雑談です。
最近、金融知識を増やそうとお金に関する書籍を読み漁っているんですが、節約系の本を読むとことごとく、「コンビニに頻繁に通う奴はお金が貯まらない!貧乏になるだけだ。」とか、「金持ちは定価販売のコンビニなんかには行かない」みたいな主張が展開されているんですよね(下記雑誌など)。
たぶんみなさんも、そんな節約コンサルタントやプライベートバンカー等による主張を一度は目にしたことがあるはず。そのため、『ふーん、そんなもんなのか…』と、節約のためにコンビニから足が遠のいた…という方も少なくないのではないでしょうか?
コンビニで買うのはお金的に損だけど:
これ、確かに言ってることには一理あります。
実際、コンビニは何をとっても高めの価格設定がされていますし、コンビニ弁当を購入して毎日食べているような方はお金に対して無頓着であり、且つ健康に過ごすことが出来ないという意味で損をしているというのは私も納得。
決して的はずれな主張だとは思いません。
コンビニは時間の節約に繋がるメリットあり:
しかし、個人的に言わせていただけるのであれば、コンビニを利用する最大のメリットはお金うんぬんの話ではなく、「時間」の節約ができることだと思うんですよね。
例えば電池ひとつを購入するのに家電量販店まで行っていたら時間の無駄遣いですし、サラダ用ドレッシングが切れてしまったからと遠くのスーパーマーケットまで行くのもナンセンス。
- 電池を買いたい:家電量販店ではなくコンビニのほうが早い
- 調味料を買いたい:スーパーではなくコンビニのほうが早い
- ゴミ袋を買いたい:ドラッグストアではなくコンビニのほうが早い
- ペットフードを買いたい:ペットショップではなくコンビニのほうが早い
もちろん自宅近くにそれらのお店があるなら話は別ですが、そうでないなら時間を節約するためにも私なら積極的にコンビニを利用します。これはたとえ、専門店より販売金額が高くても…です。
金持ちにも2種類いる:
こう書くと『いやいや、俺が知ってる金持ちはドケチで、1円でも損したくないと遠くのスーパーマーケットまで買い出しにいくけど?』と言う方も多いですが、こちらも個人的に言わせてもらえるなら、金持ちにも2種類いると思うんですよね。
この、安ければ時間を惜しまずにどこまでも行く系のお金持ちは、どちらかというと先祖代々の土地などを受け継いで、親の資産でお金持ちになった方の場合。
彼らは出来る限り資産を食いつぶさないよう、時間をかけてでもお金の節約をすることに価値を見出しているのですが、反面、30代や40代のビジネスで財を成したお金持ちの場合には「時間の価値」を知っているだけにそういうお金の節約はしません。
なにせそれらの富裕層は普段から仕事効率だの、生産過程の合理化だの、社員の育成だの最適化に時間をかけている人。時間よりも100円や1,000円の節約を優先する方はひとりも居ないことでしょう。
- 親の資産を受け継いだ金持ち:時間より節約を優先する傾向
- 自分で財を成した金持ち:節約よりも時間を優先する傾向
事実、ビジネスで成功したお金持ちが、『俺は節約のためにタクシーは乗らないことにしている』とか、『節約のために大阪出張は激安の高速バスで行くんだよ』なんて言ってるのを聞いたことがある人は居ませんよね。
そんな感じです*1。
コンビニは使いこなしてナンボ:
話がだいぶ逸れてしまいましたが、こんな風にコンビニなんていうのは使いよう。
前述のように毎日コンビニに入り浸って立ち読みをしたり、コンビニ弁当やカップラーメンを買って帰るというのは言語道断ですが、必要な時に必要なだけコンビニを利用するというのは私はアリだと思ってます。
- ただの無駄遣い:
コンビニで食材のまとめ買いをしたり、毎日のように弁当やカップラーメンを買うこと
- 効果的な使い方:
コンビニで必要ななものを必要な分だけ購入すること
そのため、みなさんもコンビニを利用しなくちゃいけない時があれば躊躇する必要性はまったくなし。
確かにお金の節約にはなりませんが、時間を節約できる分だけコンビニ利用のほうにメリットがありますよ。そして節約できた時間は仕事や勉強の時間にして、将来的な収入アップに繋げましょう!
以上、『節約したいならコンビニに行くな!』や、『金持ちはコンビニなんて利用しない』は本当なのか?私なら時間を節約するためにコンビニを使います…という雑談でした。
参考リンク:
スーパーマーケットやドラッグストアのレジと異なり、コンビニのレジのほうが会計までのスピードが早い…というメリットもコンビニにはありますよね。
実際、ジュース1本を買うのにスーパーに行くと、レジ待ちの行列でゲッソリすることも多いので、そういう時にもコンビニを活用したほうがいいなと個人的には思ってます(コンビニのレジがいかに早いかは、下記記事なども参考に)。
*1:ケチって新幹線のグリーン車や、飛行機のビジネスクラスに乗らない経営者は多いですが、ケチって高速バスや青春18切符で移動する経営者はいません。しかし、親から資産を受け継いだ富裕層の中には、そういうお金の節約方法をする人も多いので、この辺の感覚の差は面白いです。