どのような審査が行われるかは公開されていません。
Squareにおける審査に加えて、VISA・Mastercardカードのお取り扱いは三井住友カード株式会社、American ExpressカードはAmerican Express International, Inc.、JCB・Diners Club・Discoverカードのお取り扱いは、株式会社ジェーシービーによる審査が必要です。
JCBによる審査の基準や審査結果に至った理由については、審査業務の性質上、一切開示されておりません。また、審査は都度個別におこなわれておりますので、いままでに他社のサービス等でJCBの受け付けをされていた場合であっても、審査に通過しない場合もございます。
JCBによる審査が非承認だった場合でも、Visa、MasterCard、AmericanExpressカードのご利用は続行いただけます。しかしながら、Squareではお客様に安全に、安心してご利用いただくために常に安全管理に努めており、いかなる時でもアカウント確認および審査を行うことがあることをご了承ください。
その後、晴れて2つの審査に通過できた場合には、Squareカードリーダーで日本国内に流通している99%以上のクレジットカード決済を受付可能な状態になります。
Square決済導入まで流れ:
まとめます。
Squareのカード決済を自店舗に導入したいなら、下記のような流れでSquareに申込みをするのがおすすめ。
- 無料アカウント開設(公式サイトにて可能)
- カード決済の有効化
- アプリをダウンロード
- カードリーダーの購入
Step 1: 無料アカウントを作成
必要情報の登録完了後に審査が開始されます。
- メールアドレス
- 登録者情報
- 事業内容
- 入金先口座情報
Step 2: カード決済の有効化
最短申込み当日からカード決済が可能。通常3〜5営業日で登録のメールアドレスに審査結果をお知らせします。
Step 3: アプリをダウンロード
App StoreまたはGoogle Playから「Square POSレジ」を検索してください。もちろん、アプリは無料です。
Step 4: IC カードリーダーを購入
リーダーは税込7,980円。公式オンラインショップなら送料なし、約1週間でお届けします。
ご覧いただいたように、兎にも角にもSquareに申し込みをし、あなたの店舗やサービスでクレジットカード決済が導入可能かどうかを確認してもらうことが非常に大事。
これをせずに先にカードリーダーを購入してしまうと審査落ちした際にムダな時間を取られてしまうので、まずは審査に通るかどうかを確認してみてください。
- 先にカードリーダー購入:審査落ちした後に面倒
- あとでカードリーダー購入:審査通過した場合のみ購入できる
もちろん審査料金は0円。
通るかどうか心配な方もSquareに申し込みあるのみですよ。最短、申し込みをしたその日のうちに審査結果が判明します。
Squareリーダーは返品受付してもらえる:
残念ながらSquare社の審査に落ちてしまい、購入したSquareリーダーを使うことがなくなってしまった…という場合には、Square側に返品をして購入代金の返金をしてもらうようにしてください。
- 審査突破:そのまま利用
- 審査落ち:返金を願い出る
条件付きではあるものの、返品&返金に応じて貰えるはずです。
Squareリーダーを使うメリット:
ここでやっと、Squareリーダーを使うメリットについてまとめておきます。
社長や店長という責任ある立場の方はもちろん、上司にSquare導入を提案してみたいという方もじっくりとご覧ください。
初期投資費用が非常に安い:
Squareクレジットカード決済導入のメリット、1つ目はやはり初期導入費用が非常に安く済むという点。
かかるのは基本的にSquareカードリーダー代のみとなるので、どんな小規模な店舗経営者の方でも負担少なく導入が出来ることでしょう。
- 初期費用:0円
- 事務手数料:0円
- 月額利用料:0円
- アプリ利用料:0円
試しにクレジットカードを導入してみようかな…と考えている経営者にも安心です。
小規模ビジネスや個人商店でも導入しやすい:
また、『うちのような小規模ビジネスではクレジットカード決済が導入できないんじゃないかな…』と心配している方も、Squareなら間違いなく審査してもらえます。
実際、社員1人のスモールビジネスや3坪程度しかない小型店舗でもSquare決済の導入事例は豊富にあるので、自己判断せず、申し込み挑戦してみてください。
下記イラストのように盆栽屋や山岳ガイドだってSquare導入は可能です(転載元はこちら)。
運営場所や店舗形態を選びません。
加盟店手数料が安い:
Square利用のメリット、その2は加盟店手数料が低めな点。
特にVisaカード、Mastercard、JCBカード、アメリカン・エキスプレス・カード、ダイナースクラブの5つの国際ブランドを3.25%という低い加盟店手数料で対応してくれるのは、小規模な小売店やレストランにとって有り難い利率になるのではないでしょうか?
- 一般的な加盟店手数料:小規模店舗だと4~7%程度
- Squareの加盟店手数料:どのクレジットカードも3.25%
1万円決済をしても325円、10万円でも3,250円の負担のみですから、クレジットカード手数料が経営に大きな影響を与えることもありません(下記表はVisaやMastercard決済に対応した場合の手数料負担例)。
決済金額 | 手数料率 | 手数料金額 |
---|---|---|
100円 | 3.25% | 3円(端数は四捨五入) |
1,000円 | 33円(端数は四捨五入) | |
1万円 | 325円 | |
10万円 | 3,250円 | |
100万円 | 3万2,500円 | |
1,000万円 | 32万5,000円 |
飲食店の方は乗り換えなくちゃ損:
ちなみに。
居酒屋、洋食店、中華料理屋などのクレジットカード決済を導入済みのお店って、どこもだいたい5%前後の加盟店手数料が取られているものなんですよね。
下手すると7%請求されてるお店なんかも多いはず。
そう考えるとSquareに乗り換えない理由はないので、経費を少しでも圧縮したいと考えるなら、この機会にSquareに申し込みの上、審査に通るかどうかを確認してみてください。
Square審査に通過できた場合には、それだけで経営がグッと楽になると思います(加盟店手数料を引き下げる方法は下記記事参照)。
入金サイクルが早い:
Square利用のメリット、3つ目は入金サイクルの速さ。
なんとSquareでは最短翌営業日に入金がされるので、資金繰りが悪化するからとクレジットカード決済導入を見送ってきた経営者であっても、安心して導入が可能です(下記はみずほ銀行や三井住友銀行を振込先口座に指定した場合&祝日がない場合)。
- 月曜にカード払いを受付→入金は火曜日
- 火曜にカード払いを受付→入金は水曜日
- 水曜にカード払いを受付→入金は木曜日
- 木曜にカード払いを受付→入金は金曜日
- 金曜から日曜にカード払いを受付→入金は月曜日
三井住友銀行・みずほ銀行の口座の場合
三井住友銀行またはみずほ銀行の口座をご登録の場合は、決済日の翌営業日に入金されます。
仮に毎日、お客さんの誰かしらがクレジットカード決済をするようなお店やサービスの場合には、平日には毎日、Square社からの入金があることになります(100円や200円しか売上がない日でも入金してくれる)。
他の銀行口座に振り込んでもらっても早い:
但し、翌営業日にクレジットカード利用代金を振り込んで貰えるのはみずほ銀行か、三井住友銀行を受取り口座に指定した場合。
その他の三菱UFJ銀行、りそな銀行、SBI新生銀行などの大手銀行や、楽天銀行や住信SBIネット銀行などなどといったネット銀行を入金口座に指定した場合には、下記のように1週間分をその次の金曜日に振り込んでもらう形になるので、最大で10日程度、入金までに時間がかかることになります。
- 木曜~水曜までのカード代金→2日後の金曜日に入金*2
その他の金融機関口座の場合
三井住友銀行とみずほ銀行以外の金融機関口座をご登録の場合、毎週水曜日で締め、同じ週の金曜日に合算で入金されます(毎週木曜日 午前 0 時から翌週水曜日 23 時 59 分までのカード決済額が、翌週金曜日に入金されます)。
ただそれでも一般的なクレジットカード加盟店契約よりは入金が早いため、資金繰りにそれほど困っていない方はこちらでも充分なんじゃないんでしょうか?
- みずほ銀行&三井住友銀行への振込:最短翌営業日
- 他の銀行への振込:木曜~水曜の代金を金曜日振込
もし『いや、1日でも早く入金してもらわないと困る!』という場合には、三井住友銀行かみずほ銀行に口座開設をした上で、Squareのクレジットカード決済を活用してもらえればなと思います。
振込手数料が無料:
Square決済を導入するメリット、4つ目はSquareでは振込手数料も無料だという点。
- 通常の加盟店契約:1回振込ごとに324~864円の手数料が必要
- Square:振込は金額を問わず無料
振込手数料
入金の際の振込手数料はSquareが負担しますので、加盟店様に振込手数料が別途かかることはありません。
仮に月に20日以上、クレジットカード経由の売上がある店舗なら、これだけで年間10万円前後の費用差になってくるので、無料でカード代金を振り込んでくれるのは有り難い限り。
もちろん100円や200円の売上しかなかった場合でも、振込手数料無料で銀行口座に入金をしてくれる点も地味に嬉しい箇所でしょう。
たとえ100円しか売上がなかったとしても入金手数料無料で振込してくれます(Squareは1回あたりの最低決済金額が100円に設定されているのでそれ以下はない)。
振込先銀行を問わず、手数料無料:
ちなみにSquareが入金手数料無料で振込をしてくれるのは、みずほ銀行や三井住友銀行だけではありません。
日本国内にある主要な銀行をはじめ、地方銀行、信用金庫、労働金庫などなど、国内の銀行であればどの銀行でも問題なく振込に対応してくれますよ。
こういった面でも使いやすいです。
導入までが早い:
Squareのメリット、5つ目はクレジットカード決済導入までのスピードが早い点。
下記引用部分にもあるように、場合によってはSquare申し込みをしたその日のうちに、クレジットカード決済受付が可能になる場合もあるくらいです。
最短で申込み当日から利用可能
カード決済の申込みはすべてオンライン、数分程度で完了。最短当日から利用できるので、イベントでの利用や、営業開始直前の申込みでも間に合う可能性あり。
そのため、今度イベントでお店を開くからそれまでにクレジットカード決済を導入したいとか、今使っているクレジットカード決済機が故障してしまったので、臨時の決済機をお店に導入したい…などといった、急ぎでカード決済導入したい経営者の方にSquareは最適。
遅くても2~3日程度でクレジットカード決済の導入が出来るものと思います。
JCB決済導入にはやや時間が必要:
尚、Square審査の項目でも説明させていただきましたが、SquareではVisaカードやMastercard決済に対する審査と、JCBカードやダイナースクラブカード決済の審査は別々なので、JCBカード決済まですべて導入しようと思うと、最短でも5~7日程度はかかります。
- VisaやMastercard取扱:最短、即日導入可能
- JCBやダイナースクラブ:最短でも2~3週間程度は必要
Squareのアカウントを作った後、どれくらいで使えるようになりますか?
Squareアカウント作成後、Visa、Mastercard、American Expressの決済については審査期間として通常1~3営業日程度をいただいています。
最短の場合、アカウント作成当日からご利用可能です。
JCB、Diners Club、Discoverについては、別途株式会社ジェーシービーによる審査(通常2~3週間程度)が完了し次第ご利用いただけます。
まぁVisaカードやMasterCardの取扱が開始できれば充分…と考えるお店も多いと思うので、JCBカード導入が遅れること自体はそれほどデメリットではないのかもしれません。
POSレジとの連動も魅力:
Square決済導入のメリット、6つ目はSquare社のPOSレジアプリである「Square POS(スクエア・ポス)」と連携利用できる点です。
『POSレジって?』という方のために念のため説明しておくと、POSレジとはお店の売上を管理できるレジ・システムのこと。
たぶん、昔ながらのレジに、売上集計や在庫管理機能が付いたものを想像すればわかりやすいかもしれません。
下記のように販売商品とその在庫数を登録しておくと、今日1日、どれだけの売上があって、どの商品の在庫が無くなりそうかといった情報がわかります。
保留会計と個別精算
注文伝票を保留しておくと、お客様がお帰りの際に会計することができます。カードと現金や、複数人で別々で、など伝票を分割した支払いも可能です。
リアルタイムで在庫管理
商品の価格、名前、在庫数などの詳細はいつでもリアルタイムで変更可能。在庫管理の設定で、在庫数が少なくなった際には通知メールも送信できます。
Square POSの利用料は無料:
そんな高機能なSquare POSですが、実は年間利用料が完全無料のソフトウェアのため、導入費はなんと0円です。
つまり従来型の高いレジスターを購入するのではなく、タブレット端末にSquare POSレジアプリをダウンロードして利用をすれば、開業時のレジ購入資金も0円になるってこと。そういった意味でもSquareがお得なんです。
- お店用にPOSレジを購入:安物でも数万円程度はする
- Square POSを利用:導入費用は0円*3
もちろんこのPOSレジアプリもSquare社の製品のため、Squareカードリーダーとの相性抜群。
クレジットカード売上の管理も楽チンなので、これからお店を開業する予定だという方はSquare POSとSquareカードリーダーのセット導入を検討してもらえればなと思います(Square POSの詳細はこちらから)。
店舗を持たない事業者でも導入可能:
Squareのメリット7つ目は、店舗を持たない事業者でも導入可能な点。
ここまで解説してきたように、Squareでは通信可能なスマホやタブレット端末があればクレジットカード決済できるので、たとえば屋久島や立山連峰などを案内する山岳ガイドや、訪問型の家庭教師の方であってもクレジットカード決済が導入できるメリットがあります(下記はその一例)。
- 山岳ガイド:山の中でもカード決済可能
- 家庭教師:訪問先の家庭でもカード決済可能
- 個人タクシー:移動中にカード決済可能
- 観光地の人力車:道端でもカード受付可能
- フードトラック:移動先でカード決済可能
- パンの移動販売車:車の中でカード決済可能
- 引越し業者:引っ越し先でカード受付可能
- 昼食の出前:訪問先の玄関でカード受付
反面、従来の据え置き型のクレジットカード決済機は、そもそも持ち運ぶことを前提に作られていないので移動中の決済はできません。
まぁクロネコヤマトや佐川急便などの業者が利用しているクレピコ等の端末を導入すればカード決済できるかも…ですが、Squareのように初期費用を抑えることは難しい話。
そのため、資金力のない中小小売店&飲食店経営者だと、Squareがベストな選択肢となることでしょう。
目の前で決済することが大事:
もうひとつ。
Squareのカードリーダーを利用すれば、お客さんの目の前でクレジットカード決済できるメリットもあります。
- 据え置き型決済機の場合:カードを預かった上で決済
- Squareリーダーの場合:カードをその場で決済
やはりお客さんとしてもカードを店の奥のほうに持って行かれて決済されると、目の前で決済してもらうのとでは安心感が段違いなので、お客さんの信頼を失いたくない経営者の方にもSquareは有効かも。
その場でサッとカードリーダーを取り出し、滑らかにカード決済をしたら評価してくれるお客さんもきっと増えると思いますよ。
継続課金、月額課金にも対応:
Square決済を導入するメリット、8つ目は継続課金や月額課金にもSquareは対応している点です(引用はこちら)。
従来、事業者がクレジットカードの自動引き落としに対応するには、登録時にも、顧客の引き落としカードの情報を登録する際にも、面倒で時間のかかる書類手続きが必要でした。また、決済手数料と入金サイクルも個人事業主や中小企業には大きな負担となる条件が提示されることが多く、事業規模の小さな経営者にとって自動引き落としは現実的な決済手段ではありませんでした。
Squareは、オンラインでアカウントの登録が完結するため事業者は隙間時間にスピーディに申し込むことができ、面倒な手続きがありません。カード自動引き落としの決済手数料は、業種や事業規模に関係なく業界最低水準の3.75%で、入金サイクルも最短翌営業日と、個人事業主や中小企業でも、かんたんで手頃に導入することができます。
このサービスを利用すれば、塾の授業料の回収や定期刊行物の料金徴収などに非常に便利。
他にも賃貸アパートの家賃回収から、税理士・弁護士の顧問料回収などにも活用可能なので、お客さんからお金を回収するのが毎月面倒だ…という方は、Squareのクレジットカード継続課金を活用してみてください(下記は継続課金で使える例)。
- 賃貸アパートやマンションの家賃回収
- 塾や習い事の授業料
- 雑誌や新聞などの定期刊行物の料金回収
- 弁護士や税理士の顧問料回収
- Webサイトなどの保守メンテナンス費
- 化粧品やサプリなどの定期購入
これでお客さんとのお金のやり取りが減れば、経営上のストレスはグンと減ると思います。
非営利なお金の回収はできない:
尚、『継続課金が出来るなら、町内会費や部費の回収にも使えるな!』と思った方もいるかもしれませんが、こちらは残念ながら対応不可。
Squareはビジネスにおける決済のみが可能なので、継続課金&定期課金であってもこの原則は一緒です。
Squareのデメリット、悪い点:
ここまでたっぷりとSquareの良い面を解説させていただいたので、反対にSquareのデメリットについてもちゃんと取り上げておこうと思います。
Squareリーダーを導入するなら、これらの点を理解した上で申込くださいね。
nanacoや楽天Edy決済に対応してない:
Squareのデメリット、1つ目はnanacoや楽天Edyといった主要な電子マネー決済、そしてd払いやLINE PayといったQRコード決済に対応していない点です。
対してSquareのライバルサービスである楽天ペイやAirPAYではSuica以外の電子マネーや主要QRコード決済に対応済み。
- 楽天ペイ…クレジットカード+各種電子マネー+楽天ペイ
- AirPAY…クレジットカード+WAONを除く各種電子マネー+PayPay&LINE Pay等
- Square…クレジットカード+Suica等+PayPayのみ
受付可能な決済サービスの幅がやや劣ります。
Squareにも独自の魅力あり:
それじゃSquareじゃなくてライバルサービスである楽天ペイやAirPAYのほうがいいのか…といえば、それは当然ながらケースバイケース。
クレジットカード&Suicaで十分だと思う経営者もいれば、いやいやnanacoやWAONも使えないとちょっと…という場合もあるかと思いますので、どれにするか悩まれる方は下記記事を参考にしてみてください。
モバイル決済主要3サービスのメリット・デメリットをわかりやすく比較しています。
分割払いやボーナス払い対応ができない:
Square決済のデメリット、2つ目は分割払いやボーナス1回払いといった支払い方法が選択できない点です(支払い方法については下記記事を参考に)。
とりわけ1万円以上の高額商品を販売しているお店の場合には1回払いのみの受付だと困る場合もあると思うので、『うちは分割払いやリボ払いも受け付けたい!』と思う経営者はモバイル決済以外を検討したほうが良い場合もありそうです。
ショッピングクレジットなどで代用:
ちなみに。
それじゃ高額商品を販売している小売店だとSquareは不向きなのか…といえばそんなこともありません。
たとえばショッピングクレジット決済をお店に導入し、分割払いを希望するお客さんにはそちらを奨めてみるとか、1回払いをした後にあとからリボを使うことをお客さんに提案してみるとか、やり方はいくらでもあるように思います。
そのくらいSquareの加盟店手数料の低さ&入金サイクルの早さは魅力的なので、高額決済だからといって諦めないようにしてみてください。
それが「経営」ですよ。
楽天ペイとの比較:
主要モバイル決済である楽天ペイとSquareを比較すると、楽天ペイのほうが取り扱い可能な電子マネーの数が多い分だけ魅力的にうつることがあるかと思いますが、ではSquareが楽天ペイより優れている部分にはどのようなものがあるのでしょうか?
参考までに4つほどあげてさせてもらいます。
1.どの銀行に対しても振込手数料無料:
Squareが楽天ペイよりも優れている点の筆頭はこれ。
都市銀行、地方銀行、信用金庫、ネットバンクを問わず、どの銀行に対しても手数料無料で振込をしてくれる点です。
- 楽天ペイ:楽天銀行への入金なら無料
- Square:国内銀行への入金なら無料
反面、楽天ペイの場合には楽天銀行への入金手数料は無料ですが、他の銀行への振込については有料での対応。
そのため、楽天ペイを利用する方はわざわざ楽天銀行に口座を開設したり、楽天銀行口座からメインバンクへの振込手数料がかかるというデメリットがあると言えます。
入金サイクルを考えるとメリットではない場合も:
但し、楽天ペイだと楽天銀行への入金は365日、いつでも「翌日(土日などの休みの場合でも入金がある)」に対応してくれるメリットも。
この点、Squareだとみずほ銀行&三井住友銀行への入金なら「翌営業日(休みの場合には次の営業日ということ)」に入金があるため迅速ですが、その他の銀行だと最大9日程度の入金遅れが出てくる点はデメリットかも。
- 楽天ペイ:楽天銀行へなら翌日入金
- Square:みずほ銀行&三井住友銀行には翌営業日入金
つまり『どうしても楽天銀行に口座なんて作りたくない!』、『楽天銀行から資金を移動させる際の振込手数料が気になる!』、『法人の管理口座は1つだけにしておきたい!』という店舗経営者や企業の方には、Square利用にメリットがありそうです。
2.モバイル決済導入までのスピードが早い:
2つ目はクレジットカード決済導入までのスピードが、Squareのほうが早いこと。
『とにかくすぐにでもクレジットカード決済を導入したいんだ!』という方は、楽天ペイよりもSquareのほうが向いているのかも。
- 楽天ペイ:審査完了までに時間がかかる(1~3営業日)
- Square:最短当日から利用可能
ビックカメラやコジマ店頭でSquareリーダーを購入すれば最短で即日、クレジットカード決済をすることも可能です。
急ぎでカード決済を導入しないといけない場合に:
特にお店のクレジットカード決済端末が壊れてしまった、売上が大きいので1日でも早く加盟店手数料を引き下げたい…といった「急遽、カード決済を導入しなくちゃいけない理由がある」場合などにSquareは最適。
とにかく1分1秒でも早く、クレジットカード決済導入が必要な場合にお使いください。
3.POSレジとの連携にメリットあり:
Square(スクエア)が楽天ペイと比較しても優れている点その3としては、SquareにはSquare公式のPOSレジアプリ「Square POS(スクエアポス)」が存在する点。
Square POSレジを導入するメリット
- 最短申込当日から使用可能:
アカウント登録はオンライン上で数分あれば完結します。複雑な手続きが必要ないので、短期間でキャッシュレス決済を導入できます。
- 費用は決済手数料だけ:
今すぐ無料のアカウントを作成して、POSレジでお支払いの受付を始めましょう。
クレジットカード決済機能とPOSレジを組み合わせれば、店舗会計において出来ることが広がるために、POSも決済も両方導入したい場合には、楽天ペイよりもSquareのほうに強みがあると言えるでしょう。
楽天ペイでも外部POSレジと連携:
反面、楽天ペイではPOSレジが使えないのかといえばそんなことはありません。
楽天側の公式アプリではありませんが、他のモバイルPOSサービスと提携しているので、そちらを利用すれば問題なくPOSレジもクレジットカード決済も導入は可能です。
「スマレジ」 ・ 「poscube」 ・ 「Bionly」 ・ 「ユビレジ」 ・ 「POS+」と機能連携をしております。
それゆえ、モバイル決済とPOSの開発&管理業者は一緒がいいという方はSquare、別々でもちゃんと使えればいい、もしくはクラウド型POSレジを自分で選びたいという方は楽天スペイがおすすめですね(Squareでも他のPOSレジアプリと連携は可能)。
Squareカードリーダーの販売店:
参考までにSquareのカードリーダーを即日購入可能なお店を紹介しておきます。
Square公式で購入するのも手ですが、正規販売店で購入をすれば入手が早くなったり、ポイント獲得等の強みがあるので参考にどうぞ。
Amazon.co.jp:
まず、Squareカードリーダーを購入できる一番おすすめの場所はAmazon.co.jpです。
Amazonで購入すれば翌日にもカードリーダーを入手することが出来るため、自分で買いに行く時間がない…という方に通販は向いていますね(Amazonプライムを利用した場合)。
Amazonならレシート用のプリンター買える:
同時にAmazonなら、レシートを印刷することが出来るモバイルプリンターも購入できてしまうので一石二鳥。
金額は3万円程度から…とちょっとお高めですが、必要な方はクレジットカード決済を使う頻度や期間を考慮した上で判断をしてもらえればと思います(導入が難しそうなら、100円均一ショップで購入した領収書で代替えすればOK)。
ビックカメラ(BIC CAMERA):
大手家電量販店のビックカメラ(BIC CAMERA)でもSquareのカードリーダーは取り扱いがあります。
赤坂店、なんば店、新宿西口店、有楽町店、札幌店、そして新潟店や天神一号店などの首都圏以外のお店でも販売してくれているため、自宅や会社近くにビックカメラがある方は買いに行ってみてください。
在庫があればその場ですぐ、Square用のカードリーダーを入手できるはずです。
ソフマップやコジマ:
ビックカメラ関連の家電量販店であるソフマップやコジマでも、Squareカードリーダーの取り扱いがある場合あり。
特にコジマは地方都市にも出店が多いので、郊外にお住まいの方としてはこちらでの購入が便利かもしれません。
ちなみにコジマは青森県や秋田県、熊本県や沖縄県にも店舗があるのが大きなメリット。
自宅近くにコジマがないかどうかは上記の、店舗一覧より探してもらえればと思います(取り扱いがない場合もあるようなので事前に電話で確認してから行くのがおすすめ)。
よくある質問とその答え:
最後にSquareカードリーダーに関するよくある質問とその答えをQ&A形式で作ってみました。まだまだ気になる部分が多い方はどうぞ。
Q.他社決済サービスからの乗り換えは可能?
『現在、他の決済サービスを使っているんだけどSquareに乗り換えたい。こういった乗り換えって可能なの?』といった疑問をお持ちの方がいるかもですが、Squareは申し込みするだけで使える決済サービス。
それゆえ、他社サービスをそのまま使い続けても問題ありませんし、Squareと併用しても問題がありません。
要は「乗り換え」という概念自体が存在しないので、Squareを使うからといってわざわざ他の決済サービスと提携を終了させる必要がないのです。
使ってみた結果、Squareのほうが良いと思えば他社サービスを契約すればOKですし、併用して外出先でのみSquareを使う…なんてことも可能となります。
使わず放置しても大丈夫:
加えてSquareは月額料金のかかならいサービスなので、契約した後に使わないで放置しても大丈夫。
- 通常の決済サービス:
月額料金がかかるので使わない場合は解約したほうがいい - Squareの決済サービス:
月額料金がかからないので使わない時は机の引き出しに入れておいてOK
残念ながらカードリーダーの購入代金はかかりますが、こういった意味でもSquareは気軽に試せる決済サービスだなぁと思いますね。
経営者が負担すべき先行投資はわずかです。
Q.年に数回しか使わないでも問題ないの?
『Squareと契約するからには、せめて月に何回か使わないと契約を切られるんでしょ?』と思われる方もいるかもですが、こちらは特に規定なし。
極端にいうと年に1~2回程度しか使う予定がなくても強制解約されることはないので、夏のお祭りでだけ使いたいとか、講演会の物販でのみ使いたい…といった使い方でもまったく問題がありません。
お店の決済機が不調な際にも便利:
ほか、お店に導入しているクレジットカード決済機が不調で、年に何回か動かなくなっちゃうんだよなぁ…なんて事例にもSquareは最適。
決済機が壊れた時のみSquareを出して利用するだけで購入率&客単価を下げずに済むので、予備の決済サービスとしてSquareを契約しておくのは手だといえますよ。
経営者なら万が一を想定ください。
Q.サークル活動や自治会費の回収にも使える?
サークル活動費の回収や、自治会のお金集めにSquareを使えるかどうかについては、下記のSquare規約によってNoの可能性大(引用はこちらから)。
6a. 本サービスの利用
本サービスの利用申込みにあたり、加盟店は本規約に定める信用販売取引を行う店舗・施設等を指定のうえ、予めSquareに登録し、承認を得る必要があります。
要するに営利目的のお店や施設でSquareを導入する分なら問題ないのだけれども、ビジネス目的ではない個人(サークル主や自治会長)がSquareを導入するのは審査上、難しいのではないか。
そういうことのようですね。
反面、学校側の支援があるPTA活動や、非営利団体などの団体としての活動実態がしっかりある場合などには、もしかするとSquare審査を通過できる可能性もありそうな感じ。
前述のように個人がそのままビジネス目的以外でSquareに申し込むと審査落ちの可能性が高いですが、それ以外ならケースバイケースで審査に通過できることもある…というのが実情みたいです。
アカウント開設できるかは申込しないとわからない:
まぁSquareの申込自体は無料&審査に落ちたとしても信用情報が傷つくことはないので、どうしてもクレジットカード払いで集めたい費用があるなら申込に挑戦をどうぞ。
申込自体もほんの10分程度で完了するものなので、『うちもクレジットカード払いを導入してみようかな』と悩んだら、口座開設を検討してみてください(下記ページから申込可能)。
Squareリーダーを購入するのはその審査に通ってからでも遅くはありません。
Squareリーダーを導入してみよう:
ここまで長々と、Square決済の基礎知識からメリット&デメリットまでを解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
記事中でも書いた通り、Square社との契約審査は0円で申し込み可能なので、『うちのビジネスにもクレジットカード決済が使えるんだろうか?』と不安に思う方は是非、この機会に審査申込だけでもしてみてください。
無事に審査を通過することが出来れば、あなたのお店も晴れてクレジットカード加盟店になりますよ。
以上、カード決済『Square(スクエア)』のメリット・デメリットをわかりやすく解説!スマホとSquareを使ってクレジットカード加盟店になろう…という話題でした。
参考リンク:
せっかくなのでモバイル決済ではなく、据え置き型のクレジットカード決済端末とも比較してみたい方は下記記事を参考に。
クレジットカード加盟店になる方法やそのメリットについてわかりやすくまとめています。
*1:この審査基準はあくまでSquareのPOSレジサービス向けのものですが、そのサービスと連携しているSquareのカード決済についても同等の審査基準であると思われます(こちらより引用)。
*2:金曜日が祝日の場合には、その次の営業日(通常は月曜日)に振込が行われます。そのため、ゴールデンウイークなどで月曜日も火曜日も水曜日も祝日の場合には、最大で14日程度、振込が遅れることになりますね。それでも他のクレジットカード加盟店契約よりも早いです。
*3:実際にはレシートを印刷するためのプリンタ購入費や、現金貨幣を管理する金庫やキャッシャーの購入が別途必要になるので、そういった意味で完全無料になるわけではありません。ただプリンタは手書きの領収書、金庫は小さなポシェットで代用…みたいなことは出来るため、限りなく開業資金を安くすることは出来ると思われます。